2022年3月11日金曜日

ジャガイモを殺菌してから植える

ストレプトマイシンで殺菌

 種用として売られているジャガイモは予め殺菌されているものと思っていた。
それがどうもそうとは限らないようだ。

そうか病が怖いので、今年は買った種芋を殺菌して植えることにした。

殺菌剤は手元にあったのでさっと処理できた。
殺菌剤はアタッキンという、よく使われている薬。
(主成分はストレプトマイシン硫酸塩。ストレプトマイシンてたしか肺結核の治療薬で有名になったけど、人間もジャガイモも一緒なんだ!)


使い方は簡単で、バケツに4ℓほどの水を入れそこに100gのアタッキン(粉末)を100g入れてよく混ぜ合わせたら種芋をそのまま浸け・・


5~10秒で水溶液から引き揚げ水気を切る。いたって簡単。


上が種用ダンシャク2kg、右は種用メークイン1kg、左はスーパーで買った食用(たぶんダンシャク)1kg。色の違いは種用だからじゃなく、収穫からの経過時間と思える。

殺菌後は切って日陰で干す

水が切れたら、種用の大きさにカット。
いろいろな大きさなので手元にハカリを用意し、種1個が40~60gくらいになるように切っていく。

カットした芋を陰干しにして乾燥させる。
その時に3種類が混じってしまわないよう注意だ。


その間にうっかり雨に当たらないようにもね。乾くまでに2~3日かかるだろうから。

去年までは知らずにしっかりお日様に乾かしてもらい、半日で乾燥終了。洗濯物を干すように。というよりいきなり裸でカンカン照りの海水浴場に飛び出したようなもの。

それでも生育結果に問題は無かったけれど、そんなに急激な乾燥はよくないだろうと思い直し、今年は家の北側の風通しは良好の場所で時間を掛けて干してみた。

ベッドの用意はできている。
種がいい具合に乾いたら植え付け。

そして陰干して3日目でこんな状態になった。


同じ条件で乾燥させても芋の鮮度(たぶん)で随分違うので迷うところだけれど、左のダンシャクは限界。
いきなり直射日光で乾燥させていた時は全部が半日でこの種ダンシャク状態だった。今思うと急激な日焼け状態だったのだ。

より丁寧にするならば、先ず種ダンシャクを植付他の2種はもう少し干してから植えれば文句ないだろうけれど、一度で片付けてしまいたかった。

何年経っても冷や汗、脂汗で初心者・初級者の域を出られない学習できないヒトだナァ・・

と反省しながら3月10日に植付決行。
種芋合計4kgを50g/1個くらいにカットして、植え付けた種芋88か所。

畝全体にダイアジノンを混ぜ込み地中のコガネムシ、ケラなどの卵殺虫。更に植穴にオルトランを混ぜ入れてやはり地中のアブラムシ対策。

こうして種を伏せこんで終了。久々の大仕事。
少々腰にきたので、本日の定例ウォーキングはお休み。


改めて種芋が入っていた袋の注意書きを見直したけれど、殺菌については直接触れられてはいなく「食用にはしなでください」とだけ。


多分薬を使っているのだろう。

食用芋を種にしてもダメということも耳にするけれど、殺菌してから使う分には同じこと。
産地もどちらも北海道。

※殺菌の方法
薬剤を使いたくない場合はお湯による殺菌もできるようです。
48℃の湯に約40分浸せば殺菌効果がある、との情報も見られます。
48℃を40分保持することに工夫が要ると思われるのですが。

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