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2023年4月16日日曜日

いちごの鳥虫害対策

4月13日

 いつもになくちゃんと作付けしてしまった?イチゴ。
もういっぱい実をつけてぼつぼつと色づき始めてきたのでちょっとワクワクです。


これから先は目を離すといつの間にか無くなったり、齧られたりで落ち込むのが定番。
カラスやアリにくれてやるのは惜しく、ここまで来たならひとつでも多く人の口に入れたいと思うのは人情、ですね。

防虫ネットを張ってみたり(これは受粉の邪魔になると気づき×)、テグスを張ったり(くぐり抜けられたり嘴をを突っ込まれたりで失敗)、キラキラテープを巡らしたりしてみましたが知恵比べはこの程度、勝てませんでした。

で、今年は新しく資材を入手してちゃんとした対策をしました。
これでどうだ!


始めて使ってみた目合16mmで透明の防鳥ネットです。
カラスやヒヨドリの食害を防ぐのが目的のネット。

カラスは私より頭がいいのでどう出るかわからないけれど、これは下をくぐったり網目から嘴を突っ込んだりはできないでしょう。

この1畝分でネットの値段はおよそ1000円。
この先何回も使うのだからこれくらいのモトは取れるのではという計算をして、購入。

アリ除けの対策もばっちり。
アリ対策容器のつくり方はこちらでご覧ください

中央に見えるヨーグルト容器がアリ除け器

この鳥よけネットはハクビシンにはどうだろう?

ハクビシンはナイロンネットくらいは簡単に食い破っていますが、これは緩く張ってあるので手足に絡みついて思うようには動けないのでは、と想像しますがたぶんそんなにアマクはないでしょうね。

イチゴに関してのハクビシン対策は今のところこれならといった防御策はなく、今年は様子見となりそう。

カラスとアリの対策はできましたが他に、病気に対する策も考えなくてはなりません。
うどん粉病は程度の差はあれ、必ず出ます。
実が腐ったことも一度ならず。

どんどん色づいてから薬は使えないので、今のうちに予防しなくては・・

今回使った防鳥ネットはこれです。


《過去のイチゴに関係する記事》

2022年5月9日月曜日

アリの被害はホウ酸で防ごう

いつもGW頃になると熟してくるイチゴ。
そしてイチゴが色づくとやってくるのは孫だけじゃなくアリの大群。

この迷惑者(アリのこと)を何とかしたいとググって、見つけたのがこのサイト
わかりやすく説明されていてやり方も簡単で、効果のほどが画像でよくわかる。

イチゴよりもっと甘くて魅力的な蜜をイチゴの近くに置いてそこにアリをおびき寄せて、密に混ざっている毒(ホウ酸)で絶命させるという算段。

なるほどと、やってみました。

その通りに作ってイチゴのそばに置いて、半日。


見事に餌に集まっていました。


すぐそばにイチゴがあっても集っているのは毒入り密餌のほうです。
イチゴは無事で、アリはホウ酸を一緒に食べているのでやがて絶命の筈。
アリが来なくなったら餌を足してやればド、ド、ドっと集まってきます。

ゴキブリ用ホウ酸だんごのアリバージョンですね。
簡単なので、アリに困っていたらやってみましょう。
※作り方は上に紹介したページが詳しいのでそちらをご覧ください。

GWに訪れた孫42匹、じゃなかった2人は嬉々としてミニいちご狩りができてゴキゲンでした。

孫をおびき寄せる(?)小道具という訳じゃないけれど、普段買ってまでは口にしない新鮮な苺を孫が帰ってからはうちで毎日少しずつ食べています。

その「ホウ酸」とは何か、アリに効果があるのはどうして?を調べて
ホウ酸に関する記事はこれがよく分かったよ。

2022年2月8日火曜日

真冬でも虫害への油断は禁物

 11月中旬に蒔いた小かぶ。
間引きしたものからこんな製品?が出てきた。


カブの大きさは左の丸いもので手の親指の先くらいになっていた。

先日投稿した〈大根に大穴 農薬の効かせ方〉にそっくりそのまま?、あぁこれもかと。
これも大根と同様に薬がちゃんと効かなかったのだろうか。

何を使ったのだろうと記録をたどったら・・・
記録欄には、えっ? 「空白」

何も使っていない。何も書かれていない。
記録を忘れたのか、何もしなかったのか?
今までそんなことはなかったから自分のことながら信じられないけれど、たぶんもうこの温度なら地中の虫も活動はしていないだろうと、高をくくったのだろう。

気の緩み。はてまたボケたか。
どのくらいの虫がいるのかはわからないが、現実にこの低温でも地中にはいるのだ。

さて、困った。

根をやられたら救済の手段はない、らしい。
でもこの時点で見つけたからには手を拱いてはいられないので、法的にはやってはいけない方法でも何かやってみよう。

土の中で実を傷つけるのはアブラムシやアオムシではないと思うので、それならダイアジノンを使って。
改めてダイアジノンの説明表を見た。

やはり登録としてぴったりと適合する方法は無かったが、キスジノミハムシ欄に「生育中の株元散布」ができるように表記されている。
これで行ってみよう。結果は判らないけれど黙って見ているよりはいいだろう。

ごく薄く撒いて軽く地表を搔きまわしておいた。
雨が無い季節なので、水も。

2020年5月29日金曜日

テントウムシダマシの幼虫

テントウムシダマシ幼虫の発見
テントウムシダマシはよく見る虫で、野菜にとっての害虫であることは家庭菜園経験者なら大体の人は知っていると思う。

私がその幼虫を見たのは昨年が初めてだった。
芋の葉を裏返して探すことまではしなかった、という証拠。

成虫との体形(見た目)の違いにびっくり。
これが幼虫。


肉眼ですぐに見つかるのは5mmくらいになったもので、野菜の葉裏を見ると、灰色の柔らかい卵型の胴体に足が無数(数えていなない)ついた虫がそこここにいる。

いや、そこここに見つかるまで放っておいてはいけないのだけど、1mmくらいの大きさのからいるので極小さなものは見つけにくい。
葉の異常に気付いたらルーペも使って良く見よう。被害が小さいときは作業も楽だ。

突然(のように思える)葉に茶色い模様ができ始めて気が付き、葉を裏返すといる、いるということに。

初期被害ならテデトール
ナスにも寄ってくるが今はジャガイモだけで、その中のやや小さめの数株にだけたかっていた。
成長が遅く葉が柔らかいので集中的に寄ってきたのか、集中的に集られたから成長に影響したのかはわからないが、他と比べてちょっと弱そうな株に群がっている。

じゃがいも畑全体にいた訳じゃないので、しゃがみこんでテデトール退治開始。
1匹ずつ葉から引き離し、数匹たまったところでまとめて踏みつぶす。

幼虫の動きは鈍く、引き離して足元に並べておいても飛び去ったりもそもそ這ったりして逃げられる心配はない。
テントウムシダマシの成虫は羽があるので逃げ足は速いが、、この段階の幼虫は動きの手段はいっぱいある足だけで、採餌中の葉から引き剥がされても何が起こったのかわからないようだ。

体を掴むのは抵抗があるなら、ピンセットや割箸などを使用すればいいが、慣れれば力を入れ過ぎてつぶさない限りは、素手でもどうってことはない。

二齢幼虫
足がいっぱいの灰色の虫の中に1匹だけ、毛色の違う虫も見つかった。
これは二齢幼虫といっていいかどうかわからないが、明らかに1段階成長したと思えるものを発見。


拡大↓


背中が赤茶色になり、足が6本になって昆虫らしくなっている。
これはテントウムシらしくなっている、テントウムシダマシの幼虫に間違いない。

楽に捕まったので、羽はまだないのだろう。
この後羽が生え、背中が固い甲羅のような状態になり、丸くなっていくのか。
順番はわからないけど。

早期発見・早期対処で上手に育てる
虫害でも病気でも、発見、対処が早ければ薬は不要にもなる。
遅くなると健康体に戻すのは不可能になることは経験から学んだ。にも拘わらず遅れる・・

フットワークを良くし、こまめに。
腰が痛くて重くて大変なんだけどね。

2019年11月14日木曜日

手負いのキャベツのゴールイン

何度も何度も害虫に攻められながらも定植から82日で収穫ができた。
諦めずに手当てをしてきてよかったナァという思い。

今日の収穫品はこれ。


ちょっと軽めの820g。
180度向きを変えて反対側をみれば、アリャ!


自家用限定(笑)なり。
ごく最近までここで食餌活動が旺盛だったようだ。

アオムシが白っぽくなって干物のようにカチカチになって見つかったけど、なぜ干物?
捨てようかとも思ったものがここまで成長できたのだから、まぁ努力の結果と自分に甘い成績をあげよう。

収穫前の姿はこんなふう。


この時の同級生キャベツがあと3つ、順に出来上がって行きそうだ。



育苗に失敗した時のブログ→防虫対策は発芽直後から

定植から82日の収穫は、特に多くの日数がかかってはいない。
夏の終わりの種蒔き、徐々に気温蛾下がってくるようになってからの生育としたらそれほど遅くはなく、虫害後諦めずに畑に移して育てたことは正解だったようだ。


2019年11月1日金曜日

防虫ネットが幼苗を守れなかった

白菜の苗22株、全滅か!
発芽後2週間、シンクイムシ(ハイマダラノメイガ)によるあっと言う間にこんなことになってしまった苗    


1つ残らず芯を食い尽くされている、という印象だった。

全部蒔き直しも考えたが、良く見ればごく小さな芯葉がまだ見えるので治療してみようと、活動中のハイマダラノメイガはピンセットでつまみ出し、その後殺虫剤を撒いて・・

被害発見から2週間、何とかここまで復旧できた。 ↓


そんなことで播種から40日。だいぶ年をしてしまったから畑に移植して管理した方がいいだろうと、これを畑に移植。

定植時にはオルトランを植え穴にまぜ、防虫ネットで被って毎日観察して約1月後にここまでになった。






まだ結果はわからないけど、あんなひどい幼苗だったとは思えない姿になったよね。
全体がこのような状態。当初22株だったのを被害後に選別し17株に。

ただ、大怪我をしてしまった苗だからこの調子で最後まで行けるのだろうかという心配がある。
途中のつまずきが結果として巻くことができなくなるのでは・・と。こんな心配はやってみるより他に解決方法は無い。

犯人は蛾なので、夜行性。私が寝ている間にやって来て産卵したんだろう。

ついこの間もわかったようなことを言っていたのに、この態だ。

今回は発芽時からネットで防虫対策をしていたのに、このガがどうして入ったか。
ポットを納めたバットにドーム型の防虫ネットを被せていたのに・・

後日、何かの拍子に(たぶん、なんの脈絡もなく)あっと気付いた。
え?どうして今まで気付かなかったのだろう?

このドーム型の覆いは夫のお手製で、本来保温目的に作ってもらったもの。
今回は防虫目的なのでネットを張って使用したが、ネットをビニールフィルムに替えれば保温機能を持つことになり、中の温度を上げるには便利。

ドームを支えるために、7cmくらいの幅の半透明のポリカーボネイト板を壁として取り付けていて、この板の下端が地面にぴったり接し虫も入れない。

夏はプラスティックのバットにこのドームを被せて外に置けば、バットの中は50度を超える温度になる。
そこで通気のために一工夫した。

写真で説明しよう。

先ず芽の出たポットをバットに並べ
(この苗は説明のためのモデルで、当該の白菜ではない)


この上から防虫ネットを張ったドームを被せる。


この状態で外に置くとバットの中は50度くらいの灼熱地獄に生っている。
天井は空気が通るものの、ドームの壁が地面にぴったりと付いているので上下の風移動が無いのだ。

そこでドーム全体を持ち上げて空気の通う隙間を作った。


空気は通るようになって温度は10度ほど下がった。
と同時に虫も自由に出入りできるようになったではないか!

どうやってもぐりこんだかと首を傾げていたけれど、ちっとも不思議じゃないではないか。さぁどうぞと、畑で防虫ネットの裾を捲り上げていたのと同じことだった。

ちゃんとネットに覆われていれば、定植後1月の写真のように健全な育ち方をしている。

何と言うことだろう、今の今までそれに気付かなかった。
温度を下げることばかりに気をとられ、全体が見えていなかったのだ。
一歩下がって全体を眺めたら気付いただろうに。

実はこの「通気対策」の具体案を提案したのは夫。
でも夫を責めるのはお門違いだ。
あくまでも温度を下げる対策として提案してくれたのであり、全体的なことは私の責任範囲。

ネットでものを検索した時なども、これはどういう観点で、どの方向から言っているのかを考えないと、求める答えと違ってしまう。
気をつけよう。










2019年10月28日月曜日

大根にアブラムシの猛襲 防虫ネットがアダになったか

9月に蒔いた大根にアブラムシがすごい勢いで集っている。



肉眼だと白ゴマをふり掛けたように見え、アブラムシであるという確認はできなかったので、何にでも効きそうなマラソン乳剤を散布して様子をみた。

翌日みれば、変化は殆どないので改めて拡大鏡で確認。
やっぱりアブラムシ。

丸っこくて飴色をしたムシがうようよと動き回っていた。
マラソンを散布した数時間後に雨が降ったので、効果が無かったのかも知れない。

薬をトレボンに替えてやり直し、翌日チェック。
いなくなったところと、まだ活動中のところとあり、がっかり。
今日の夕方にでももう一度撒いてみよう。

このアブラムシの猛襲をみて、拙かったかなぁとの心当たりは防虫ネットだ。
9月初旬はまだ夏のような温度で、無防備な幼苗は簡単に害虫にやられてしまうので、発芽と同時に防虫ネットを設置した。

ある程度成長したところで外せばよかったものを、まだ危ない、まだ、まだとネットをいつまでも外さなかった。(大根にネット掛けしている畑って他には見ないね 笑)
更に悪いことに、他の畝よりも幅があったので3列植えにしていた。

大根がどんどん大きくなり頭も閊えたりで風通しが悪くなり、外そうと思ったころには台風の連続到来で、また外せなかった。

ようやくネットを外せる環境になった頃は、このアブラムシと葉の徒長。
ご覧のように、長くなった葉がみんな寝ている。


みんな垂れ下がって下を向いた葉をみてアブラムシの攻撃で総倒れかと思ったが、多分徒長しての姿。
防虫ネットの設備を全体に大型にしてやれば、こんなことにはならなかっただろうけれど、それにはネットと支柱を新しく買わなくてはならず、あるものでいいことにしたのが拙かった。

それ以前に、3列と欲張ったことがいけなかった。
何事もその時、その時の判断違いが結果を大いに左右してしまうものだ。

アブラムシに集団攻撃されたところから距離を置いて、こんな姿も。


場所が違うよ君、それに仲間を沢山呼んできて欲しいな。

2019年9月10日火曜日

ナスのスレ、アバタ、カサブタの原因

店頭に売られているようなつるっときれいなナスをつくるのは、けっこう大変。
皮が変色したりキズになる原因はいろいろあるようだ。

*ひどいカサブタ・・なすのこのカサブタのような異様なキズはダニが原因だった。



ちょっと気持悪いようなカサブタ状。
チャノホコリダニが原因だった。

お茶の木につくダニとのこと。
ホコリダニというくらいだから、かなり小さな ものなのだろう。
遠視の目でいくら見つけても見えないはずだ。

このホコリダニによる被害はナスの他にもキュウリやトマトにも良くあること。
画像を持っていないのでここで披露はできないけれど、キュウリのヘタの近くが白っぽくざらざらしているのを見ることがあるが、それもチャノホコリダニの仕業。

同じように大玉トマトのヘタ近くにも白っぽいアザのようなものができることがある。
キュウリにもトマトにもと言われてみて、あぁこれだ、と思う。

*ハシゴのような模様になるこれはテントウムシダマシによる被害だ。
良く見るナスの絵柄でこんな実ができている木にはテントウムシダマシがいっぱいいる。


あまり適切なモデルじゃないが、ハシゴまたは階段状の模様が出来るのが特徴。
こんな実がついている木の葉はひどいレースになっている。

*葉と触れ合うことで擦れてできた傷もある。
風に揺すられた表面がザラザラとした葉が近くのナスの皮をこすることで出来る傷なので、位置を合わせてみるとよくわかる。


テントウムシダマシはそこに居るものは手で潰すなり追い払うなりできるが、またすぐに別の個体が寄ってくる。ホコリダニは見えないので手での対処は不可能。

そうなれば被害実がでたらやはり薬に頼る他ない。
その実を含めて2~3日中に収穫になりそうな実を全部収穫した後で、全体にしっかり防虫剤を散布。

チャノホコリダニにはモレスタンが良く効いた。
その後に大きくなった実はどれもツヤツヤのピッカピカ。

どれも被害部分の皮を剥いて使えばどうということはないのだが、やはりツヤツヤときれいなナスは魅力的だ。





2019年9月2日月曜日

防虫対策は発芽直後から

何の対策もせずに外気に当て、あっと言う間に穴だらけにしてしまったポット苗を、薬をかけて早めに植付けることできれいな苗になった。

これは発芽後3週間の苗。こんなにボロボロにしてしまった。


キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー。
針ほどの穴が数個見つかってから2日後には葉がほとんど無い状態になった。

でも定植後1週間でここまで回復できた。
キャベツ


ブロッコリー


カリフラワー

葉先に異状があるけれど、これは別の障害

葉が大きくなり穴はなくきれいになった。
見翳らなくてよかった。



一番上の写真の状態を見て、こりゃだめだ、どれもこれも復活は無理かと思うほどの被害状況なので初めから全部やり直そうかとも思った。

今蒔き直しても時間的にはまだ間に合うけれど、3週間も育ててここまでになったのにもったいない。手当てをしてみてそれでもだめならやり直そうと、粘った。


殺虫剤を使う


ひどい虫害状態のポット苗は、肉眼では発見し難い卵や1mm以下の幼虫をとりあえず殺虫剤(今回はプレオフロアブル)で対処。

殺虫剤を撒いて暫くすると、周りにはゴマ粒くらいの緑色のウンチがすごい量で散らばっていた。

多分葉の裏に卵を産まれたのだろう、薬を使って駆除するしかない。
ポットでの育苗中でこうなったら、今更ネット張りしても遅い。

そして落ち着いてから定植。
健全な苗なら葉の数などからして定植には少し早いけれど、時間的には播種からもう3週間経過しているから、いつまでも日陰のポットの中で育てるよりできあがっている外のベッドの方がいいのではと判断。


殺虫剤は効果を発揮したようで、上の写真のようになっていた。


植えたら間髪を置かずにに防虫ネット


そしてすぐにしっかり?防虫ネットでガードした。


この土の中にも何かの幼虫や卵がいる可能性もあるので、ダイアジノンを混ぜ込み、更に根切り虫対策にデナポンも根元にパラパラと。
それでもどこからか賊はやってくるけれど考えられる限りの手は打たなくては。


高温期の育苗は先ずは防虫


苗を育てるために、本葉が出たら直射日光にあてて成長させるべきと、陽の当る場所に移動したが徒長が怖くて防虫用ネットを張らなかった。
この判断は間違いだった。

徒長しても結果には障らないのだから、害虫から守らなくちゃだめだ。特にアブラナ科の野菜は緑色のイモムシたちの大好物。

それに、こんな日差しの強い時期に直射に当てるのは、間違いないのようだ。
防虫ネットに重ねて遮光資材を使うことも考えなくちゃいけなかった。

今年の9月は真夏より気温が高くなると言われている。
慎重にやらなくちゃ。

こうして栽培を続けた結果は・・こちら

2019年8月23日金曜日

カラスはテグス糸を恐れなかった

カラスにテグス糸を無視されてしまった。

今年の出来はどんなかなと様子を見に来たので、あわてて対策をした。

地面から10センチの位置と20センチの位置に平行に2本の緑色の釣り糸を張って入れないようにした(つもり)。ホバーリングしながらの搾餌はできないと思っていたから。


それが翌日の朝には数個の莢が散らばっていた。

糸を張ってある脇からではなく、どんな体勢でやったのか畝のド真ん中からラッカセイを掘り出していた。恐るべし!

が、殻はできているものの中はまだほとんど豆になっていないので結果は2~3粒の試し採りとなったようだ。放っておけば時々来てはもういいか?もういいか?と試してみるのだろう。

テグス糸にこだわるなら、横糸だけじゃなく天にも間隔を詰めて何本も張ることでカラス被害を防げるかもしれないが、かなり大変そう。

それならネットで全面的に被ってしまえば、さすがのカラスも嘴も足も出せないだろう。
そこで糸張り用の支柱をそのまま使って、防虫ネットをふわっと掛けた。


防虫ネットは目が細かいので、通風と採光を考えて裾は場所によって5センチほど開けた。
またこれが原因でやられる?

いくら何でも頭にネットを被った状態での盗みはできないのでは。
ネットの設えはごく簡単なので、カラスがどこまで度胸があるか試してみよう。

カラス対策はこれでいけると、ネット上に落ちていた方法がカラスの習性を利用したもののように思えたが、15センチの法則はどうも違うようだ。

糸が縦横に張られているネット状のものには寄り付かないけれど。一方向にだけ張られた糸なら、それと判ればうまく掻い潜ることはできるようだ。
美味しい餌にありつけるなら少々大変でも良く考えて目的を達成させるさ、と言っているように思える。

昨年も、一昨年もやってきた方法を忘れている私なんかは軽く負かされてしまう。

来年はこんなに繁茂する前に対策をしたいものだが、覚えていられるかな(泣)

2019年8月15日木曜日

小玉すいかをカラスから守る

スイカは熟してくるとカラスに狙われる。

今年も例に漏れず。
胴回り12~13cm程のまだ日も浅い小玉スイカをかじられた。


こんな小さなスイカで美味しかったのだろうか、と思ったが中は赤くなっていてタネもできている。それなりの味はあっただろう。

(横に避けているのは、捨てようと放り投げたため。直後に、写真に撮らなきゃと気付いて拾ってきた)

じゃあ早く手を打たないと、味を占めてまた来る。
去年と同じく、こんな風にする。


大きくなっているスイカから順にあるだけの網カゴを被せ、カラスに外されないよう、また風に飛ばされないように重石を置く。


今も毎日カラスはやって来るが、少し離れた場所から暫く眺めては諦めて飛び去るので、先ずは成功。

100均で買ったプラスティック篭で、スイカとマクワウリ、メロンに被せてカラスの被害から守っている。




目が細かいのと底部分はベタなので被せると中の様子を見るには外さなくてはならず、少々面倒だけど他の方法は適当なものが考えられず、カラスと知恵比べをするには仕方がない。

市販のカラス脅しみたいなアイテムはいっぱいあるけど、これなら絶対というのは無いようなので我が家のオリジナル。
カラス避けとしてのお役が終ったら、洗ってすぐに物置に収納すれば、何年も使えるはずで、これで毎年収穫できれば安い。

このやり方はカラス避けだけじゃなくこのままで他の役にも立てられることに後で気が付くことになった。
予想外の現象が起きたのです。


後日、もう一つカラスの習性として気付いたことが。
カラスだけじゃなく野生の生き物のほとんどがとる行動だろうけれど、雨上がりは要注意。

昼間ずっと雨に降られた翌朝はいくつものスイカ、メロンに被害がでた。
網カゴが足りなかったので、低い木の下の草に覆われた場所で生育しているスイカや、まだ未熟の小さめのスイカ、熟れたマクワウリなどが突かれていた。

雨の日は餌に有りつけなく、多分飢餓状態なんだろう。だから雨が上がったら夜明けと共に来て未熟だろうと、邪魔ものがあろうと挑んでくると、やられてから思えば、当たり前のこと。

やっぱりカラスの方が上だった。



2019年6月7日金曜日

個性的な容貌の昆虫シオヤアブ

これ、何でしょう?



防虫ネット内のキャベツの葉に止まっていた昆虫で、私には初めて見る虫。

ネットを上げたらブゥーン!と羽音をたてて飛び立ったので、ハチ(蜂)?

形で目立つ特徴はサングラスのような目。
上から見ると目の位置にみえるけど、はたして目なのかどうかは不明。

触角が無かった。
蜂に特徴的なキュッと絞まったウェストが無い。

針のようなものも見えなかったが、これは、上からだけ見ていたのでわからない。
一般的な蜂に比べて足が太い。

などなど、蜂の仲間とは違うかな。

ネット内で羽化しているようで、見回る度に2~3匹見つかる。
たぶん、土壌改良に使用しているバーク堆肥の中にいたものと思われる。

キャベツの葉の穴は、彼らの仕業?


等々の疑問を持って調べたら「シオヤアブ」という名の昆虫だった。
刺されたらかなり痛い、あのアブの一種だという。

人にとっては害虫だけど、野菜を食害することは無い。

野菜の葉なんかじゃ、この攻撃力は持てないね。我らは生き物の血を吸って逞しく生きてのだよ、とのたまっておいでだった。


2019年6月1日土曜日

テグス糸とカラス その後

数日間は無事成長を続けていた。
もう時期が遅く、体力がおちたのかなかなか色づきが進まないなぁ、なんて思っていた。

あ、食べかけの実が落ちている・・
次の日、あ、大きな実がなくなっている・・

そして次の日、あっちもこっちも無い。


だめだったか。
住宅地のゴミ収集場所でもネットでカラス対策をしているところを見かけるけど、やはりそれでもやられるのかな?

植えてある位置の都合上、この幅でしかテグスは張れないので仕方ないが、苺がテグスの位置の外にぶら下がっているので「どうぞお持ち下さい」と言っているようなもの。


でも、カラスかなぁ?

こんなこともあった・・

今朝夫が、「鳥がビワを食べにきている!」とあわてて外に出て行った。
そして庭に生っていたビワを全部もいできた。

今日にでも収穫しようと思っていたところだったと。
ネット状の袋で房ごと覆っていたビワで、見ると半分くらいが嘴でつつかれていた。

そうか、苺を突いたのは必ずしもカラスとは限らない。
体が軽い小鳥なら、カラスほどの警戒心は無いかもしれない。

カラス退治に関する前記事はこちら

今年の苺はもう終了期だから諦めるけど、来年からはどうしようか。

2019年5月28日火曜日

地上15センチのテグスの効果 カラス対策

カラス避けに地上15センチの高さに張ったテグス糸。
人の目からみれば、隙間だらけ、穴だらけなのに、みごとに効果を発揮した。



中まで踏み込まなくても、傍に来てちょっと首を伸ばすだけで食べられそうなのに・・
数秒のホバーリング(カラスにはできない?)で持ち去ることができそうなのに、手を(嘴を)出さなかった。

出せなかった、ということのよう。

1メートル程離れた位置に舞い降りたカラスが、暫くじっと苺を見つめていたが、やがて諦めたのか飛び上がって離れていった。

美味しそうに真っ赤に熟したイチゴがすぐ目の前にあるのに嘴が届く距離にまで近づけないのだ。
糸やネットはよほど恐怖の対象なんだろう。

カラスというのは図々しく人間を小馬鹿にしていて・・という印象だけど結構気が小さいようだ。

脅しだけで、危害を加えることは無いカカシや音を出すものには判れば平気で寄ってくるが、引っかかったら逃げられないかもしれないという計算が働くのだろう。


カラスに勝った、といい気持になっていたが・・・何日かして
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