莢の状態を見ただけでは難しいのだけど、今年の初収穫はほぼ最適期だった。
こんな状態の時。
黄色い矢印のものだけを収穫する。
日々こうした莢が増えてくるので、毎日よく見て適期のものだけを収穫する。
艶々と膨らんだ莢が下を向いたら収穫のタイミングと言われるが、今年の経験では必ずしも熟した時に下を向く訳じゃない。
上向き又は水平くらいでも莢の背の線が黒く変色しているものもかなりあった。
上から触ってみて硬くなくちょっと柔らかいと感じるくらいがいいかな。
莢の背の線が黒く変色したらもう遅いくらい。
ソラマメって若いときにはその名のごとく天に向かって突き上げるように実が着く。
収穫できる頃には下を向く。
重くなるからかな。
莢の中に豆が1つか2つしか入っていないものもあり、そんなのはあまりぶら下がってはいない。
収穫して莢から出した豆はこんな様子だった。
全体が浅い緑色で、まだ若いというイメージだ。
沸騰した湯に入れて2分ほど茹でて、食べて見た。
柔らかくて、甘い!
もうちょっと熟してもいいかな、というのが家人の感想。
この「もうちょっと」というのが難しいのだ。
それが1日なのか、3日後なのかの判断は私には無理。
莢から出した豆にオハグロといって、芽のような部分が黒くなったら食べごろという人も
いるが、我が家の好みではそこまでは許されない。
それに莢を外してみないと判らないのではしょうがない。
豆や芋はその糖分が十分に乗った時が一番美味しいので、そこを過ぎて糖がデンプンに変わってきたら味は落ちてくる。なるべく大きくしたいというならそうすべきだけど。
その例では、昨年のさつま芋は大失敗だった。
その時のブログはこちら
より長く栽培することで糖分がより多く作られる、と思い、収穫期を引き伸ばし植えつけてから167日(サツマイモの収穫期は凡そ120日)もしてから収穫した。
カボチャのようなさつま芋がでてきた。
すごい!と喜んだのだが、食べてがっかり。
「紅あずま」ってこんな芋だったの?と品種に責任をかぶせたりもした。
紅あずまさんに悪かった。
蒸かしても、煮ても焼いても干しても甘くないのだ。
芋の中の糖分は全部デンプンに変わってしまったのだった。
芋の場合は一旦掘り上げてから、日陰で乾燥させることによって甘くなっていくのだった。
豆もいつまでも木に生らせていると硬くなって甘味も無くなっていく。
甘い豆を食べようと思ったら、糖分がデンプンに変質する前に収穫しなくてはならない。
と言っても早ければいいかというと、若すぎたらそれはそれで糖はできていない。
その判断は”キャリア”でしかない。
だから家庭菜園は2年や3年じゃ成果は出ない。
1度2度失敗したからって諦めず、経験と知識の積み重ねが大事。なんてね^^v
0 件のコメント:
コメントを投稿