ラベル タマネギ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル タマネギ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年12月12日土曜日

たまねぎ種まき~植え付け

 これまでは、玉ねぎの種を蒔いてもうまく育たず、あわてて買った苗は時季外れの売れ残りで死にかかっていたりと、なかなか思うようにできなかったタマネギ栽培の初段階。

今年は苗作りから始めて植え付けまで、初めてトラブル無く進行でき植え付けまではほぼ完璧(と自賛)。たまたまではなく一つひとつをよく考えて進めたことの成果と思い、貴重な経験なので詳しくまとめておこう。

種まきから発芽まで

タマネギの種まきは適期が僅か数日に限られるので、ここが一番緊張するところ。
9月26日に種袋2袋分(合計10㎖)使って、およそ150㎡の畝に全部蒔いた。
残暑がまだまだ厳しく蒔いても育つかと不安だったが、種の袋に書かれている時期を守ることがタマネギ栽培の鉄則と肝に銘じ、実行。
今年選んだ品種は「泉州中高黄」で中晩生。ごく普通に売られている品種。



播種適期は9月末。蒔いた日は9月26日。

播種の2週間ほど前に元肥(鶏糞と熔リン)をすき込んで、播種当日は蒔き溝を付けたらしっかり水を撒いておく。畝の縁は崩れないようしっかりとジョレンで押さえておく。
落ち着いたら種を蒔き、乾燥防止にべた掛けシートを掛けて更に強い日差しを避けるため寒冷紗(黒)を張った。

今年は特別に暑かったので念のための処置だったが、そもそも平年でも適期とされる9月下旬は適温の20度前後にはなっていないので、地蒔きするには必要な措置なんだろう。

プロの畑と思われるところで、8月だったけれど、地面から10cmほどの位置に広くヨシズが張ってあったのをチラと見かけたことがあった。車で通りすぎたので葦簀の下に何があったのかを確認まではできなかったが、時期と場所(浜松市雄踏)から推測して早生のタマネギだったと思える。
あの光景がヒントになった。

これは↓今回私がやったこと。



この後適量の雨が降り、種にとっても私にとってもラッキー。

5日目から発芽開始で7日目にはほぼそろった♪
ヘアピンのような形の細いねぎが土を割っている。


この段階でべた掛けシートだけを外した。
発芽までは水が必要だが、発芽後は乾燥ぎみがいいのでもう不要。

上手く発芽でき、まずは最初のポイントをクリアできた。
この頃もまた数日の雨、まるで頼んだかのようないいタイミングだった。


定植までの管理

間引きは、結果として1回だけ、あとは2~3回の追肥をしながら植替えできる大きさになるのを待った。
いつの間にか大きくなっているけれど、よくみればまだ十分な大きさにはならず、まだかな?もうちょっとかなと落ち着かない。

10月末、長さは十分あるように思うが、まだ太り足りない。あと一息。
それに説明によれば、種まきから55日くらいが定植の目安とある。それならまだまだ。


11月中頃から葉先が少し枯れてきて、適期かなと思う。でも〈鉛筆より若干細いくらい〉の太さにはちょっと足りない。
苗を大きくし過ぎると、トウ立ちしたりそれが基で腐ったり・・と後で問題が起きることは経験済み。小さくてもそれなりの大きさでできるらしいので、じゃ、そろそろ定植にしよう。

蒔いた種は1本の落ちもなく(数えてはないけど)きれいにできた。素晴らしい!
これで第2段階のポイントもクリアした。

いよいよ植え付け

11月16日だった。いつもよりやや早い。
これはサイズ別に抜いてみたサンプル。
(背景のコンクリートブロックの縁の長さは40cm)


良しということで、苗を全部移植ゴテで丁寧に抜き取って浅く水を張ったバケツに入れる。


根をバケツの水で降り洗いしながら絡みをほぐし、50本ずつの束にしていった。数えたら定植にちょうどいい太さの苗が650本、ちょっと小さ目が約200本、全部で850本だった。

私がこの作業をしている間に夫が予定の畝に水やりをしてくれた。
ホースの先に穴の開いた塩ビ管が付いたものを畝の中を移動しながら水を入れていくのに結構な時間がかかり、一人で抜き取りと水やりとを兼ねるのは難しかったので、助かった。

土が落ち着いたところで、細長い竹竿などを使って列を決め擁壁のブロックも利用して間隔を測りながら40cm幅の畝に10cm間隔で4列植えた。
が、その前に根と葉の処理方法で少々もめた。


根と葉の始末

植えるにあたり根をどう始末したらいいか?
a 根をまっすぐに伸ばして植えた方が根にとって負担が少なく、より早く活着できるという考え方が一つ。
b 長い根は切って植えることで新しい根が出てくるので苗にとってその方がいい、という理屈。

新しい根がでてそれが活動し始めるには時間がかかるような気がするので、aを採用したい。
が、10cm以上もある根をまっすぐ伸ばして埋められる穴を作るのは不可能。
粘性のある土なら可能かもしれないが、この畑は砂地。土(砂)が思うようにならない。穴をあけたり畝を立てようとしてもすぐに崩れてしまって作った形を維持できないのだ。
従って可能なやりかたとしては、できるだけ深く穴をあけて、根は切らずに折りたたむか中でグルグルとトグロを巻かせるかして、葉の分岐部に土が掛からない深さで、白い部分だけを埋める。

崩れる分も考慮して、鎌の柄を使って直径2cm位で深さは3~4cmの穴を作り植えていった。

葉の始末は・・
c これもより早く新しい葉を出させるには古い葉は切った方がいいとする説。
d プロはそんなことしていない。余計な手間だ。

と二手に分かれた。
植え付け後そのままなら、dにしたかった。もう日が落ちかけてきたし・・

気温が高い上に水保ちの悪い砂地なので、植え放しは危険だから日よけ(兼風よけ)工作はした方がいいとなると、現状の場所ではまたべた掛けシートになる。葉に触れないように高く持ち上げるような工作はできないので、じゃぁ砂地の畑に植える分はネット下で閊えてしまう分だけ葉を切ろうとなった。

はい、これが葉を切って植えた苗。


ここに不織布で覆いをして完了。


葉を切らずに植えたのはこちら。
よく見る姿です。


なるべく理に沿った方法を採りたいが、そうすっきりとは渡っていけないのが現実。
〈家庭菜園なんだから〉で落ち着かせてしまう。

これを書いている時点ではもうすっかり根付いている。
根付くまでは3~4日置きに水やりをして枯らさないよう気を配った。その後は何日も雨が無くカラカラ陽気が続いているが、タマネギは根付いてからは乾燥には強いのであまり心配はしていない。

後はこのままじっと春を待つだけ。


2020年6月4日木曜日

種から育てたタマネギの収穫

自分で種を蒔いて育てたタマネギが、収穫できるまでになったなった。
が、やはりいろいろあって残念にも大成功の結にはならなかった。

技術進歩
去年までは苗の段階でのリタイアが多く、結局市販苗を購入して育てた。
今年は結果として種から育てたものだけが収穫になった。

保存用に軒下に吊るした数は予定の半数でしかなかったものの、種からの栽培で収穫にまでゴールインしたことは前進としたい。


保存用として吊るすことができなかった要因がいくつかあり、次回への引き続き事項として宿題が残った。

播種・育苗の成功
蒔いた種の品種は
・吊りタマネギ
・ネオアース
の2種で、どちらも晩生で年越し保存可能とのこと。

蒔き方は、ちゃんと苦土石灰と元肥を入れ地拵えをした畑にスジ蒔きして、発芽までは不織布をべた掛けして保湿。

その時の生地はこちら→タマネギが発芽 今年こそは・・


畑を使った苗床でできた苗はこれ。


草丈30センチ超でエンピツ大の太さ。良い苗ができたと思った。

去年までは種蒔き用土を、トレーやペーパーポットに入れて蒔いていた。移動可能な道具が管理し易いと思いそうしたが、種蒔き用土には肥料は入っていない。
そしてトレーやペーパーポットは定植時の作業が効率的かと思ったのだけれど、ペーパーポットをセットするトレーが不適当(適合した用具が手に入らなかった)で、ポットの土が崩れ多くの苗が傷もので且つ使える大きさまで育たなかった。

トウ立ちと管理、その原因
《吊り玉ねぎ」
しっかりした苗だったので、あまり落ちもなく順調に冬を越し春に気温が上がってくるとぐんぐん大きくなり、やがて4月中頃からは膨らんできた。

収穫間近になって、トウ立ちが出現。
初めはあまり気にせず摘み取ったが、次から次へと芯ができるのにはぞーっとした。
これは異常。

トウ立ちしたタマネギを縦半分に切ると、芯がはっきりわかる。


薄緑色の芯の部分は硬くて食べられない。

これは長期保存はできなかろうと、すぐに食べ始めた。
もちろん売り物にもならないし、かなりショックだった。

芯だけを起こして外すことは簡単なので、これを取り除けば家庭用として利用はできる。

結局吊るし終えた時点で3分の1以上がトウ立ち品だった。

トウ立ちの原因は苗の大きさと生育中の気象条件という説が多くみられる。
先に行って急に寒くなったり暖かくなったりは、私にはどうしようもない。

しかしこんな説もあった。
そこにも書かれているが、「鉛筆くらいの大きさ」という言い方がネット上あちこちで言われるが、今回の経験でそれでは大きすぎる。

種蒔きの時期を厳守することと、苗を大きくし過ぎないことは言われてていて言葉として知ってはいたが、理解が足りなかったようだ。
播種時期を守っても、その時の気候で成長具合は違ってくるので、5mmになったら定植をするのが正解ということのよう。

実は今年はその頃予定の畝が空いていなかったという事情もあった。
苗は私の事情を汲んではくれない。そうならないように慎重な作付け計画を立てなくてはならない、ということを学んだ。


病気&整理障害の発生
《ネオアース》
一方もう一品種の方は、最後の1週間くらいでぐんぐん大きくなったのだが、一向に倒れてこない。
袋の説明に沿って種を蒔いたので「吊りたまねぎ」の播種と9日のズレがあり、出来上がった苗も小さめだったせいか、トウ立ちはせず倒れるのを待っていたら葉が枯れてきた。

外見のトウ立ちは無く、葉が枯れているのにその中心が固い。
これは変だと、抜くことにした。
球のすぐ上を切ってみれば、球が2つまたは3つに分かれている。

分球あるいは裂球という現象らしい。
例年2つ、3つは混じってできるものだが、こんなに多数できたのは初めてのこと。

それに倒れずに枯れてきた現象は病気と思える。
少し調べてみてが、病名などはわからなかった。

これも自家用専用となって、冷蔵庫in.

来年はもっとうまくなりたい
収穫になるまでわからないのがこの世界、と再再確認。
幸か不幸か趣味の家庭菜園なので、あ~残念!でチョン。

トウ立ちが苗の大きさに依るものだとしたら、今年秋の苗作りは前年に加えて慎重な「大きさ」だ。


2019年12月16日月曜日

タマネギ苗の選び方

タマネギやネギの苗は鮮度がいいものより枯れたものの方がいいのか。
そうじゃなくて、萎れている程度で、多少枯れかかっていても大丈夫、ということだと思う。

それが、葉の半分も枯れているものが平気で売られているのが、これが玉葱苗ですみたいに堂々と売られているのが現状。
半額の値札で売っている店もあり、それはいくらかでも良心を感じることができる。

昨年は蒔いた種が上手く育たず、あわてて苗で手当てをしたので時期が遅くてひどい苗しか残っていなかった。
下の写真がその去年の苗。


この苗の結果は8割くらいの出来だった。

今年も補足用に探した苗はおよそ半分枯れた状態で去年よりひど状態の苗だった(写真は残してなかった)。去年の写真を見ながら今年のと比較すると、あぁずいぶんひどい苗を買ってしまったのだ。

それにしてもホームセンターの苗は、枯れている上に細く小さい。
鉛筆くらいの太さに育ったものが適当と言われるのに、HCのそれはボールペンの芯。

購入後すぐに植えた苗

こんな苗で育つかと、ごく懐疑的だったけれど他に無く、植えつけてみた。
結果は殆どが根付かなかった。

11月半ばの植え付けだから、時期的に遅くは無かったはず。
植え付け直後に雨降ったし、その3~4日後にも降っているから水不足もないだろう。

日の経過と共にポチポチと脱落苗が出、今(26日後)や生き残りは3分の1ほどになってしまった。その間3回自作苗の残りで補植しているが、それも根付かなかった。これは時期が間に合わなかったことも考えられる。

1束50本単位で売られている干し苗。
芯に新しい若い芽がでていたが、外葉の半分は枯れていた。

1週間後の自家製苗とを比較してみると

左は買った苗、右が種から育てた苗

右の種から育てた苗もあまり良くできなかったのだが、それと比べてもかなり見劣りする。

その後2週間経過し、左側は半分以上が枯れてしまった。
仮植えしておいた苗を使って補植したが、それも根付かなかった。


たしかポット苗は値段が培くらいだったけれど苗としては良品なので、それを使っていれば育ったかもしれないし、その方がお得だったかも。また、また出てきたこのけち臭い根性で、かえって損をしてしまったようだ。

失敗する度に思い出すのが、かなり締まり屋で何でもより安いものばかり買っていた義母が「種と苗だけはいいものを買わないとだめ」と言っていたというが、全くその通り。
義母はその経験を活かしたようだけど、私はまだ学習が足りないようだ。

と、ぐちゃぐちゃと腹いせを並べたけれど、いずれも私の見る目の無さと栽培技術の不足がなせる結果だったのだ。反省しておこう。

一方、9月末に”私が”種を蒔いて育てた苗は、これまでになく良い状態にできあがって、嬉しくてならない。これはまた次の機会に自慢するとしよう。



2019年10月26日土曜日

玉ねぎの間引き苗を移植

間引き苗を移植してみた


間引いた葉物や大根までも、移植して育ててしまう達人が近くに居て、そんなことができるのかと考えさせられている。
大根のようなものでも、十分に根が張る前で且つ小さすぎない時期なら可能なのかも。

そこで私もやってみることに。

たまねぎで。
9月末に蒔いた晩性の「吊り玉葱」は上手く育って、先日1回目の間引きをした。が、10月に入って蒔いた「ネオアース」にどうも不安がある。

これが今の「吊り玉葱」で、間引いたあとの様子


で、こちらがネオアースで、播種日は10日の違い。


疎らなのと、本体が細く小さいのとでどこにあるのかわからないような写真になってしまった。何とも頼りない。
まだぽちぽちと日々数本ずつ増えてはいるようにみえるけれど、とってもアヤシイ。

間引いた苗は捨て難くて、根を水に浸けて取ってあった。
そこで、これを活用すべきと気付き早速植付けた。

昨日1日雨で、地面はしっかり水を含んでいたので簡単に浅い溝を掘って、およそ1cm間隔で植付けた。


上手く根付いてくれればいいけど。
ちなみに奥にボーッと青っぽくみえるのが、心配なネオアース。

播種時の地温が高かったか


栽培説明書によれば

10月上旬が適期となってはいるが、適温は15度~20度なので、蒔いた頃は20度は越えていたように思う。
吊り玉葱の適温はやはり15度~20度。

こうなると発芽不良の原因はわからないのです。

先輩諸氏には、「玉葱の種蒔き時期は、外したらだめですよ。袋に書かれていることを良く見て蒔くんですよ」と口酸っぱく言われていた。

表に示されている時期と適温地温表示とが合わない時は、どうしたらいいのだろう。
よくあることなんだけど。




品種によるバラつきか

2019年9月29日日曜日

タマネギが発芽 今年こそは・・

種から育てる玉葱は過去3回連続で失敗。
今年こそは成功させたい!

2品種を用意して、先ずは「吊り玉葱」から。
3ml入りで税込398円(アタリヤ)。

タネ袋の説明では蒔き時は9月中旬~10月中旬となっていて、蒔いたのは9月23日。
蒔き方はタキイのネット上での指導(私のバイブル)に従った。

定植予定の畝に少な目の元肥(鶏糞)と石灰をすき込んで、雨上がりの後、畝に垂直方向に条間10センチで厚くならないように慎重にタネを蒔き、土を掛ける。

その際に、覆土用の土は「砂または有機質の多い土(床土)」と書かれていた。
これが引っかかったのだが、解らないので2種類を遣ってみた。

適切な環境下で教えられたとおりに遣ったんだから、出て当り前。
出た。
↓砂で覆った畝


↓床土を被せた畝

発芽が始まったのは6日後の29日だった。
砂で覆ったのも床土で覆ったのも同じように出てきた。

まだ全部ではなく5~6割くらいかな、発芽まで7日とあったのであと2日もすれば出るべきものは全部出るのだろう。
今までも発芽はしていた。それが徐々に消滅したり生育しなかったりだった。だから問題はこの先に有りなのだ。

第2弾は数日後に、別品種を蒔く予定。
それにしても1袋の種の量が3mℓというのは少ないものだねぇ。もう1袋を買い足した方がいいかも。

ところで、発芽したのだからまだ悩まなくてもいいのだけれど、蒔いた後にかける土が砂「又は」有機質の多い土というのは矛盾してない?

一般的に「砂」というと岩石がごく細かく砕かれたもののことで、海岸や川底にたまっている。そこには植物や動物の死骸のような有機物は含まれないのが普通、と思っているのだけれど違うのかな?

基本的に植物が芽を出すためには水と温度があればいいので、栄養は要らない。
それで砂は理に合っている。
逆に有機質を多く含んだ土を使うのはなぜか?

市販の「種蒔き用土」を使うことはあるが、肥料気は無いのでこれも解る。この疑問、調べてみたい。


発芽は全部そろったところで追加で投稿するつもり。

2019年5月8日水曜日

500g級の早生タマネギを収穫

何とまぁ、巨大なタマネギができた。


並サイズ以下はほんの数えるくらいで、後は皆350g~500gの大物タマネギ。
球の直径は12.5cm。
スーパーなどで普通に販売されているタマネギは200gくらいに揃えられている。

40cm幅の畝に10cm間隔で3列植えは、普通の大きさなら特に狭くは無いはず。
それが今回は目いっぱいで隣同士で押し競まんじゅう。


うちのはなんでこんなに大きくなったのだろう。
やっぱり多肥?

当初の植え付けは早生の2種類で230本。
途中リタイアは10本あるかないかで既に食べてしまった数が10個まではないので、200個くらいはある。

早生なので吊るしで干してもたぶん8月いっぱいが貯蔵期限らしい。
3ヶ月くらいで腐ってしまうようだ。

無人売店ではなぜか人気が無い(泣)
タマネギって結構食べる機会が多いのだけど、とにかく大きいから食べデがあるし、
後1月以内には晩生も200個以上収穫予定。

テッテイテキに安売りしたら持って行ってもらえるかな。
息子宅に送りつけるにしても、限度があるし・・

早生は水っぽいから、炒めて冷凍というのもあまり向きじゃ無さそう。
う~ん、悩ましい。

とにかく全部掘り上げて、庭に並べた。
なんだかガーデニングの庭のようだ(笑


2018年11月5日月曜日

早生タマネギ苗を購入、植える

「早生」と表示されているタマネギ苗100本を買ってきた。


50本1束で358円。
1本あたり約7円。10年近く前と変わらない値だ。
ツマヨウジほどの太さで、生き生きした緑色で状態はいい。

ちょっと水気を絞ってしんなりさせた方が植えた後の水揚げがスムースだと聞くので、このまま一晩放置した。買って時間をおかずに植える場合はこの程度の管理でいいようだが、植えるまでの待ち時間が長いときの管理は難しい。去年はそれで大失敗した。

売り場の説明ラベルによれば、収穫時期は5月上旬。
早生といっても収穫期は晩生より1月ほど早いだけ。どうせ早生なら3~4月に出来上がる位のが欲しかった。
それを言うなら極早生が適当なのだが、もう売られていない。

早速植え付けにかかった。
元肥は2日前にすき込んで、畝を整備しておいたのですぐに着手。
ケイフンも苦土石灰も、”畑にすき込んですぐに植えられる”と説明されている。助かる。

幸い昨日は午後半日静かに雨が降っていたので、土はたっぷりと水を含んでいる(この畝は砂が主だが、それでもしっとり)。事前の土への散水の手間が省けた。

植え付け時のいくつかのコツ


先ず位置決め。
畝幅は40cm弱なので列は3列としよう。株間は10cm。


細い竹棒を10センチ間隔に軽く押しつけて浅い溝をつける。
手前と向こう端の位置を長い竹竿で決めておく。3列なので中央列は凡そで植えればいい


次に、苗の散髪だ。
オカッパ髪を切るように、根元から10センチくらいのところでばっさりとやる。


この作業はどうしても必要な作業じゃないが、長いままだと立ち上がるのにエネルギーを使うのと、植えるときにも邪魔な分がないから能率がいい。根付きさえすれば葉はすぐに伸びてくるからこの方がいい。ネギを植えつけるときにもこうする。

タマネギを植えるときは「浅く」が基本。

白い部分が見えるくらいに、と説明にあるがそれじゃ支えが少なすぎて立っていられないので、葉の分岐部が土の中に入らないように浅くして、そう1センチくらいが妥当ではないかな。
そうして根元をぎゅっと押さえるのだが、ここは砂地なのでいくらでも下がってしまうので、まぁ適当なところで止めておく。


こうして全部植えつけて植え付け終了。


植えてみたら117本あった。この中で絹針の太さもない苗は数本だけだった。
タマネギ苗は大き過ぎないというのが基本だが、かなり小さな苗でも育つのがタマネギの不思議。
それにしても針ほどもないというのは危なっかしいので、左端に別にして植えた。

最後にネキリムシ対策のネキリエースなる薬を根元にパラパラと散らして作業終了。
上からの水はどうしようかと迷っていたらヒヤヒヤと当ってきたので完全に終了となった。

種からの育苗が難しい

なぜ早生苗を買うことになったか・・
種を蒔いた晩生種が、”やはり”うまく育たず、400~500本の予定が100本ちょっとしか育っていない。

大きさは別にして、自作苗(晩生)の育ち具合はこんな具合。


去年も同様で、原因がわからずにまた同じことをした。
紙ポットの納まりを直してみたのだけど、関係がなかったか。

原因として思い当たることは、水が多すぎたか。
土の量がすくないので、どうしても不安があり水遣りが頻繁すぎたのでは。

でも、状況を見れば中央ほど育ち外回りが無くなっている。
発芽時には全体的にあったのに、徐々に消滅していった。

水遣りって、中に行くほど水量が多くなり外側ほど薄くなるのが普通。
それなら水過多で、というのは当らない。
何が問題なんだろう?

今回買った種は1袋(5mℓ)で送料込みで350円なので、これで300本も育てば1本あたり2円にもならない。
400本も500本も作ろうと思うと、全部を苗から作るのは止めたほうがいい。







2018年9月27日木曜日

タマネギの種蒔き ペーパーポット利用で

もうタマネギを蒔かなくてはならない。
播種適期は「9月下旬」というごく短い期間だけ。

肝心な時期に毎日雨。
今日は午後から雨が止んだので、そのチャンスだ。
明日は晴れの予報だけど、1日延ばしでぐずぐずしていると時期を逸してしまう。

今年はこんなふうにしてみた。
ポリポットに10本ぐらいの苗が植えられて売られているのを見たことがある。
それを思い出し、ポリポットの替わりにペーパーポットを使えば管理が容易になるのではないか?

2年前にもそんなことを考えてペーパーポットは買ってあった。
それに合う受け側のトレーが無くてそれっきりに生ってしまった。

受け側のトレーはやはり無いけれど、手持ちのちょっと深めのトレーで工夫してやってみた。


この黒いトレー(底は水が抜けるようにメッシュ状になっている)に古い木綿のシーツをこの大きさに切って敷き詰め、そこにペーパーポットを広げてこのようにする。


アコーディオンに生っているペーパーポットを固定させるのがひと苦労。
受け側のトレーがそれ用に合う品物なら、ペーパーポットの形はどれもちゃんと四角になって128個の区画ができるのだけど・・

真上からみると、こうだ。

左端の列のマスが凡そ正常な形になっている。
他は杉綾になっているけれど、広げ足りないからで、本来は全部が左端の列のようになるべきももの。

ホームセンターを2店見たけれど、トレーが無かった。ペーパーポットも1店にほんの少し置いてあっただけ。
JAにでも行かないと手に入らないのだろうか?

容器の準備ができたなら、ここに上から畑の土(砂混じりの土目の細かなもの)を入れて、128個になるべく同じように入るように調整して水をかける。
この日は直前まで雨だったので、水はほんの少しだけ。

タマネギの種は大きさはケシ粒とゴマ粒の中間くらいで、真っ黒。
湿らせた土の上に真っ黒な小さな種を落としても行方不明になるので、薄く石灰を振って表面を白くしておくとやり易い、とはネット上での知識。

手持ちの石灰は粒状の濃い灰色でその役には立ちそうになかったので、代わりに木灰を振った。


全面に均一に薄くというのはなかなか難しいものだ。
ぐずぐずしていると下から水が上がってきて、白が消えてしまうし。

それでも紙のヘリは見えていたので、種をピンセットで1粒ずつつまんで1ポットに6粒ずつ落とし込んでいった。

6粒の根拠は、この数なら間引きしなくてもよさそうだし、土の量からしてもこんなものではと考えたから。

ケシ粒のような種を1粒ずつ蒔いたので、いやぁ~時間がかかった。
腰と膝がすっかり固まってしまい、数分は体がまっすぐにならなかった。

1ポット6粒で128ポットだから、全部で768。
落ちを計算に入れて、半分になったとしても400近くある。

400生きれば例年並の数になり、多い分(獲らぬタヌキ)には問題ない。

蒔き終わったら、今度は種蒔き用土を使って薄く覆土。
そして圧着には平らな面のある小石を使った。やり難かった。
今思うに、その石をラップに包んで巾着にすれば持ち手ができて楽だったかも。

仕上げの水遣りはジョウウロだと種が顔を出しそうなので、農薬用の噴霧器でシュー、シューと全面に噴霧して、お終い。


こうして発芽させればたぶん間引きはほとんど必要なく、その結果蒔いた種は有効に使える筈。うまく育ってくれればだけど。

最後は乾燥防止に新聞紙で多い、発芽を待つ。
去年は発芽開まで1週間かかった。

時間的に蒔きなおしはできないので、発芽がそろうまでは祈るような気持だ。

このタマネギの品種は「玉光」で2月まで貯蔵可能と歌われている。


5ml入りを全部使ってたりなかったので、16マス分は去年の残り(別品種)を使用。








2018年6月20日水曜日

晩生タマネギ(ノンクーラー)の収穫 

苗を植えつけてから6ヶ月余り、種蒔きから数えれば8ヶ月あまり。根付いてからの管理手間は殆ど掛からないけれど、時間が掛かる作物の代表選手。

今年の収穫日は6月9日。
全体がこんな状態になった時期に、空模様を見ながら収穫決行。


もうちょっと倒れてからでいいかと思ったけれど、3日前に梅雨入りしたのでいつまでものんびりはできず、天気予報とにらめっこしながらだった。

大きさにバラつきがでる


砂地なので楽に抜けるかと思ったが、現実は移植ゴテの助けも借りての作業となった。
こんな細い根なのにしっかりと地面を掴んでいるのは驚きだ。
種蒔きから始めた晩生種のノンクーラーが出来上がりで200個余り。


抜いてみると、大玉と小玉の差が大きく小玉の数も多く意外な結果に。
そして縦長の形も多く、これはこれから太るものだったのかも。

が、長くて大きくなっていたものの中にはトウ立ちしているものもあったので、よくわからない。

球が地上に持ち上がって来るまでは、とてもいい出来具合に見えていた。
一時ウィルスにやられたかと不安を抱いたが、症状は広がらずその株も萎れたり枯れたりもせずにゴールイン。

できた球の形や大きさはいろいろになった原因は、苗の出来具合が良くなかったことが大きいのでは・・


育たないかも知れないと思えるような極小さい苗は、2本を纏めて植えてみた。
その結果がこれ。


できなかったものもあったが、それなりの大きさに出来上がっていた。そうするとかなり小さな苗でも育つということだねぇ。

でも不安を取り除くという意味でも、時期は植付までにもっとしっかりした苗に育て上げることだ。

育てた苗が使えないかと緊急に買った苗も、仮植えに失敗し生き残った僅かな苗を栽培した結果はこれ。


手を尽くしてみたけど次々に消滅し、これだけしか残らず隙間だらけになったからか最後まで行ったものは大きく育った。
植え付け時の様子はこちらで


翌日も雨はなかったので、そのまま外で丸1日乾燥させて


その後は軒下に吊るして、初夏の大仕事はこれで1件落着。

2018年5月7日月曜日

倒れ始めてから1月以上のタマネギ(中晩生)を収穫

タマネギの中晩生?を収穫したが、中晩生のたまねぎってこういうものなのか。

この種のものは収穫は5月に入ってからと思っていたのが、葉はまだ青々としっかりしていた3月20日頃にはもう倒れはじめたのだ。

中晩生のはずがもう倒れ始めた 3月23日

風のせいかなとも思っていたが、日を追うごとにどんどん倒れたので完成のサインだった。
葉は枯れてこないし球の半分は土の中なので、急いで掘り取ることもないかとそのままにした。

こんなふうになるまで、使いながら畑に置いていた。

倒伏後40日 まだ全部が土の上に出ない

葉が生きている限界だ。これ以上置いたら葉は全部枯れて吊り下げができなくなる。
倒れはじめてから40日以上経って、さすがにもう畑では限界のようだ。

それでもまだ球全体が土の上に出ては来ない。

比較で、晩生の品種はまだ未熟でも球全体が地上に出ている。

晩生たまねぎ 収穫まであと1月ほど 根元まで地上に出た

晩生以外のタマネギは今年初めての経験、品種でずいぶんと姿が違うんだねぇ。


とにかく掘り上げ、なるべく日当りのいい場所に2日間広げ

堀り上げ直後陽に干すタマネギ

その後は4~5個ずつ束ねて軒下に吊るす。

軒下に吊るしたタマネギ

200本植えて栽培中のオチは殆どなかった筈だけど、結果保存量はこれだけ。
倒れ始めてからこれまでに結構な数を消費(販売も少々あるが)したようだ。

中晩生と表示して売られていたけれど、3月に収穫できるのは早生種だったのではと疑念がある。そうなら保存期間が極短期になるからたくさんあっても腐らせてしまうだろう。

中晩生にしたってやはり保存性は似たようなもの。
この後の晩生種が200本くらい採れるはずだから、量的にはこの調子でいい。

施肥の仕方にムラがあったのか、大きさ、形が様々だった。
ピンポン玉からゴルフボール大くらいのは、吊るし乾燥はせずきれいにして冷蔵庫行き。
早めに食べてしまう予定で。

形も平たく出来上がっているものと、中高でコロンとしたものと混じっていた。


一皮剥くと真っ白でかわいい「新タマ」を見ていて、「マリネにしよう」と思い立ちすぐに実行。
簡単にできておいしくて保存がきく・・とてもいい。

新タマのマリネ


***「新たまねぎのマリネ」作り方***

1、外側の茶色い皮は取り除き、葉が付いていたところも青い部分は取る(色として使いたいこと炉だが、硬いので)。
根は、タマネギがばらばらにならない程度に深く切り取る。
2、縦に半分に切ってから、繊維を切る方向に薄くスライスする。(スライサーを使うと速い)。
3、塩、酢、サラダ油又はオリーブ油で調味する。
※塩、酢は好みで調整。油は最後に加える。
先に油を混ぜてしまうと他の調味料が浸み込まなくなるので順番には注意。
4、緑色野菜は酢や空気で変色するので保存する場合はタマネギだけにしたほうが良い。食べる時にパセリなどをトッピングすると見栄えがする。

2018年4月11日水曜日

ウィルスを疑ったタマネギは順調に生育中

タマネギの葉が波打ったようになって、ウィルスかと心配していた。
3月の中頃のこと。その時のブログはこちら

それからほぼ3週間が経つが、枯れたり萎れたりといった様子は無く、他の健全な仲間と一緒に生育している。

遠くから全体を見て、特に異質なものは無く


近寄って見ても目立った枯れや萎れも無い。


かといって例の波打ったような状態そのものがなくなっている訳でもなく
それはそのまま大きくなっている



株元はしっかりとし、少し膨らみができてきている。
あとひと月くらい・・いい状態だ。


良かった・・
でもなんでこうなったのだろう。

病気じゃないとしたら、生理的なもの?
タマネギの中のホルモンに異常がおきた、のか。

正常なタマネギの葉は、筒状で完全な円筒ではなく内側が平らになっている。
波打っているのはその内側部分。


白菜やキャベツが球体になるのは、時期が来るとホルモンの働きで葉の内側と外側の成長がずれるためだという。
このことから類推して、変形したタマネギの葉はホルモンのバランスの崩れによるのではないか、と考えた。

なんだか学者さんが聞いたら「何をテキトーなことを」と鼻で笑われそう。
単に肥料が多すぎたんじゃないの、との声もあるけど。