2019年9月29日日曜日

タマネギが発芽 今年こそは・・

種から育てる玉葱は過去3回連続で失敗。
今年こそは成功させたい!

2品種を用意して、先ずは「吊り玉葱」から。
3ml入りで税込398円(アタリヤ)。

タネ袋の説明では蒔き時は9月中旬~10月中旬となっていて、蒔いたのは9月23日。
蒔き方はタキイのネット上での指導(私のバイブル)に従った。

定植予定の畝に少な目の元肥(鶏糞)と石灰をすき込んで、雨上がりの後、畝に垂直方向に条間10センチで厚くならないように慎重にタネを蒔き、土を掛ける。

その際に、覆土用の土は「砂または有機質の多い土(床土)」と書かれていた。
これが引っかかったのだが、解らないので2種類を遣ってみた。

適切な環境下で教えられたとおりに遣ったんだから、出て当り前。
出た。
↓砂で覆った畝


↓床土を被せた畝

発芽が始まったのは6日後の29日だった。
砂で覆ったのも床土で覆ったのも同じように出てきた。

まだ全部ではなく5~6割くらいかな、発芽まで7日とあったのであと2日もすれば出るべきものは全部出るのだろう。
今までも発芽はしていた。それが徐々に消滅したり生育しなかったりだった。だから問題はこの先に有りなのだ。

第2弾は数日後に、別品種を蒔く予定。
それにしても1袋の種の量が3mℓというのは少ないものだねぇ。もう1袋を買い足した方がいいかも。

ところで、発芽したのだからまだ悩まなくてもいいのだけれど、蒔いた後にかける土が砂「又は」有機質の多い土というのは矛盾してない?

一般的に「砂」というと岩石がごく細かく砕かれたもののことで、海岸や川底にたまっている。そこには植物や動物の死骸のような有機物は含まれないのが普通、と思っているのだけれど違うのかな?

基本的に植物が芽を出すためには水と温度があればいいので、栄養は要らない。
それで砂は理に合っている。
逆に有機質を多く含んだ土を使うのはなぜか?

市販の「種蒔き用土」を使うことはあるが、肥料気は無いのでこれも解る。この疑問、調べてみたい。


発芽は全部そろったところで追加で投稿するつもり。

2019年9月28日土曜日

採り時を逃したマルセイユメロン

今日か、明日かと気にしながら採り時を過ぎてしまった。
それに気付いて慌てて収穫したのが、着花日(と思える日)から63日目。
アチャ~、えらいことをしてしまった。

↑株元は枯れてしまった
既に収穫した実を含めて、これで2株分。途中の摘果はしていない。

↑何かに齧られている(勢力が落ちている証拠)

↑近寄ってみる

もう皮が腐り始めていたが、中はどんな風か?
一番進んでいる実を取って、表面の傷みを除去して2つに切ってみた。


腐敗臭はない、これなら食べられそう。ちょっとホッ!
早速1片を口へ。

2週間ほど前に試したものよりはだいぶ甘い。
ちょっとアルコール臭がある、腐る直前の発酵だろう。

タネの周りは柔らかいが、皮に近くなるとシャキシャキとした歯応え。ここまで熟してもまだシャキシャキ?
マルセイユメロン本来の歯応えかと、少し調べたがそんな記述はない。

この実の色はβカロティンとのこと。カボチャと良く似た色だが、カボチャの味はしない。
当たり前だけど、以前に傍にカボチャを植えたら交雑してしまったことがあった。

この写真の中の一番大きな球の目方が2.2kgだった。

それより2週間以上前に収穫して、試しで食べてみたのがこちら。これは1.9kg。
確実ではないけれど、着花後47日。大きさ的には十分な大きさになっていた。


まん丸ではなく縦に入ったスジが少し凹んで、特徴的な形になっている(その辺もカボチャを連想させる)。色も灰色っぽい緑色というのか、あまりきれいな色じゃない。それでそろそろではと思ったのだけど・・

軸に付いている白い布はメモで「25」。7月25日のことで、推定の受粉日。
計算すると受粉から48日で、適期とされる50~55日からすれば少し早かったということか。

ヘタの周りはというと


茶色くコルクのようにちょっと厚みが出て、少し浮いているように見える。
結果だけど、これが「離層ができ」る(できつつある)状態ではないだろうか。

もっと若い実のヘタは、若い順にこんな状態だから。




畑から持ってきて5日ほど置いてから切ってみた。これで適期の範疇に入ったという計算になるのでは。


出来ている、と思った。
浮き浮きしながら食べてみた。


甘味が薄く、実がまだ硬い。
でも、う~んいい色だねぇ。香りもうっとり。

でも今こうして完熟(を過ぎたけど)の実(上の写真)と比べると皮の厚みが違うことがよく判る。多分あと10日過ぎくらいがちょど良かったのかな。

ちょっと早かった、もう少し。
そのうち離層から果実がポロリと離れるのだろう、と待つことに。
実はこれが大いなる間違いだった。

収穫適期には「離層ができる」というのを、「離層ができて、自然落果する」ものと思い違いしていたのだ。自然に蔓から離れるのは別の品種の説明だったのを頭の中で混同してしまい、のんびり待っていた。

サカタさんの説明によれば収穫適期は着花(受粉)日から50~55日。
最初に試しで収穫した実は3日~8日早く、遅れた!と思った日は1週間くらい遅かったということのよう。
受粉推定日が合っていれば。

適期は短いという説明もあったが、なるほど微妙なんだ。


露地メロンというこの種のメロンを手掛けて4年、品種は2種類。
最初は苗をホームセンターで見つけて、その後はタネから栽培しているが、一度もちゃんと出来上がっていない。

マクワやプリンスメロンより手間がかからず大きなネットメロンができるという、良いこと尽くめの説明を見て毎年挑戦するが結果が出ない。
採り時がわからない、途中で枯れた、日は経過しても糖度が乗らず果肉も硬い・・・

プロ向けの果実の所為か、あまり詳しい説明がない。
子づる、孫づるの数、整枝云々といった面倒な作業は不要だけど、結果をみれば決して簡単じゃない。

さて、来年はどうしたものか・・


2019年9月25日水曜日

聖護院大根も発芽

雨を待って蒔くか、乾燥した土でも蒔くべきかと迷いつつ、降るかどうかも判らない雨を待つより適期逃さない方がいいだろうと判断し、聖護院大根を雨予報の3日前に蒔いた。

4日目(降雨の翌日)の9月24日に発芽開始。
8株分蒔いて、7株分がこの日に出た。


新生児なので上の写真ではよく見えないけれど、1箇所3~4本が出始めている。
こんな具合に。


全部できてもたった8本。
この品種は青首大根とは違って、いつまでも畑で保存しておけないのでこの程度でいい。

さぁ、この先が難しい。
最近3年間は1本も完成していないのだから。
と言っても去年、一昨年とも台風でずたずたにされて収穫まで行き着かなかったのだけれど。

この日は念押し(播種時にも対処している)でネキリムシ防止にデナポンベイト剤を根元にパラパラと撒いた。この後夕方にシンクイムシの対策(薬剤)をし、更に全部の発芽を確認したら防虫ネットを張ろう。

2019年9月20日金曜日

ダイコン、コマツナがきれいに発芽

体感温度はまだ真夏なんだけど、地に蒔いた野菜が発芽できる地温になったようだ。

9月5日に2回目として蒔いた大根(おでん大根とミニダ大根)の幼苗がこんな状態にまで成長している。
播種から2週間で本葉が2枚半、近隣の畑をみれば皆似たり寄ったりの大きさなので、大きく外れてはいないようだ。


全体の様子はこんなだ。


こちらは9月13日に蒔いたコマツナとチンゲンサイ。
発芽まで6日かかったけれど、きれいにほぼ揃った。



ダイコンは8月31日に1回目を蒔いているのだが、この時はほとんどが発芽しなかった。まだ気温も日差しも厳しかったから、蒔きっ放しは耐えられなかったのだろう。

反省して、2回目は防虫ネットの上に黒い遮光ネットを重ねた。
遮光ネットの遮光率は55%となっている。


今度は播種後3日目で揃って発芽。
今は朝夕は涼しさも感じるようになったので、遮光ネットは外し防虫ネットだけで、きれいな状態。
一安心。

害虫は防虫ネットだけでは防除しきれないので、シンクイムシ、ネキリムシ、アブラムシ、コナガなどの対策用の薬も散布した。首尾よく効いてくれるといいが。

明後日からの雨が上がったら大根をもう2種類蒔く予定。
雨の予定を待っていたら、適期を逃してしまうかな?


播種適期は9月いっぱい、播種適温は30度までという説明をどう解釈したらいいだろう。
播種適温は30度までとある。まだ30度を超える日は多いので危険かな。

過去のデータではこの大根はそんなに遅くに蒔いたことは無い。
当てにして待っていてもこのところは雨にふられてしまうことが多いから、蒔いておこうかな。降っても大雨じゃなければ流されてしまうこともないだろう。

2019年9月16日月曜日

少しの気温低下でナスが鈴生り

9月半ば。日中はまだ31度、32度で日差しギラギラで真夏顔負けの暑さながら、朝夕はぐっと過ごしやすくなった。そして日没時間もずいぶん早くなった。

そんな気候の変化を感じてか、このところなすが鈴生り。

これはベイなす

こちらは賀茂なす

これは(たぶん)千両なす

これは長なす

どれにも見えているだけで6個前後、小さくて写っていなかったり葉の影になっていたりがまだある。

一度にこんなにもぶら下がったことは殆どない。
人の体感ではまだまだ暑いのだけれど、なすは違いを感じ取っているのだろう。

虫(害虫)はまだ活発で、なすの表面や葉にキズをつけている。
2~3日の内に採り時になりそうな少々小さ目の実を含めて、チョンチョンと収穫し、ホコリダニとテントウムシダマシの防虫剤を散布した。

今の時期、わが家の菜園から収穫できる野菜はナス以外には甘トウガラシだけ。
ジャガイモにタマネギは保存しているけれど、ジャガイモは芽が出始め、タマネギは次々と腐っていくので将来性?はない。

年齢と共に高温に弱くなっているのかもしれないけれど、とっても暑かった今年の夏。
ナスはげんきだけれど、今も強い日差しが、3週間前に植えたキャベツの元気を削いでいることが心配のタネ。




2019年9月10日火曜日

ナスのスレ、アバタ、カサブタの原因

店頭に売られているようなつるっときれいなナスをつくるのは、けっこう大変。
皮が変色したりキズになる原因はいろいろあるようだ。

*ひどいカサブタ・・なすのこのカサブタのような異様なキズはダニが原因だった。



ちょっと気持悪いようなカサブタ状。
チャノホコリダニが原因だった。

お茶の木につくダニとのこと。
ホコリダニというくらいだから、かなり小さな ものなのだろう。
遠視の目でいくら見つけても見えないはずだ。

このホコリダニによる被害はナスの他にもキュウリやトマトにも良くあること。
画像を持っていないのでここで披露はできないけれど、キュウリのヘタの近くが白っぽくざらざらしているのを見ることがあるが、それもチャノホコリダニの仕業。

同じように大玉トマトのヘタ近くにも白っぽいアザのようなものができることがある。
キュウリにもトマトにもと言われてみて、あぁこれだ、と思う。

*ハシゴのような模様になるこれはテントウムシダマシによる被害だ。
良く見るナスの絵柄でこんな実ができている木にはテントウムシダマシがいっぱいいる。


あまり適切なモデルじゃないが、ハシゴまたは階段状の模様が出来るのが特徴。
こんな実がついている木の葉はひどいレースになっている。

*葉と触れ合うことで擦れてできた傷もある。
風に揺すられた表面がザラザラとした葉が近くのナスの皮をこすることで出来る傷なので、位置を合わせてみるとよくわかる。


テントウムシダマシはそこに居るものは手で潰すなり追い払うなりできるが、またすぐに別の個体が寄ってくる。ホコリダニは見えないので手での対処は不可能。

そうなれば被害実がでたらやはり薬に頼る他ない。
その実を含めて2~3日中に収穫になりそうな実を全部収穫した後で、全体にしっかり防虫剤を散布。

チャノホコリダニにはモレスタンが良く効いた。
その後に大きくなった実はどれもツヤツヤのピッカピカ。

どれも被害部分の皮を剥いて使えばどうということはないのだが、やはりツヤツヤときれいなナスは魅力的だ。





2019年9月2日月曜日

防虫対策は発芽直後から

何の対策もせずに外気に当て、あっと言う間に穴だらけにしてしまったポット苗を、薬をかけて早めに植付けることできれいな苗になった。

これは発芽後3週間の苗。こんなにボロボロにしてしまった。


キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー。
針ほどの穴が数個見つかってから2日後には葉がほとんど無い状態になった。

でも定植後1週間でここまで回復できた。
キャベツ


ブロッコリー


カリフラワー

葉先に異状があるけれど、これは別の障害

葉が大きくなり穴はなくきれいになった。
見翳らなくてよかった。



一番上の写真の状態を見て、こりゃだめだ、どれもこれも復活は無理かと思うほどの被害状況なので初めから全部やり直そうかとも思った。

今蒔き直しても時間的にはまだ間に合うけれど、3週間も育ててここまでになったのにもったいない。手当てをしてみてそれでもだめならやり直そうと、粘った。


殺虫剤を使う


ひどい虫害状態のポット苗は、肉眼では発見し難い卵や1mm以下の幼虫をとりあえず殺虫剤(今回はプレオフロアブル)で対処。

殺虫剤を撒いて暫くすると、周りにはゴマ粒くらいの緑色のウンチがすごい量で散らばっていた。

多分葉の裏に卵を産まれたのだろう、薬を使って駆除するしかない。
ポットでの育苗中でこうなったら、今更ネット張りしても遅い。

そして落ち着いてから定植。
健全な苗なら葉の数などからして定植には少し早いけれど、時間的には播種からもう3週間経過しているから、いつまでも日陰のポットの中で育てるよりできあがっている外のベッドの方がいいのではと判断。


殺虫剤は効果を発揮したようで、上の写真のようになっていた。


植えたら間髪を置かずにに防虫ネット


そしてすぐにしっかり?防虫ネットでガードした。


この土の中にも何かの幼虫や卵がいる可能性もあるので、ダイアジノンを混ぜ込み、更に根切り虫対策にデナポンも根元にパラパラと。
それでもどこからか賊はやってくるけれど考えられる限りの手は打たなくては。


高温期の育苗は先ずは防虫


苗を育てるために、本葉が出たら直射日光にあてて成長させるべきと、陽の当る場所に移動したが徒長が怖くて防虫用ネットを張らなかった。
この判断は間違いだった。

徒長しても結果には障らないのだから、害虫から守らなくちゃだめだ。特にアブラナ科の野菜は緑色のイモムシたちの大好物。

それに、こんな日差しの強い時期に直射に当てるのは、間違いないのようだ。
防虫ネットに重ねて遮光資材を使うことも考えなくちゃいけなかった。

今年の9月は真夏より気温が高くなると言われている。
慎重にやらなくちゃ。

こうして栽培を続けた結果は・・こちら