2019年1月22日火曜日

真冬の菜園

上空を見ればきれいな薄い空色。裸の木々の枝先は風速7~8mの風に揺れている。
昼間の気温は平均8~9度で朝は平均的に3~4度。
バケツの底に張った水が薄く凍っていることがごくたまにある。

そんなところが今の日常。
風が吹かなければ薄い上着で外出できる気候なので、やはり楽だ。

冬の菜園は必要に応じて野菜を収穫するくらいで、日々の仕事は殆ど無く手持ち無沙汰。
春の作業に入る前に現状のわが菜園を記録に残しておこう。

緑があるところをぐるっと一回りして・・
今一番元気な野菜がこれ、キヌサヤエンドウ。


2株に見えるが、3株。
盛んに花を着けて、よく見れば1つ、2つ実が見える。

手前にツンツンしているのは秋までは次々と更新していた葉ネギ。
今はちょっとお休み。


キヌサヤと同類だけどグリンピース。植える場所が確保できずにキヌサヤから遅れること10日、ずいぶん様子が違う。


お隣のアンドンは、やはり低温に強いソラマメ。
1月半でずいぶん大きくなった。



脇枝が4本出ている。ぼつぼつ剪定(芯止め)の次期かな。

少しずつ収穫中の晩性の大根。
メーカーの説明では10月になってからの播種で、収穫は2月からとなっているのを9月24日に播種したら12月には収穫が始まった。

葉は小さめだけど近隣の大根もだいたいこんな姿だ。
根はよく太り、2キロもになることもあり、シャベルを使わなくて抜けないものもある。


良い出来なんだけど、表面の虫害も結構あり悩ましい。

次はブロッコリー。


頂上の蕾は収穫が済んで、脇から出るおまけ収穫を狙ってそのまま栽培中。



こちらはゴボウ。


今は地面に張り付いている葉。
その葉も少しずつ大きくなっている。春先には立ち上がるのだろう。



これは前出と同じ大根。
袋の説明どおりに10月になってから(10/11)種蒔きをしたもの。今はまだ地上見えるのは4~5センチ。


種蒔きの2週間ほどの遅れが、収穫期は2か月以上の違いとなったのだ。
品種的にはそのペースでいいと考えられるが、秋物の1日の違いの影響の大きさがよくわかる。

ちょっと気になっているのは、この場所は夏にメロンが病気を患い総倒れした場所。
今度の夏に土の殺菌をしようと思っているが、メロンの際の菌が大根にどう響くか?
今のところは異状が見えていない。


これも冬が旬の、シュンギク↓


種蒔きが遅かったので、まだこんなに小さいけど、間引くたびに大きく伸びるので面白い。
奥2列は1回間引いたもので、手前はこれから間引く予定の列。成長の違いがくっきり。


このアンドンの林は・・・



収穫は3月になるか4月になるかのキャベツ。


この防虫ネットは防虫目的じゃなく防鳥のため。
ヒヨドリやムクドリの餌になって、既に外葉が殆どギザギザ状態。

今は外葉なので許しても、そのうちに私の領分まで侵してくるし、置き土産が何ともネェ・・

そしてこれは5月か6月に収穫予定のキャベツで、まだロゼット状、先が長い。



そして、そろそろいいかな?のレタス。


でもできているのはこれ1個、他のは巻いてくれるかな?の状態。


↓秋に種蒔きをし、先月ここに定植したネギ(九条細ねぎ)。


丈はなかなか伸びないものの、ズングリと太ってきた。
間引きや株分けの次期を調べなくちゃ。

消費を待つだけの里芋1株。


土の中は出来上がっている。たぶんこのままで冬越しできるでしょう。


さてこれは変な次期に蒔いたミニ白菜。


芽は出るからと蒔いたけどはて、さて?巻かずにこのままトウが立ちそうな・・?

あとは残り少ない普通サイズの白菜2種。


なんともみすぼらしい姿だけど、今はどこの畑も同じ様にこんな感じで頑張っている。
霜が降りるようなら収穫して屋内で保存する必要があるのだけど、今年はこのままでいけそう。

ミニ白菜はまぁまぁの出来だったけど、郷秋(写真奥)は使えたのは2/3くらいで京都三号(手前)は結局全滅。過去3年でよくできたのは最初の年だけだった。


これは九条太ねぎ。
10月播種で、12月初旬に定植のもの。


きれいに揃って成長中。
もう少し気温が上がったら食べながらどんどん間引いたらいいかと。


12月初旬に蒔いたホウレンソウがこちら。


混んでいて間引きに手を焼いているけど、いかにも冬物といった肉厚で、いいものができそうだ。品種は「日本ほうれんそう」。

その隣はあと5~6個だけ残ったカブ。


10月21日に種を蒔いてから3月ほど経ったもので、ここまで防虫殺虫の手間はほとんど掛かっていない。
収穫期間は1月足らずでとっとと消費したためか、最後まで柔らかいまま収穫できた。

品種は「春秋まき中かぶ」で、同じ種を10月初旬に蒔いたらずいぶん虫の害が出て、農薬を使っても効果は薄かった。かぶは秋が育て易いとわかった。

欲張らずに、育てやすい時期に栽培することで効率を上げたほうがいい。

これは、ごく普通のパセリ。


前の世代の種が自然発芽したもの。パセリの実生苗は生育に時間がかかる挙句にうまく育たなかったが、まぐれ当たりでここまできた。
この春にはまた花が付いてしまうだろうが、これに励まされたので、また種を採ってみよう。


次はニンニク。


今のところ特に問題なく生育中のよう。
よくできた去年産のものから種をとったので、また期待している。

次も、おなじユリ科のタマネギ。
昨年以上に苗作りが思うようにならず、何回も苗を購入し5種類も栽培する羽目になってしまった。

早生のソニック(苗を購入)・・保存性に優れるとの説明あり
早生といっても5月初旬の収穫で、晩生種と2~3週間の違いらしい。


これは玉光という名で早晩性不明の自作苗



やっと鉛筆の太さに。

いずれも結果が出るまではわからないが、残念ながらあまりいい予感はしない。

個々の様子は以上。
メインの畑を一望して締めくくろう。


ほぼ連日の強風、雨もないので土はカラカラ。寒さに耐え細々と息をしているように見える。
これが2019年1月下旬の菜園なり。