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2019年6月25日火曜日

ダイコンの種採り

ダイコンの種採りをやってみた。

大根がどこまで太るのか見てみようと適期に抜かずそのまま育てつづけたら、どこまでも育ち続けるので、これならと種を採ることにした。
幸いこれは一代交配ではなかったので、うまく取れれば来年使えると。

途中?という事故もあったが、結果これだけのタネが得られた。


量は市販の1袋分くらいだろうか。
大根が出来上がってから種が採れるようになるまでに半年もかかった。



経過をふり返ってみた。

年末に収穫した大根は、長さは45cm程になっていたが尻細りでまだ完成していない。
マニュアルによれば収穫適期は2月。


1月も経つとこれが尻まで太って2kgを超えた。
写真のこの大根がこのまま太ったのじゃなくて、この仲間でまだ畑で生育中だった大根のことだけど。

その中で特に立派な1本を、そのままにして置いたのだ。
4月には花を着け、大量の花を咲かせながらも大根は太り続けていた。


5月に入ると花が莢になった。


よくわからないので拡大 ↓


狙い所が合っていない(泣)

更において莢が枯れてくるのを待つ。
採取直前の大根はこんな風になっていた。


一生懸命子育て(種作り)した結果、自分の肌はボロボロに荒れてみるも無残に。
母体はこんな風になるんだねぇ。

更に放置し6月も下旬、タネが入った莢はどうなったか。
・・こうなっていた。


いつの間にかグシャグシャに割れて、上半分以上が無い。
どうしたのだろう?

またカラスか?と疑ってみたが、ちょっと様子が違うような。
。。。本当に私って視野が狭い。

1つ上の写真を見て、ようやくあっと気が付いた。
交通事故だ!

莢が付いている枝の部分はほとんどがコンクリートの上。車に轢かれていたのだ。この状態じゃ轢いた車(ウチのだけど)を責められない。

お隣のフェンスを抜けそうになった枝や脇の落花生に被いかぶさっていた枝は、ご迷惑様なので刈り取った。
その結果枝数をうんと減らすことになり、それに気をとられて車の通り道にはみ出していることに気付かなかった。いかにぼーっとしていることかがわかる。

どのくらいなければならないというものじゃないので、少しになったけど最後までやってみた。

すっかり枯れている莢を全部外してシートの上に広げ、念のためもう1日陰干しをする。


こんなもんだった。
木槌でたたけば種が出るかと思ったがだめで、土足で踏んで外す。
この方法はeテレの野菜栽培番組で、ゴマの収穫時にやっていたのを真似た。

余談だけど、ゴマを家庭菜園でねぇ。
私はかなり凝って、突っ込んでいく性質だけどゴマまでは手が出ない。
あ、余計なことでした。

ま、そういうことで踏みつけることで大方の種は出せた。
そしてこの空莢と種とを分けるのには、これ。


フルイという道具。
写真にあるところまでは手持ちのフルイでできたのだけれど、目の粗さが合うものが無くここまで。

後は指先を使って選り分けることに。量が少なくて良かった(笑)
そういうことで最終的な結果が一番上の写真のようになった。

時間と手間を思いっきりかけて、一連の「種取作業」をやってみたということだ。
思いつきだけでこんなことをすると色々と差し障りが出て、ストレスにもなるとわかった。
良く考え計画的にすべし、というのが今回の教訓なり。

場所や時間だけじゃない、それに絡むけれど費用対効果というのか、ダイコン程度のものでこんなに長期に場所を占領したんじゃ割りに合わないのでは?

興味半分にやってみたが、大根についてはもう止め。いや、邪魔にならない位置ならいいかな。その種で何年もつくれるなら。
そして意味のある貴重な品種なら。

買えば高い種、例えばブロッコリー、カリフラワー、メロン類などはその意味では種を採る価値がありそうだ。けれど最近の種は1代交配(F1)が多いので、思うようには計れない現実もある。

どこでも先ずは「自己利益」だね、自家採取が簡単にできれば種農家や販売店は上がったり。わが国第一を公言するどこかの大統領を批判できないかな。


2018年9月3日月曜日

ニンニクは冷凍保存がお勧め

5月半ばに収穫して、乾燥しながら消費してきたニンニクはもうそろそろ芽がうごく時期だ。人の感覚ではまだ真夏だと思っても、植物は敏感に温度の低下を感じているようで毎年9月半ばには緑色の芽がみえてくる。

そうなる前に、この先来年の収穫までの8ヶ月分を家庭で保存するには「冷凍」しかない。
店にはいつも乾燥したものが並んでいる(どうやって保存しているのか?)のを買って使う分には何の問題もないけど、家庭菜園でできたものを来春まで使っていくにはこの方法だ。

どうやって冷凍するのか、その手順をご紹介します。

今の状態はこれ。店で売られている状態のものだ。


まずは全体を包んでいる白い薄皮を剥がします。4~5枚重なっていてちょっと面倒だが、ちょっと乱暴に2~3枚を一緒に剥がしても問題ない。
すると、こうなる。


ユリ根みたいだね。
そしてこれを1粒ずつパチッパチッとばらして、こう。


ここまで解体したら、冷凍庫へ。
別にどうってことなかったね^^

「冷凍」ってどうやって?という方もおいでなので、こうして凍らせるのだよとの説明です。
しっかり凍ったらチャック付きのポリ袋にでも入れて保存し、必要なときに出してくればいい。

冷凍庫から出してすぐに包丁が入ることと、最後の1枚の皮は乾いている状態の時より剥き易いので使いやすく、ニンニクの冷凍保存はお勧めです。

最後の皮まで剥いてから冷凍すれば、使うときにもっと楽ですけど、乾燥状態での最後の皮むきがとても大変で、沢山あると途中で投げ出したくなります。

<蛇足>
今年の秋もまたニンニクを植えようと思っている人は、この冷凍作業の時に種の分を取りおくことをお忘れなく。
全部冷凍しちゃったら植えつけの時になって、あらっなんてことにならないようにね。

・・経験者語る

2018年5月7日月曜日

倒れ始めてから1月以上のタマネギ(中晩生)を収穫

タマネギの中晩生?を収穫したが、中晩生のたまねぎってこういうものなのか。

この種のものは収穫は5月に入ってからと思っていたのが、葉はまだ青々としっかりしていた3月20日頃にはもう倒れはじめたのだ。

中晩生のはずがもう倒れ始めた 3月23日

風のせいかなとも思っていたが、日を追うごとにどんどん倒れたので完成のサインだった。
葉は枯れてこないし球の半分は土の中なので、急いで掘り取ることもないかとそのままにした。

こんなふうになるまで、使いながら畑に置いていた。

倒伏後40日 まだ全部が土の上に出ない

葉が生きている限界だ。これ以上置いたら葉は全部枯れて吊り下げができなくなる。
倒れはじめてから40日以上経って、さすがにもう畑では限界のようだ。

それでもまだ球全体が土の上に出ては来ない。

比較で、晩生の品種はまだ未熟でも球全体が地上に出ている。

晩生たまねぎ 収穫まであと1月ほど 根元まで地上に出た

晩生以外のタマネギは今年初めての経験、品種でずいぶんと姿が違うんだねぇ。


とにかく掘り上げ、なるべく日当りのいい場所に2日間広げ

堀り上げ直後陽に干すタマネギ

その後は4~5個ずつ束ねて軒下に吊るす。

軒下に吊るしたタマネギ

200本植えて栽培中のオチは殆どなかった筈だけど、結果保存量はこれだけ。
倒れ始めてからこれまでに結構な数を消費(販売も少々あるが)したようだ。

中晩生と表示して売られていたけれど、3月に収穫できるのは早生種だったのではと疑念がある。そうなら保存期間が極短期になるからたくさんあっても腐らせてしまうだろう。

中晩生にしたってやはり保存性は似たようなもの。
この後の晩生種が200本くらい採れるはずだから、量的にはこの調子でいい。

施肥の仕方にムラがあったのか、大きさ、形が様々だった。
ピンポン玉からゴルフボール大くらいのは、吊るし乾燥はせずきれいにして冷蔵庫行き。
早めに食べてしまう予定で。

形も平たく出来上がっているものと、中高でコロンとしたものと混じっていた。


一皮剥くと真っ白でかわいい「新タマ」を見ていて、「マリネにしよう」と思い立ちすぐに実行。
簡単にできておいしくて保存がきく・・とてもいい。

新タマのマリネ


***「新たまねぎのマリネ」作り方***

1、外側の茶色い皮は取り除き、葉が付いていたところも青い部分は取る(色として使いたいこと炉だが、硬いので)。
根は、タマネギがばらばらにならない程度に深く切り取る。
2、縦に半分に切ってから、繊維を切る方向に薄くスライスする。(スライサーを使うと速い)。
3、塩、酢、サラダ油又はオリーブ油で調味する。
※塩、酢は好みで調整。油は最後に加える。
先に油を混ぜてしまうと他の調味料が浸み込まなくなるので順番には注意。
4、緑色野菜は酢や空気で変色するので保存する場合はタマネギだけにしたほうが良い。食べる時にパセリなどをトッピングすると見栄えがする。

2018年2月19日月曜日

「北風と太陽」で切干し大根作り

切干し大根というのは生のダイコンを煮たのとは別物の味。
ダイコンの収穫量とは関係なく、年に一度は作って置きたい食品だ。
今季3回目のダイコン干し。

切干し大根 干し始め

今日は「雨水」だというけれど、昨日も今朝も外に置いた水桶には薄くはない氷が張っていた。日中の季節風も強烈で寒い。

春の兆しを感じるまでにはまだまだ間がありそうだけど、もう2月も下旬を迎えるのだから油断は?ならない。

大根3本を抜いてきて、洗って皮を剥き、「回転つまきり器」という道具で千切りにする。


大根の千切り つまきり器

「大根突き」という伝統的な道具もあるが、年季が入っているせいか切れ味が悪く効率が良くない。

この道具はその名のとおり主に刺身のツマを作るものだが、刃が3種類あるのでいろいろあに使えて便利なのだ。

主に飲食店などで使用するものかと思うが、便利な世の中、ネットで何でも手に入る。それも手ごろな値段で。

これを使うと仕事は速いが仕組み上繊維を極短く切ってしまうので、乾くとクズが出やすいのが欠点だけど、効率よくできるので具合がいい。

千切りしたものを網カゴに広げて天日と風にさらして2日もすれば、こんなに量が減る。

天日干し2日目

これに少し色がついてくると、まるでタタミイワシのようになってカルシュウムたっぷりのように思えてくるのが妙だ。

更に2日もするとこんな風に。

天日干し 4日後

水色のカゴの中が今回切った大根で、右側のは前回分でどちらも元の大根は3本で同量。
多分そこでじっと見ていると縮んでいくのが見えるのでは?

そして真っ白な大根がキツネ色に(加熱したわけじゃないからこの表現は変かな、何て言えばいいのか・・とにかく美味しそうに)変わる。

気候が春めいてすこし緩んでくるとこうサッとはいかず、何日もグズグズしていて結局腐らせて締まったりするのだ。

つまり「北風と太陽」が活躍してくれる厳寒期のワザである。
「北風」か「太陽」かじゃなく、仲良く双方にご協力いただくのがコツ。

では日照時間が少ない北の地方ではできないだろうか?
そんなことはなく、冷たい風がビュービューなのだから腐ることはなくできる。
でもきっと、ビタミンDの含有量が違っている・・と思うのは手前味噌か。

ちょっと横道にそれたけど、更に2~3日干して終了。
都合4~5日乾燥させた製品はこんな状態で、すっかり水分が取られカサカサになった。

切干しダイコン4日後

ここまで乾燥したようでも天日干しなので、完全ではなく常温保存では不安がある。

最後はポリ袋に入れ、冷蔵庫へ。
新鮮なダイコンは終っても、これで夏前までは煮た香りのいいダイコンが食べられる。

大根の水気を抜いただけの筈なのに、食味が変わる。
天日に当てることによってビタミンDができるということは知られている。
それだけのことだろうか?

瑞々しい大根おろしも美味しいものだが、この切干し大根も格別だ。
離れて住む子供達からのリクエストもあるから、作り甲斐もある。
嬉しいことだ。

今年の大根は虫害で半作だったのが何とも悔しいのだけど、切干しもできたのだからまぁ良しとして、また春の作業に精を出そう。

2017年12月23日土曜日

今年も干し芋作り

太り過ぎでカボチャのような形のサツマイモがいっぱいあるので、味見を兼ねて今日はその1個を加工。

品種は「紅あずま」でこれは約1kgあった。
洗って土を落すとみごとな紅色が現れ、その名の由来を納得。

紅あずま 

このままだと火を通すのに時間がかかるから、先ずは半分に切る。
それにしても今年も派手に虫食い跡がある。

紅あずま 虫害箇所は変色

蔓に繋がっていたところの被害箇所は、変色、変質していた。
こういうところはざっくりと切り捨てないと味も変わっている。

切落とした後は湯気のあがった蒸し鍋に入れ、弱火で蒸すこと1時間。
鍋はパスタ鍋を使用した。
この鍋は容積がたっぷりあり、内鍋に穴があるのでこんな時にはとても便利。

蒸しあがった芋は良く冷ましたら、繊維に沿って7~8ミリの厚さでスライス。
切りながら失敗した切りくずを口に入れると、甘味はたいしたことはなかった。

干し網に並べて広げ、日の当る場所で干す。
カラスに盗まれないようにこの上にもう1枚網を載せておく。

干し芋作り

広げてみると、なんだこれだけ・・・
今日の大きさの芋なら、この網1枚で3個くらい干せそうだ。

少々甘味が薄い芋でも、こうやって加工すればとても美味しくなり且つすぐに食べられるという便利さも加わり、とてもいい。

張り切ってここまでやったのに、午後から曇ってきた。
明日は曇りのち雨。

やれやれ。
続きは2~3日後になりそう。


2017年9月20日水曜日

芽が出てきたニンニクは冷凍して保存

5月に収穫したニンニクは、乾燥しながらの保存は限界にきた。
9月20日ともなると、もうつぎのニンニクを植える時期だものね。

白い皮の上からもうっすらと青みがかってくるので、皮をとって見るとこんな風になっている。


まだ発芽はしていないけど、もう時間の問題。
このまま乾燥させておくと、緑色の芽がにょきにょきと伸びてきてややこしいことになる。

こうなったら冷凍保存に切り替え。
球から1片ずつに切り離して、ポリ袋に入れて冷凍室へ。


このときに皮は剥いても剥かなくてもいい。
皮付きで凍結した方が、皮剥きの手間はらくなような気がする。

生のニンニクは皮剥きに結構時間がかかるものだけど、凍結することによって、皮と身が剥がれやすくなって作業が楽になる。

始めから皮を剥いて冷凍しておけば、使う時にはそのまま使えるからそれもいい。
皮があっても無くても質の違いはない(ように思える)ので、どっちでもok。

冷凍したニンニクは冷凍室から出して2~3分で切れるし、急ぐなら流水に当てれば数秒で包丁が使える。

丸ごと焼く時などは速くて具合がいい反面、すぐに柔らかくなるので、摩り下ろしの場合はグズグズしているとグニャグニャになってしまってちょっとね。

その辺は慣れることで順に要領が分かってくるものだ。
生のニンニクを包丁の腹で潰した時の「バリッ!」という音が聞けないのは寂しい(笑)。

国産ニンニクは高価なので、冷凍であっても、いつでも手元にあり気軽に使えるニンニクは便利な品だ。



2017年6月8日木曜日

タマネギの収穫 苦心の乾燥・保存

タマネギが本格的に倒れたのは5月の末。


さぁ、もういつ抜いてもいい状態。
6月1日の朝は雨だったからこのままもう少し置きたい。

天気予報では6日くらいまでは雨が無い。
抜いた後3日位そのまま天日干しするとしたら抜くのは3日か4日。

と計算し、毎日天気予報を睨んで4日の朝に「今日だ」と決定。
何せタマネギは生育よりも収穫後の乾燥が難しいから。

ということで、全部抜き取って根を切って庭に並べながら天日開始。
根は切らずに干す場合が多いようだけど、万一雨にあうと根が水を吸い上げるので切ったほうがいい。




出来損ないの特小サイズを別にして242個。
50kgくらいはあるのかな。

ここまでの作業はそれ程どうってことはない。
問題はこの先なのだ。

わが家には天日干しに向く場所はあるのだけれど、風乾(陰干し)できる場所がない。
作男の頭と手を煩わせ、何とかそれらしい場所に苦心の細工をしてもらってこうなった。



一応軒下のような場所で家の北側なのだけれど、位置が低いこともあって朝日と夕日が当ってしまう。
その対策で朝と夕方はこんな風になる。


忘れずに朝夕ごとにこの遮光ネットを降ろしたりめくり上げたりする必要がある。
ボケ防止に大いに役立ちそうだよ。

これで最後まで腐らずに保ってくれたら万々歳。
ここでまた気になるのが大きさ。

上の吊るし乾燥写真の最上段は、どれも400g~500gある。
なんでこんなに大きくなっちゃったのか?

砂地に植えたせいかもしれない。
原因は不明だけど、大きいからと手放しで喜べないのがタマネギ。

乾き難いから。
いつまでも水分を含んだままぐずぐずしていると、腐ってしまう。

そうなると沢山作った意味がない。
対策としては、大きい球から食べる、早く販売してしまうこと、だ。


7日には入梅した。
収穫のタイミングとしては、セーフ!

農作業は日和見と計算なんだね。


2017年5月30日火曜日

ニンニクの醤油漬け 今年は上手く作ろう

3度目の正直、というけどそんなものじゃない。
4回目か、5回目か。

今度は行けるのでは、の気持でまたしても懲りずに試すニンニクの醤油漬け。

ニンニク 醤油漬け

生じゃないのにちょっとコリコリした歯応え。
市販のニンニクの漬物のような漬物を作りたい。

何回挑戦しても望むような作品?にならなかった。
加熱するとグニャグニャになり、生のままだといつまで経っても漬からないのがこれまでだった。

青森のニンニク製造販売店のブログで、「収穫してすぐの」にんにくで、というのを見て「これでは?」と気づく。

これまでは乾燥させたニンニクを使っていたように思う。
確かな記憶ではないが「収穫直後」を意識した記憶はない。

収穫直後の乾燥させる前のニンニクはジューシーだ。
これで漬け物にすれば、あのテクスチャーになりそうだ。

先日掘り上げて、特に小さい球だけを別にしてあったので、それを使うことにした。
ピンポン玉くらいの小さな球の厚い皮を何枚も剥いて、最後の薄皮も剥がして粒を一つずつに離す。

ニンニク 皮むき

しんどい作業だ。

ニンニクの汁がつくと強烈な刺激になるから指先にちょっとでも傷があると出来ない。
包丁で指の皮まで剥かないよう注意しながら、一粒一粒。

指先がベタベタしてくるので何度も蛇口まで行く。
この小さな1瓶分を作るのに1時間じゃ終らなかった。

大きな粒の球を使えば早かったんだよ。
そこのところは「欲」。

今年こそは喜ばれるニンニク漬けを作りたい、という執念(笑)でやり終えた。
つるつるになったニンニクの粒をビンに入れたら、醤油を注ぎ込んで蓋をし、半年間お休みいただく。

こんなに苦労しても半年も経たないと結果が出ないのだ。
それでも、美味しくできればそれでいいのだけれど・・どうでるかな。

1時間辛気臭い皮むきに取り組みながら思ったこと。
「自分で育てたニンニクだからこんなことを毎年繰り返すけど、1個100円のものを買ったのではやれないなぁ。」






2017年2月15日水曜日

白菜はトウ立ち前に収穫して保存

テレビの天気予報では、「まだ寒い日が・・」と油断を戒めているように聞こえる。
雪の多い地方ではまだ注意が必要だと思う。

が当地では、風邪が強いから気温も低いようにかんじるけれど、日中はずいぶん暖かくなった。
今日もぽかぽかで、外仕事が楽だった。

そうなると畑に残っている冬野菜が心配になってくる。
トウが見えてきてからじゃ遅いから、ぼつぼつ片付けを兼ねて収穫してしまわなくては。

1週間ほど前から白菜は芯に変化が見えている。
これは1月21日の「郷秋80」の状態


こちらは2月8日の「郷秋80」


ニョニョニョ・・と芯が立ち上がりかけてきている。
こうなるともう時間の問題。

この品種だけでもまだ5個残っているけれど、採ってしまおう。

ヒヨドリたちを養ったので、葉の形が変になり売り物にもならないから撤収。


これを1個ずつ新聞紙で巻いて立てて物置に置けば、まだ1月以上は食べられる。


別の品種「京都三号」は3月までもつ、という説明なのでもう少し頑張ってもらおおうかと、まだ畑にいる。

里芋も終わらせた。
これは茹でて冷凍すると都合がいいのだけれど、冷凍室に空きがない。
どうしたものか。

根深ネギももう無い。
最近になってからよく売れ、私の励みになった。

暫くは保存白菜と里芋で食いつなぐことになる。
腐らせずに食べきれば上出来だけど。

2017年1月23日月曜日

干し芋作り

いやぁ~、冬がこんなに寒いなんて予想していなかったナァ。
うっかり薄着、手袋なしで外出し、震えるような寒さだった。
晴れていても風がとっても冷たい。

このところ雪はよく舞い、積もることもあったり・・・
2回目の冬になるけれど、去年はこんなに寒かったかなぁ?



北の方では鈍より曇って雪に降り込められているこの時期は、太平洋側の地方では晴れて北風がビュービューというパターン。

こんな時は「天日干し」の絶好のチャンス。

少し前には切干し大根を作り、よくできた。
今度は「干し芋」。

腰を上げてしまえばどうと言うことない作業なんだけど、初経験。
こういうのはルンルン♪のノリでやれる。

先ず芋の選定。
作業能率を考えて、よく太った大き目のイモにした。

干し網の面積と芋の大きさとから、1回に干せる数を割り出し6本にした。
計算上はもう1本できたが、初めてでもあり、残り数が心細くなるのでここまでとした。

よく洗って1回に3本を弱火で蒸すこと50分。


単に火を通すだけなら電子レンジとか圧力ナベならあっという間だけど、その方法では美味しくはならないので面倒でも普通に蒸す。
タイマーをセットすれば安心してその場を離れられるから、ひと手間かけよう。

蒸しあがって粗熱が取れたら冷えないうちに皮を剥く。


皮の下は必ずしもつるりといい色をしているとは限らないが、気にしない。

芋が常温にまで冷めたら縦にスライスする。


絶対に横に切ってはならない。

なぜか?
やってみればわかる。

これを1枚ずつ離して干し網に広げる。
今回はこんな風になった。


南向きの濡れ縁で、鳥避けも兼ねて網を2枚使う。


昼間はこうして夜は屋根の下に取り込み、連続5日の天日干し。
干しあがると厚みは半分くらいになる。

中の1日は怪しげな天気だったので、出したり引っ込めたりと忙しかった。

それが無ければ4日で出来上がっていた。
思っていたのより硬めの仕上がりになり、常温での保存もできるかも。

味は・・もちろんgood!
太りそう。




2016年12月21日水曜日

ショウガを収穫して、佃煮に

ショウガは地上部が枯れ落ちる寸前となった。


何回か植え付けに失敗し、結局生育できたのは小ショウガだった。

柔らかい夏の新ショウガ(大株)を酢漬けにしたかったけれど、小ショウガを育てることになった。
この時期まで地中に置くとヒネっぽくなってしまい、薄くスライスしても生では辛味が強くて酢漬けでは食べられない。

佃煮にした。


美味しいけれど、やはり辛味は強い。

薬味以外で食べたければもっと若いうちに使わなくちゃだめなんだね。
浸けるにしても煮るにしてもね。

う~ん、生姜って最初から最後まで難しい。
また、また来年の宿題に残ってしまった。

まだ収穫してない生姜は、薬味用にまわすことにする。
それでも大助かりなんだけどね。

掘り上げたらポキポキと小さく折って、土を洗ったらそのまま冷凍庫へ。
こうしておけばいつでも使えるので、とても具合がいい。

2016年12月20日火曜日

切干大根を作ってみる

大根はどれもこれも2kgを超える大きさになって、春までに全部は消費し切れそうにない。

今までには抜いて葉をつけたままの丸干し大根を作ったけれど、丸のままだと戻すのに大変な時間がかかり調理が億劫になるので、今年は切干で行ってみようかと。

経験がないので、とりあえず1本だけで試作。
やはり2キロを超した太い大根で。

千切りは夫が積極的に担ってくれ、手動だけれどスライサーを出してきて瞬く間に出来上がる。
皮ごと細く切って、それを網カゴに広げて


天日に当てながら干すこと4日。
風とお日様の力で短期間でよく乾いた。


2キロ以上あった大根がこうなったら85グラム。
なんと!大根というのはほとんどが水分なんだ。

近づくと、あの大根干し独特の香り。
これを俗に「ひなた臭い」なんて言うけれど、これは方言?

日光浴でビタミンDが増えたかと、食品成分表で調べると変化なし。
もともとビタミンDなんて含まれていない。

天日干しでビタミンDが作られるのは、どうもシイタケだけのよう。
だいこんを干す目的は専ら「保存」なんだ。

こんなにコンパクトになっちゃうし、水分がほとんどなくなっちゃうから腐ることもない。
乾燥って保存にはもってこいなんだ。

ただし、この後の調理に手間が掛からなければだけど。
この状態に乾燥させれば、水戻しは30分で大丈夫。

私は煮たものが好きだ。