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2023年3月3日金曜日

今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



[過去のサツマイモ関連記事]





2022年5月9日月曜日

アリの被害はホウ酸で防ごう

いつもGW頃になると熟してくるイチゴ。
そしてイチゴが色づくとやってくるのは孫だけじゃなくアリの大群。

この迷惑者(アリのこと)を何とかしたいとググって、見つけたのがこのサイト
わかりやすく説明されていてやり方も簡単で、効果のほどが画像でよくわかる。

イチゴよりもっと甘くて魅力的な蜜をイチゴの近くに置いてそこにアリをおびき寄せて、密に混ざっている毒(ホウ酸)で絶命させるという算段。

なるほどと、やってみました。

その通りに作ってイチゴのそばに置いて、半日。


見事に餌に集まっていました。


すぐそばにイチゴがあっても集っているのは毒入り密餌のほうです。
イチゴは無事で、アリはホウ酸を一緒に食べているのでやがて絶命の筈。
アリが来なくなったら餌を足してやればド、ド、ドっと集まってきます。

ゴキブリ用ホウ酸だんごのアリバージョンですね。
簡単なので、アリに困っていたらやってみましょう。
※作り方は上に紹介したページが詳しいのでそちらをご覧ください。

GWに訪れた孫42匹、じゃなかった2人は嬉々としてミニいちご狩りができてゴキゲンでした。

孫をおびき寄せる(?)小道具という訳じゃないけれど、普段買ってまでは口にしない新鮮な苺を孫が帰ってからはうちで毎日少しずつ食べています。

その「ホウ酸」とは何か、アリに効果があるのはどうして?を調べて
ホウ酸に関する記事はこれがよく分かったよ。

2022年3月20日日曜日

発酵熱で土を温め、サツマイモの芽出し成功

特別な資材も特別な設備も不要で、その気になれば1日でできる温床。

目的は、サツマイモの芽を出させるために土の温度を上げること。
過去には畑にマルチをしたり、スチロール箱で温めた見たり、それを家の中でやったり・・と試したがものにならなかった。

たまたまみつけたwebサイトでこれならできそうだと思い、軽い気持ちですぐに実行。
去年栽培し美味しかったサツマイモを保存しておいたのでそれを使てやってみようと思い立ったのが3月3日。

僅か数日で土が暖かくなった

始める前の地温は計らなかったが、その時の気温は最低3~4℃、最高でも10℃あるかないか。今年はとくに低温ということだったが。

これが↓種としたサツマイモ四片を温めている床。


温床を作って1週間。
土の温度が32℃に上がった。
すごい!

簡単に言えば畑の隅に穴を掘って、そこに野菜くずを入れて米ぬかと土を混ぜてビニールで覆っただけ。
土穴の中で野菜のぬか漬けをしたのだ。

〈案ずるよりは生むが‥〉だったけれどはじめてのこと。
ここまでを記録しておこう。

野菜くずと糠で発酵土を作る

(3月3日)
温床は字のとおり、暖かい土で作る床。
土の温度を簡単に上げるには、土の表面にビニールを張っておけば日の当たる日中はかなり高温になる、が、夜間に冷えてしまうので30℃以上を保つのはそれでは無理だ。

そこで、糠を使った発酵熱を利用しようという訳。畑の一部を深さ30~40cmの糠床にしてしまおうという考え方。30cm下まで地温を上げれば夜間でも地表温度まで下がることは無いだろう。

ぬか床作りの手順

1、予め予定しておいた場所に、芋の芽が伸びてきた時を想像して必要な面積の穴を掘る。
参考にしたサイトでは深さ40cm位となっていたが、私は都合で30cm。
容量は1㎥にも満たない穴。


2、掘った穴の中に畑から出た野菜くずとヌカと土を混ぜ込む。
野菜くずの中の白菜やブロッコリーの根が重いので1度に全部混ぜることは難しく、3回ほどに分けてやった。
その際に生ヌカと共に既に発酵済みのぼかしも少し混ぜている。これは必須ではないが、いくらかは発酵が早くなるかと。

3、穴の中で糠と混ざった野菜くずを足でしっかりと踏み込む。
漬け物用のぬか床を掌でギュッギュッと押し付けて空気を抜いていく要領、という感じ。
その上に掘った時の土を掛けて、また糠をすこし振り、やはり軽く混ぜたら床の出来上がり。

4、床ができたら全体を覆うようにビニールをべた掛けし、周りを土で覆って固定。
取り合えず全体を覆う大きさがあればどんなビニールでもいいが、こんな時のためにちょっと大きめのビニールシートを普段から貯め込んでおいたのが役に立った。


5、そして更にもう1枚のビニールシートとアーチ状の支柱でテントを張る(1枚目の写真)。
以上で温床工作は完了。

わずか1週間で地温30℃に上がる

翌朝からはテント内が結露した。温度が上がってきていることの証だ。
1週間ほど経ったところで様子見。

テントとビニールシートの端をめくって土に触れてみると、オッあったかい!
これが発酵熱。

温度計を入れてみたら32℃。
やったね!

更に3日後には表面に灰色のカビ発生。


種芋の伏せこみ 

(3月15日)
温かい床が準備できたら、さぁここに寝てもらおう。
小さ目の芋を丸ごと1個と半切りしたものを3個、計4か所に置いて発芽を待ちます。
(保存していた去年の芋は腐ってしまったので、改めてスーパーで食用を購入)


土を掛けてべた掛けのビニールとテントを戻して、じっと発芽を待つ。
6月には植付けたいが、間に合ってくれるだろうか・・

過去に「踏み込み温床」という言葉をどこかで見たか聞いたかした。
小屋のような装置をつくり、膨大な量の落ち葉を集めて・・という私にはちょっと敷居の高いものという印象だったのでやってみることにはならなかった。

畑から出た野菜の残渣と少々のこめ糠を主材料にして、寄せ集めの廃品でできるならやってみる価値あり。
自分でするサツマイモ苗作りは結局大幅に遅れて後に響いてしまう、ということはよく聞く。
だからこれでうまくいけば画期的。

・・この先の経過は次の投稿へ


ところで、漬物のぬか床はこんなに温度が上がる?
改めて気にして触ってみれば、暖かいと感じることがあった。
発酵熱というのは長時間保っている訳ではなく、発酵が終わればある程度のところで上昇は止まって後はまた常温に下がるので、ぬか床がいつも暖かいわけではない、ということの様。


2020年11月25日水曜日

ポリマルチの効果はー生姜栽培で過去との比較

 生姜ってなかなか思うようには育ってくれない。
ほぼ毎年作ってみるけど、立派に出来上がることはあまりない。

発芽率がすごく悪かったり、途中で消滅したり、大きくならなかったりで胃によくない。食べる分には胃にはとってもいいのに。

それでも諦めきれずに、今年も、いえ今年こそはとまた生姜の栽培に挑戦した結果がこのような出来上がり。

いい香り!

掘り上げたままの状態がこれ↓


こうして土から掘り上げただけであの爽やかな香りが辺り一面に。
これだけでも感動もの。

葉と根を落とし、土も落としてみると↓


これが500gの種を約7か月育て収穫できた生姜。
総重量で1.7kg。虫害跡などはない。

土を払い落す際にばらけてしまったが、500g野種生姜を5個に分球してこのようになった。
過去4年分の(不完全だけど)記録を見る限り、いくらか良くなったように思える。

今年はこれまでとは一部やり方を変えてみたので、その効果が出たかどうか検証を兼ねて植え付け準備から収穫までの管理状況をたどってみた。

種の素性

先ず、3月22日に近所のホームセンターで購入した種の素性。
これまでは国産の種生姜しか目にしなかったのが、今年は「中国産」の表示が目にはいった。


中国産の500gを購入(3月22日)。見目形は国産となんら変わりはないが値段は(記録は無いけど)かなり安かった。
野菜の種は大部分が外国産なのに、生姜に限って今までは国産ばかりだったのが不思議なので、「中国」だって問題ないだろうと格安の種を選んだ。

植え付けまでの間は室温25℃の玄関たたきに置いた。
今までは意識しすぎていろんなテを講じて却って腐らせることもあったので、腐ったり凍ったりがないと思える私の住居と同じ環境に置いた。

地温を上げる土作り(植え付け準備)

3月上旬に堆肥として、バーク堆肥、米ぬか、石灰、木灰をすきこみ、その10日後に鶏糞を150g混入した。某有名種屋さんの指導(ホームページ)による計算だけど、植え付け予定面積は180㎡に対しての鶏糞はこれだけ?

根を育てるものだから、こんなものなのかな。
チッソ分を控えてカリ肥料(木灰)を入れるのはわかる。

肥料を全部すき込んで、土中に潜む害虫を防除すくための薬剤(今回はダイアジノン)も混ぜ込んで、最後に土の温度が上がるよう畝全体を黒いポリフィルムで包み込んで事前の土作り作業は落着。
生姜の産地は宮崎県や高知県の太平洋側で暖かい土地。「高温」がポイントのようだ。


植え付け-4月9日

いつもより早めに種を買った。暖かくなるのを待っていると種が腐ってくるので、植えるにはまだ温度は全然不足だけどここでは土が凍ったり霜が降りたりということはない。だったら土の中で待たせた方がいいのではと判断。

この種を、出かかっている小さい目がなるべく等分になるよう5個に分割。


上手くいかなくても、腐らせさえしなければそのうち気温が上がればあちこちから出てくるなずなのであまり神経質にならなくてもいいけど、見えている芽は配分を考えた。

そして外の日陰で3日ほど風に当てて干した。これは今までやったことのない作業だった。

そうしてからいよいよ植え付け。
張ってあったポリフィルムの3辺を持ち上げ、芽が下側にならないよう考えて50センチほどの間隔で、まだ地温が低いので深めに埋め、フィルムを戻し四辺をしっかりと押さえておく。

生姜の発芽開始 5月20日

5月になると気候が安定し、地温も30℃を超すようになった。
5月20日、1つ目が発芽。
張ってあったフィルが生姜の芽に押し上げられ、その場所が尖ってくるのでその周りを破って顔を出させる。


いよいよ発芽開始、植えてから40日程。
スムーズだ。
わくわくしてくる。

6月下旬に5か所の芽が揃い、全部発芽できたことを確認。

中間管理

何ということか!何もしなかったではないか。
途中数回の追肥と1度土寄せをしなければいかなかったのに・・・

気が付いて追肥をしたのは11月に入ってから。収穫直前、これじゃ効果は出なかっただろうね。
マルチをして、見た目には何の異常もなかったのですっかり忘れてしまった。

生姜の収穫 11月18日

後にくるものに席を追われて11月18日には収穫することになった。
地上の葉が枯れ始めたので、早すぎることはなさそうと判断し掘り上げることに。

その結果は一番上の画像のようになった。

結果から推測されること

「昨年までと比べて良くできた」とすれば、違いはなにか?
1、ポリマルチしようで地温を上げることができた
植え付け前に数回計った限りでは裸地との明らかな違いは見られなかったが、植え付けて以降(5月から)に上昇したと思われる。

2、植え付け前に、切り分けた種を干したのは地中での腐敗を防いだのでは?
過去には早めにそのまま植え付けて腐らせたこともあった。

3、今年は夏が暑かったので、その辺にも原因はありそうだ。

これで追肥によって肥料も必要十分に施されていれば、もっと良い生姜ができたということになりそう。
このくらいに出来上がると励みになって、また来年も、もっと上手にと欲が出てくる。

一方、まだまだ課題も残る。
・フィルムの張り方の改良でもっと地温を上げられる。
端を土で押さえれば空気の侵入を完全に抑えて中の温度が上がるのだろうけれど、それがままならず鉄パイプでの固定じゃ隙間だらけで地温は上がり難いのだろう。
それから、フィルムの表面が私のは凸凹。鏡のようにピカピカになるよう張らないと効果が出難いらしいが、またその技術がない。



2019年10月26日土曜日

玉ねぎの間引き苗を移植

間引き苗を移植してみた


間引いた葉物や大根までも、移植して育ててしまう達人が近くに居て、そんなことができるのかと考えさせられている。
大根のようなものでも、十分に根が張る前で且つ小さすぎない時期なら可能なのかも。

そこで私もやってみることに。

たまねぎで。
9月末に蒔いた晩性の「吊り玉葱」は上手く育って、先日1回目の間引きをした。が、10月に入って蒔いた「ネオアース」にどうも不安がある。

これが今の「吊り玉葱」で、間引いたあとの様子


で、こちらがネオアースで、播種日は10日の違い。


疎らなのと、本体が細く小さいのとでどこにあるのかわからないような写真になってしまった。何とも頼りない。
まだぽちぽちと日々数本ずつ増えてはいるようにみえるけれど、とってもアヤシイ。

間引いた苗は捨て難くて、根を水に浸けて取ってあった。
そこで、これを活用すべきと気付き早速植付けた。

昨日1日雨で、地面はしっかり水を含んでいたので簡単に浅い溝を掘って、およそ1cm間隔で植付けた。


上手く根付いてくれればいいけど。
ちなみに奥にボーッと青っぽくみえるのが、心配なネオアース。

播種時の地温が高かったか


栽培説明書によれば

10月上旬が適期となってはいるが、適温は15度~20度なので、蒔いた頃は20度は越えていたように思う。
吊り玉葱の適温はやはり15度~20度。

こうなると発芽不良の原因はわからないのです。

先輩諸氏には、「玉葱の種蒔き時期は、外したらだめですよ。袋に書かれていることを良く見て蒔くんですよ」と口酸っぱく言われていた。

表に示されている時期と適温地温表示とが合わない時は、どうしたらいいのだろう。
よくあることなんだけど。




品種によるバラつきか

2019年7月29日月曜日

とまとの雨対策にポリマルチは効果あり

家庭菜園なんだけど作るからにはキズのないトマトを作りたいと、今年は思い切って畝にポリマルチをしてみた。


でも初生りの実はヘタから外に向かって2cmほど縦に裂けた。その時の記事はこちら


ポリマルチだけじゃだめか。
じゃ、傘も着けてみよう、気休めみたいなものだけど。


袋のとじている方もカットし、筒状にして上の口を茎に縛って止める。合羽を着せたようになる。
この画像は一昨年のもので、この方法は一昨年から試みていたがいい結果は出なかった。

今年の結果はー
6月下旬の作品↓

大玉の割れ玉は出なくなった。
ほぼ順調にいいものが出来ている。

せっせとビニール傘を差しかけ、収穫時は袋の下の口を持ち上げてそーっと実を外す。
それほど面倒じゃない。

今年はほぼ2ヶ月間毎日雨がふっていたと言っても過言じゃない。それでも大玉トマト
は裂けなかった。

トマトにとって雨除けとしてのマルチは効果があったのだ、実に掛かる雨と根が吸い上げる水とを避ける必要があるようだ。

定植から2月もすると3段目の収穫が出来るようになったが、実が小さくなってきたの
で、追肥が必要だ。
畝はポリフィルムにすっぽり被われている、どうやって?

苗が小さいうちは、植え穴から入れればよかったが、もう根はかなり遠くまで広がって
いるだろう。植えた時の穴から入れたって効果は無さそうだ。
仕方がない、ポリフィルムを剥がして畝の肩下の辺に化成肥料をパラパラと蒔いた。

軽く(と言いたいけれど土は固かった)耕してフィルムを戻したけれどそれを押さえる
土の確保が難しい。
通路を引っかいて何とかフィルムの端を押さえたけれど、畝間の幅に余裕は無い。

肥料切れが原因かどうかわからないけれど、成長の様子が変になってきた。葉の色が薄く
形も小さくて成長してこない。肥料不足の現象ではないか。


化成肥料で追肥をしているが、復活の様子は見えてこない。ここまで、か。


家庭菜園でもプロほどじゃなくても畝にマルチをしたり、屋根を掛けたりと防水対策を
している人も多い。

トマトは雨(水)に弱いのに、5月頃から露地で栽培すると色付いて大きくなってくる頃は梅雨と重なる。カラ梅雨でほとんど雨が降らなかった夏は良いとまとが出来た経験と今年のマルチから、できるだけ雨を避けることでいいトマトができることが実証された。

家庭菜園だからと言っても、植えっ放しではだめだ。収穫という結果をだして初めて遣り甲斐が生まれる。自分に向かっての言葉だけど、ある程度の努力は必要だよ。

今年は雨による裂果被害から守ることができ、一つ前進。
来年は肥切れを起こさないための技術を積みたいものだ。

今年のもう一つの成功は、オオタバコガの被害も無かったこと。
オオタバコガに入られると実が大きくならずに落ちてしまい、一旦入られたら最後で手の打ち様が無い。

今回は予防として薬(プレオ)を使った。その効果があったのだろうか。

その代わりかどうか、雨が多かったという環境の違いで寄ってくる虫も変わったのか、ワラジムシ(ダンゴムシの小型)がいっぱい湧いた。


ヘタの近くに1mmほどの穴をあけるが深くはないので、自家用ならそこを削れば食べられないことは無い。

大玉トマトに関しては今年は努力の甲斐があったと言えるのだが、中玉トマトは横に裂
け目が入ったものが多かった。当然のように味は薄く感じた。
同様の環境で同じように手をかけても結果に違いが出るのは品種のせい?

2019年5月28日火曜日

地上15センチのテグスの効果 カラス対策

カラス避けに地上15センチの高さに張ったテグス糸。
人の目からみれば、隙間だらけ、穴だらけなのに、みごとに効果を発揮した。



中まで踏み込まなくても、傍に来てちょっと首を伸ばすだけで食べられそうなのに・・
数秒のホバーリング(カラスにはできない?)で持ち去ることができそうなのに、手を(嘴を)出さなかった。

出せなかった、ということのよう。

1メートル程離れた位置に舞い降りたカラスが、暫くじっと苺を見つめていたが、やがて諦めたのか飛び上がって離れていった。

美味しそうに真っ赤に熟したイチゴがすぐ目の前にあるのに嘴が届く距離にまで近づけないのだ。
糸やネットはよほど恐怖の対象なんだろう。

カラスというのは図々しく人間を小馬鹿にしていて・・という印象だけど結構気が小さいようだ。

脅しだけで、危害を加えることは無いカカシや音を出すものには判れば平気で寄ってくるが、引っかかったら逃げられないかもしれないという計算が働くのだろう。


カラスに勝った、といい気持になっていたが・・・何日かして
こちらもどうぞ

2019年5月18日土曜日

エダマメの摘芯 1本立ちにすべきか

エダマメの摘芯ということを初めてしてみた。
発芽後ちょうど60日、葉が4枚くらいになった枝豆。品種は茶豆、早晩性はわからない。


防虫ネットをフワッとかけて鳥よけ兼虫除け(にはなっていないか?)で今のところいい雰囲気で育っている。

この芯(成長点)をカットして、こんな風にした。


摘芯の目的は脇枝を多く出させるため。

どの辺りから出るのだろう、多分カットしたすぐ下辺りではないだろうか。
摘芯をしない場合(今までやってきた栽培)では、側枝ってどうなっていただろう?

ちゃんと見ていなかったんだ、姿が浮かばない。

1本当たりの豆莢はそう沢山はできなったので、出てきた芽を間引きせずに1箇所に3本くらいまとめて育てていた。
今年も2~3本ずつで育てている。

種屋さんの指導では1箇所1本にするようにとなっている。
それじゃ効率が悪くてもったいない、と思っていた。
1本当たりの豆の数が少なかったので・・

最近になってようやく気付いた。
摘心して側枝を増やせば莢(実)の数も当然増えるから、1箇所1本でいいのだと。

たぶんそういうことなんだろうと。

私の家庭菜園の師匠は母。
時間に余裕の無かった母が、なるべく手間を掛けずに食べられる形にする方法を考えたのだろう、間引かずにそのままで育てればできる豆の数は同じだと。

当時の栽培では種は自家採取だったから、種代の計算なんてしなくても良かった。
そう考えれば納得がいく。

さて、どんな結果になるか。
この後はカメムシ対策になるかな、去年はずいぶんひどくやられたから反省してそこのところも頑張らなくちゃ。

2019年5月13日月曜日

カラス対策 15センチの法則

インゲンの2回目の芽が出きった。
今までだったら、双葉から本葉になったら一安心だったが、今年は安心できない。

全体がほぼ5cmくらいに出揃ったトウモロコシをカラスに全部荒らされてしまったので、また同じことをさせるわけにいくものかと、手を打った。

それまで被せてあったべた掛けのシートを外してすぐに、今度は細い釣り糸(テグス)を張ることにした。


張った一番下の糸の位置は土の表面からおよそ15cmの高さにする。
上の写真ではよく見えない、↓これなら下の糸も見えるかな。


15センチの法則とか言うそうだ。
カラスに困った農家が、よく観察して考案にしたとのこと。

カラスの場合、上から舞い降りて目標物のすぐ近くに着地することはなく、やや離れたところに一旦着地し、そこから目標物まで肩を振り振り歩いて行く。

羽は体側にぴたっとくっつけて、2本の足だけで歩くバランス感覚は、たいしたものだなんて思ってしまう。

その時のカラスの頭から足までの高さが15cmくらいなので、その高さに細い糸を張っておけば「ワッ、怖っ!」となる。

カラスは大抵の脅しには、慣れれば平気になるのだそうだ。
ところが細い糸や網には弱い。

逃げる際羽が糸に絡んでさっと飛び立てないのでは?と考えるようだ。
頭がいいから、悪戯のアイディアもいろいろ豊富にあるが、人に危害を加えられたときのことも先に考えられるようだ。

目が利くので、釣り糸のような極細いものでないと遠くからでも見えてしまう。
中には視力の弱い個もいて、気付かずに寄ってきてひっかかり、慌てふためくなんていう場面に遭遇してみたいなぁ。



2019年4月23日火曜日

里芋の親芋を植える

里芋を植える際に親芋を種にするといい芋ができる、との情報を得て早速やってみた。

これは裏ワザよう。
親芋は店では売られていないので、去年できた里芋を2月になってから小芋と親芋を離さずに株ごと畑に埋めておいたものを使った。

それが先日来土の表面に芽を出し始めた。

里芋の芽だし
ちゃんと定植する前に予め芽を出させる、芽だしというのに当るんだろう。
あぁもうこれは掘り上げてちゃんと植えつけなくてはいけない時期だ。
だけど予定の場所にはまだキヌサヤとグリンピースがいる。

他の空いている畝を利用できないかと、あれをこうして、これはああしてと入れ替えを考えてみたが連作になってしまいどうにもうまくいかない。

キヌサヤの方はもう花は無く、ほぼ全体がうどん粉病で真っ白。
そこでこれはもう退場させて、ちょっと狭いけど予定通りにそこにサトイモを植えようということに行き着いた。

年間の作付け計画を作ってみても、こんな風に早めに前作を撤去させたり、間に合わなくて全く別の場所にしたりで予定は飽くまでも予定でしかないなんてことがよくある。
作付けってほんとに難しい。

場所が決まったら、埋めてある種用の株を掘り起こしてみる。
こんな様子だった。

掘り上げた時に見えた状態(根がある方)。
品種は「土垂れ」、形のいい大き目の芋ができる。

土中から掘り出した保存した里芋(上側)

上下が逆さになっていたのだから、この根は水を吸う役には立っていない筈。

よいしょっと、上下をひっくり返すと

土中から掘り出した保存した里芋(下側)

白い芽がいっぱい。

株をひっくり返して頭を下にして埋めていたので、出た芽が一旦下に向かってから上に方向転換するので全部曲がっている。この発芽のエネルギーは芋本体からのものということでしょう。

それはどうでもいいけれど、種として使うのは親芋だけ。

これを子、孫を引き離し親芋だけの状態にして

株から切り離した親芋

親芋から切り離した小芋、孫芋、ひ孫芋

親芋だけを植え付けた。
今ある芽はたぶんここまでで、別に新しい芽がでてくると思うけど、一応今の芽が真上に伸びられるような角度で植えてみた。

里芋(親芋)の定植


2枚目の写真は↑まだ子芋が2つくっついたままなんだけど、無理に取ると親芋が大怪我をしそうなのでそのまま埋める。子芋からも発芽して結果に大きな問題はたぶん無いでしょう。

狭い場所に無理やり3つの芋を植えて、とりあえず植えつけ完了。

さぁ、この沢山の子、孫、ひ孫たちはどうしよう?
保存用として埋める時に当然こうなるだろうとの予測はしたが、そのまま保存するように書かれていたのでそうした。

それを3株もやってしまったので、秋から冬に食べるはずだった小芋がうんと減ってしまった。
初めてのことで試しなのだから、種にする親芋はうち程度の畑では1個でよかった、と今更思う。他のは小芋を使って今まで同様でやれば比較にもなったのに。

でもやってみて、そうっかとなるものだから今回は仕方ない。

萌芽した小芋、孫芋だって食べられるだろうけれど、順に食べるための保存はどうしたらいいものか?

湿気に合わせなければ大丈夫では、と紙袋に入れて物置へ。
梅雨前に食べなくちゃいけないね。

また植え付けの話しに戻ると、親から子達を離してしまって腐らずに芽が出るものだろうか?
里芋は切り口から腐るので、小芋を切り離すと切り口がいっぱいできてくる。

親芋を種にすると良質の里芋が・・という理屈は、親芋は大きいのでその栄養分も沢山貯蔵されているからというもの。
それならば親だけを植えればいい筈で、やり方は間違っていないとは思うけど。

これでうまくいけば、種代600~700円が節約できたことになる。
切り離した子や孫たちも残さず胃に収まれば、だけど。


こうして定植した里芋、2日後にはこんな風に双葉が開き始めていた。
もう!

定植2日後に発芽した里芋


ちょっと見えにくいかな、これでどう。

上の写真のup
まだ白いままでも明らかに里芋の双葉。
これを眺めてまた思う。

この芽はやはり土中に埋めておくべきだったのかな、と。
種が動き出すには、先ず根を出して吸水活動を始めてから芽が出るのが原則だから、先に芽を出させたら先に地上の成長に栄養をとられて根は思うように伸びない、ということになりはしないか。

わからないことだらけで、揺れますねぇ、情けない。

表面的な情報を浅はかな知識のままで鵜呑みにして、大失敗になるのかも。

この後の追跡投稿はこちら


2018年10月4日木曜日

冷蔵庫に1週間・・ホウレンソウは発芽した

すっかり忘れていた。
発芽促進のために冷蔵庫に入れたホウレンソウの種。

1週間位経って冷蔵庫から出してみると、これ、このとおり。


モヤシ!

こんなに長~く芽が伸びてしまったらもうだめかもしれない、と思いながらもダメ元ですぐに蒔いておいたら、ほぼ揃って出た。


それも2日目だ、早い!

冷蔵庫で寝かせる時間は、これまでは1日か2日だった。
そうして蒔いたときの発芽日数は早くて4日、遅いと10日もかかった時もあった。

それが今回は2日だ。
そしてこんなに芽が長くなっても大丈夫なんだ、これはびっくり。

水に浸けただけで、冷蔵庫はパスして翌日蒔くと発芽まで1週間前後かかる。
冷蔵庫で1週間寝かせると2日で発芽する。
結果、発芽に要する時間は同じということか。

発芽率も変化がないような気がする。
冷蔵庫に入れている間に畑の準備ができることがメリット。

とても目新しい気付きをしたように思ったが、なんだこれだけ?
でもすぐに発芽すると、出るのか出ないのかと待つ不安が無く、これもメリットか。


冷蔵庫内ではキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れてあったので、出した時には種はしっとり湿っていた。
厚蒔きにならないように指先で芽を傷め無いようにそっと捻りながら蒔いた。

モヤシ状の白い芽がそのまま土を持ち上げて出てくるのか、もう双葉になっている。
これ以上長く伸びたら、土の中で折れてしまうだろうな。

あ、違う。
これは芽じゃなく根。
芽より根が先に出るのだった。
根ならこれが折れてもほかに何本も出てくるから、問題ない。

2018年9月13日木曜日

レタスの種を蒔く


レタスの種って小さいので、ポット1つに種を3粒蒔くことって細やかな神経が見当たらない私にはとても難しい。

ダイコンの種と比較してみるとよくわかる。
左がレタス、ニンジンの種とよく似ている。同じキク科なんだ。
右の赤っぽいのは比較対象でダイコンの種。


播種の手順としてはいきなり土に埋めるのでなく、先ず水に1日浸ける。
ホウレンソウと同様に発芽し難い種なので、この措置は外側の発芽抑制物質を除去するためと思われる。


その後は布か紙で余分な水気をふき取って


ポリ袋などに入れて冷蔵庫へ。
今はまだ気温が高いのでこうして種を冷やしてから蒔くと芽が出やすいのだと。

レタスは発芽(生育も)適温範囲が狭いのでのんびりと涼しくなるのを待っていたら、チャンスを逃してしまうので、種屋さんに教えられてやってみた。

温度が適温まで下がる前に蒔きたいときには、種を冷やす・・これは私にとって初めてのやり方。
春早くに蒔く種は、お風呂に入れたり腹巻の中に入れたり、蒔いたポットやトレーを暖房したり・・と温めて発芽を促進させることをする。

こういうことで首尾よくできれば、少々面倒だけど面白いものだ。

さて3日目にしてようやく種蒔き。
レタスの種は小さいだけじゃなくとても軽いことも有って、蒔きずらいのだ。

ポリポットに播種用の土を入れてたっぷりと水を含ませて、土全体に浸み渡ったら表面に種を置く。
指先で1つずつはつまみずらいので、ピンセットをつかうといいが、これも先を土に付けると濡れてしまって種が離れなくなるので、必ず土の上に「落す」ようにする。

落し終わったら新しい播種用土でごくう薄く覆う。
この時は指先で土を摘まんで振り掛けるようにするのがいい。

レタスの種は発芽に光が欲しいので、厚い土で覆うと芽が出ない。
「種が見え隠れする程度」がいい、という。

掛け終わったらいつものように軽く上から押さえておく。
土と密着させるというのも発芽の大事な要件だ。

でも湿気は必要なので、蒔いたポットはトレーのようなものに受けて新聞紙で覆い、発芽まで乾燥しないように管理する。


毎日様子を見て、土が乾いたら新聞紙の上からジョウロで水をかけるか、または下から水を吸わせる。

これで4日前後で芽が出てくる筈。
そうしたら新聞紙は取って、明るいところで育苗開始。

植えつけられるようになるまで結構時間がかかるのだけど、今回はどうかな。

2018年7月19日木曜日

メロンは授粉後1週間で野球ボール大に

ニューメロン、マクワウリの授粉後の成長具合のこと。
多分授粉していると思える日から1週間後の大きさがわかった。

小指の爪くらいの実を見つけたらその日の日付ラベルを付けて、毎日見ていた。
1週間経った今日の様子がこれ。

これがニューメロンでちょうど野球ボールの大きさ。
掌の中に納まっている。



こっちがマクワウリ。何に例えたらいいか・・長い方向で9cmだった。


10cmのもあったが、誤差か、個差か。ウリボウのような縞模様は消えかけている。

どちらも株元から8節目くらいに着いた実で、順調に生育している最も速い部類がこれら。
ニューメロンの収穫適期は授粉から35~40日。
ちょうどお盆の頃。

マクワウリも大体同じらしいが、マクワは完熟になると生り口の周りにヒビが入るのでそれがサインだと、今年知った。

雌花の下に卵形の小さい実が見えたら、その日付けを書いて蔓に止めているのだが、果たして本当にその日が授粉日かどうかは自信がない。

それから授粉してない固体はそのうち消滅してしまうからいいが、授粉後の成長が遅れている固体は実際の授粉日はもっと早い可能性があるので、同じ日付のものがいっぱいあるが大きさは様々なので、個々の収穫日は読めない。

なのでこれで完璧ということにはならないが、受粉日の確認を逃してしまいかなりの大きさになってから気づいた時に、凡その経過日数がわかれば助かる。

もう1点、今年は子蔓が50cmくらいの頃から整枝ができたので、それを空き地に誘導し、蔓が絡みあってぐしゃぐしゃになることがなく実の管理ができている。



そして3方に広げた蔓が風で動いて傷付かないように、今年はこんな工夫もしてみた。


川岸で拾った丸い石をキッチン用の水切りネットに入れて、メロンの蔓に結びつけたのだ。ソフトボール程大の石でも結構な重量があるので、余程の強風でない限りはこれで大丈夫そう。

蛇足だが、葉の上の白っぽい粉のようなものは米糠。
有機農法のサイトで見たやり方で目的は多分栄養補給と思われるが、うどん粉病や虫害も忌避できているような気がしている。