2020年4月26日日曜日

えんどう豆の収穫

キヌサヤを採り終えた後、えんどう豆を収穫。

サヤ付きえんどう豆

えんどう豆

えんどう豆とは何か。
何と呼ぶのが正しいのかは知らないが、キヌサヤとは膨らんだ豆が入っていない若莢を言い、そのキヌサヤを採らずに放っておくと中の豆が成長して莢はパチンパチンになり、さらに放っておくと莢は黄色味を帯びてしわが寄ってくる。

その、丸く膨らんだマメを「えんどう豆」と言うのだと私は思っている。
今回は莢の色が変わる前の、緑色の丸い豆が膨らみ切ったところを収穫して食べようという話。

グリンピースという名称で売られている豆はえんどう豆とは別のもの。もしかしたらえんどう豆が遠い昔に変異してできたものかもしれないけれど、今は別物。

えんどう豆とグリンピースは味が違う、最終的に出来上がった際の莢の大きさも違う。栽培途中の草姿は全く同じで、グリンピースの幼実はキヌサヤ(えんどう豆)と間違えても責められないほど似ている。血筋がごく濃い縁戚関係と見える。

それと、グリンピースというものは冷凍では通年、生鮮野菜としては春一時的に店頭に出ているが、えんどう豆というものは私は店頭で見た記憶がない。

私のここまでの知識は子供の頃の生活体験からだ。
住まいから離れた場所にある畑で作っていたエンド(当時の呼び名)は、若いキヌサヤとして食べることはほとんどなく、莢の中の豆が膨らんだものを莢ごと味噌汁に入ったり煮物になったり。若莢(キヌサヤ)として食べることは知らなかった。
若莢の採り時は瞬間なので、家から遠い畑で若い莢だけを毎日収穫することは難しく、当時その味は知らず、小さな豆がはいった野菜としていただいていたけど、子供の舌には美味しいものじゃなかった。
その豆を乾燥させたエンドウ豆は保存食になり、戻した後煮たり漉したりして甘いアンコに変身して小麦粉の饅頭のようなもの(おやき)になり、餓児のおやつになった。

採り遅れて膨らんでしまったキヌサヤを見るたびにそんな記憶がよみがえり、今年はこれを食べてみたいと考えた。

うっそうと茂ってしまったキヌサヤのツルは、どうしても見落としの莢が残ってしまうので、徹底的に探さず見逃し果はあえてそのまま残し、目いっぱい育ててから豆を採った。

上の写真のように。

グリンピースは茹でるだけでも美味しく食べられるが、このエンドウマメはいまいち。
甘みの質が違うというのだろうか、甘みそのものは薄くちょっと独特の風味がある。

食べ方をググッてみたが、多くはグリンピースのレシピになっていて参考にならない。
無い頭をひねってようやく出たのが、ペーストにすること。

幼少時の「アンコ」だ。
茹でて柔らかくし(アンコはその後布漉ししていたけれど)他の何かと混ぜてミキサーで攪拌したらどうだろう。

ということで取り敢えずできたのが、これ。

※写真を撮り忘れたのでネット上(料理サイト)のどなたかのを
お借りしました。古いもので管理者の検索はできませんでした。
出来上がりの見かけは同じです。

えんどう豆に豆乳を混ぜ寒天で固めて、味付けは塩だけでプレーンにしてみた。
見た目はいいが豆臭が飛び出してしまい、美味しいとは言えなかった。

豆を主材料に豆乳と合わせたのは、なかなかgoodと思ったがちょっと考えが浅かったか。

後日、白ごまと味噌、砂糖を合わせたものをトッピングし味付けとしたら和風の「寄せ」になりこれはこれで出来上がり。

洋風の味付けも考えたい。








2020年4月21日火曜日

春の畑は期待がいっぱい

去年の今頃の畑もこんなに寂しかったのかな?と資料を引っ張り出してみたら、うん、似たような状況、だった。

家の食卓に乗せられるのはグリンピースとニラだけで、販売品にはこと欠いている。
家庭菜園の春って、緑色はごくわずかだった。

でも頭の中は忙しくて少々混乱気味なので、ここで現状を羅列しながら整理してみよう。

【ソラマメ】


高さは1mに満たず、花の段数は多いもので15段、背が低い枝はおよそ10段。
アブラムシはまだ来ない、今のうちに摘芯しよう。


下の1、2段に莢ができている。全株ではない。
全体に花の数が少ないのは、どうしたことか。

多すぎれば摘み取らなくてはならないので、手間不要で良かったことにしておこう。

【グリンピース】 すず成りなり


鬱蒼として、うどんこ病も出はじめているが、今からでは何の手も打てず。
収穫は始まっていて、間もなく終了するだろうから放任とする。



【キヌサヤエンドウ】

若莢は採り終えて、見逃しで膨らんだマメをこれから収穫予定。
全体にうどんこ病が回ってしまった。

若莢は冷凍保存したので、この先の青味に困ることはなさそう。


【キャベツ】
これ、去年の11月中旬に種を蒔いて育てたキャベツ。


播種から5か月、中央に芯が20cmの高さでできているが、長い間ずっともこのままのような気がする。
葉はとても生き生きして健康そうだけど、これから丸くなってくるのだろうか?

【ショウガ】
今年はちゃんとした生姜をつくるぞと、マルチまでして気合が入っている。


ここまでやっても地温は何もしていない土と変わらず、なぜ?
買ってしまった種ショウガを放置するわけにいかず、時間がかかるのを承知で埋めてある。
順調に発芽しても芽が見えてくるのは6月、気長に待とう。

【ニンニク】

さび病もなく、まだトウも出ていない、茎がやや細いような気がするけれどまぁ順調。
収穫予定まであと1月くらいか。

【タマネギ】
ニンニク同様順調で根元が膨らんできた。日々球が大きくなる。


去年と比較すればやはり若干遅いようだ。

【イチゴ】


泥に汚れた青い小さい実をいっぱい付けていたので、あわてて藁を敷いた。藁は粗縄を解したリユース品なのでソバージュヘアみたいで扱いにくく、みっともないことに。
実に土が付いたままじゃ、病気になっちゃうしね。

【ジャガイモ】
植付から1月経って、大体全部出た。


近隣の畑の芋がどこもこれくらいになっているころに植えている。
皆さん、早いねぇ。

【ネギ】
次々と分岐して増えていくので、この辺で一度整理をと植替えをした。


その後20日経過


ボウズが付いていた茎がぐんぐん伸びてはいる。
柔らかい新葉が出るのはいつ?

【ホウレンソウ】
今年初のほうれんそうはこれ。
いい感じに生育してる。


【コマツナ】


良くできている!
虫害もなく、きれい。
こんなに立派にできるなら、もっといっぱい蒔けばよかった。

【レタス】
いつもの結球レタスも同時に蒔いたのだけれど、それは失敗し今畑にあるのはこのサンチュだけ。
ちょっと寂しい。


レタスはとっても風に弱いから、アンドンで常に防風対策を。



【育苗中(ポット苗)】
畑に早く出られるよう頑張って大きくなってます。

・キャベツにレタス


レタスはまだひょろひょろで、この中のどれが定植まで行きつくかわからない状態。

トウガラシとスイカ


トウガラシは素晴らしくよくできているけど、スイカは茎が長~く4cmにも伸びた先に双葉が付いて、その重みで首が折れかかっている。
スイカはすぐに蒔き直し。また遅れてしまう。

芽が出たらすぐに戸外で陽に当てるようにしているけれど、良く晴れた日の直射を浴びると25~35℃くらいになってしまう。
それでは暑過ぎてしまうものもあるので、やり方を2つに分けてみた。

25℃以上欲しいトウガラシとスイカは、防虫用に白い寒冷紗で覆って日光浴。


25℃はいらないキャベツとレタスは、黒い寒冷紗で遮熱してみた。


?黒いもので覆ったら遮熱にならない?

白も黒も中の温度に変わりがなかった(何してんのか)。
もう一度良く考えてみよう。

世間ではコロナ肺炎拡大阻止のため外出自粛で身の置き場に困っているようだけど、私の生活は何も変わらず、外出先は近くのスーパーと図書館だけ。
行くときは最大限の注意をする。

その図書館もついに閉鎖されてしまった。テレビ4は見たい番組がないのでパソコンに向かう時間が増え、腰が悲鳴をあげるかも。