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2022年3月11日金曜日

ジャガイモを殺菌してから植える

ストレプトマイシンで殺菌

 種用として売られているジャガイモは予め殺菌されているものと思っていた。
それがどうもそうとは限らないようだ。

そうか病が怖いので、今年は買った種芋を殺菌して植えることにした。

殺菌剤は手元にあったのでさっと処理できた。
殺菌剤はアタッキンという、よく使われている薬。
(主成分はストレプトマイシン硫酸塩。ストレプトマイシンてたしか肺結核の治療薬で有名になったけど、人間もジャガイモも一緒なんだ!)


使い方は簡単で、バケツに4ℓほどの水を入れそこに100gのアタッキン(粉末)を100g入れてよく混ぜ合わせたら種芋をそのまま浸け・・


5~10秒で水溶液から引き揚げ水気を切る。いたって簡単。


上が種用ダンシャク2kg、右は種用メークイン1kg、左はスーパーで買った食用(たぶんダンシャク)1kg。色の違いは種用だからじゃなく、収穫からの経過時間と思える。

殺菌後は切って日陰で干す

水が切れたら、種用の大きさにカット。
いろいろな大きさなので手元にハカリを用意し、種1個が40~60gくらいになるように切っていく。

カットした芋を陰干しにして乾燥させる。
その時に3種類が混じってしまわないよう注意だ。


その間にうっかり雨に当たらないようにもね。乾くまでに2~3日かかるだろうから。

去年までは知らずにしっかりお日様に乾かしてもらい、半日で乾燥終了。洗濯物を干すように。というよりいきなり裸でカンカン照りの海水浴場に飛び出したようなもの。

それでも生育結果に問題は無かったけれど、そんなに急激な乾燥はよくないだろうと思い直し、今年は家の北側の風通しは良好の場所で時間を掛けて干してみた。

ベッドの用意はできている。
種がいい具合に乾いたら植え付け。

そして陰干して3日目でこんな状態になった。


同じ条件で乾燥させても芋の鮮度(たぶん)で随分違うので迷うところだけれど、左のダンシャクは限界。
いきなり直射日光で乾燥させていた時は全部が半日でこの種ダンシャク状態だった。今思うと急激な日焼け状態だったのだ。

より丁寧にするならば、先ず種ダンシャクを植付他の2種はもう少し干してから植えれば文句ないだろうけれど、一度で片付けてしまいたかった。

何年経っても冷や汗、脂汗で初心者・初級者の域を出られない学習できないヒトだナァ・・

と反省しながら3月10日に植付決行。
種芋合計4kgを50g/1個くらいにカットして、植え付けた種芋88か所。

畝全体にダイアジノンを混ぜ込み地中のコガネムシ、ケラなどの卵殺虫。更に植穴にオルトランを混ぜ入れてやはり地中のアブラムシ対策。

こうして種を伏せこんで終了。久々の大仕事。
少々腰にきたので、本日の定例ウォーキングはお休み。


改めて種芋が入っていた袋の注意書きを見直したけれど、殺菌については直接触れられてはいなく「食用にはしなでください」とだけ。


多分薬を使っているのだろう。

食用芋を種にしてもダメということも耳にするけれど、殺菌してから使う分には同じこと。
産地もどちらも北海道。

※殺菌の方法
薬剤を使いたくない場合はお湯による殺菌もできるようです。
48℃の湯に約40分浸せば殺菌効果がある、との情報も見られます。
48℃を40分保持することに工夫が要ると思われるのですが。

2020年5月29日金曜日

テントウムシダマシの幼虫

テントウムシダマシ幼虫の発見
テントウムシダマシはよく見る虫で、野菜にとっての害虫であることは家庭菜園経験者なら大体の人は知っていると思う。

私がその幼虫を見たのは昨年が初めてだった。
芋の葉を裏返して探すことまではしなかった、という証拠。

成虫との体形(見た目)の違いにびっくり。
これが幼虫。


肉眼ですぐに見つかるのは5mmくらいになったもので、野菜の葉裏を見ると、灰色の柔らかい卵型の胴体に足が無数(数えていなない)ついた虫がそこここにいる。

いや、そこここに見つかるまで放っておいてはいけないのだけど、1mmくらいの大きさのからいるので極小さなものは見つけにくい。
葉の異常に気付いたらルーペも使って良く見よう。被害が小さいときは作業も楽だ。

突然(のように思える)葉に茶色い模様ができ始めて気が付き、葉を裏返すといる、いるということに。

初期被害ならテデトール
ナスにも寄ってくるが今はジャガイモだけで、その中のやや小さめの数株にだけたかっていた。
成長が遅く葉が柔らかいので集中的に寄ってきたのか、集中的に集られたから成長に影響したのかはわからないが、他と比べてちょっと弱そうな株に群がっている。

じゃがいも畑全体にいた訳じゃないので、しゃがみこんでテデトール退治開始。
1匹ずつ葉から引き離し、数匹たまったところでまとめて踏みつぶす。

幼虫の動きは鈍く、引き離して足元に並べておいても飛び去ったりもそもそ這ったりして逃げられる心配はない。
テントウムシダマシの成虫は羽があるので逃げ足は速いが、、この段階の幼虫は動きの手段はいっぱいある足だけで、採餌中の葉から引き剥がされても何が起こったのかわからないようだ。

体を掴むのは抵抗があるなら、ピンセットや割箸などを使用すればいいが、慣れれば力を入れ過ぎてつぶさない限りは、素手でもどうってことはない。

二齢幼虫
足がいっぱいの灰色の虫の中に1匹だけ、毛色の違う虫も見つかった。
これは二齢幼虫といっていいかどうかわからないが、明らかに1段階成長したと思えるものを発見。


拡大↓


背中が赤茶色になり、足が6本になって昆虫らしくなっている。
これはテントウムシらしくなっている、テントウムシダマシの幼虫に間違いない。

楽に捕まったので、羽はまだないのだろう。
この後羽が生え、背中が固い甲羅のような状態になり、丸くなっていくのか。
順番はわからないけど。

早期発見・早期対処で上手に育てる
虫害でも病気でも、発見、対処が早ければ薬は不要にもなる。
遅くなると健康体に戻すのは不可能になることは経験から学んだ。にも拘わらず遅れる・・

フットワークを良くし、こまめに。
腰が痛くて重くて大変なんだけどね。

2020年3月17日火曜日

すっかり芽が伸びたジャガイモを植える

う~ん、こんなので大丈夫かな?
2センチ前後にまで伸びてしまったメークィンの芽、ぎょっとするほどの姿。


HCで買ったのは2月中頃だった。
早すぎるとは思ったが、持ち帰って放置してもこのまま店で放っておかれても結果は同じなので、選択肢が多いときに買っておこう、いつも売れ残りの品ばかり掴んでいるから。

購入時に既に芽が出ていたものだから、我が家に来てもぐんぐん成長した、当然。
結果は上の様になったのだけど、伸びすぎだね~。
大丈夫かな?

それをそーっと60g前後の大きさにカットして、都合丸1日ほど切り口を直射日光で殺菌。昔は灰を切り口に塗ったものだけど、今はお日様の力を借ります。


乾いて黒く変色してきたらあとはそっと土に埋める。


ダンシャクの芽はそれほどじゃなかったが長い芽があるメークィンは発芽している方を上にしないと芽が傷むし、安定が悪い。
どんな向きで植えても結果に大きく影響しないことがわかった(去年試した、その結果)ので、なるべく傷をつけないよう埋めた。

結果的にほとんどが切り口が下になり、標準的な植え方になった。
芋の背中が出ないよう少々厚めに土を掛けた。明日からは暖かくなるらしいけれど今日の地温はまだ12度までだった。

伸びすぎた芽は傷むかもしれないけど、これからまだどんどん新しく出てくるでしょう。
暑すぎたり雪が舞うほど(東京)寒かったりの陽気が過ぎ、明日あたりからようやく安定して気温が上がってくるらしい。

チャンスではないか。

ポリマルチをしたよその畑ではもう20cmくらいの葉が出ているので、見るとちょっと焦るけど、急いで育てる必要はない。少々収穫が早まったところでその後すぐに蒔いたり植えたりできるものはないから。

品種は無難なところで男爵とメークィン。
過去に他の品種を作ってみたけれど、新品種はどれも収量が今一つで、食味も感動するほどの差異はないように感じているので、昔から作られ万人に愛されている品種が素人には向いているのでは。

この定植作業の段になるまでには、1月ほど前に堆肥としてバーク堆肥、木灰を土に鋤きこみ、さらに2週間ほど後には元肥となる鶏糞と途中に潜む虫(おもにコガネムシ、ヨトウムシ)に対する殺虫剤を施している。

覚えておかなくてはならないことは、ジャガイモの場合「石灰は使わない」こと。
ジャガイモは酸性土が性に合うのだそうだ。

いつもは間に合わなくて結局みんな一度に鋤きこむのがオチなんだけど、今年はマジメに教科書どおりにやれてチョットキブンガイイ。

そんなこんなで
春一番の定期的な仕事が一段落。

この後緊張するのはメロン、スイカ、トウモロコシ。
これらはウチの場合収穫時期が決められているので、逆算での計画を立てていかなくてはならないが、それがなかなか結果がでないので難しい。

余談になるけれど、この春はジャガイモにタマネギは超がつく安さだった。
我が家が常時利用するスーパーだけのことだったのかどうかは知らないが、特大のジャガイモ1個25円、やはり特大(350gくらい)のタマネギが17円、9円だった。

暖冬で育ち過ぎたのか、発芽前に売り切ろうとの戦略だったのか、はたまた安さで売っているこの店の目玉品だったのか。こんな値段を付けられたら家庭菜園は立場ないなぁ。
家庭菜園の価値は計算したらダメなのは承知だけどね・・




2019年6月15日土曜日

じゃがいも収穫 メークィンはそうか病

今年の同時期に同条件で植えた2種類のじゃが芋は、生育過程も結果も揃わなかった。

じゃが芋の品種は
・キタアカリと
・メークィン
この2種を共に3/12に植えている。

どちらも市販の種用を2kgずつ使用した。
経過は順に書くとして、先ずは結果から。

キタアカリの収穫で植えてからちょうど100日の5/31、収穫量は18kgでタネの時の9倍。


写真右がLサイズ、左がMサイズ。
光を浴びて青くなってしまった芋も混じったが、総じてつるんときれいにできた。
収量にやや不満。

メークィンは6/13の収穫で113日、収穫量は23kgでタネの時の11.5倍。
キタアカリ同様に木が半分以上枯れた頃の掘り上げ。


やはり虫害は全く無くその意味ではきれいで、収量にも満足なのだが「そうか病」になっていた。

栽培過程での違いが幾つか見られた。
・発芽までの日数が、品種により10日くらいずれた。
キタアカリは小さかったので丸ごと、メークィンは半分にカットして植え、結果の発芽はは丸ごとのキタアカリの方が早かった。
それから半切りの種は切り口を上にして植えたのと、下に向けたのとを試したが顕著な差は出なかった。

・キタアカリは葉がうっそうとしてきた頃に徒長し始めた、
午後3時ごろから日陰になったので、そのせいか。でも7時間くらいの日照はあったのでどうか?

・メークィンには殆どの株に花が着いたがキタアカリは1つも着花しなかった。
メークィンの花は摘み取らずそのままにした。花を除去しないと収穫量に響くとの情報はあったが、病気を呼ぶなんていう情報は見ない。
収量にも響いたようには思えないので、きれいな花はそのまま鑑賞していていいようだ。

・メークィンだけがそうか病になった。
植える前に土の酸度を計った上で、石灰は使わず鶏糞と熔りんとを元肥にしたが、いつもと違うのは木灰も元肥として加えたこと。
木灰がPHを上げてしまったのだろうか?
それならどちらにもそうか病が出そうなものを、キタアカリはきれいにできていた。

草木灰のカルシュウムが芋を育てるという情報を得てやったものだが、草木灰にカルシュウム?カリウムならわかるけど・・

そうか病の原因かどうかは分からないけど、木灰はよくなかったような気がする。
キタアカリはそうか病に強い品種なのかもしれない。

テーマ外だけれど、メークィンの収穫は梅雨に入ってしまい瞬間の晴れ間で作業をすることになった。

梅雨前に収穫の計算で定植日を決めたはずが、アテが外れてしまった。
さらさらした土なのであまり手こずらなかったが、このタイミングって難しい。


2019年4月29日月曜日

ジャガイモの徒長 肥料か日当たりか

今年のじゃが芋はキタアカリとメイクィン。
3月12日に植えつけて凡そ1月半。

近所の人に、他所と比べて木が大きいねぇと言われ、褒められたと思っていた。
そうじゃない、徒長しているんだと後から気付く。
恥かしい勘違い!

奥の畝のジャガイモが徒長している

この写真で奥の畝の高さが手前と違っているのがわかる、かな?
茎の長さが奥50cmと手前30cmで、20cmもの差が付いている。
ツルボケになっている。

長くなった方(キタアカリ)は強い風が吹くと、将棋倒し状態になる。
なんでこんなことに?

いつもと同様に肥料を入れて植えた筈・・・
確かに、今年の肥料は通常の計算で施した。

このような計算をした、あくまでもきほんのキの考えかたとは思うけど。
標準的なじゃが芋栽培に必要な元肥量は
1㎡あたりN(チッソ)=8g、P(リン)=11g、K(カリ)=11g。(タキイ種苗)

この数字も教科書や参考にするサイトによっていろいろなんだけど、何かを拠所にしなくちゃ前に進めない。

当該の畝の面積は2.4㎡なので、上記をそれぞれ2.4倍すればN=19.2g P=26.4g K=26.4g

これを手持ちの発酵鶏糞(N=4、P=3.1、K=2.5)に換算して必要量を出すと
Nを19g含む鶏糞の重量は480gとなり、480gの鶏糞を施肥したように記録されている。

この鶏糞だけではP,Kが不足しているがそれは別に考える。P,Kの不足で徒長するとは考え難い。

植え付け前の「必要施肥量」の計算は合っている。
こんな状態を見て、多分去年の肥料がかなり残っていたのではないか?と気付く。

ジャガイモを植えつける前、ここにはハクサイがあった。
そのハクサイには元肥として鶏糞を標準量の2倍入れている。
そしてそのハクサイの殆どが病気になり、葉の数も少なく巻くこともせずに終った。

そういうことだったので、ハクサイに入れた肥料はあまり使われていなかったと思える。
そこに又標準量の鶏糞を入れたのだから肥料分が多すぎて徒長してしまった、多分。

そう考えて、過去の記録を再検討。
去年のジャガイモは、比較のため鶏糞を基準量施したじゃがいも(A)と、10倍近い鶏糞を入れたもの(B)とを作ってみた。

その結果は10倍近いBの収量が1割くらい少なかったが、徒長はしなかった。
その程度の違いだった。

そうなると、今年のツルボケの原因は別?
他にもちょっと気になっている条件の違いがある。

日当りが悪くなっている。
西側に家が建ち、春のこの時期は半日陰になるようになってしまった。
これも原因の一つでは?
両方の複合かも。

どうしたの?とじゃが芋に聞いてみたい。

残肥を量る道具もあるらしいが、高価でもあるしたかが家庭菜園でそこまでは・・
それなら尚のこと土や苗の関しての諸々の条件を考えた上で栽培する必要がある。
肌理細かな気配りが要る。

私の極粗い脳の肌理で、今更埋めることができるかな?
間に合わない可能性は高いが、埋めるべく努力は放棄してはならないよね。
人生いくつになってもボーっとしてはいられない、アー疲れる。

取りあえず、この畝からの収穫は少ないだろうと覚悟しなければ。










2019年4月11日木曜日

発芽が揃わないじゃがいも

植物には体内時計があると聞いたことがあるが、なるほどと思えるのがジャガイモ。
毎年1~2日ほどの違いで同じように発芽する。
と思っていたけれど、今年はちょっと様子が違う。

今年も3月12日に植えた芋は26日から芽が顔を出し始めたので、去年一昨年とほとんど一緒。
が、これは丸ごと埋めたキタアカリのこと。


同じ日に植えた半切りのメークィンはまだ2~3個。
そしてその10日後にはキタアカリは全箇所で発芽したが、メークィンは1番走者が4日遅れで顔を出してから12日経つも全員が揃わない。


上の写真で右から2畝がキタアカリ、全部青くなっている。
その左が仰向け植えのメークィンで4列目がうつ伏せ植えのメークィン。

どちらも見た目は健全な種芋を使い、小粒のキタアカリは丸ごと、大きかったメークは半切りで植えた。

半切りのメークは、切り口を上に向けたのと下向きに伏せたのとをやってみた。
上向きのほうがやや発芽が早かった。

切り口を下に(うつ伏せ)すると、芽はいったんは下に向かってからUターンして地上に出るためちょっと時間がかかるが、その方がより強い芽になるんだという(根拠不明)。

たぶんいずれ全部が発芽すると思うけど、こんなに発芽時期がずれてしまっては収穫の時期に差支えが出そうだ。
いっぺんに全部掘り上げられないとなると、一人でたらたらとやることになりそう。

体内時計は環境の変化で狂ってしまったか。
今頃になって関東地方で雪が積もった(4月10日)とニュースが騒いでいた。

桜が満開になったので、さぁトウモロコシを蒔こうかと思っていた矢先の寒波。
この地も最高気温が12~13度くらいなので、凍るようなことは無いがトウモロコシには酷な気温と思い、予定は来週に延期。



2019年3月16日土曜日

ジャガイモの植付

生活必需品のジャガイモを、例年通りに植付けた。

品種にこだわりたかったが、最寄のホームセンターには残念ながら男爵、メークィン、キタアカリしかなく、そのためだけに車で30分近くもかけて他の大きな店に行くのは効率が悪いような気がして、メークィンとキタアカリにすることに。

植付前の畝作りは、3日前。
あっちの都合こっちの都合を考慮していて、ハッと気付いたらこんな日になってしまったのだ。

3月11日に植付しようと、これだけは固定で計画していたのであわてて畝立てをした。
3mの4本というささやかなものだけど、腰を壊してはしょうがないので、急ぎながらも2日かけて形にした。


左から4本がジャガイモ用に仕立てたもので、土の色の違いは耕した日のズレによるもの。
見目形はまぁ何とか、それなりのベッドに見えるよね。

でも手抜きがあって、ここに元肥としてすき込まれているのは鶏糞、木灰、少量の溶りん。計画ではもっと前にバーク堆肥が入っているはずだった。

仕方がないのでバーク堆肥はジャガイモ収穫後に入れることに。

今ここでバタバタしなくても、ジャガイモ収穫後は続いて植えたり蒔いたりできるものってほとんど無いので、その時間を利用すればいいじゃないかと、後付けだけど気が付いた。雨の合い間にやることになりそうだけど。

では、芋の植付けのはなし。
買った種芋はそれぞれ2kgずつ。

上手に大きさが揃っていて、キタアカリは1個がおよそ50g。


皆いい具合に発芽していた。


メークは100g前後だったので、半分にして都合1日陽に干した。


これらを前日つくったベッドに2列ずつ植えつけた。
先ずメークィンのうつ伏せ植え。通常こうして切断面を下にして植える。


逆向きはちょっと時間が掛かるけど強い芽ができるというので、やってみた。


種屋さんが披露していたやり方だけど、根拠はわからないそうだ。

キタアカリはそのまま定間隔でぽん、ぽんと落としていく感じ。
アレッ、画像が無い・・撮り忘れたようだ。

そうそう、害虫対策・・
2年前から「ケラ」や「コガネムシ」の害がひどく、大きな穴を開けられてしまうのだ。

昔からダイヤジノンという薬がよく使われ効果があるらしいので、植え付け前の畝の表面に薄くすき込んでいる。去年だいぶ退治できたが、まだ耕すと1畝から2~3匹は出てくる。

堆肥や鶏糞を使えばどうしても防げないらしい。
手作業での捕殺と薬を使わざるを得ない。

素人の作品とわかっていても、穴だらけの野菜ってきれいにするのに手間がかかるから嫌われるんだ。
農薬は避けたいと言いながら穴あき野菜は避けるという矛盾に、皆さん気が付いているのだろうか。

さぁ、とにかくこれで今月末には地上に芽が出て来るだろう。
その後はそれほど大変な作業は無く収穫までいける筈。

握り拳ほどもあるジャガイモがわずか3ヶ月弱でできあがるエネルギーはすごい。
今年はどんな芋になるかな。












2018年8月21日火曜日

保存中のジャガイモが発芽 気温はまだ真夏なのに

8月も20日を過ぎ暦の上では「処暑」だというが、まだどこからも「残暑」の言葉は聞こえてこない。
まだ熱射病対策が呼びかけられている毎日なのだ。

それでも・・
あぁ~、ジャガイモに芽が。


人間の感覚ではまだ盛夏なんだけど、芋は気温が下がったと感じているのだろうか?
それも、常時一定の温度にしてある屋内で、何に感じて芽を出すのか?

それとも完熟後の日数のようなものがあるのだろうか・・

今年の在庫量は多くないので、それほど困らずに消費できそうだけど家庭で長期(せめて年内いっぱい)保存する方法がないものだろうか。

2018年6月9日土曜日

ジャガイモの収量はいかに 施肥量を変えてみた その3

この結果はどう判断したらいいか。。



今まで私が栽培してきたものはどれも肥料が足りないのではないか、という話になって、それじゃぁ今年はどれもうんと増やしてみようことに。

その手始めで3月に植えたジャガイモは、肥料を通常の量とその9倍にしたものとを栽培し結果を見ることに。
ジャガイモは肥料が多すぎるとツルボケになり収量は減るのは常識と思っていたので、無駄な試しと思ったが、全てに試すということにしたのでまぁやってみることに。


施肥量の境目を中心にして左右の状況を写真に撮った。
何か目印を置くとなお良かったが、これでも差はわかる。


中央から左半分を標準量区域、右半分を多肥区域にし、それぞれの外側がメークィン、内側はキタアカリを植えた。

キタアカリは花が着かなかった。着花があったか無かったかは収穫には関係ないらしいので気にせず。

内側のキタアカリが先に収穫期を迎えた。キタアカリは早生系なので予定通りの順番。
これを5月29日に掘りあげた。
量はさて置き、虫害は数個で病気なしのきれいな芋。


日を置くこと10日・・メークィンも8割方の枯れが出て、梅雨にも入ってしまったので
晴れ間をみて収穫。


こちらもキタアカリ同様に虫害は数個で病気もなし。肥料の量に係らず芋の形も良く大きいものが多いように感じた。

う~ん、どう比較したらいいのかなぁ。

では具体的に肥料の量にどれくらいの差をつけたのかというと
タキ○のホームページ上の栽培マニュアルから、(施肥量)10㎡当たりの成分量はN=200~250、P,K=200~300となっているのを基本とし、これを栽培面積で割戻したものを私なり「標準量」とした。
もう一方のをその9倍にしてみた。

使った肥料は主に鶏糞で、その中のN量を10㎡当たり200gくらいになるようにし、その場合のP,Kの過不足はこの場合無視した。

いくら何でも9倍は、全くモノにならないだろうと踏んでいた。

種芋は種用として売られていたものを、どちらも2kgずつ使用し、肥料の量ごとに1kgずつ植えた。

その収穫結果がこう出た。
A 標準量の肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  5.44kg
  メークィン  9.72

B 9倍の肥料肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  10.0kg
  メークィン  8.16kg
  
家庭菜園でもよくできれば収穫時の収量は種の目方の10倍だと言われる。それを基に考えると
キタアカリは肥料は多いほうがいい。
メークィンの肥料は標準量でいい。肥料が多いと収量は落ちる。

ということになる。
でもこれが全てじゃないだろう。

30センチ間隔で植えた筈が、収穫時にはいくつか抜け落ちている箇所もあった。
種芋の切り方に偏りがあって発芽しなかったことも考えられるし、途中で消滅していたのかもしれない。

本当にキッチリした結果がでたわけじゃない。
今年の結果から、施肥量の違いは収量にはそれほど響かないと結論付けるのは違うだろうか?


2018年4月23日月曜日

ジャガイモに蕾 

3月11日に植えつけたのだから、今日で43日。
もう蕾ができた。

これは早生種のキタアカリ。

ほら。

ここにも。

キタアカリとメークィンを植えて、キタアカリは早生種でメークィンは中生種だからこれはたぶんキタアカリ。

一応規則性をもたせて植えてあって、蕾を着けたのはどちらか一方の品種だけというのは間違いないが、どっちがどうだったのか?

芋の形が違うから結果を間違えることはない、と高を括った。
どうでもいいけど、成長記録途中で必要が出ることは考えなかった。
オソマツ^^;

ジャガイモの発芽はみごとなほどに時期がバラバラ。
蕾を着けるまで成長したものがあるかと思うと、まだ顔を出さないものもある。

こんな風に抜けている場所が2~3箇所ある。


つい2~3日前に見たホームセンターの店頭にはまだ種芋が並んでいた。
これから植えても大丈夫ということだろうから、うちのもまだ出てくる可能性もありだね。

大器晩成種かな^^。

2017年6月18日日曜日

穴だらけのジャガイモ 「ケラ」の餌になったようだ

17日に「男爵」の収穫をした。
もう1種の「はるか」に遅れること12日。

3mと4mとの2畝なので、掘り起こす作業は極短時間で済んだが出てきた芋はかつてないものだったので、がっかりしてしまい作業の足は重かった。

こちらがその1畝分


左から、傷がない芋、虫穴が1つだけの芋、穴だらけの芋の順。
右端の箱をアップにすると


トンネル状態のものもあり、丁寧に傷を避ければ食べられるだろうけど量は1/4位になってしまいそう。

他のもう一つの畝の芋は


まぁいつも並かな、といったところ。

被害の大きかった畝は、木が小さいままで掘り上げるとまだ種芋が大きいまま残っていたものもあった。


持てるエネルギーを使い切っていなかった。
日数は他と同じなのに、なぜ?

種が大きかったということもあるかもしれないが、それなら十分な栄養があるのだからもっと繁茂してもいいのに。

掘る前はこんな様子で


まだ半分まで枯れていなかった。
明日からはシメジメしてくるという予報なので、掘り上げてしまった。

結果としてこんな状態では少々遅くしても良くはならなかった。
その意味では正解。


芋を食べた虫は、たぶん「ケラ」。
土の中なから何匹か出てきて、逃げ回った。

もちろん追いかけて踏み潰したけれど、カメラに納まるような動きじゃない。
今年は良く見かける。

モグラみたいに土の中で生活し、土の中の根や塊茎を食害するという生態とのこと。
これに違いない。

何でこんなに発生したのだろう?
砂地栽培に原因するだろうか?

ケラは別として、ジャガイモを砂地で栽培している例はいくらでもある。
普通の畑の土よりきれいにできるとも言われる。




一つ歩を進めるたびに新しいトラブルに出会う。
それまで良くても、同じように首尾よく出来上がることはあまり無い。

ため息をつきたくなるほど、自然とのお付き合いは難しい。


2017年6月5日月曜日

じゃが芋の害虫はジャガイモガ

株間をごく狭くして植えたら、言われているように大きな芋は少なく全体に小さかった。
「男爵」はまだ枯れてこないので、今回は「はるか」だけを収穫。

掘り始める前の姿はこんな感じ。

ジャガイモ収穫のタイミング

とても汚い感じだけど、ジャガイモって芋ができあがるとこんな姿になるのが普通。
上が青々して立派な時はまだ生産中なので収穫はできず、こうなってようやくOKのサイン。

葉が青い時に掘っても芋の形はできているんだよ。
でもデンプンの蓄積が十分ではないから、美味しくないのだ。

ささやかなウンチクはここまでで、作男(笑)にスコップを入れてもらって私が拾うという流れ作業で収穫したのがこちら。

ジャガイモ はるか

左端がよくできた大きい芋で、右に順に小さくなって右端はムシクイになった芋。
これ全体で22キロ超。

種の目方を記録し忘れたので正確には計算できないけど、写真やらブログの記録から推して目方ではいつもと同じく10倍になっていた。

立派な大きさがごく少なく小ぶりが多い。
タネ芋が余ってしまい、無理やりギュウギュウ詰めで植えたのが原因のようだ。

1種類だけだけど収穫をしてみて、目だったのは虫害。
全体の1/5に被害が出た。

ジャガイモの虫害


土の中からは灰色の2cmほどのイモムシ(ヨトウかな?)とこんなサナギが幾つか出た。

ジャガイモガ さなぎ

珍しい虫じゃなく、時々お目にかかってはいる。
今回の被害が大きいので、調べると「ジャガイモガ」のようだ。

ナス科の植物だけを食害するそうだ、特定の科だけにというのは珍しいように思う。
他にはナスにトマトが危ない。

このサナギが穴を開けたわけじゃなく、ジャガイモガの幼虫が食害したのだ。
ついでに見た幼虫の写真、あ、これも居た。

食害されると地上の葉にも変化が出るらしいが、モザイク病のような症状に目を奪われて気づかなかったが、今度から気をつけてみよう。
それがわかれば、その株を早めに抜いてしまうことで被害の拡散を防げる。


ジャガイモガ・・この名はいままで聞いた(見た)記憶がない。
被害にあう前に防除する方法はないか。また課題ができた。





2017年5月15日月曜日

じゃがいも モザイク病か

ジャガイモの葉に茶褐色や黒っぽい斑点ができている。
あっちにも、こっちにも。

こんなふうに。

じゃがいも 疫病か

こんなふうに。

ジャガイモ 疫病か

どうも疫病(モザイク病)のようだ。

他所の畑にも同様のジャガイモはよく見るし、今までの経験でもほぼ毎年のようにある。
でもそれは大概収穫直前だったので、そのままにし見過ごした。

今回は収穫までまだ一月くらいありそうに思う。
実にも影響するらしい。

1株や2株じゃない。
傷のない株のほうが少ないくらいだ。

疫病だとすると、今更治らないと聞いている。
薬で止められるとする説も散見する。

手をこまねいていても仕方がないから、殺菌剤(ダコニール)を散布した。
しばらく続けてみよう。

疫病は、アブラムシか種にした芋が元々菌を持っていたかだという。

アブラムシは気が付かなかった。
種芋は殺菌してから植えた。

生育中に湿気が多すぎても出る、とも。
異常と思えるほどの雨は降らなかったように記憶する。

何だったのかなぁ。


収穫までどのくらいになりそうかと、ちょっと土をどけて芋の具合を見てみたけれど、まだ卵大。
でも今のところつるんとして白くきれいだった。

収穫は、持って来月の半ばくらいになりそうだ。
殺菌剤で進行が止まってくれるといいんだけど・・・。



2017年4月26日水曜日

ジャガイモの芽かきと土寄せ

ジャガイモの生育は速い、もう蕾ができている。
去年の記録を見ると、やはり同じ頃だった。


今年が特に早いわけじゃないようだ。
背丈は20センチを越えて、ちょうど間引きサイズだ。


枝がいっぱい出ている株は2~3本にして芋の数を減らし、1個を大きくするため。
抜きたい枝の地際を片手で押さえながら、別の手で引き抜く。

こちらが間引き前


間引いた後はこうなって、散髪後みたいにスッキリ。


ズルッと抜けたり、ボキッと切れたりするけどどちらでもいい。
おお、もう大豆大のジャガイモができている。

今年はどうしたことか枝の数が少なく、抜くべきものは僅かで簡単に終ってしまった。
どっちみち抜いてしまうのだから、少ないからって困ることじゃない。

芽欠きが済んだら根の周りに土を寄せる土寄せ作業。
せっかくできた芋が土の上に顔を出さないようにする作業だ。

土から顔を出すと、芋は緑色になって食べられなくなるからね。
あの緑色の部分は、芽と同様に天然毒素(ソラニン)を持っていてその部分は食用にはならない。

光に当るとできる毒素でその部分を除去すれば大丈夫だけど、毒は作らない方がいいよね。
人の肌が陽光に当るとできるのはメラニン。
これも女性から見ると毒素で作らない方がいいよね。

ということで、鍬で根元にその外側にある土を寄せる。
(忘れなければ)そのときに化成肥料で追肥するといい。

後は収穫を待つだけなんだけど、花がやけに多いような・・・
いつもなら1~2割りの感じだけど、ほとんど全部にできている。

収穫に影響するだろうか。

2017年4月6日木曜日

ジャガイモの発芽状況 芽だしの効果はあったか?

3月5日に植えたじゃが芋は、ちょうど一月経ったところでこんな状況だ。

一番早く芽を出した畝
ここと

ここ

やや遅れて

ここはちょっと大きめもあるけど、ほぼきれいに出揃っているなぁ。


最終ランナーはここ

ここはまだ全員が顔を出していない。
土が持ち上がっているのでもうすぐ出るだろうとは思うけど。

どれも植付け前に「浴光催芽」といって、陽にあてて温め予め芽を出させた種芋を植えたもの。

この処置をすると、土からの発芽が揃って、早く、収穫時期も早まり、収量も上がると種屋さんや経験の長い人のネット上での書き込みを見た。
本当ならいい事だらけ!

私の芋も確かに芽は出ていたけれど、十分だったかどうかは自信がない。
芽の大きさにバラつきがあったし、この程度なら去年もやっていたのでは?とも。

で、発芽状況はというとご覧のとおりで揃っているとは言えない。
一番下の写真の畝はなんでこんなに悪い(遅い、揃わない)のだろう?

他の畝に比べて、朝の陽がちょっと遅い。
朝日は大切だと聞くけど、原因はそこ?

まぁ、この場所の畝全体が遅いのだから浴光催芽によって「発芽が揃う」かどうかには関係がなさそうだ。
他の畝の様子をみると「発芽が揃う」ということに関しては首を傾げる結果に。

その他の条件に期待しよう。

2017年3月26日日曜日

ジャガイモが発芽開始 植付けから21日目

じゃがいもの芽が出はじめた。

こんな風に。

こんなふうに。


ジャガイモの子葉って、「双葉」らしくない形だね。
いきなり「本葉」が出てきたようで、とてもしっかりしている。

まだ出ていないところも、もう土が盛り上がって今日中には顔を出しそう。


午前中に明らかにそれとわかるように新芽がちゃんと顔を出しているのは、「はるか」を50株分植えた内の7箇所。

3月5日の植え付けから21日目。
昨年実績では3月8日の植付けで19日目に発芽。

今年は浴光催芽というのをやってみたのだけれど、この時点では差がない。(気候を無視してみて)

近隣の畑を観察した限りでは、一昨日は1箇所だけ同じくらいの芽を見た。
今日はまた様子が変わっているかもしれないな。

男爵はまだ1つの芽も見えない。