2023年4月16日日曜日

いちごの鳥虫害対策

4月13日

 いつもになくちゃんと作付けしてしまった?イチゴ。
もういっぱい実をつけてぼつぼつと色づき始めてきたのでちょっとワクワクです。


これから先は目を離すといつの間にか無くなったり、齧られたりで落ち込むのが定番。
カラスやアリにくれてやるのは惜しく、ここまで来たならひとつでも多く人の口に入れたいと思うのは人情、ですね。

防虫ネットを張ってみたり(これは受粉の邪魔になると気づき×)、テグスを張ったり(くぐり抜けられたり嘴をを突っ込まれたりで失敗)、キラキラテープを巡らしたりしてみましたが知恵比べはこの程度、勝てませんでした。

で、今年は新しく資材を入手してちゃんとした対策をしました。
これでどうだ!


始めて使ってみた目合16mmで透明の防鳥ネットです。
カラスやヒヨドリの食害を防ぐのが目的のネット。

カラスは私より頭がいいのでどう出るかわからないけれど、これは下をくぐったり網目から嘴を突っ込んだりはできないでしょう。

この1畝分でネットの値段はおよそ1000円。
この先何回も使うのだからこれくらいのモトは取れるのではという計算をして、購入。

アリ除けの対策もばっちり。
アリ対策容器のつくり方はこちらでご覧ください

中央に見えるヨーグルト容器がアリ除け器

この鳥よけネットはハクビシンにはどうだろう?

ハクビシンはナイロンネットくらいは簡単に食い破っていますが、これは緩く張ってあるので手足に絡みついて思うようには動けないのでは、と想像しますがたぶんそんなにアマクはないでしょうね。

イチゴに関してのハクビシン対策は今のところこれならといった防御策はなく、今年は様子見となりそう。

カラスとアリの対策はできましたが他に、病気に対する策も考えなくてはなりません。
うどん粉病は程度の差はあれ、必ず出ます。
実が腐ったことも一度ならず。

どんどん色づいてから薬は使えないので、今のうちに予防しなくては・・

今回使った防鳥ネットはこれです。


《過去のイチゴに関係する記事》

2023年3月26日日曜日

土の中の害虫は播種前、植える前に手を打つ

 種から育てて本葉5~6枚で10センチほどまで大きくなったキャベツが、2~3日前から元気がなくなりそっと触ったら地表のすぐ下で切れていた。


切り口の状態が分かるように、コンクリートの上に置くと


しまった、ネキリムシだ。
こんなに大きくなってからやられるなんて、あまりないことだ。

でも今回のこの場所でのネキリムシ被害はこれで3本目。
前に2本やられた後でデナポン(ベイト)を株周りに散布したけれど、効かなかったということは土の中に潜伏している。

土の中に潜んで茎を食いちぎるのはタマナヤガらしい。
齧られた位置も土表面より数ミリ下であることからも窺える

経過をさぐれば、なんと、植付時に殺虫剤を混和していない。
忘れてしまったようだ。

植えるときも種を蒔くときも必ずオルトランまたはダイアジノン粒剤を土に混ぜ込んでいるのに、その記録が無い。

11月半ば種まきで12月末には植えて、4月5月には収穫の筈だったのに、悔しい。

農薬は一切使わないと言う家庭菜園主は多いけど、どう防除しているのだろう?
これは未解決のまま長年の疑問。

発芽後や定植後に防虫ネットを設置しても土の中に既に潜んでいるムシには対処できない。
それに有機物を主とする堆肥(牛糞や鶏糞、自作の野菜くずなど)の中には害虫の幼虫や卵は入っているだろうに。

有機(無農薬)農法ではどうするのかと、ちょっと調べてみました。
先ずはネットを使う。
地面に銀色のシートなどを敷いて虫を寄せ付けない。
赤や黄色のテープなどを使う
などで土の表面上での対処方法だけで、土の中のムシには触れられていません。

防虫ネットは私も常に使って、地面より上での防虫効果を感じています。
地面に敷いてある銀色のネットも見かけます(努力の跡)
赤や黄色のテープは数回やってみましたが、効果のほどは疑問。

要は、たぶんハウスの中で栽培する以外には方法はないのだろう。
そこまでやれば有機栽培とも家庭菜園とも言えない。


関連のある過去の記事から








2023年3月24日金曜日

サバイバルを想定し野草を食べてみた 

3月23日

 いざ!サバイバル
となれば糧の一つになろうか?

勝手に生えてうっそうとなってくるカラスノエンドウ。

これが食べられるとの情報を目にし、ほう知らなかった試してみようと、正に我が世とばかりに勝手にはびこっているカラスノエンドウを、摘んできて食べてみた。

味見なので単に熱湯で茹でただけの料理の「お浸し」。


先ずは結論・・
本当になにも食べるものが無いサバイバル状況ならば食べるでしょう。


紫っぽいピンクの可愛い花をつけたカラスノエンドウ。


莢はまだ数が少なく、そして極小さかったのでとりあえず無視。

まだ花が見えない若そうな株から、その葉枝だけを摘んで調理してみました。
こんな感じのところを。


一口噛んだ時に瞬間にふわっと野のセリのような香りが立ち、おおっ!
が、生の時はぺらぺらの葉なのに加熱した葉を噛むと、なかなか嚙み切れないではないですか。むしろ葉柄の方が柔らかいくらい。

結局味と言えるものは何もなし。苦みすらも。
ひたすら筋っぽく、歯の隙間に入ってしまう。

それにごく薄い葉ものだから、加熱すればボリュウムがぐんと減って大勢で食料にできるものじゃなさそう。

今の我が家の菜園にはほとんど何もない状態だから、少しでも美味しく食べられたら使いたいところでしたが、残念。

ペンペングサ(ナズナ)は美味しいということだけど、これも量を採取するのは大変です。
こんなことを言えば、実際サバイバルのような暮らしを強いられている国の人々から袋叩きにされるかな。

天井知らずのような物価の高騰と実質減額の年金生活では、すべて最低価格のものを買っての生活をしながら本当に雑草に頼ることになりかねない不安。

戦後数年の貧しい生活の経験があることを自慢してちゃいけない。
どこにいくのかこのグローバル社会。

気温が上がってきてソメイヨシノの開花と共に根元の雑草も日毎に繁茂しはじめた3月中旬の経験でした。




2023年3月3日金曜日

徒長したソラマメ苗 定植後-その1

 異様に徒長したソラマメの苗をそのまま外に植えて、その後どうなった?

2月初旬に、ポットから降ろして畑に植付け
凡そ1月後の様子は・・

はい、これです。
植付け当初に副えた支柱をぐんぐん超えて、支えきれずに深々とお辞儀してしまいました。


当初頂部にだけしか見えなかった葉が、根元にも付き枝にまで成長してます。


今のところこれなら今後太る方にも成長するのではないだろうか。
もっと長い支柱に替えてしっかりと支えをして、もっと葉を増やそう。


根元の枝葉がもう少し増えたら、このズル長い芯は切り詰めればいい。
それでたぶん、遅ればせながらも正常の苗と同じように生育していくんじゃないだろうか。



今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



[過去のサツマイモ関連記事]





2023年2月2日木曜日

そら豆が発芽しない 発芽の3条件 わかっているようで難しい 

昨年秋に蒔いたソラマメが発芽しなかった。
恥ずかしながらその前年のも発芽させられなかったのです😓

なぜ?・・今更ながら基本のキに立ち戻って原因追究し、今からでも可能なら再挑戦しようと思います。
ちょっと大げさかナ。
でもわかる限りは答えを出さないと、この先ずっとミジメなことになるでしょうから。

 植物の種が芽を出すのに必要な最低条件は
・温度
・水
・空気
これは小学校でならったことで、空気や水のように当たり前に知識として知っているつもりでした。

その条件をクリアするための目安は種袋に書いてあります。


当地は「暖地」だと思うのですが、「温暖地」であっても播種適期は10月半ば~11月いっぱい。
従って10月26日に1回目を畑に直蒔きしました。

1か月経っても芽は出ませんでした。
そら豆は7~8日程で発芽することもあるのですが、2週間以上かかることもあるので待ちました。

全く出なかったのでやり直しで11月末に2回目を播種。
パカッと種が割れるのですが、そこまで。

もう今年は諦めるつもりでしたが今までに何回も作ってきて、原因もわからずに諦めるのは悔しい。

発芽の適温は20度。
もう畑で直播きは無理。
でも家の中なら20℃を確保できると思い、ポットに蒔いて玄関で様子を見ました。

播種は正月明けでした。
1週間後には1つ目が出、その8日目にはこんな風になりました。


温度と水と空気が揃ったということです。

水遣りは指先で土表面の様子をみながら、蒔いた時の土にもたっぷり水を入れたので発芽までの間に1回だったカナ。
多すぎたら腐ってしまうので緊張します。

去年の秋は雨がほとんどなかったのだろうか?
自己記録によればそれほど少なくもなかったよですが・・

そら豆は特に空気が大量に必要で、土の外に種の一部を出しておくのもソラマメ特有のやり方で、直播きでもポット蒔きでもそのように埋めました。こんな風に蒔きました

この結果から言えるのは、11月の地温はそのままでは20度は無いと思えるのでなんらか保温対策が必要だったのでしょう。
不織布でも新聞紙でもかけておけば保温ができ、保湿にもなったのでしょう。

播種時に保温が必要という説明は種袋にはないけれど、「適温」との乖離があり危険だと思うならするべきでした。あの小さな袋にこと細かな説明は入りませんから、自分でよく考え考えるべきでなんですね。

発芽後はどうしたら・・
今外に出したらこのヒョロ苗は根も十分出ていないだろうから独り立ちは無理だろう、さらに「徒長」になることを承知でしばらくそのまま生育(間に数回の水やり)してみよう。

数日間日中は小さなビニールハウスの中でお日様に当てて慣らし運転、その後寒さのピークを越えたところで畑に定植しました。
定植直前の苗がこれです↓


すごい徒長!
正常な成長はできないかもしれないけど、ここまで来たので植えます。

根張りもこれなら↓


はい、5株定植完了。


左3本が20cm、右2本は小苗。いずれも葉が出ています。

こんなことならもっと気温が上がってから蒔いた方がよかったかナ。寒冷地では3月蒔きで夏の収穫なのでそのパターンではどうだろう、って今更なにを。。。



[過去のソラマメ関連記事]

2023年1月30日月曜日

サツマイモも環境を選ぶ

 サツマイモなんてどこでだってできる・・
そう言う人が多いけど、本当にそう?

これは敢えてちょっと悪条件で栽培してみた結果のサツマイモです。


株の数で5~6株でこの量。
確かに形はなるのでできないとは言えないですが、揃ってかわいい型でした。

植付が7月13日で収穫日は10月24日。
定植からの栽培日数は103日(収穫がちょっと早かった)。
場所は家屋の真北で、建物からの距離は2m弱で海の砂をいれた畑。

日照不足の結果でした。

真夏には真上からの陽が差し北側は広い空き地であり、光はある場所です。
収穫をあとひと月ほど遅らせても大きさに変化はなかったでしょう。

どんな場所でもできると言われるサツマイモでも、十分な日光が無いと本来の大きさまでにはならないようです。

でも小さいながらの良い形で味もほぼ満足でした。
あとひと月ほど土の中で熟成させたらより美味しくなったのでしょう。

どうにも困ったときの幾ばくかの糊口の凌ぎにはなるかも。

[過去のサツマイモ関連記事]