2018年11月6日火曜日

白菜の芯腐れ病

個々に見ればこんなにいい感じに巻いてきているのもある。

収穫間近のハクサイ

それが、株によっては芯腐れ病が出てしまった。
虫穴が増えているので葉をめくりながら犯人を捜していたら芯の近くが黒い。


虫害だけを気にしていたのでとんでもないものを見てしまったようなショック。

一番端の株だ。
こんなに傷になっていたらもうだめなので、とにかく抜き取ってよく見てみよう。

葉を全部外に押し広げて(葉数が少ないので簡単に開いた)。

白菜 芯腐れ病

角度を変えて


半分に割ってみた。

白菜 芯腐れ病 半割り

諸に芯が腐っていた。これは致命傷だ。
特に葉物は成長点の芯がやられたらどうしようもない。ナスやトマトのように脇から枝を出していくものは芯がダメだとその分を枝が頑張ってくれるけど、こういう種類の野菜はそうはいかない。

芯が腐って「芯腐れ病」

このサイトによると間違いなく「芯腐れ病」のようだ。
原因は言われれば心当たりはある”チッソ過多”のようだ。

今日まで気が付かずにいたが前から症状が出ていたのか、葉は大きいのに数は極端少ない。中に新葉ができて全体のボリュームがでるはずが、芯が病気なのだから新葉の育ちようがなかったのだ。

8月末に種を蒔いて2ヶ月と少し、触るとまだフカフカでも外見は形になってきている。


2列植えなので、反対側は


いい感じにできてきているように見えるけど、欲目かな。

障害はこの1株だけだろうか、原因が肥料過多なら全体に出てもおかしくないのだ。
それはエライコトになる。

白菜は葉を栽培するのだから肥料は多くていいと思い、種屋さんの言う基本量の2倍にしてみた。
この株だけじゃなく全体にすごいボリュームになった、とも感じていた。
近くのプロの畑には同じくらいの大きさの白菜が育っていたのを見て、ちょっと安心したりも。


葉菜だからって窒素肥料を多くすればいいってもんじゃない

単純な結論だけど、
葉を育てる野菜だからといっても、限りなくチッソ成分を増やせばいいというものじゃないのだ。基準や限界があった。

「病」と名がついてもこれは生理障害、その原因が気候などじゃなく「肥量」なら管理者の責任・・
気楽に勝手な判断でやると、とんでもないことにもなるもんだ。



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