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2022年1月22日土曜日

今年も巻かなかった白菜

なぜか巻かない白菜

近くのホームセンターで買った「郷秋60日」と通販で買った「京都三号」の2種を種から育てて、「郷秋60日」は説明どおりに2.5kg球を収穫中(栽培日数は100日以上だった)だが、「京都三号」は2.5kgが1つだけ。

「京都三号」は過去3回(3年)やってみたが、1度もちゃんと出来上がらなかった。
巻いてこない。


今回の結果もやっぱり、、なぜ?

普通にできた「郷秋60日」と比べながら検証してみた。

・発芽適温と生育適温:発芽適温はどちらも20~25℃。 「郷秋・・」は一部をポットに種を蒔き20℃の屋内で発芽させ、9月15日に畑に定植 他に一部を直播きする。
「京都・・」は全部9月2日に畑に直蒔き。
生育適温は「郷秋・・」が15~25℃、「京都・・」は表記がない。無いということは他とほぼ同じと解釈できる。畑に定植後は防虫のため不織布で覆う。
ポット蒔きと直播きの違いは生育初期には直播きの「京都・・」の方が優勢だったので、この際は関係が無いと思える。

・肥料(元肥、追肥):「京都・・」は某大手種メーカーの標準マニュアル通り。 「郷秋・・」は昨年失敗した玉葱の残渣をすき込んだ後土を殺菌消毒した畝で、播種前の元肥は無し

・品種特性:「郷秋・・」は早生種 「京都・・」は晩生

・種質:古い種ではあるけれど、発芽は問題なかったから、種の質には原因はなさそうだ。

言葉で説明すると煩雑に思えるが、「京都・・」をあえて低悪な環境に置いたということは無い。

生育の結果を見て原因を考える

今回は7株育てて出来上がったのは2.5kgの1株だけだった。他のは大きな外葉が上を向いて立っている。
ひどい虫害などはみえず、中の葉が立ち上がっているので巻いているように見える株もあるのだが、さわるとフカフカ。葉のボリュームが全然ない。

この株は外葉がすごく大きくなっている。↓

「京都三号」右端の株の外葉の長さは45cm

「郷秋60日」外葉の長さは30cm強

袋の説明では4kgになるという。この外葉ならと期待できそうなのだが内部の葉が外葉に続かず、結局全体として葉の数がすごく少ないのだ。

そうか、4kgを目指すには栄養が足りなかったのだ。出来上がりが2.5kg止のものと4kgになると言われるものとを同量のエサで育てようというのは無理というもの。計算上の肥料はその1.6倍が必要だったということではないか。

普通に市販されている白菜は1株2.5kg前後で、4kgもあるものは少ない。
大手種メーカーのwebでのマニュアルを参考にしての栽培だったが、その辺の読みが浅かったのだ。栽培のキャリアを思うととても恥ずかしい・・・

タキイ種苗のサイトにはこんな説明がありました。
これだ、だから4キロの白菜を作るなら2.5キロのそれと同じ量の肥料でできるわけがない。
当たり前のことなのにそれに気が付かなかったのだ。

フカフカでスカスカの白菜をボンヤリと眺めながら、肥料不足かなぁ?計算していれたハズなんだけどなぁ?と考えてはいた。計算の基になる数字が違っていた。

こうして文字にして考えていくと正しい(と思える)答えが出てくる。
文字にすることは答えを導き出すのに必要なんだ。

今は1月半ば過ぎで、毎朝バケツの底には氷。雪が舞う日もしばしば。
なのにもう中心に蕾ができている株もある。晩生種でも140日も経ったらこれは当然の現象だろう。もう自分を作るための栄養成長は終わって子孫を残すための作業にはいってしまったのだ。

白菜のツボミ(トウ立ち)1月23日






2019年4月15日月曜日

キヌサヤのリン酸欠乏症

キヌサヤが旬、収穫真っ盛りです。
収穫した中には、莢の表面が紫色のアザになっているものが幾つかありました。

変色した莢

裏面

真冬などの寒い時期には、葉物が紫に変色するのをたまに目にします。
そんな時期なら気にならないのですが、今は4月の中旬。桜も終ったのです。

ぽかぽか陽気の日もある季節、低温による変化とは思えない。
突然毒素ができたとも思えないので、収穫したサヤを調理しようと熱湯にいれたら・・

あらっ、紫色がすーっと消えて本来のきれいな緑色に。
もちろん味に異状はない。
何だろう?

少し調べたけれどわからずそのままに。

偶然に行き着いたのは、これ。

暇をみてちゃんと基礎を勉強しようと、最近わかり易い教科書を買った。
「畑と野菜のしくみ」(家庭菜園検定委員会 編)

役に立つ手引書「畑と野菜のしくみ」

分野ごとに理論的に、かつ優しく説明されて楽しく読める。

その肥料に関する項に「五要素の欠乏症」の表にあった。
リン酸欠乏症「症状は下の葉から現れ、緑が濃くなったり、紫色を帯びたりする。・・・」

これを読んでキヌサヤの症状が浮かび、更にインターネットで幾つか検索していく。
「リン欠乏によってアントシアニンが生成される」という説明に遭遇し、あ、これ!
答えはこれでした。

状況が全く一致。
以前キャベツ苗でも同様のことがあり、わからぬままになっていたけれど、キャベツもリン欠乏で同様になることがあると。
その時のキャベツの様子がこれ

アントシアニンは水溶性なので、茹でれば元の色になってしまうのだと。
茹でたナス、水洗いした赤シソの葉を思えば納得。

解決!
リン酸(P)が欠乏したのだ。

リン酸(P)欠乏→アントシアニン生成→莢が色に→茹でたら色は消えた
ということのよう。

マメ科だから肥料は控えめに、と単純に考えていた。
控えるのはチッソ(N)肥料であって、実を生らせるにはリン(P)は多めに必要なのだ。

この症状が蔓延しているほどじゃないけれど、Pが足りていればもっと大きな莢になっていたのかもしれない。

今年はもう収穫が終盤になってきているのでここで追肥は止めておくけど、来年は元肥で熔リンを、実が付き始めたら過リン酸石灰を追加すればいいと、これもついでに?得た情報。

知ってみるととてもわかり易い欠乏症状だ。
なんて、知ったから言うけれどわからない時はわからないのだ。

読んだり聞いたりした基礎的な理屈は、その時には理解したようでも現実に対処できないのが現実。こうして一致できてはじめて、これがそうなのかと納得。

手取り足取りで教えてもらえないならば、本でも、ネットでも信頼できそうな資料を何度も読み、対象物などをよ~く見ることで深めることだろうか。

ところで謎解決のきっかけになったこの教科書は、図書館でたまたま手にし、ぱらぱらと見て、これは自分でもっているべきだとオークションで購入。1円だった(送料は別)。

家庭菜園検定なるものがあるらしいことは、どこかで見た記憶があったのでその解説書なんだと思えた。
その検定試験の問題を基に、関連事項の解説が載っていた。

設問文で何を問われているのかが良く解らないものあったけれど、受験するつもりは無いのでそれはまず置いて、関連の解説はよく解った。

ネット記事にばかり頼ると、なかなかパシッとした解決には行き着かず(私には理解できない難解理論・文が多い)時間ばかりかかってしまうのが常。

この本を基に、不足があればネットで補うようにすればずいぶんと理解が深くなるように思い、いい物を得た。




2018年12月29日土曜日

大根の裂根 これも多肥障害か

晩生種の大根の収穫が始まった。
種袋の説明では播種から130日で収穫となっているが、早く蒔いたせいか90日で収穫開始になった。


これで55cm、太い部分で40cm。
尻まで太る筈がそうはなっていないのは、まだ早いのか?

7cmほどに太った大根が土の表面に15cmほど出ていた。それを見て、もう十分な大きさと判断し収穫。

2本抜いた内の1本は下で縦に裂け目が入っていた。


大根の大きさは上の大根とほぼ同じ。
どうしたのか?

ちょっとググってみると、原因は
・乾燥した直後に大量の雨があった
・肥料が多すぎた
・収穫の遅れ
などと出てきた。

また、肥料だ。
乾燥とか大雨はわからない。
取り遅れは、標準時期より40日も早いのだから普通有り得ない。

となるとやはり肥料過多。
肥料が多かったので早くに出来上がった、とも言えそうだし。

ま、多肥はなるべくしてなった結果なのだ。
これで良し!笑

出来上がった大根の味は・・・
煮ると柔らかい。
生では、尻尾を食べても辛味が全く無く子どもでも食べられる。

辛いおろし大根が食べたい。
来年は辛い大根を、と去年も思ったのだった。

2018年12月14日金曜日

白菜のふち枯れ病 多肥障害だった

今年2種類の白菜を栽培し、その内の1種「京都三号」は縁枯れ病でほぼ全滅。

外葉はしっかり大きくなって外見はできているが、頂部を軽く押すとずぶずぶっと手が入り込んでいく。
巻きがかなり緩いのだ。

横から押さえてもフカフカ。
これはできていない。
播種後100日を超えているので、未熟とは考えられない。

株を抜いてみると軽い。
半分に割ってみると、こんな風に中の葉が縁取りされたように変色していた。


調べるまでも無く「ふちがれ病」。
よく見てみよう。


レース編の模様編みをしたようにきれいに出来上がって?いる。

正常に出来上がった白菜はこうなっている。


比べると葉の数が全然違う。
葉を作れなかったとういうことは、病状が出たのは最近でもずっと以前から病んでいたのだろう。外葉は成長していたので、気付けなかった。

でも外葉も形が変なのだ。
最も外の土が付いて枯れかかった数枚を取って現れたきれいな葉の一番外側。


痩せた人の背骨が浮き出たように、白い葉脈が目立ち葉の広がりもない。
葉数が無いせいか全体におかしい。中国野菜にこんな感じのあったような。

ふちがれ病の原因の殆どは「チッソ過多」だと。つまり肥料が多すぎたのだ。ごく僅かだけど白い茎の内側に「ごま症」も見える。
あぁ、これもか。

意識的に窒素肥料である鶏糞の量を標準量の2倍で栽培してみたのだ。
今年の春からの栽培作物全体にそうしてみた。葉菜には特に。

その結果が、これ。
葉ものだからといってチッソ肥料を多く与えれば良いものができるというわけじゃなかった。プロが教える量は基本的に守るべきなのだ。

ホウレンソウ、コマツナといった野菜は基準を超えても問題ない結果になっている。むしろ追肥の頻度を上げ、肥量を増やす方向で栽培すれば成長が速くなる。成長速度が速まれば柔らかく良質のものが収穫できることが実感できた。

もう1種類の白菜「郷秋80」は1株が芯腐れ病(これも原因はチッソ過多のよう)で倒れたが、後は元気に完成している。
施肥量に違いはなかった。ならば品種だろうか?

「京都三号」は種苗の大手通販から調達した種だが、詳しい説明がなく「京都」と名づけられているので寒い地方の品種だったのか。
でもそれで施肥量に違いが出る?

余談
この種苗の大手通販の種は安いのが取り得でつい手を出すのだが、栽培用の詳しい説明がサイトのどこにも無い。安いのは大量に購入するプロ向けだから?プロに詳細な説明は不要だからか。
小さな販売店や地元ホームセンターでは品種に限りがありそれもいま一つ。
結果重視の栽培をするなら、無難な新種を選ぶべきなのかな。

深くこだわってみても簡単に答えが出そうにないし、去年も「京都三号」はうまくできなかったことも考えて、まだ残っているこの種は退場させることにしよう。
それと、次回からは施肥量は基準内に納めること。


こんな姿になった白菜で、とても使いにくいのだけれどそのまま捨てるのも抵抗があり、変色した部分を除去して使っている。
そんな中で白い茎(葉脈)の下の方が柔らかくて美味しいことに気付いた。

シャキシャキとし瑞々しく、根元近くでも筋っぽさがなく柔らかい。腐りもないので生食でも安心して使える。サラダ風の利用にとても便利だ。


2018年11月6日火曜日

白菜の芯腐れ病

個々に見ればこんなにいい感じに巻いてきているのもある。

収穫間近のハクサイ

それが、株によっては芯腐れ病が出てしまった。
虫穴が増えているので葉をめくりながら犯人を捜していたら芯の近くが黒い。


虫害だけを気にしていたのでとんでもないものを見てしまったようなショック。

一番端の株だ。
こんなに傷になっていたらもうだめなので、とにかく抜き取ってよく見てみよう。

葉を全部外に押し広げて(葉数が少ないので簡単に開いた)。

白菜 芯腐れ病

角度を変えて


半分に割ってみた。

白菜 芯腐れ病 半割り

諸に芯が腐っていた。これは致命傷だ。
特に葉物は成長点の芯がやられたらどうしようもない。ナスやトマトのように脇から枝を出していくものは芯がダメだとその分を枝が頑張ってくれるけど、こういう種類の野菜はそうはいかない。

芯が腐って「芯腐れ病」

このサイトによると間違いなく「芯腐れ病」のようだ。
原因は言われれば心当たりはある”チッソ過多”のようだ。

今日まで気が付かずにいたが前から症状が出ていたのか、葉は大きいのに数は極端少ない。中に新葉ができて全体のボリュームがでるはずが、芯が病気なのだから新葉の育ちようがなかったのだ。

8月末に種を蒔いて2ヶ月と少し、触るとまだフカフカでも外見は形になってきている。


2列植えなので、反対側は


いい感じにできてきているように見えるけど、欲目かな。

障害はこの1株だけだろうか、原因が肥料過多なら全体に出てもおかしくないのだ。
それはエライコトになる。

白菜は葉を栽培するのだから肥料は多くていいと思い、種屋さんの言う基本量の2倍にしてみた。
この株だけじゃなく全体にすごいボリュームになった、とも感じていた。
近くのプロの畑には同じくらいの大きさの白菜が育っていたのを見て、ちょっと安心したりも。


葉菜だからって窒素肥料を多くすればいいってもんじゃない

単純な結論だけど、
葉を育てる野菜だからといっても、限りなくチッソ成分を増やせばいいというものじゃないのだ。基準や限界があった。

「病」と名がついてもこれは生理障害、その原因が気候などじゃなく「肥量」なら管理者の責任・・
気楽に勝手な判断でやると、とんでもないことにもなるもんだ。



2018年9月6日木曜日

間引き&追肥

1箇所から3~4本出ているダイコンを間引いて2本にした。
これの追肥はまだ早くて、本葉が4~枚になったら1本にしてその時に1回目の追肥となる。

10日程前に定植した3種類はどうだったかな、調べてたらすぐにやらなくちゃということに。
キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーだけどどれも植え付けの1週間後に1回目の追肥。

計算した量を化成肥料(14-14-14の高度化成)で施した。
ほう、結構な量になるものだ。
これを忘れたらちゃんとした形には多分ならないだろうね。

この計算だけど、元肥として鋤き込む時に畝ごとに計算しているが、今は1畝に全部植わってはいないので、追肥の計算は按分も必要になってくる。

元肥の時のNは鶏糞を使っているのだが、防虫ネットが掛かっている畝で鶏糞を追肥でやるのは大変な手間になる。
従って簡単にばら撒くだけの化成肥料にした。

これはこれでまた、鶏糞を化成に換算しなおさなくてはいけないので、あぁややっこしい。3回又は4回の追肥計画なので、今回の量をメモと頭(大丈夫?)に記録しておいて次回からは凡その目分量でやれないだろうか。

施肥作業の途中から雨。
これはラッキーと、少々濡れながらの完了。
ウン、気持がいい。

2018年9月5日水曜日

ポット苗に追肥

発芽して2週間のはくさいに液肥をやった。


今までポット苗は何でも、発芽からおよそ30日くらいを水の管理をするだけでそのまま育苗していた。

最近、このような育苗中も追肥の必要があると知った。今頃、なのだ。
そのせいか、苗がなかなか定植できる十分な大きさにならなかった。

種を蒔く土は市販の種蒔き培土を使うが、改めて袋を見たが今使用している品には「PH調整済み」としか表示されていない。肥料らしきものは何も入っていないと解釈すべきか。

それだとしたら水だけではしっかり太れる筈はない。
定植までに週に1回程度の液肥を使うのだという。

そうだったのか。
これを実行すればいい苗ができるかな。

本葉が出ている白菜の他は、同数で別品種のはくさい、追加で蒔いたキャベツ、カリフラワー、ブロッコリーで、どれも発芽して5~6日を経過。
ひょろひょろだけど、今から数回の追肥でしっかりしてくれることを期待。


昨日の台風21号は、当地では幸い被害らしいものはなかった。
予報が早期の時にはスワッ、直撃かと思ったけど日ごとに西へ西へと反れて関西方面で大被害。
年々災害が大きくなるような気がする・・



2018年7月14日土曜日

ブロッコリーは腐敗病に・・またも多肥障害

これがブロッコリーかと思えるような容姿。


葉の虫害も然ることながら^^;蕾の状態に注目。
この茶色いのは?

こちらは少しマシだけど、やはり茶色くなりかけている。この後広がってくるかもしれない。


どうしたのだろうと、調べたら「花蕾腐敗病」という病気だった。

こちらのサイトにお邪魔しての回答によると・・
専門用語が混じったページでその中から解る部分だけを読み取っての結論はこれ。

被害

花蕾に発生する。はじめ花蕾の一部に濃緑色の水浸状の病斑が形成され、後に、淡褐色~黒褐色に腐敗する。激しく発病すると、花蕾全体が腐敗する。

発生

発蕾期に曇天や降雨が続いた場合に発生が多くなる。病原細菌は、罹病残渣中に残存し、降雨によって運ばれ感染する。窒素過多は発病を助長する。

この花蕾を加熱して食べてみたら、特に変な味はしなかったがやはり美味しくはなかった。病気とわかるとちょっと気持のいいものじゃないので、止めた。

また、肥料過多による障害だった。
「また・・」というのは、既に春のブロッコリーで多肥による生理障害の状態(差し葉)を経験したので、これもかと。

表れ方が前回と違うのは、時期の違いと思える。
今回花蕾ができたのは梅雨真っ盛りの頃。条件にぴたっとはまってしまったのだ。

10個作ったブロッコリーが、菌の伝染により全部花蕾腐敗病となってしまった。
肥料を増やしたらどうなるかを試すために、あえて多肥状態で栽培したのだから、結果が出たということなのだ。

ブロッコリーには肥料の与え過ぎはご法度の結論。
これまでも施肥量が原因と思える異常はなかったのだから、肥料メーカーや種屋さんの教えに従っていこう。

今回のブロッコリーは3月末に播種し、育てたもの。
3ヶ月余りで収穫だから特に時間がかかっていたわけでもない。

が、梅雨時を経ての真夏の収穫はこのように病気、虫害、色が薄いなどの見た目の悪さなどで、無理やりになるのだろう。

あらためて今回使用した種の袋の説明を見れば、3月以降が蒔き時になっている。


つまり、やっぱり、肥料過多が主原因だったのか。







2018年6月9日土曜日

ジャガイモの収量はいかに 施肥量を変えてみた その3

この結果はどう判断したらいいか。。



今まで私が栽培してきたものはどれも肥料が足りないのではないか、という話になって、それじゃぁ今年はどれもうんと増やしてみようことに。

その手始めで3月に植えたジャガイモは、肥料を通常の量とその9倍にしたものとを栽培し結果を見ることに。
ジャガイモは肥料が多すぎるとツルボケになり収量は減るのは常識と思っていたので、無駄な試しと思ったが、全てに試すということにしたのでまぁやってみることに。


施肥量の境目を中心にして左右の状況を写真に撮った。
何か目印を置くとなお良かったが、これでも差はわかる。


中央から左半分を標準量区域、右半分を多肥区域にし、それぞれの外側がメークィン、内側はキタアカリを植えた。

キタアカリは花が着かなかった。着花があったか無かったかは収穫には関係ないらしいので気にせず。

内側のキタアカリが先に収穫期を迎えた。キタアカリは早生系なので予定通りの順番。
これを5月29日に掘りあげた。
量はさて置き、虫害は数個で病気なしのきれいな芋。


日を置くこと10日・・メークィンも8割方の枯れが出て、梅雨にも入ってしまったので
晴れ間をみて収穫。


こちらもキタアカリ同様に虫害は数個で病気もなし。肥料の量に係らず芋の形も良く大きいものが多いように感じた。

う~ん、どう比較したらいいのかなぁ。

では具体的に肥料の量にどれくらいの差をつけたのかというと
タキ○のホームページ上の栽培マニュアルから、(施肥量)10㎡当たりの成分量はN=200~250、P,K=200~300となっているのを基本とし、これを栽培面積で割戻したものを私なり「標準量」とした。
もう一方のをその9倍にしてみた。

使った肥料は主に鶏糞で、その中のN量を10㎡当たり200gくらいになるようにし、その場合のP,Kの過不足はこの場合無視した。

いくら何でも9倍は、全くモノにならないだろうと踏んでいた。

種芋は種用として売られていたものを、どちらも2kgずつ使用し、肥料の量ごとに1kgずつ植えた。

その収穫結果がこう出た。
A 標準量の肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  5.44kg
  メークィン  9.72

B 9倍の肥料肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  10.0kg
  メークィン  8.16kg
  
家庭菜園でもよくできれば収穫時の収量は種の目方の10倍だと言われる。それを基に考えると
キタアカリは肥料は多いほうがいい。
メークィンの肥料は標準量でいい。肥料が多いと収量は落ちる。

ということになる。
でもこれが全てじゃないだろう。

30センチ間隔で植えた筈が、収穫時にはいくつか抜け落ちている箇所もあった。
種芋の切り方に偏りがあって発芽しなかったことも考えられるし、途中で消滅していたのかもしれない。

本当にキッチリした結果がでたわけじゃない。
今年の結果から、施肥量の違いは収量にはそれほど響かないと結論付けるのは違うだろうか?


2017年6月22日木曜日

土がしっかり湿ったので、あっちこっちに追肥

昨日の豪雨で畑はしっかりと潤って、野菜たちは嬉しそうだ。
改めて細部に目をやれば、そこここで葉がなくなっていた。

防ぎようがなかった。
自然災害はある程度は仕方ない、と自己防衛はしっかりしてしまう私。

さて本論、気を取り直して・・・
土はしっかり湿っている、追肥のチャンス。

基本的に実ものがぶら下がるようになったら、追肥だよ。

先ずキュウリとインゲンの同居する畝。
畝と通路の境目くらいのところに浅く溝を掘って

追肥 畝の肩を削る

そこに化成肥料をパラパラと置いていき

追肥か化成肥料

上に土を戻す。
それだけのこと。

この時期はもう根がだいぶ伸びているから、茎の地際に撒くのでなく少し離して撒く事で根の先端から栄養を吸い上げられるのだ。

トマトも同じようにやって、次はナス。
ここは狭い畝に間隔を空けて植えてあるので、撒く位置は株間とする。

追肥 株間

やり方は基本は一緒。
浅く掘ったら化成肥料を撒いて、土を戻しておく。

よく見えるようにすると、こんな感じね。


まだ左右が繋がるほどには根が伸びていないだろうけど、こうしておいた方が効率がいい。

それからレタス。
6月初旬に植付けたグレートレーク。

取りあえず元気に育っているけど、記録を見たら植付け時には元肥として牛糞、その時に化成肥料を入れただけ。

レタスは短期間に出来上がるからということでそうしたのだけれど、短期間だからと言って肥料が少なくて言い訳じゃないから、もっと早くに追加すべきだったと反省。

そんなことをぼんやり考えながら手を動かしていたら、撒く位置を間違えて畝の肩にやってしまった。
この大きさじゃまだ根は通路近くまで来てはいないと思う。

株間にするべきと思い、改めてそこにも。

レタスの追肥

ここには防虫ネットをしてあるので、ちょっと面倒だ。
が、頑張ってやった。

結果的に広範囲に撒いたことになったので、暫くは大丈夫かな。

水気を帯びていても、柔らかい土は楽だ。
サクサクと鍬が入って気持がいい。

そうそう、土が軟らかいといえばこの間のゴボウ。
ナンダコレハ?という形で出来上がって?いた。

たまたま見たNHKの「ためしてガッテン!」
ここでなぞが解けた。

土が硬いとあのような股根になるのだそうだ。
この土、硬かったもんねぇ~。
この記事

野生のゴボウはみんな5本も6本もの股根が当たり前で、それを野菜として常食している
国もあるとか。

野生じゃないんだから、次の作付けまでにはしっかりと堆肥を入れなきゃね。

余談。


追肥は他に、ピーマン、シシトウにも簡単に施し、エダマメにも。
エダマメには不要というのが基本だけど、結果はいつも肥料不足状態なので今回は施肥してみた。

追肥を、今日みたいにこんなに丁寧にやったことなかったような気がする。

今日はメロンの覆い(カラスよけ)もした。
大きいものはモウ10センチ近くになり、葉の間からよく見えている。

まだ味は乗っていないけど、カラスは突いて遊ぶから油断しない方がいい。
今日は6個ほどにプラスチックの籠をかぶせた。

今のところいい成績に見えるけど、食べごろに食べて欲しい人が居てくれるかが問題。