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2023年10月19日木曜日

花が咲いたサツマイモのツルに芋は成らなかった

サツマイモ栽培に異変

 サツマイモのいもヅルに花が咲いた、それも大量の花が。
7月から咲き始めて、収穫時期になっても蕾がいっぱい。

どうしたのだろう?

コンクリート塀の上に造られたフェンスから垂れ下がって咲いているサツマイモの花

サツマイモの花

いつもは咲かない花が咲いている・・これは異変。
きれいだと喜んでいる場合じゃない。

そのツルには果たして芋はできるだろうか?
経験からの結論(結果)は、「芋はできなかった」のです。


土の中に塊根(芋)ができていれば今が掘り上げの適期という頃で、植付から140日を経て10月半ばに凡そ20株を掘り上げた。のびたツルのほとんどにアサガオに似た花が着いていました。

その結果収穫は写真のこれだけでした。

20株からとれた芋の全て

生育過程での様子

芋を成らせるツルそのものが、繁茂しませんでした。
1株に1~2本の、花が着いたツルだけが長く伸びましたが他にツルは出ていません。

根元はスカスカ

そのツルの根元をたどって引き揚げたら根は腐って無くなっていました。

根がない!

その主蔓が土に接していたところには細いヒゲ根が出ていたので、そのヒゲ根が水と養分を吸い揚げて花を生かしていた、ということの様でした。

その養分は花を咲かせるためだけに使われ、塊根を作るためには使われなかったというのが現実の姿なのですが、通常サツマイモはそのようなことはまず無いらしい。

花を見たのは全く初めてじゃなく、2~3輪の開花は2017年にもありました。
その時は珍しいことだとは思っても、芋の収穫に関係するとは思ってもみませんでした。


原因は何か

なぜ生殖用ホルモンが花を咲かせるように働いたのか、私の調べ方ではどうにもわからない。

タネ屋さんのサイトによれば、サツマイモの花は沖縄では見られるが本州ではまず咲くことはないとのこと。
その極稀な現象がうちのいも畑で見られました。

この夏はかなり高温だったので、それが原因の一端かとも思うのですが、今年の夏はどこでも異常に暑かったようです。
だったら他でも開花現象が報じられそうに思うのですが、聞こえてきません。

実もの野菜にはツルボケという現象が起きることがあります。
根に与えられた栄養(多くはチッソ分)が多すぎて茎葉が茂りすぎて実が付かないという現象ですが、サツマイモに関しては肥料は一切与えていないのでこれは無いと思えます。



今回花が咲いたサツマイモの生育条件
・使った苗は昨年に収穫した芋を種にして発芽させ、同じものを東、南、西の3か所に植えた
・この夏はどこでも異常高温だった
・花が咲いた場所は南向きの畝だけで、そこはコンクリートブロック塀に接していた
(これがクサイ!コンクリートは気温以上に高温になるから、そこの地温は他の畝に比べてかなり?高くなったのでは)

来年以降も同様なことが起きる可能性はあるので、花や蕾ができたら即摘んでしまおうとの対応案がでた。
けど、7月から茎の先での生殖活動がはじまっているのでそれを摘み取っても、その時は既に生殖ための栄養分は茎の先端に移動してしまっているので無意味かも。

サツマイモは肥料無しでどんなところでも作れるエネルギーを持つ作物なので、近々起こると言われている大災害に備えるために作り続けたい作物。
それが温暖化で叶わないとは一大事なのです。

地球の温暖化ってこういうことなんだ。



2023年4月30日日曜日

さつまいもの芽出し 高い気温に助けられて

投稿日 4月30日


温床作りは失敗でも気温が助けてくれて


2月中旬に作った野菜残滓や糠などを埋め立てて造ったサツマイモ苗作りのための温床は、発酵がうまくいっていなかったようで、地温が上がりませんでした。

2月中の温床内の地温は晴れた昼間は30度を超しましたが朝夕は20度以下に下がりました。発酵に因って地温が上がった場合は昼と夜の温度差はこんなにはありませんから、これはビニールで覆ったことによる地表だけの変化と思えます。

発酵は進んでいないとわかったところで今更掘り返してやり直す気にもなれず、べた掛けのビニールと支柱を立ててのビニールテントで最低限の保温をしたところ、3月下旬には発芽を確認。

各地でサクラの開花が早いとの情報が流れたように、いつもの年より「ずいぶん暖かい春」のお蔭で少し早めの発芽開始となりました。

ビニールトンネル内はとても高温となることがある


4月中旬にはトンネル内はつるがいっぱいに繁茂しました。
この調子ならなんとか6月中旬には植付ができるのではないかと、ほっと胸をなでおろしています。

鬱蒼としてきて、そろそろ覆いを取った方が・・と気のはやい家人が遠慮がちに進言。
私は去年はもっと遅くまでそのままだったけど、と思いつつも「窮屈そう」でもあったので外すことに。

それがトンネルのビニールを取ってみると何だか様子が変!


全体がやけに白っぽい


葉全体の葉脈間が白っぽくなり、何か病気にかかったのだろうか?
ネット検索をしながらも1~2日程手をこまねいていると、その内頂芽の葉枯れてきて焼けたように黒くなってきたのです。


その黒くなった葉を見て、思い当たったのが”ヤケドしたのでは”・・

去年はもっと先までテントをそのままにしていた。テント内の苗ももっと長く伸びていたように思う。
そうだ、テントの支柱が今年は小さくて、天井が低い状態だった。
しっかり見なかったが、伸びた枝先が天井に触ってしまったようだ。

4月も下旬ともなれば、晴天日の昼間のトンネル内は40度前後になっていたことは考えられるので、芋苗にとってトンネル内は灼熱地獄。
上に向いて伸びビニールに触っていた成長点はたまらない。
テントを外したとたんに炭化した、ということだろう。

なんということ!

再生の道をさぐる


今年の苗づくりは失敗、苗を買わなくてはならない・・
失意を抱えながら観察していると、下の方には健全なつる枝も見える。


これに助けてもらおう。
サツマイモは生命力が強いから、いくらかでも元気な芽があればそこから伸びてくれる可能性はある。
火傷を負った頂芽は、カットしておけば脇からの発芽を促すこともできるだろう。

植える予定地の玉ねぎは収穫までまだ1月はかかりそうなので、この時間で苗はできるのではないか。
完全に失敗とならずになんとか”滑り込みセーフ”の結果になってほしいもの。

派生の話
トンネルにしただけでも温度は上がるからと、このビニールトンネル内にスイカ、トウガラシ、カボチャなどの種をポットに蒔いて入れておいたのです。
どれも発芽適温は25度~30度とされているもので、結果は一つも発芽ししませんでした。

その後種を蒔き直して玄関内においたら2~3日で次々に発芽。
玄関タタキは今は常時24度で管理されています。
この結果を見てもトンネル内の温度が足りなかったことがわかったのでした。


《関係する過去の記事》
この後の生育はこちらで

2023年3月3日金曜日

今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



[過去のサツマイモ関連記事]





2023年1月30日月曜日

サツマイモも環境を選ぶ

 サツマイモなんてどこでだってできる・・
そう言う人が多いけど、本当にそう?

これは敢えてちょっと悪条件で栽培してみた結果のサツマイモです。


株の数で5~6株でこの量。
確かに形はなるのでできないとは言えないですが、揃ってかわいい型でした。

植付が7月13日で収穫日は10月24日。
定植からの栽培日数は103日(収穫がちょっと早かった)。
場所は家屋の真北で、建物からの距離は2m弱で海の砂をいれた畑。

日照不足の結果でした。

真夏には真上からの陽が差し北側は広い空き地であり、光はある場所です。
収穫をあとひと月ほど遅らせても大きさに変化はなかったでしょう。

どんな場所でもできると言われるサツマイモでも、十分な日光が無いと本来の大きさまでにはならないようです。

でも小さいながらの良い形で味もほぼ満足でした。
あとひと月ほど土の中で熟成させたらより美味しくなったのでしょう。

どうにも困ったときの幾ばくかの糊口の凌ぎにはなるかも。

[過去のサツマイモ関連記事]

2022年6月28日火曜日

サツマイモ苗は根付くまでは水を切らさない

芋苗は生き生きした状態で植え付ける

市販の苗はほとんどがぐったりと萎れている。
それでもサツマイモは強いのでほとんどは根付くが、一旦萎れてしまうとそれが復活するのにはそれなりのエネルギーが必要となるはず。その中には復活できずに枯れてしまうものもある。

だからできることなら生き生きした苗を差したい。
流通を通ってきた苗はどうしても萎れてしまうが、自分で芋から芽出しができればそれが叶う。

発根するまで

それにはコールドチェーンならぬウォーターチェーンとでも言おうか、畑に植え付けるまで切り口が常に水を吸い上げている状態に保管していくことで フレッシュな苗ができる。

具体的に説明すると
 温床に伏せこんだ種芋から出た芽が本葉が5~6枚まで成長したらそれを切りとって、切り口が水につかるように平らな容器に並べる。バケツでは浮いてしまい水から出てしまうものが出る。私はプラスティックのバットと古いフェイスタオルを利用した。

バットに深さ1~2センチほど水を張りタオルを敷き、苗の切り口が水中になるよう並べ


並べ終わったら茎を覆うように上からもう1枚のタオルで覆う。水を含んだタオルが重石代わりにもなる。


このまま2~3日するとこんな風に ↓ 葉の付け根から白い根が出てくるので、根の長さが5mmくらいのときに土に差すように段取りする。長すぎる根は差したときに折れやすいので、あまり長くならないように注意。


植え付け

植え方は斜めでも垂直でも好きなように。
私は30cm間隔で斜めに差し、たっぷりと水やりをし乾燥防止用に不織布(寒冷紗でもいい)をかぶせて活着を待った。

萎れのない苗ではあったが、やはり活着するまでは不安で、数日間は毎日の水やりは欠かさなかった。

もう大丈夫と思えたのが植え付け後1週間くらいだろうか。
その2週間後、このように元気に生育中。


種芋から発芽までがうまくいけば、その後の失敗はまず無いのがサツマイモ。
でもコガネムシやヨトウムシの被害の可能性はあるので、できればその対策も考えられればもっといいね😚

2022年3月20日日曜日

発酵熱で土を温め、サツマイモの芽出し成功

特別な資材も特別な設備も不要で、その気になれば1日でできる温床。

目的は、サツマイモの芽を出させるために土の温度を上げること。
過去には畑にマルチをしたり、スチロール箱で温めた見たり、それを家の中でやったり・・と試したがものにならなかった。

たまたまみつけたwebサイトでこれならできそうだと思い、軽い気持ちですぐに実行。
去年栽培し美味しかったサツマイモを保存しておいたのでそれを使てやってみようと思い立ったのが3月3日。

僅か数日で土が暖かくなった

始める前の地温は計らなかったが、その時の気温は最低3~4℃、最高でも10℃あるかないか。今年はとくに低温ということだったが。

これが↓種としたサツマイモ四片を温めている床。


温床を作って1週間。
土の温度が32℃に上がった。
すごい!

簡単に言えば畑の隅に穴を掘って、そこに野菜くずを入れて米ぬかと土を混ぜてビニールで覆っただけ。
土穴の中で野菜のぬか漬けをしたのだ。

〈案ずるよりは生むが‥〉だったけれどはじめてのこと。
ここまでを記録しておこう。

野菜くずと糠で発酵土を作る

(3月3日)
温床は字のとおり、暖かい土で作る床。
土の温度を簡単に上げるには、土の表面にビニールを張っておけば日の当たる日中はかなり高温になる、が、夜間に冷えてしまうので30℃以上を保つのはそれでは無理だ。

そこで、糠を使った発酵熱を利用しようという訳。畑の一部を深さ30~40cmの糠床にしてしまおうという考え方。30cm下まで地温を上げれば夜間でも地表温度まで下がることは無いだろう。

ぬか床作りの手順

1、予め予定しておいた場所に、芋の芽が伸びてきた時を想像して必要な面積の穴を掘る。
参考にしたサイトでは深さ40cm位となっていたが、私は都合で30cm。
容量は1㎥にも満たない穴。


2、掘った穴の中に畑から出た野菜くずとヌカと土を混ぜ込む。
野菜くずの中の白菜やブロッコリーの根が重いので1度に全部混ぜることは難しく、3回ほどに分けてやった。
その際に生ヌカと共に既に発酵済みのぼかしも少し混ぜている。これは必須ではないが、いくらかは発酵が早くなるかと。

3、穴の中で糠と混ざった野菜くずを足でしっかりと踏み込む。
漬け物用のぬか床を掌でギュッギュッと押し付けて空気を抜いていく要領、という感じ。
その上に掘った時の土を掛けて、また糠をすこし振り、やはり軽く混ぜたら床の出来上がり。

4、床ができたら全体を覆うようにビニールをべた掛けし、周りを土で覆って固定。
取り合えず全体を覆う大きさがあればどんなビニールでもいいが、こんな時のためにちょっと大きめのビニールシートを普段から貯め込んでおいたのが役に立った。


5、そして更にもう1枚のビニールシートとアーチ状の支柱でテントを張る(1枚目の写真)。
以上で温床工作は完了。

わずか1週間で地温30℃に上がる

翌朝からはテント内が結露した。温度が上がってきていることの証だ。
1週間ほど経ったところで様子見。

テントとビニールシートの端をめくって土に触れてみると、オッあったかい!
これが発酵熱。

温度計を入れてみたら32℃。
やったね!

更に3日後には表面に灰色のカビ発生。


種芋の伏せこみ 

(3月15日)
温かい床が準備できたら、さぁここに寝てもらおう。
小さ目の芋を丸ごと1個と半切りしたものを3個、計4か所に置いて発芽を待ちます。
(保存していた去年の芋は腐ってしまったので、改めてスーパーで食用を購入)


土を掛けてべた掛けのビニールとテントを戻して、じっと発芽を待つ。
6月には植付けたいが、間に合ってくれるだろうか・・

過去に「踏み込み温床」という言葉をどこかで見たか聞いたかした。
小屋のような装置をつくり、膨大な量の落ち葉を集めて・・という私にはちょっと敷居の高いものという印象だったのでやってみることにはならなかった。

畑から出た野菜の残渣と少々のこめ糠を主材料にして、寄せ集めの廃品でできるならやってみる価値あり。
自分でするサツマイモ苗作りは結局大幅に遅れて後に響いてしまう、ということはよく聞く。
だからこれでうまくいけば画期的。

・・この先の経過は次の投稿へ


ところで、漬物のぬか床はこんなに温度が上がる?
改めて気にして触ってみれば、暖かいと感じることがあった。
発酵熱というのは長時間保っている訳ではなく、発酵が終わればある程度のところで上昇は止まって後はまた常温に下がるので、ぬか床がいつも暖かいわけではない、ということの様。


2018年10月10日水曜日

台風被害からの復旧

台風24号の最接近から10日。
枯れるべきものは枯れ、生きるべきものはちゃんと復旧できた。

すぐに水をかけて塩を洗い流したものはほぼ元どおり。ハクサイにキャベツそれと早蒔きのダイコンはこれがだめになるとやり直しが効かないので、必死に救出。思いが通じて!元気になった。

ハクサイの、これは「郷秋」でみんな斜めに倒れたのだけれど、傷跡はもう何もない。


葉の数もこんなに増えて、今は虫害もほとんど見られない。


もう1種類は10日遅れで蒔いた「京都3号」で、やはり順調。これは小苗だったので塩を被った以外の傷害はなかった。


残暑が続いているように思えても、ここで10日の違いははっきり出るもんだ。


キャベツも後遺症らしき様子は無く、順調。虫害が見えるがこの程度はさほどの影響は多分無いだろう。


これは直後に追加した株、定植後8日のもの。元々予定していた。


重かったせいで大袈裟に倒れちゃたのはカリフラワー。
根が持ち上がったかな、と思いながら起こして根元の土をしっかり踏んでおいたらこれも復活。


角度が良くなくて見にくいけど、これで3本。
ところが台風の害からは復活したけれど、その後1本がちょっと様子が変。


外葉がへなへなっとなってしまう。水をやった時にはしゃんとするのだがそれが1日持たないのだ。自分で水を吸い上げることが満足にできないみたいだ。これは青枯れ病?
やな予感。。。

ちょっと被害が大きかったのはダイコン。
セーノ!テで全部45度?の角度で倒れていたのを、無理にならない程度に起こして塩を洗いながしてここまで復旧できた。


ほぼ垂直に立っているように見える。が、果たしてまっすぐなダイコンになっているかは疑わしい。葉は枯葉が目立つ。どんなものが出来上がるかな。

ブロッコリー以外は品種を変えればまだ蒔くことはできるのだけれど、収穫が来年になってしまう。そうはしたくないのだ。できれば11月から収穫し2月中頃まで順次利用できるようになるのが今年の理想だ。

水を掛けなかったので何とも可愛そうなコトになったのが、サトイモにサツマイモ。


まだ掘ってみていない。もうおよそ出来上がっているのではと思うので明日にでも掘ってみよう。


伸びた蔓をフェンスを跨いで外側に下ろしながら伸ばそうと持ち上げてあったのがいけなかった。下を這っている葉はそれほどじゃないのに


里芋同様、高いところの葉が濃く塩を受けたようだ。
さつま芋は収穫にはまだ半月程早いのだ。可愛そうなことしちゃったがもう少し頑張ってもらわなくちゃね。


地表に1センチほどになっていたカブは全滅だったので、蒔き直した。余りに小さく、あの強風と塩に耐えられなかったのだ。カブは1回目は虫で全滅し、2回目は台風。美味しいから作りたいのだが、実に育てずらい野菜だ。

塩害に強いのがネギだった。



少し倒れ、葉が途中で折れてしまっていたが、そのまま成長している。ありがたい。

今年の台風はもうないと希望的に思うが、来年からは台風の後はとにかく真水で洗うことだ。葉がついていればこれで助かる、忘れないようにしよう。

小作業の連日  

収穫を切らさないため、少量ずつずらして蒔く。秋の作物は蒔ける適期は短いために逃してはならじ、だがくっついてしまうのも困ると緊張する。その結果毎日のように30分から1時間くらいの作業をする。それだけのために着替えて、作業後はシャワーを浴びて・・作業時間より準備や後始末に時間がかかってしまう。
月初めの台風が去ったらようやく連日の晴れ。もう10月半ば、さすがに朝夕の気温は下がってきたが、日中の気温はまだ28度、日差しはまだ強く、長袖長ズボン、帽子に汗拭きタオルの重装備、薄いが化粧も。
それでも顔のシミは増える一方。単なる日焼けだけなら戻ろうがシミの肌は復旧しない。。。

どこから見ても「農家さんですか?」になった。農業者に失礼かな、今の農業従事者は日焼けなんかしていないようだ。え?それは若い人のことだろうって?


2018年1月15日月曜日

サツマイモ栽培 収穫遅れによる失敗

今更サツマイモ、なんだけど秋に収穫した芋は今どんどん消費中なので。
「紅アズマ」なんだけど、どうもあまり美味しくない。

11月末の収穫なので年内ではまだデンプンがのらないかと、すこし長めに貯蔵。
勿論年内にも食べての感想だ。

収穫時の状況はここで↓
https://syukakusaien.blogspot.jp/2017/11/blog-post_28.html

色々と気になり調べたら、「明らかに収穫時期の遅れ」が原因だった。
大きいと喜んでいる場合じゃなかったのだ。

・異常に大きくなった
・割れている
・スジが強い
・甘味が不足している
これらは収穫の遅れによるものと判った。

相互作用で、結果が「美味しくない」となった。

取り時の目安の正解は「植付後4ヶ月」。
ここで試し掘りをして様子を見る。

この時には十分甘くはなっていなくて当たり前で、甘味がのるのは収穫後すこし貯蔵してから。
だからその分を差っ引いて判断するのがいい。

それと、葉の勢いが強くいつまでもバリッと青々していたので弱ってくるのを待っていたが、葉の状態も日照時間により異なるのでこの判断は絶対的ではない。

うちのはとっても陽当たりがよかったので、いつまでも元気、元気だったということのよう。デンプンの生成は無限ではないようだ。

ということで
できるだけ長期間育てた方が美味しくなるものと思っていたのは、大いに違っていた。



2017年12月23日土曜日

今年も干し芋作り

太り過ぎでカボチャのような形のサツマイモがいっぱいあるので、味見を兼ねて今日はその1個を加工。

品種は「紅あずま」でこれは約1kgあった。
洗って土を落すとみごとな紅色が現れ、その名の由来を納得。

紅あずま 

このままだと火を通すのに時間がかかるから、先ずは半分に切る。
それにしても今年も派手に虫食い跡がある。

紅あずま 虫害箇所は変色

蔓に繋がっていたところの被害箇所は、変色、変質していた。
こういうところはざっくりと切り捨てないと味も変わっている。

切落とした後は湯気のあがった蒸し鍋に入れ、弱火で蒸すこと1時間。
鍋はパスタ鍋を使用した。
この鍋は容積がたっぷりあり、内鍋に穴があるのでこんな時にはとても便利。

蒸しあがった芋は良く冷ましたら、繊維に沿って7~8ミリの厚さでスライス。
切りながら失敗した切りくずを口に入れると、甘味はたいしたことはなかった。

干し網に並べて広げ、日の当る場所で干す。
カラスに盗まれないようにこの上にもう1枚網を載せておく。

干し芋作り

広げてみると、なんだこれだけ・・・
今日の大きさの芋なら、この網1枚で3個くらい干せそうだ。

少々甘味が薄い芋でも、こうやって加工すればとても美味しくなり且つすぐに食べられるという便利さも加わり、とてもいい。

張り切ってここまでやったのに、午後から曇ってきた。
明日は曇りのち雨。

やれやれ。
続きは2~3日後になりそう。


2017年11月28日火曜日

サツマイモ 砂地からの収穫

これ、何~んだ?
と言いたくなるような芋ができた。

巨大さつまいも カボチャ形 

ピンクのかぼちゃ?
じゃなくてカボチャ形のサツマイモで、1つで2kgを超えた。

11月24日に収穫した、ハンドボールみたいなさつま芋。

丸い大きなサツマイモ

「紅あずま」の苗を30本買って来て、砂地の畝に植えつけた。
管理がうまくなくて3割くらい枯らしてしまったけど、活着した苗は隆々と伸びて6ヶ月間生産を続けた結果の産物。

勿論全部がこうなったのじゃなく、普通のかたちのはこんな感じでこんなおとなしい形のはこれだけしかない。

サツマイモ 今年の平均の大きさ

5ヶ月経過の時点で1度試し掘りし、食べて見た。
形はできていたけど、甘味は極薄くまだサツマイモとしては糖分が乗らず未熟だった。

6ヶ月経ってようやく葉が変色し変化を見せ始めたので、収穫適期と判断。
今回掘った日に食べてみたら、1月前とは違ってその日でも食べられる甘さになっていた。

私は足の怪我でやれず、収穫作業は全部作男クンにお願いしたが、畝もスペースも狭くシャベルなども使えなかったので大変な苦労をしたようだ。
砂地なのに根はしっかりと土を捕らえていたのだ。

ここは幅35センチの海砂を中心に作った畝で、堆肥として牛糞を数回入れて土壌改良のようなことをした。
さつま芋を植える際には、肥料らしきものはほとんど入れていない。

途中枯れた苗もあったが、生きたものはこんな風にみごとに繁茂していた。
このフェンスのすぐ内側(右側)が当の畝で、葉を付けたツルをフェンスの外側に出した。

これは10月上旬ころの様子。
生垣のようになり、味気ないコンクリートを覆って生垣のようになっている。

ブロック塀を被うさつま芋の蔓

サツマイモの花もいくつか着いたけど、道行く人の誰かが見てくれただろうか(蛇足)。
花は収穫日まであった。

こちらが南側なので日を浴びるには持って来いだ。
白線の左側は車道なので、これ以上外に出ないように頻繁に蔓の整理をした。

肝心の畝側はこんな。


この蔓がもう少し長くなったら、またフェンスの外に出してやる。

つまり、普通の畑の場合には「蔓返し」をして始末をするのだけれど、この環境ならこの方法にした方が陽を受ける面積が増えて良かろうと考えたことだ。

砂地というのは何にでも向く土質じゃないけれど、結果さつま芋にはバッチリだった。
植え付け後に3割くらい落ちたとして、20本で収量が33kg。
量的には悪くなかったと思う。

別問題として、虫害が多かった。
それは砂地のせいとは限らないように思える。

害虫にやられたサツマイモ

何かが食害した跡だ、ナメクジかオケラか、他の何かか?
1つ2つじゃない、7~8割がやられていた。ちょっと落ち込む。

裂果も少しだけど見られた。

さつま芋 裂果

去年はこれが多くその原因は急な大雨ではと思われたが、今年も雨量は多かったけど裂果はごく僅かで済んだ。

虫にしても、割れにしてもキズがついていることに変わりなく、これらは長期保存は難しい。どう消費したものか・・・

いずれにしてもこの後2~3週間貯蔵してからでないとちゃんと甘味が出てこない。
よって、この先2~3週間はオアヅケなのだ。

ところで、さつま芋の貯蔵温度は10~13度と許容範囲がとても狭い。
この範囲を出ると凍みてしまったり腐ったりなのだ。

どう対処しようかと考えた末、ダンボール箱を使うことにした。
箱の中にタオルかボロ布を敷き、芋を1つずつ新聞紙に包んで入る。


その箱を積み上げて、外の物置へ。


これくらいしか考えられなかった。
物置の中は真冬は5度くらいまで下がるが、晴れた日中は東と南から日が入るので新聞紙と布の保温材でカバーできないだろうか。

食べたり、上げたり、売ったり、加工したりとなるべく早く消費してしまわなくては。








2017年9月2日土曜日

サツマイモに花

さつま芋に花が咲いた。
さつま芋の栽培は毎年のようにするけれど、花は初めて見る。


伸びた蔓の整理をしていて見つかったもの。
茂った葉の陰になるようにして咲いている。


近くにツボミもあり、形はアサガオそっくり。
花の数は少ない。

芋の株全体で25本くらいの中で、花の数は蕾を含めて10輪あるかどうか。
このあと次々に咲けば別だけれど。

第1印象は、「ヒルガオ」の花。
色、形はアサガオというよりヒルガオ。

ちょっと調べると、花が咲くのは珍しいことのようだ。
今まで見たことがなかったのは、私がぼーっとしていただけでもなかった。

やはり暑かったからかも知れない。
貴重なものをこの目で見たことになるが、気象のせいだとしたら他にもこんな記事がそこら辺に落ちているかもね。


サツマイモはサトイモ科だから、里芋も花が見られるとしたらこんな感じかな。
でも、やはり見たことはない。


暑かったこの夏だけど、さすがに9月ともなれば早朝の日が差してくる前は涼しく感じる。
それはほんの1時で、日中はまだ焼け付くような暑さが続いている。

秋物の種蒔きをどうしたらいいものか迷う毎日だ。

2017年6月16日金曜日

砂地のさつま芋苗は枯れた

さつまいもを見くびっていた。
どんな土でも、誰が育てても芋ができると。

苗は萎れていてもそのうちに活着して、ぐんぐん蔓を伸ばして11月ごろにはそれなりの収穫ができると思っていた。

培養土と堆肥が混じった砂地30cmの下は石混じりの痩せた普通の土。
ここで去年はさつま芋がとれた。

同じ場所に今年も苗を植えつけた。
購入した苗は青い葉は4~5本で枯葉が数本くっついていた。

それだけしか無かったので仕方なく買ってきた。
根出しは購入後におよそ10日湿った状態にしておき、1センチほどの根がいくつか出た。

入梅の報を聞き、小雨の中を植えた。これなら間違いなし、と。
その日の夜は雨。

以降一滴も降らずに今日に至り・・枯れた。


植えつけて3日後、しんなりしたままの苗に不安になり水遣り。
以後毎日水遣り。

その甲斐なく脱落者続出し、とうとう・・・

根が付いてしまえば砂地でも育ち収穫まで行くけれど、そうでなければこんな結果になる。

苗質も良くなかったけれど、「砂地」ならば事前の根出しで根をもっと長くしておけばよかったのかも知れない。

一般的には事前の根は長すぎると折れるので良くない、とのことだったのでこれでいいと判断したが、間違ったようだ。

2種類買って、もう1種類の苗はやはり砂地で別の畝に植えた。植付前の苗の状態はどちらもほぼ同じ。
こちらはぎりぎり7割くらい活着したようだ。

そうなると根の長さじゃない。


よくわからないけれど、解ったことはサツマイモはどこででも誰にでもできるわけじゃない、こと。





2017年5月29日月曜日

さつま芋 根出しをしてみる

植える前に先ず根を出させる。
そんなことはやったこと無いけど、検索すればいっぱい出てくる。

やり方は微妙に違うけど、要は萎れた苗に湿り気を与えて根を出させる。
何を使ってどうやろうかと考えた結果、こうしてみた。


左側は金時30本で右は紅あずまが20本。
バットには1cmほどの水が入っている。

それぞれ頭をバットの縁に乗せるように置いて茎部分を水の中に。
どの苗も水につかるように広げて並べ、その上に濡れた古タオルを被せる。

葉の付け根それぞれから発根するはずなので、そのところを乾燥させないように。
新しいタオルでも、新聞紙でもいいけど全体に水分がまわるように茎を包むような感じで。


これで徐々に発根してくるというのだが、日数は結果待ち。
3ミリ程既に出ているのもあったから、そうはかからないのではないだろうか。

この写真で見る限りは、それなりにピンとして見えるけど店で見た時は買うべきかどうか迷った。
しんなりした苗でいいのは承知していたけど、しんなりを通り越して枯葉がいっぱい。

4種類あったけど、程度はどれも一緒。
機を逸したのは店のせいじゃないので、仕方ない。

植付け時にちょうどよく根が出ている状態にしたいのだけれど(足りないと根付きが遅く長く育ちすぎたら植える時に傷む)、そのための買い時が難しい。

植え付けの場所が「いつでもどうぞ」状態なら問題ないけど、まだ空いていないのだ。
タマネギがあり、まだ収穫のサインがでていなかった。

今朝から大量に倒れ出したので、急いで買いに走ったという訳。

今まで根出しはせずに買った苗を直接植えていた。

これだと植え付け後に一旦は枯れたようになり、再起するのに時間とエネルギーがかなり必要になる。

水に入れて根を出させるということは極自然なので苗に負担がかからず、植えればすぐに成長を始めるのでこのやり方のほうがいい、と思った。

タマネギの収穫(畝が空く)はあと1週間後くらいになりそうだ。
空いた畝のケアは特に必要無さそうなので、さっと入れ替えができる・・かな?

折々の状態を追ってupしておきたい。