2018年9月27日木曜日

タマネギの種蒔き ペーパーポット利用で

もうタマネギを蒔かなくてはならない。
播種適期は「9月下旬」というごく短い期間だけ。

肝心な時期に毎日雨。
今日は午後から雨が止んだので、そのチャンスだ。
明日は晴れの予報だけど、1日延ばしでぐずぐずしていると時期を逸してしまう。

今年はこんなふうにしてみた。
ポリポットに10本ぐらいの苗が植えられて売られているのを見たことがある。
それを思い出し、ポリポットの替わりにペーパーポットを使えば管理が容易になるのではないか?

2年前にもそんなことを考えてペーパーポットは買ってあった。
それに合う受け側のトレーが無くてそれっきりに生ってしまった。

受け側のトレーはやはり無いけれど、手持ちのちょっと深めのトレーで工夫してやってみた。


この黒いトレー(底は水が抜けるようにメッシュ状になっている)に古い木綿のシーツをこの大きさに切って敷き詰め、そこにペーパーポットを広げてこのようにする。


アコーディオンに生っているペーパーポットを固定させるのがひと苦労。
受け側のトレーがそれ用に合う品物なら、ペーパーポットの形はどれもちゃんと四角になって128個の区画ができるのだけど・・

真上からみると、こうだ。

左端の列のマスが凡そ正常な形になっている。
他は杉綾になっているけれど、広げ足りないからで、本来は全部が左端の列のようになるべきももの。

ホームセンターを2店見たけれど、トレーが無かった。ペーパーポットも1店にほんの少し置いてあっただけ。
JAにでも行かないと手に入らないのだろうか?

容器の準備ができたなら、ここに上から畑の土(砂混じりの土目の細かなもの)を入れて、128個になるべく同じように入るように調整して水をかける。
この日は直前まで雨だったので、水はほんの少しだけ。

タマネギの種は大きさはケシ粒とゴマ粒の中間くらいで、真っ黒。
湿らせた土の上に真っ黒な小さな種を落としても行方不明になるので、薄く石灰を振って表面を白くしておくとやり易い、とはネット上での知識。

手持ちの石灰は粒状の濃い灰色でその役には立ちそうになかったので、代わりに木灰を振った。


全面に均一に薄くというのはなかなか難しいものだ。
ぐずぐずしていると下から水が上がってきて、白が消えてしまうし。

それでも紙のヘリは見えていたので、種をピンセットで1粒ずつつまんで1ポットに6粒ずつ落とし込んでいった。

6粒の根拠は、この数なら間引きしなくてもよさそうだし、土の量からしてもこんなものではと考えたから。

ケシ粒のような種を1粒ずつ蒔いたので、いやぁ~時間がかかった。
腰と膝がすっかり固まってしまい、数分は体がまっすぐにならなかった。

1ポット6粒で128ポットだから、全部で768。
落ちを計算に入れて、半分になったとしても400近くある。

400生きれば例年並の数になり、多い分(獲らぬタヌキ)には問題ない。

蒔き終わったら、今度は種蒔き用土を使って薄く覆土。
そして圧着には平らな面のある小石を使った。やり難かった。
今思うに、その石をラップに包んで巾着にすれば持ち手ができて楽だったかも。

仕上げの水遣りはジョウウロだと種が顔を出しそうなので、農薬用の噴霧器でシュー、シューと全面に噴霧して、お終い。


こうして発芽させればたぶん間引きはほとんど必要なく、その結果蒔いた種は有効に使える筈。うまく育ってくれればだけど。

最後は乾燥防止に新聞紙で多い、発芽を待つ。
去年は発芽開まで1週間かかった。

時間的に蒔きなおしはできないので、発芽がそろうまでは祈るような気持だ。

このタマネギの品種は「玉光」で2月まで貯蔵可能と歌われている。


5ml入りを全部使ってたりなかったので、16マス分は去年の残り(別品種)を使用。








2018年9月24日月曜日

ウリハムシとの戦い きゅうりの葉はレース状

ちょっと心細い姿ながら収穫が始まった秋どり用きゅうり。
なのに9月も終盤になり気温が下がってきたためか、ウリハムシの勢いがすごい。



下の方の葉はみごとなレース状になってしまった。

上方の葉はきれいなまま。
ハムシというだけに羽を持っていて、すばやく飛んで移動するムシだけどあまり高くは飛べないのか被害は下方の葉に限られている。

でも放っておける状況じゃない。
外に出るたびに捕殺しているが、「無数にいる」ような気がする。

それに高が3ミリ程の虫なのに、捕まえ損ねることが多い。
目がいいのか耳がいいのか、こちらが体をその方向に向けただけで自分が狙われていることを察してさっと逃げる。
まだ指1本触ってもいないのに。



既に使命が終わった夏のきゅうりは、ハムシの害はほとんど問題にならなかった。
4月頃~10月が活動期だというが、気温・日照・雨量などが複雑に関与するのだろう。

これまでウリハムシにたいしてはあまり真剣に対処してこなかったが、畑にはもう他にウリ科の野菜がなくこのキュウリが集中攻撃を受けている。

本格的に薬を使うしかないかな。




2018年9月23日日曜日

レタス苗は徒長でヒョロヒョロ

また、またひどい徒長苗だ。
レタスは芽を出したけど、これじゃとても健全な苗にはならないだろう。


蒔き直しだ。

どうしてこうも徒長してしまうのか。

日陰で育てるとモヤシになるのは常識だけど、発芽するまでは日陰でいい筈。
レタス種は好光性なので光を感じるくらいがいいのだが、発芽はしているからこれは問題ないが、発芽が揃うのを待っている間に先に出た芽はぐんぐん伸びてしまう。

栄養過多でも徒長するらしいが、これに関しては種を蒔いてからまだ1度も肥料はやっていない。

水過多でも伸びる。
思い当たるとすれば、これだろうか?
水枯れで枯れることが無いようにと注意はしていたのだが、連日の雨もあったので多すぎたのか。

発芽率も良くはないので、やり直してみよう。
発芽時の様子はこちら

シンクイムシ被害でカブが全滅

秋の栽培で一番欲しかったカブが、あっと言う間に全滅した。



あぁこれはハイマダラノメイガ!俗にいうシンクイムシの仕業だ。
遅きに失したが、めがねとピンセットで捜索の結果、こんなのがいっぱい捕まった。



雨が続いて管理がおろそかになったのと、防虫ネットが邪魔をして見えにくかったのと。
「防虫ネットが邪魔をして・・」というのは、なんとも皮肉。

前から思ってはいた。
ネットの中で小さな苗に起きている異状は、外から発見するのは難しいナァと。
それだからって頻繁にネットを剥ぐっていたのではあまりに非効率的だ。(いや、本当はメンドクサイのだ)

ネットによる防虫効果は、ある。
現に同じ畝でのコマツナ、チンゲンサイは今のところきれいだ。

コマツナ

チンゲンサイ

カブの芯喰い虫害は特に要注意なのだ。
そして、防虫ネットを過信してはならないことも心得なければならない。

カブは2回目を蒔こうとしていたところだけれど、これじゃ1回目の蒔き直しになる。

 

2018年9月22日土曜日

ミニ白菜を蒔く

ミニ白菜の種を19日に種を蒔いて、二日目にはポツ、ポツと出始め3日目の今日は全ポットで発芽。


まだ出るべきものが全部でてはいないが、適期に蒔くと揃ってスッと出る。
こういうのは気持ちがいいものだ。

蒔いたのはこれ。


使いきりサイズなので、販売用にいいのではと思い昨年も作ってみた、ミニタイプ。
ちゃんとできれば1kg位の重さになるらしいが、去年はそこまで達しなかった。

10月半ばに台風にあって、思い切り塩を被ったのでそれが主な原因かも。
しかし、普通サイズの白菜は全滅(播種時期の読み間違い)だったので、これは貴重な収穫だった。

今年は場所が決まらなくて種蒔きが遅くなってしまったが、袋の説明で見る限りは播種適期の範囲内なので事故(災害、病気、ひどい虫害)がなければ育ってくれるのではと希望的予測をしている。

無事に育って、今年の収穫は12月になるのかな。
追跡記事はこちら

既に生育中の先輩白菜たちの様子は・・・
1番走者の「郷秋」は、畑に植え付けられてから2週間。


防虫ネットに守られてすくすくと大きくなっている。
既に隣との間隔はいっぱい、結果はかなり窮屈になりそうだ。

2番手は「京都3号」で、今日にでも植え付けようかと思っている。


蒔いてから25日、日数も状態もちょどいい。
雨が続いていて、今日と明日は晴れ間になっているので植え付けのチャンス。
地面はしっかり水を含んでいて、明後日にはまた雨になる。

「日和見」というとあまり褒められた場面には使われない言葉だけれど、農作業にはこれが必要になる。
晴れた日には、雨がふったら、雨があがったら、風がふいたら・・そんな条件を頭に入れて動かなくてはならない。



2018年9月19日水曜日

ラッキョウの株分け・植付け

収穫を終ったラッキョウは、真夏の間は葉が枯れてほとんど何も見えなかったが9月になると葉が出てこんなふうなった。


勢い良く伸びて蕾がいっぱい付いている。
このままにしておくと、こんな花が咲く。


きれいで可愛い。
でも、植替えが目的なので今年は花はお休み。

ラッキョウ指定地の現在はこんな風なので、空いたところに混んでいるところから引越しさせて、来年のラッキョウを生産させねば。



右端に集中しているのは、去年秋に新しく植えた「小玉らっきょう」で今年は収穫せずに増殖させておいた。

これを掘り上げて2~3粒ずつに分けて、空いているところに移した。


根付く際の負担を軽くするために、葉は切り詰めた。
ネギの植付と同じだ。
そしてぞろっと長い根も植えやすいように3センチ位に切りそろえて、こんな間隔で植えた。

ちなみにここは砂地なので、砂丘ラッキョウだね。
鳥取の砂丘ラッキョウが有名だけど、水はけのいい土が合うということだろう。

肥料らしいものもやっていない。
根付きさえすれば管理が楽で具合がいい。

結果として少々窮屈かなと思ったが、これで畝がちょうどいっぱい。
小玉らっきょうというものがどこまでの大きさになるものかわからないが、今の球の大きさは1センチあるかないかだ。

買った種に付いていた説明書 ↓

この大きさなら、増えてもそれほど混み合わないのではと勝手に解釈して・・
他の野菜と違って込み合ったからといって出来具合には大して影響はないので、都合でOK。

夏を越して新しい葉を出した今は、この説明書のような形ではなく完全な球形。
この写真のような形は春に分裂をし始めた頃だと思う。

この形の時に生で食べると(それがエシャロットでは?)美味しいのだ。
来年はそれが期待できそうだ。

漬け物用に収穫して使うという角度でみれば、こんな小さな粒では洗う時の作業がえらく大変そうだ。
今年使った大ラッキョウは、その点で手間が楽だった。

初夏に店頭に出るラッキョウは、近頃はどこもこの大粒ばかり。
きっと消費者の要望がそういうことなんだろうなぁ。

味という面からいえば、ラッキョウは小粒ほど美味しいと言われる。それを思って敢えて「小玉」を選んだように思う。

瓶詰めで店の棚に並んでいる”花らっきょう”はとても小さくてとても高価。
自分で栽培して自分で調理すれば、手間の計算はしないから安く美味しく食べられると思うのは自己都合の計算?




2018年9月18日火曜日

病名不明のイチゴ苗に石灰をかけてみる

秋植えつけるための苗(春のランナーから取ったもの)が、私には原因がわからない病気でどんどん無くなっていくイチゴ苗。
7月半ばにポットに苗を20鉢くらい採取したのが、今は10鉢強までになってしまった。

下の写真が特徴的な症状で輪紋病か炭そ病ではないか?
イチゴの病虫害は他の野菜とは系統が違うようで、対応できる農薬が手元になかった(この言い訳は無責任のそしりを免れない)。


病名がわからないので薬を選べずに手をこまねいていた。
手持ちの参考書の背表紙をぼんやり眺めていて、「石灰で防ぐ病気と害虫」を目に留め見てみようかと開いた。


使う石灰は消石灰、生石灰、炭カル(苦土石灰)とさまざまで、使い方もそのまま散布、水に溶いて上澄み液を散布・かん注、土から根に吸わせるなど、対象植物は主にイネだが、キュウリ、ハクサイ、トマトなど人によって様々。イチゴの例もあった。

要するに工夫でどのようにでも、と読めたので、自分の条件を当てはめてカキガラ石灰を葉の上に振りかけてみた。
有機なので大きく間違うことはないだろうが、効果が弱いかな。

イチゴの病気 石灰

昨日そうしたばかりなので、結果はまだ先のことだけど、石灰は土に混ぜ込むだけでなく野菜に直接使うことで病害虫の予防防除の力があることを知り試してみる。


この本は、全国各地の農業者や研究者の、これをこうしたらこうなったという経験や工夫を寄せ集めたものだから、これが絶対という教えではない。

でも石灰は菌に侵された土を殺菌する方法として昔から使われていたようなので、殺菌力は確かで、それをどう使うかの例として参考になる。

最近は何でもネットで調べてしまうが、ちょっと系統的に調べたい、深めてみたい時には本はいい。ネットと併用して調べればもっと深まり、役立つのだろう。



メロン類のツル上げ 収穫終了

まだ気温が高いからもう少し頑張ってくれるかなと期待もしたが、もう限界。

メロン・マルセイユは病気の場所とは別の場所で1本育っていたが雨で次々裂果。それでも糖度はあったので5個ほど自家用で収穫。最後の1個を先日収穫しすぐに冷蔵庫へ。
今朝切ったが、美味しかった。



ニューメロンはかろうじて生きているが、もう大きくならないので昨日の収穫を以って終らせることに。
小メロンがいくつか付いていたが、これは苦いのでどうしようもない。

マクワウリも最後の数個がやっと色付いたが、表面は虫の穴だらけ。


なんとも痛々しい姿。
これは未熟かもしれないけど、待っていると腐ってくるので終わりにしよう。

まだ青く小さい実がいくつか付いているけど、もう木が枯れている。
欲張るのはよそう。
いや違う、私ががんばっても木が死んでるのだからメロンは頑張りようがない。

植えた日が1月くらい違うが、去年は8月20日頃で蔓上げだった。
日数的にも気候的にも限界のようだ。

収穫日の読みがちょっとずれてしまい、お盆の孫たちには十分ではなかったが、私たちの糧にはなり売上げにも貢献してくれた。
来年はもっと考えて家族によろこんでもらえるようにしたいものだ。


無人販売に出してみて思ったこと。

・「マクワウリ」を知らない人が多いこと。
私が幼少期(50年以上前)にはおいしいおやつだったが、今はもっと美味しくて店でいつでも手に入るものがあるからか、大人でも 50歳代以下は知らないようだった。

知らないといえば、「水なす」も知られていないのだ。
たまたま顔を合わせたお客さんと話すと、炒めて食べた、と。

それでもいいけど、浅漬けの美味しさを知って欲しい。

マクワウリ、プリンスメロン、水なす・・どれもスーパーの店頭では見ない。
農産品直売所があれば知られるのだろうが、うちの近隣には無い。

この街には大きな工場はいくつもあり、外国人も沢山住んでいるけれど魚、野菜などの品揃えは画一的で誰でもが必要とする物だけしか並んでいない。
それでコトは足りるのだけど、とてもつまらない。





2018年9月15日土曜日

レタスは2日で発芽

「水に浸けて、冷蔵庫へ」が効いたのか、温度が適当だったのか2日目に芽を出した。


今までは殆どが3日目、時によっては5~6日も掛かることもあった。
これでスッスッと育てばいいのだけれど、レタスは途中で枯れてしまうこともよくあるので、先の期待はできない。

蒔いた種が全部発芽したのも1ポットだけで、あとの3つは1~2本だけ。
その後の様子はこちら

直接外に蒔いたのじゃないから影響はないけれど、ほとんど連日の雨。
雨量はそう多くはないものの、日照不足でナスもキュウリも成長しない。

地面を這っている残り物のメロン、スイカが腐ってきた。

2018年9月13日木曜日

ダイコンを間引いて1本に、追肥も

8月末に蒔いたダイコンは、今のところ落ちは無く全部元気に育っている。
葉の数がだいたい5枚になったので、今日は1本立ちにした。


根元をいじったので、ちょっとグラグラ・・

一見きれいに育っているけれど、良く見ると


きれいな!?穴が。
ここにも↓


糸くずほどの緑色のムシを1匹みつけたが、名前がわからない。
これまでに2回、コナガを予想して薬を撒いてきたけど違ったかな?

別のに替えて散布したいけど、雨だったり、風だったり、寝坊したりで遅れている。
困ったものだ。

レタスの種を蒔く


レタスの種って小さいので、ポット1つに種を3粒蒔くことって細やかな神経が見当たらない私にはとても難しい。

ダイコンの種と比較してみるとよくわかる。
左がレタス、ニンジンの種とよく似ている。同じキク科なんだ。
右の赤っぽいのは比較対象でダイコンの種。


播種の手順としてはいきなり土に埋めるのでなく、先ず水に1日浸ける。
ホウレンソウと同様に発芽し難い種なので、この措置は外側の発芽抑制物質を除去するためと思われる。


その後は布か紙で余分な水気をふき取って


ポリ袋などに入れて冷蔵庫へ。
今はまだ気温が高いのでこうして種を冷やしてから蒔くと芽が出やすいのだと。

レタスは発芽(生育も)適温範囲が狭いのでのんびりと涼しくなるのを待っていたら、チャンスを逃してしまうので、種屋さんに教えられてやってみた。

温度が適温まで下がる前に蒔きたいときには、種を冷やす・・これは私にとって初めてのやり方。
春早くに蒔く種は、お風呂に入れたり腹巻の中に入れたり、蒔いたポットやトレーを暖房したり・・と温めて発芽を促進させることをする。

こういうことで首尾よくできれば、少々面倒だけど面白いものだ。

さて3日目にしてようやく種蒔き。
レタスの種は小さいだけじゃなくとても軽いことも有って、蒔きずらいのだ。

ポリポットに播種用の土を入れてたっぷりと水を含ませて、土全体に浸み渡ったら表面に種を置く。
指先で1つずつはつまみずらいので、ピンセットをつかうといいが、これも先を土に付けると濡れてしまって種が離れなくなるので、必ず土の上に「落す」ようにする。

落し終わったら新しい播種用土でごくう薄く覆う。
この時は指先で土を摘まんで振り掛けるようにするのがいい。

レタスの種は発芽に光が欲しいので、厚い土で覆うと芽が出ない。
「種が見え隠れする程度」がいい、という。

掛け終わったらいつものように軽く上から押さえておく。
土と密着させるというのも発芽の大事な要件だ。

でも湿気は必要なので、蒔いたポットはトレーのようなものに受けて新聞紙で覆い、発芽まで乾燥しないように管理する。


毎日様子を見て、土が乾いたら新聞紙の上からジョウロで水をかけるか、または下から水を吸わせる。

これで4日前後で芽が出てくる筈。
そうしたら新聞紙は取って、明るいところで育苗開始。

植えつけられるようになるまで結構時間がかかるのだけど、今回はどうかな。

2018年9月9日日曜日

白菜(郷秋)を定植

播種から21日目、かつて無く早く植えられた。
2回の追肥が効いたのか、本葉が5~6枚のちゃんとした苗ができた。


苗の様子は近づいて見ればこんな感じ。


植えつけたばかりだから、みんな下を向いてしまって・・
これもやや徒長気味なので起き上がるのに時間がかかるかも。

植えている間に陽が登ってきて影が邪魔をするので見にくい画像になってしまった。
予定では10株だったのが、それでは株間が開きすぎるので育てた12株を全部植えた。

1列植えでは余りにもったいなく・・列間が狭過ぎたかな。
畝幅の融通がきかないので、思うような配置はできない。

植えるまでの手順だけど、特別なことはしていない。定植の標準パターンでこういう具合に。

前日に12コの苗ポットを大きな洗面器のような入れ物(下が平らで水を受けられる容器)に移して殺虫剤の希釈液(今回はプレオフロアブル)をジョウロで掛けておく→畝には植える間隔を決めたら4センチくらいの深さに穴を掘ってオルトラン粒剤を混ぜる→穴に水をたっぷり入れる→水が浸み込んだところにポットから外した苗を置き、周りの土を寄せて手でしっかりと押さえて畑の土と根鉢を密着させる。→根の周りに水やりをしておく(今回は前日に雨が降り、当日また雨の予報なのでこれは省略)→根切り虫の忌避剤(ネキリエース)を株の周りにぱらっと撒いたら完了。

虫害が怖いので、上記の作業終了後すぐに防虫ネットでカバーした。
植え付け前に殺虫剤を灌注し、植え穴に殺虫剤を混和し、さらに上に防虫ネットという三重の防虫体制をとっても、どこからか侵入されてしまう。

もっと言えば、畝作りをしたときにも殺虫剤を鋤きこんでいるのだ。
そして2週間後くらいからは定期的に予防として直接散布を始める。
(これがなかなか腰があがらず遅くなってしまうのだ)
この時は、この時期ならこの虫が出そうだとある程度の予想で撒く。

穴が開き始めたら犯人探し。犯人の特定ができないと薬の選定もできないのでこれが重要。
もう本当に虫との「闘い」だ。


この白菜の定植をしたのは9日。
翌日(今日のこと)は、1日中しっかり雨。

頻繁に発生する台風と前線に伴う雨で、水気は過剰。
完熟間近のメロンが次々と裂果してしまうという悲しい状況の9月だ。


この白菜の定植から2週間後の様子はこちらで。




2018年9月8日土曜日

キュウリの枯れ木を撤去する

1代目、2代目のキュウリは2度の台風でボロボロになり、もうだめだろう。


緑色の葉が殆んどないもの無理だよね、これじゃ。
徒に生かしておかずに、片付けることにした。

今年はうどん粉病も出ずに(気温が高かったから?)良く生産してくれた。
5月始めに植えた2本の苗は、4ヶ月で200本の上収穫できた。

その後5月末に種から育てた2本は、生り始めに台風にやられ、50本まで収穫して先日また強い台風に煽られて先代の木と同じ姿にまで傷められてしまった。
残念だけれど、これもリタイア。

気候が穏やかならまだまだ働いてくれただろうが、自然災害はどうしようもない。
プロの生産者にはきついだろうねぇ。
その反映もおおいにあろう、スーパーでの値段は1本が70円の上だ。

8月始めに直蒔きした2本のキュウリは、まだ背が低かったのでキズが浅かった。


秋どり用の品種なので、今後また大きな傷害が無ければ収穫できるのではと期待している。未経験の品種なので結果に自信はないけれど、できたら嬉しい。



かぶ、コマツナはスッと発芽

かぶ、コマツナに、チンゲンサイを雨上がりに蒔いて3日目にそろってきれいに発芽した。
カブは目検討だけど、3センチぐらいの間隔で点蒔き。


コマツナは1条ですじ蒔き。もう少し濃い目に蒔いてもよかったが、種の残りがこれだけだった。また新しく買って追加しよう。
カブに比べて葉がだいぶ小さい。


チンゲンサイも発芽は上々で、これも点蒔きにした。


こういう風に全部揃ってすっと発芽すれば、スタートは成功ということになる。
出ない箇所がいくつかあったり、何日もかかってボツボツというのはまず順調な成長は見込めないものだ。

かつて種蒔きの「基本のキ」すら知らなかった頃の私は、蒔いた種が芽を出さないことがよくあったものだ。
テキトーに土を掘って種を落とし入れて、テキトーに土を掛けていただけだった。

・播種時期を守る
・土を良く湿らせる
・蒔き溝の深さを均一にする
・覆う土の厚さは野菜によって違う
・種と土を良く密着させる
という基本を全く知らなかった。

今の私が知る限りではニンジン、ホウレンソウ、レタス、シュンギクはちょっとコツがあるのだけれど、一般的には上記の点を外さなければ種が古くない限りちゃんと出る。

知らないとは怖いもので、経験がないと簡単だと思ってしまう。それが2~3回やってダメだといやになって菜園そのものを止めてしまう例が家庭菜園を始める人に多いのだと。

調べるツールはいくらでもあるのだから、作ってみようと思い立ったら何か1つでも学ぶまでは続けたいもの。
少しでもわかってくれば面白くなるものです。


日差しがだいぶ弱まってきたようにも思うので、寒冷紗を外して防虫ネットに交代しよう。

これらはどれも一度にいっぱいできても困るものなので、1週間から10日もしたら第2回目を蒔く予定にしている。

2018年9月6日木曜日

間引き&追肥

1箇所から3~4本出ているダイコンを間引いて2本にした。
これの追肥はまだ早くて、本葉が4~枚になったら1本にしてその時に1回目の追肥となる。

10日程前に定植した3種類はどうだったかな、調べてたらすぐにやらなくちゃということに。
キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーだけどどれも植え付けの1週間後に1回目の追肥。

計算した量を化成肥料(14-14-14の高度化成)で施した。
ほう、結構な量になるものだ。
これを忘れたらちゃんとした形には多分ならないだろうね。

この計算だけど、元肥として鋤き込む時に畝ごとに計算しているが、今は1畝に全部植わってはいないので、追肥の計算は按分も必要になってくる。

元肥の時のNは鶏糞を使っているのだが、防虫ネットが掛かっている畝で鶏糞を追肥でやるのは大変な手間になる。
従って簡単にばら撒くだけの化成肥料にした。

これはこれでまた、鶏糞を化成に換算しなおさなくてはいけないので、あぁややっこしい。3回又は4回の追肥計画なので、今回の量をメモと頭(大丈夫?)に記録しておいて次回からは凡その目分量でやれないだろうか。

施肥作業の途中から雨。
これはラッキーと、少々濡れながらの完了。
ウン、気持がいい。

2018年9月5日水曜日

かぶ、こまつなを蒔いた

私にとってはまず成功が難しい野菜なので、気が重いけど欲しい野菜のトップ10の内。

カブ(F1白雪)

かぶの品種としては初めてのもので、「小かぶの時から中かぶになるまで順次収穫できて裂果や変形が少ない」などの特徴が魅力で選んだ品種。
9月いっぱい蒔けるようなので、少しずつ数回に亘って蒔いていく予定。
カブは買うと高いので、できる時期にはぜひ作りたいが、ちゃんとできたことはあまり無い。

コマツナ


何回も作ってみるのだけれど、柔らかくてある程度大きく育ったものを収穫することはなかった。
収穫適期がごく短いので、大きくなりきらずに硬くなってしまう。きっと肥料が足りないのだといつも後になって思う。今度こそは、と何回思ったことか。
で、また今度こそとケイフンを標準量の2倍漉き込んだが・・

そして欲張ってチンゲンサイ


これはだれでもが手を出しやすい野菜のようなので、売店での1品として作りたい。


台風が過ぎた後、はっきりと空気が変わったとは思えないがいくらか過ごしやすくなっている。それでも直射はまだ痛いほどに感じるので、また寒冷紗を使った。

どれもアブラナ科でと~~っても虫にやられやすいものばかり。
コナガ、キスジノミハムシ、カブラハバチ、アオムシ・・針穴が開いた程度では犯人の姿が見えないので、推測で対策をしていくところから始めるしかない。

3日位で発芽するだろうが、虫との闘いの季節が始まる。
発芽したら寒冷紗を防虫ネットに替えて虫対策。

発芽の様子はこちらで