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2019年11月27日水曜日

ほうれんそうと春菊の種蒔き

11月に入ってから種を直蒔きして育てられる野菜は、私の知識、技術ではほうれん草とシュンギクだけ。
それも低温期なので収穫まではそれなりに時間がかかります。

でもナベや和え物には欲しい野菜だから、そしていままで広く占領していたナスやラッカセイを終らせた後の畑が空いているので、今月いっぱいは順にホウレンソウを蒔こうと計画中。

ホウレンソウ種蒔きのポイント

9月以降はこれで3回目のホウレンソウ。そして今年の最終になるかもしれないと思うとちょと丁寧に準備しようという気になりました。

発芽を確実にするためにやらなければならない作業があるのですが、これは種の袋には書かれていません。
種を一晩水に浸すこと
です。

これをするかしないかで発芽率や発芽日数が変わるのです。
ホウレンソウの種は発芽を抑える物質で覆われているので、これを水に浸けることで取り除きます。

最低これだけでも発芽はするのですが、更にこの種を水から引き上げて冷蔵庫に2~3日入れればもっといい。

冷蔵庫内の温度と地温との差に効果があるのでしょうか。

冷蔵庫に入れて忘れてしまいそこで発芽していたこともあるのですが、それを蒔いたら翌日にはちゃんと芽が出たという経験もあるくらいです。

今回は冷蔵庫で2日冷やし、3日目に畑に蒔きました。
冷蔵庫内でもではだいぶ乾くので、浸水後すぐに蒔く場合より蒔き易いのですが、このように処理した種を扱うコツがあるのです。

種が濡れていると指にくっついてしまい思うように落ちてくれません。
そこで適当な容器に種を入れたら、種に砂を少し混ぜます。これでOK。


種がさらさらして蒔きやすくなります。
もちろん砂ごと蒔けばいいので、面倒はありません。

蒔き溝は浅めです。
畝の外に種をこぼしてしまい、拾いきれなかった種が土の上で目を出していたことがありました。
温度や水分が適当なら裸でも大丈夫ということでしょうか。

溝の深さは浅くですが、その深さも均一にしないと発芽が揃わず成長に響きます。
覆土が厚いところと浅いところが出来ないよう、支柱などを使って平らな蒔き溝を作るのも発芽を揃えるコツでしょう。


今回は蒔いてから4日目に、みごとに揃って発芽しました。


手前がホウレンソウ、奥はシュンギクです。
上の写真は11月27日現在で、ホウレンソウの発芽が始まってから10日目、シュンギクは6日目です。

ちょうど発芽が始まった頃からカメラとパソコンの接続にトラブルが出て、解決に10日も掛かりホウレンソウは本葉が出始めました。


あまり均等には蒔けていないので、少々間引き手間も掛かりそうです。
間引かなくてもいいようにと、初めから出来上がり状態での間隔で蒔くと上手く成長しないようです。

隣とちょっと触れ合う程度にし、成長に従って間引いていくようにしなければならないようです。自分の都合のよいようにはいきません。
収穫までに何度も間引くこともすっすと育てるためのポイントです。

すっすと伸びないと質のいいものができませんね。
ぽちぽちと疎らに芽が出て、何時までも成長しないでいいると小さいまま硬くなってしまいます。
日々成長が見えるような管理ができれば、美味しいホウレンソウが食べられます。

ほうれんそうは発芽が成功したら、8~9割はもう出来上がったようなもの。
後は間引きと追肥を忘れないようにすればいいので。

虫害や病気は、全く無いわけじゃないのですがあまり心配しなくても大丈夫です。

シュンギクの種蒔き

あまり好まれないので作る機会に恵まれないのですが、今年は畑の空きを埋めるため作ることに。

春菊はレタスと同じキク科。
レタスは何回も作っているけれど、なかなか気難しい野菜だと思います。

発芽率が低く、出てもいつの間にか消滅してしまうので、ストレスの溜まる種類です。
春菊はそれほどじゃないとは思うのですが、レタスの仲間なので要注意。

先ず、やはり種を水に浸して一晩。
これは種に発芽抑制の何かがあるとは聞きませんが、湿らせてから蒔いた方が効率がいいだろうと思ったまでです。
冷蔵庫には入れずに直接蒔きました。

で、ここで注意は、土の掛け方です。

シュンギクの発芽には光が欲しいのです。
ホウレンソウも覆土は薄くしましたが、シュンギクはもっと薄くです。
「種が見え隠れするくらい」と言われます。

ネット上などでよく言われるのは、土の代わりにモミガラを薄くかければいいと。
要は光が欲しい種なんですね、「好光性種子」という分類にはいるもの。
身近なものではレタス、春菊の他にはニンジンがそうです。

で、こうして蒔いたシュンギクは6日後から発芽が始まりましたが、出揃うまでは10日を要しましたが、出るべきものは全部出たようです。
待ちくたびれました。




《私的に今後の課題》
用意した場所にどれくらいの量の種を蒔くか、蒔けるのかが難しいのです。

袋には内容量○mlと書かれていますが、そう言われても、じゃぁ1列3mの畝には何ml使えばいいのか?私には解けない計算です。

いつも適当に用意した結果、大抵多過ぎて厚蒔きすることになってしまう。
高価な種を間引くために蒔くことになり、今後解決をしなければならない課題です。

今回は場所に余裕があったので、畝作りを広めに準備した。
そうすると今度は元肥が必要の無い部分にまで入れたことになり、何とも難しいのです。

2019年5月17日金曜日

青菜栽培はこまめな間引きがキーポイント

直接畑にばらばらと種を蒔いて育てるコマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイなどの青菜は、芽が出たら「間引く」のは当たり前と思いつつも、1~2度の間引きで済ませていた。

最近、結果として良品の青菜ができたとので振り返ると、間引き回数が多かったことに気付いた。去年秋からのホウレンソウ、コマツナ、今年のチンゲンサイの姿を見てみる。

昨年秋のホウレンソウ。
10月初旬に種を蒔いて1月後には収穫になった。


これを収穫した状態がこちら


美味しそう。

こちらは久々にちゃんとできた小松菜。
去年4月収穫のもので、これも種蒔き後36日。


スッスッスーとできたものは質がいい。
今まではなかなか大きくならずに、ある程度に成長した頃はもう、硬くて不評だった。

そして今年初のチンゲンサイ。


これは実際は間引き菜なので、まだ中学生位の体でスリムなんだけど将来の成熟形が予想できる。
播種から約40日。虫の穴も殆どなく、あと数日で成人?となりそう。
ほぼマニュアル通りに育っている。


何度も間引きをして徐々に株間を空けながら育てると、さっさとできあがることに気付いた。
もちろん1~2回の追肥と同時に虫害対策もしていなければならない。

虫害対策には主に防虫ネットを使用するので、間引き作業をするにはその都度ネットの裾をめくり上げなくてはならず、これが面倒でつい作業をサボりたくなってしまうのだ。

じゃぁ始めから間引きが必要ないように粗く、極端にいえばあの小さな種を1粒ずつ蒔いたらどうかと乱暴な発想も出るけれど、これはこれでダメ。

こういう種は始めから1粒では育たないという。
幼児の頃は周りにある程度の仲間がいてお互いに競い合って成長するのだと。

それから種の中にはダメなものも混じるから、すこし大目に蒔いて選抜する必要もあるので、1箇所に1粒というのは合理的とは言えない。

大根のように始めから一定の間隔を空けて蒔く方法もある。しかしそれだって普通1箇所に1粒じゃなく3~4粒は蒔くから、それを間引きながら最終的に1本にしていくものだ。

成長に従って仲間の数を減らし、栄養と環境を独占しながら満足な姿になっていくそうな。
こう書くとちょっといやらしい育ち方に思うけど、他の生き物の食糧となるのが目的の生物なので。

とにかく・・
虫の餌にならないよう管理することも大事でかつ大変なんだけど、防虫作業と比べればごく簡単な「間引き」をちゃんとすることが成長に大いに寄与することを、再認識。

栽培期間40日~2ヶ月くらいのこの手の野菜は栄養と間引きの管理でパパッと仕上げれば、柔らかく美味しいし、ムシが寄り付く危険性も低いということになる。

昨秋から今までちょっとホウレンソウやコマツナの出来が良かったので、間引きとはと改めて考えてみた。

2018年10月4日木曜日

冷蔵庫に1週間・・ホウレンソウは発芽した

すっかり忘れていた。
発芽促進のために冷蔵庫に入れたホウレンソウの種。

1週間位経って冷蔵庫から出してみると、これ、このとおり。


モヤシ!

こんなに長~く芽が伸びてしまったらもうだめかもしれない、と思いながらもダメ元ですぐに蒔いておいたら、ほぼ揃って出た。


それも2日目だ、早い!

冷蔵庫で寝かせる時間は、これまでは1日か2日だった。
そうして蒔いたときの発芽日数は早くて4日、遅いと10日もかかった時もあった。

それが今回は2日だ。
そしてこんなに芽が長くなっても大丈夫なんだ、これはびっくり。

水に浸けただけで、冷蔵庫はパスして翌日蒔くと発芽まで1週間前後かかる。
冷蔵庫で1週間寝かせると2日で発芽する。
結果、発芽に要する時間は同じということか。

発芽率も変化がないような気がする。
冷蔵庫に入れている間に畑の準備ができることがメリット。

とても目新しい気付きをしたように思ったが、なんだこれだけ?
でもすぐに発芽すると、出るのか出ないのかと待つ不安が無く、これもメリットか。


冷蔵庫内ではキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れてあったので、出した時には種はしっとり湿っていた。
厚蒔きにならないように指先で芽を傷め無いようにそっと捻りながら蒔いた。

モヤシ状の白い芽がそのまま土を持ち上げて出てくるのか、もう双葉になっている。
これ以上長く伸びたら、土の中で折れてしまうだろうな。

あ、違う。
これは芽じゃなく根。
芽より根が先に出るのだった。
根ならこれが折れてもほかに何本も出てくるから、問題ない。

2018年1月14日日曜日

厳寒期の畑 低温が続くこの冬で

新しい年になって、気温は一層厳しくなった。

3年目にして朝6時半ごろの気温は連日マイナスとなり、毎朝のように結氷を見ている。
暮れには防草シートが凍っているのに気が付かず、すべって尻餅をつき未だに尾骶骨に痛みが残る。骨折してるかな?

今朝も早朝は-2度。
9時を過ぎてもこの通り。


白く見えているのは薄い氷。
日当たりの良くない近くの畑では、大根の葉が凍みている。

うちの野菜たちは・・・
一番気になるタマネギ。

これは中晩生(なかて)。


さすがに成長はできないけどしっかり生きている。
大丈夫。

一番心配な晩生種(おくて)は・・



種から育てたものでひょろひょろした危なっかしい苗だったけど、よく頑張っている。
この時期にこの様子なら、暖かくなればぐんぐん伸びるだろう。よかった。

寒さでかなりダメージを受けているのはニンニク。


外葉の枯れがすごい。
芯に近い数枚はしっかりとして色も濃い緑だけど、他所の畑と比べると茶色の外葉がとても多い。

砂地のせい?
命に別状はなさそうだけど、何がそう違うのか。


みごとに失敗したのはハクサイ。
ほんの僅か期待してみたけど、やっぱり巻かなかった。


まるで巻く気なし。

少しだけ期待してみたけど、う~ん残念。力及ばず・・の姿がこれ。
巻きかけていても、ここまでか。
春のトウ立ちを待とう。


ミニ白菜だけは形になって、大切に利用中。
普通の白菜が1/4株で150円もしているので、助かっている。


この大きさで1株が500gくらい。
300g位から食べられるそうだけど、ここまで待って良かったなぁ!

次、キャベツ。3段階で生育中。
まずは年内に出来上がって今収穫中の残り2個(700~800g)。


次に控えているのは、もう食べられそうだけどちょっと小さ目のが5個。
5個全部はファインダーに収まらなかったので、そのうちの3個。
残り2個も同様の大きさ。


その後は12月に植えつけたばかりの、まだ小苗状態のがこちら。


アンドンの中でじっと寒さに耐えている。
出来上がるのは暖かくなってから。

寒さには強く日々成長しているのが、このエンドウ。


大きな株でも高さがおよそ15cm。
霜にやられない適度の大きさのようで、どれも生き生きしてるように見える。

やはり晩秋に蒔いたソラマメ。
これも問題なし。
これも大きくなってから低温にあうと成長に障りが出るといわれる。



こちらは今が旬のホウレンソウ。
寒さには強いのだけれど、べたっと地面に張り付いて立ち上がろうとしないまま葉は大きくなっている。


使用上の問題はないけど、袋に入れて販売するにはちょっと困る。

そしてやはり旬のダイコン。
品種は「YRくらま」で、今回初挑戦。
遅く蒔いたのでまだ十分の大きさにならないが、寒くなって成長が良くなってきた。


今日から収穫開始。


左側の大根の長さが28cmで葉が付いた状態でおよそ1kg。
市販品は30cmくらいで1本300円也。

ちょっと遅れたけれど作っていて良かった~。

これらが今生育中、収穫中の品々。
大根は1畝そっくり虫害でだめになり、白菜は巻かず・・で一時は落ち込んだけれど、何とか自分の食糧分は確保できそう。

この経験は今後の勉強材料にしなくては。


















2017年11月4日土曜日

ホウレンソウは肥料不足か虫害か?成長が遅い

種を蒔いて1月と10日でこんな状況。

ホウレンソウ 生育不良

虫害も結構ある。

ホウレンソウ 虫害

ここは温暖なせいか、ホウレンソウも虫害にあう。

成長が鈍いから虫にやられたのか、虫害のせいで成長が鈍いのか?
どっちもありのようにも思える。

それに気になっているのは肥料不足。
いつも元肥として使っている鶏糞が足りなくて、ピンチヒッターとして尿素を利用。

計算をしたのか、しなかったのかの記憶がないし記録もないので、その辺も不安材料の一つ。テキトーにやるのはこういうときに困る。

とにかく、栄養が足りていないのは見ての通りなので、頻繁に化成肥料を施しているが効果が見えてこない。

虫の活動は止まったようで、その後同じ畝に10月7日に撒いたホウレンソウはとてもきれいだ。


でも1月経過でこんなもの・・
上手な人の畑を見れば、芽が出たと思うとあっという間に収穫になっているように見えるので、私のはどうして?

ホウレンソウに関しては、発芽は上手くいくようになったもののその後の成長がどうもだめだ。
ここを極めなくては。







2017年9月23日土曜日

直播き秋物ピーク

昨日は夕方から夜半まで、やさしく且つたっぷりとという感じで雨。
予定していた今日の種蒔きには最適。

雨の後の種蒔きはダイコン、カブ、ホウレンソウ、葉ネギと大忙し。
せっかくちょうど良く湿った土が乾かないうちにと、午前中からフル回転。
ダイコンは9月中に1種類を蒔きたかったので、この雨の後を狙っていたのだ。

今年の目玉はこれ。


特別どうってことない品種だろうけれど、なんせ普段はほとんど使わない(使えない)タ○イの種。
最近近くのホームセンターで売られるようになって、値段だけで判断し、以外に安いと飛びついた。

今日43本分を蒔いたら、残りは10粒ほど。
予定数は43本だったからちょうど良かった、と言えばそれまで。

まぁ、3年も5年も持っているようでも良くないから、ちょうどいいと言えないこともないけど・・
それから、蒔き時が9月中~下旬となっているのは嬉しい。

今までのはだいたい8月下旬頃~だったけど、これならゆっくり準備できるし、気温(地温)も適度になりハラハラしなくてもいい。
さすが、高価なだけあるねぇ。

粒剤の殺虫剤を土と混ぜて、種を蒔いて、うすく土を被せて軽く抑え、上にネキリエースをパラパラっと置いて、ふわっと水遣りして、すぐに防虫ネットをセットして完了。


一番手前の畝がダイコンで、小苗が見えているのは9日に蒔いたミニダイコンで今は10~15cm程になっている。
今日はその右の空き地に「聖護院」、奥側に1列13本分を「くらま」を蒔いた。


カブ2種類は、2回目の播種になるけどちょうどこんな時期かなと。
小カブと中カブ?の2種。栽培期間が短いから少しずつずらして何回も収穫するのが目当て。

初回に蒔いたのは、今ここまでになっている。
この左の続きに今回の種を蒔いた。

やり方はダイコンと同じ。



葉ねぎも適期のようだ。
これは苗を作るための種蒔きだ。


熱さまシートを貼り付けたような絵だけど、蒔いた部分に不織布のベタ掛けをしてある。
ここで20センチ位になるまで育てたら移植して生育するんだけど、ネギの類ってこのところが実に面倒。

発芽率も低めで、生育期間も長い。
だからちゃんとできれば、とても嬉しい。

ホウレンソウは気持ちの上ではもっと早く蒔きたかったが、気温が高すぎた。
数日前から下がり始めたので、じゃぁこの雨の後だと。

予定の種蒔きを全部終ってからの撮影だったので、どれもネットの画像ばかりになってしまったが、さて何がどのように姿を見せてくれるか・・。

蒔くだけだからそんなに時間は掛からないつもりだったのが、たっぷり2時間半もかかってしまった。
害虫が怖いから殺虫剤に防虫ネットにと、これでもか、これでもかの重装備。
道具を考えて運んだつもりでも、作業が進むたびに忘れ物に気づき畑と物置とを行ったり来たり・・・。

小足を使うっていうのは、エネルギーの消費にはなっても体力をつけるという意味での運動にはあまり役立たないとか。
あ~、疲れた。

今日は種蒔きの条件としては良好だったけど、作業している私には蒸し暑くてたまらなかった。気温は27~28度だったか。

2016年12月10日土曜日

ホウレンソウの種蒔き もう一工夫

ホウレンソウの種蒔きは、事前に種を水に浸けて外の硬い皮を取り除くことで発芽率が良くなることを覚えた。

時間があれば、それを一度冷蔵庫に入れて芽を出させてから蒔くともっといい。
しかし水に浸した種は掌や指先にくっついてしまって、均一に蒔くことが難しいという欠点もある。

そこでもう一工夫。
砂を都合して、濡れた種にまぶしてから蒔くと・・あらっ、パラパラと上手く落ちる。

砂は川砂でも海砂でも大丈夫。
砂にまみれたホウレンソウの種は、甘納豆みたいで美味しそう。


種と種が1粒ずつバラバラになっている様子がわかる。
なるほど。

これを指先でちょっとひねりながら植え溝に落とし込んで蒔く。
そして薄めに土を掛けて、手のひらか平らな板のようなもので押さえて播種完了。

今回は発芽まで7日。
まぁこんなもんでしょう、9月頃のようなわけには行かない。

で、発芽の具合は・・・
ほぼ揃った2日後の様子はこんな感じ。


あまり重なっていない。
砂をまぶした効果がでている。

実はこの方法は私が考えたのじゃなく、ネット上に落ちていたもの。
何でも工夫はしてみるもんだねぇ。

ホウレンソウの蒔き時は、マニュアルでは暖地で12月初旬までらしい。
でも今年の正月に、「数日前に芽を出しました」という感じの発芽したばかりの畑を目撃。

種袋も畝の端に添えてあった。
「剣葉ほうれんそう」だった。

先日ホームセンター2店で探したけど見当たらず、ネット上で見ると今回私が蒔いた「西洋大葉」と同条件だった。

もう一度、なるべく早く蒔いてみたい。

2016年11月30日水曜日

ホウレンソウの鳥害

こんな時期だから虫害の心配は無い、と気楽に構えていたら・・・
ギョッギョッギョ、葉が無い。


たぶんヒヨドリの仕業。

たぶんというのは、ホウレンソウを漁る現場は見ていないけど、隣の畝のブロッコリーを美味しそうについばんでいるのを目撃したので、おそらく。

コマツナ、ハクサイ、ブロッコリーはよく被害に遭うけれど、ホウレンソウもなのか。

対策は簡単にテグスを張ろうと考えたけど、そんなものじゃあまり効果は無いようだ。
畝幅が極狭いので、トンネルもだめ。

仕方がないからべた掛けシーとをふわっと掛けて端をピンで押さえておいた。
もう少し成長するまでの当座の凌ぎ、でしかない。

あまり少量の栽培はこんな時に都合が悪いんだねぇ。

2016年4月2日土曜日

ホウレンソウ発芽 ソラマメの摘芯も

昨日は一日中春の雨。
そんな予報だった?
おかげで芽だしにはラッキーなお湿りでした。

しっかり水をもらって、ホウレンソウがバッチリ発芽しました。
播種から5日目です。

種の浸水、冷蔵庫での芽だしをせずにいきなり蒔いたら、この時期なら発芽まで10日近く掛かるでしょう。
もっとも冷蔵庫での芽出しに5日掛かっているから日数では同じ。発芽率に差が出るかな?
負け惜しみか言い訳見たいですね。両方同時にやってみなくちゃ胸は張れないか。


結果として発芽は満足です。

もう少し幅を広げて蒔いても良かったかな?
ちょっと寂しいような気がします。
次回はもう少し沢山作ろう。

忘れなかったらついでに上記のやり方の検証もしてみたい。



毎日20度くらいになる日が続きます。
桜が各地で次々と開花しているようですが、この辺には桜の木が少なくてがっかりです。
それでもあそこに1本、向こうに1本と咲いています。

木の芽吹きも遠目でもわかるくらいになってきました。
春本番ですねぇ。あれこれと種が蒔ける陽気になりました。


ソラマメのアブラムシも最盛期のようで、毎日退治に忙しいです。
今朝も頂部を振ったり叩いたりしていたら、ポロリと1センチ程のアオムシも落ちて「ヘッ!」。
彼らももう活動してる!


アブラムシは茎の成長点付近と花茎に集中的にたかっています。
それなら成長点部分は切ってしまいましょう。

摘芯は莢を太らせるための技術の一つのようです。
1mを超えている枝を中心に芯をチョキチョキしました。


今年のソラマメはばっさりと整枝をし、毎日のように脇芽を掻き取り、摘芯までしてずいぶん風通しよくなっていますが、大きな豆が期待できるかな?












2016年3月28日月曜日

ホウレンソウの種蒔きのコツ

ホウレンソウは発芽率が悪くて・・とか、うまく芽が出せなくてといったことをよく耳にします。
私もかつてはそうでした。それが当たり前とも思っていました。


それが、発芽を成功させるコツがあったのです。

ホウレンソウは、コマツナやチンゲンサイを蒔くようにただ土にそのまま埋めただけではうまく発芽してくれません。
播種前の準備が必要なんです。

この日に蒔こうかなと思ったら、その4~5日前、少なくとも前日から準備します。
そういう意味ではちょっと面倒ですが、そうすればまず間違いなくそろって芽を出します。
これまでうまくできなかった方は感激しますよ、やってみてね。


手順はこうです。

1、先ずプリンとかヨーグルトを食べた後の容器(使用中の食器でなければ何でもいい)に水を入れ、その中に蒔く予定量の種を袋から出して(これは勘ですね、私の場合)入れます。

2、一晩そのままにします。

3、翌日水から上げて、木綿布かキッチンペーペーで包み外側の水を切ります。

4、布かペーパーにいれたまま更にビニール袋に入れて冷蔵庫へ。

5、ちょっと芽が出てきたら畑に蒔きます。
蒔くときに芽を傷めないように気をつけて。

これでそろって発芽します。
ここまで完全に出来なくても上記3の手順までした後土に蒔いてもそろって発芽します。


ホウレンソウは発芽さえうまくいけば病気もあまり無く、虫にもやられないので楽です。
良く知られらことですが、土の酸性には弱いので事前にやや多めの石灰の混入は必須ですよ。

ホウレンソウはうまく芽が出なくていやだという人がいます。
こういう風にやったら、きっとホウレンソウが好きになりますよ。

私もこれを知ってから、ホウレンソウの種蒔きが楽しみになりました。


今日はこのようにしたホウレンソウの種を蒔きました。
品種は「味いちばん」(渡辺交配 マグワイヤほうれん草)
3月下旬から4月いっぱいが播種期限という丸いタネです。


赤い色粉がまぶされていますが、これは単に蒔き具合がよくわかるようにとの目的のようです。
同じように色がついたものでも、種の大きさや形がきれいに揃っているものは殺菌などの機能がプラスされているので、水に漬けることは止め、直接蒔きます。

このタネを1晩水に漬け、5日間冷蔵庫でお休みいただくと・・・
出ました、小さな芽が。


さぁ、これで蒔けます。

この種は有効期限を過ぎていますから、ちょっと厚めに蒔いておきました。
蒔いたら発芽までは水を切らさないのもコツのです。




何でこうするとうまく発芽するかということを考えてみました。

ホウレンソウの種は発芽を阻害する厚い外皮に覆われているのだそうです。
一晩水に浸すことでその厚い外皮が消滅してしまうのですが、何らかの化学反応を起こすのでしょう。

更に数日間冷蔵庫に入れておくと、小さな白い芽が出ます。

これはどうして?

そこで思い出したのが、発芽の原理 です。
収穫したタマネギやジャガイモが秋になると芽を出し、困っていろいろ調べたときに
植物は低温に反応して芽をだすものと、高温に反応して芽を出すものとがあると教えられました。

ああ、それでタマネギやジャガイモは秋に気温が下がってきて芽を出すのだと、納得したのですが、そこまで。
その先に思いが及ぶことはなかったのです。

今回やっと気づいて、じゃぁ芽を出させるためには冷やせばいい。だから「冷蔵庫へ」ということなんですね。
難しい理屈じゃなかったんですよ。

1を聞いて10を知る頭があればすぐ気づくことなんでしょうが、10を聞いても7か8しか理解できないとなかなか前にずりませんねぇ、悲しいことに。

低温で発芽を促し、その後は土のお布団を掛けてお日様に温めてもらって本格的な発芽となるわけなんですね。

何で?の理屈がわかって納得できると、なんかとても利口になったようで気分がいい(笑)