もうタマネギを蒔かなくてはならない。
播種適期は「9月下旬」というごく短い期間だけ。
肝心な時期に毎日雨。
今日は午後から雨が止んだので、そのチャンスだ。
明日は晴れの予報だけど、1日延ばしでぐずぐずしていると時期を逸してしまう。
今年はこんなふうにしてみた。
ポリポットに10本ぐらいの苗が植えられて売られているのを見たことがある。
それを思い出し、ポリポットの替わりにペーパーポットを使えば管理が容易になるのではないか?
2年前にもそんなことを考えてペーパーポットは買ってあった。
それに合う受け側のトレーが無くてそれっきりに生ってしまった。
受け側のトレーはやはり無いけれど、手持ちのちょっと深めのトレーで工夫してやってみた。
この黒いトレー(底は水が抜けるようにメッシュ状になっている)に古い木綿のシーツをこの大きさに切って敷き詰め、そこにペーパーポットを広げてこのようにする。
アコーディオンに生っているペーパーポットを固定させるのがひと苦労。
受け側のトレーがそれ用に合う品物なら、ペーパーポットの形はどれもちゃんと四角になって128個の区画ができるのだけど・・
真上からみると、こうだ。
左端の列のマスが凡そ正常な形になっている。
他は杉綾になっているけれど、広げ足りないからで、本来は全部が左端の列のようになるべきももの。
ホームセンターを2店見たけれど、トレーが無かった。ペーパーポットも1店にほんの少し置いてあっただけ。
JAにでも行かないと手に入らないのだろうか?
容器の準備ができたなら、ここに上から畑の土(砂混じりの土目の細かなもの)を入れて、128個になるべく同じように入るように調整して水をかける。
この日は直前まで雨だったので、水はほんの少しだけ。
タマネギの種は大きさはケシ粒とゴマ粒の中間くらいで、真っ黒。
湿らせた土の上に真っ黒な小さな種を落としても行方不明になるので、薄く石灰を振って表面を白くしておくとやり易い、とはネット上での知識。
手持ちの石灰は粒状の濃い灰色でその役には立ちそうになかったので、代わりに木灰を振った。
全面に均一に薄くというのはなかなか難しいものだ。
ぐずぐずしていると下から水が上がってきて、白が消えてしまうし。
それでも紙のヘリは見えていたので、種をピンセットで1粒ずつつまんで1ポットに6粒ずつ落とし込んでいった。
6粒の根拠は、この数なら間引きしなくてもよさそうだし、土の量からしてもこんなものではと考えたから。
ケシ粒のような種を1粒ずつ蒔いたので、いやぁ~時間がかかった。
腰と膝がすっかり固まってしまい、数分は体がまっすぐにならなかった。
1ポット6粒で128ポットだから、全部で768。
落ちを計算に入れて、半分になったとしても400近くある。
400生きれば例年並の数になり、多い分(獲らぬタヌキ)には問題ない。
蒔き終わったら、今度は種蒔き用土を使って薄く覆土。
そして圧着には平らな面のある小石を使った。やり難かった。
今思うに、その石をラップに包んで巾着にすれば持ち手ができて楽だったかも。
仕上げの水遣りはジョウウロだと種が顔を出しそうなので、農薬用の噴霧器でシュー、シューと全面に噴霧して、お終い。
こうして発芽させればたぶん間引きはほとんど必要なく、その結果蒔いた種は有効に使える筈。うまく育ってくれればだけど。
最後は乾燥防止に新聞紙で多い、発芽を待つ。
去年は発芽開まで1週間かかった。
時間的に蒔きなおしはできないので、発芽がそろうまでは祈るような気持だ。
このタマネギの品種は「玉光」で2月まで貯蔵可能と歌われている。
5ml入りを全部使ってたりなかったので、16マス分は去年の残り(別品種)を使用。
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