2023年3月3日金曜日

今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



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2023年2月2日木曜日

そら豆が発芽しない 発芽の3条件 わかっているようで難しい 

昨年秋に蒔いたソラマメが発芽しなかった。
恥ずかしながらその前年のも発芽させられなかったのです😓

なぜ?・・今更ながら基本のキに立ち戻って原因追究し、今からでも可能なら再挑戦しようと思います。
ちょっと大げさかナ。
でもわかる限りは答えを出さないと、この先ずっとミジメなことになるでしょうから。

 植物の種が芽を出すのに必要な最低条件は
・温度
・水
・空気
これは小学校でならったことで、空気や水のように当たり前に知識として知っているつもりでした。

その条件をクリアするための目安は種袋に書いてあります。


当地は「暖地」だと思うのですが、「温暖地」であっても播種適期は10月半ば~11月いっぱい。
従って10月26日に1回目を畑に直蒔きしました。

1か月経っても芽は出ませんでした。
そら豆は7~8日程で発芽することもあるのですが、2週間以上かかることもあるので待ちました。

全く出なかったのでやり直しで11月末に2回目を播種。
パカッと種が割れるのですが、そこまで。

もう今年は諦めるつもりでしたが今までに何回も作ってきて、原因もわからずに諦めるのは悔しい。

発芽の適温は20度。
もう畑で直播きは無理。
でも家の中なら20℃を確保できると思い、ポットに蒔いて玄関で様子を見ました。

播種は正月明けでした。
1週間後には1つ目が出、その8日目にはこんな風になりました。


温度と水と空気が揃ったということです。

水遣りは指先で土表面の様子をみながら、蒔いた時の土にもたっぷり水を入れたので発芽までの間に1回だったカナ。
多すぎたら腐ってしまうので緊張します。

去年の秋は雨がほとんどなかったのだろうか?
自己記録によればそれほど少なくもなかったよですが・・

そら豆は特に空気が大量に必要で、土の外に種の一部を出しておくのもソラマメ特有のやり方で、直播きでもポット蒔きでもそのように埋めました。こんな風に蒔きました

この結果から言えるのは、11月の地温はそのままでは20度は無いと思えるのでなんらか保温対策が必要だったのでしょう。
不織布でも新聞紙でもかけておけば保温ができ、保湿にもなったのでしょう。

播種時に保温が必要という説明は種袋にはないけれど、「適温」との乖離があり危険だと思うならするべきでした。あの小さな袋にこと細かな説明は入りませんから、自分でよく考え考えるべきでなんですね。

発芽後はどうしたら・・
今外に出したらこのヒョロ苗は根も十分出ていないだろうから独り立ちは無理だろう、さらに「徒長」になることを承知でしばらくそのまま生育(間に数回の水やり)してみよう。

数日間日中は小さなビニールハウスの中でお日様に当てて慣らし運転、その後寒さのピークを越えたところで畑に定植しました。
定植直前の苗がこれです↓


すごい徒長!
正常な成長はできないかもしれないけど、ここまで来たので植えます。

根張りもこれなら↓


はい、5株定植完了。


左3本が20cm、右2本は小苗。いずれも葉が出ています。

こんなことならもっと気温が上がってから蒔いた方がよかったかナ。寒冷地では3月蒔きで夏の収穫なのでそのパターンではどうだろう、って今更なにを。。。



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2023年1月30日月曜日

サツマイモも環境を選ぶ

 サツマイモなんてどこでだってできる・・
そう言う人が多いけど、本当にそう?

これは敢えてちょっと悪条件で栽培してみた結果のサツマイモです。


株の数で5~6株でこの量。
確かに形はなるのでできないとは言えないですが、揃ってかわいい型でした。

植付が7月13日で収穫日は10月24日。
定植からの栽培日数は103日(収穫がちょっと早かった)。
場所は家屋の真北で、建物からの距離は2m弱で海の砂をいれた畑。

日照不足の結果でした。

真夏には真上からの陽が差し北側は広い空き地であり、光はある場所です。
収穫をあとひと月ほど遅らせても大きさに変化はなかったでしょう。

どんな場所でもできると言われるサツマイモでも、十分な日光が無いと本来の大きさまでにはならないようです。

でも小さいながらの良い形で味もほぼ満足でした。
あとひと月ほど土の中で熟成させたらより美味しくなったのでしょう。

どうにも困ったときの幾ばくかの糊口の凌ぎにはなるかも。

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2022年9月19日月曜日

ブロッコリー苗の徒長 プロも防止できない?

プロを見下げたように聞こえますが、そうではなくプロですら!かと感じたのです。

何度やり直してもヒョロヒョロと伸びてしまうブロッコリー。
そして伸びきった茎を支えきれずに倒れ、果ては枯れてしまう。

気の長い私でも耐えられず諦めて今回はホームセンターの苗を買ってしまいました。

買って帰ってから落ち着いてみれば、これもひどく徒長しているではないですか。
安かったのは徒長苗だから、か。


6連ポットが328円。
1本が55円じゃ損得計算だけなら買わないテはない。

これは出荷時に付けたと思える値札なので、店での値下げ品ではないのです。
PBで大量に作った苗で、安くしてでも徒長苗を売らざるを得なかった、と読み取れます。

ブロッコリーの苗の徒長は防げないということだろうか。
他にもキャベツやカリフラワーも徒長するけれど、ブロッコリーの徒長はが際立っている。
(カリフラワーの状態は定かな記憶がない)

これまでの経験から、ブロッコリーは小さい時は茎をくねくねと曲げながら育つ。
ならばこのまま植えよう。

でも本当にこのままだと地べたに寝てしまい、立ち上がるのに大変なエネルギーが必要になるのだから、ちゃんと根を張って立てるようになるまでは支柱を添えて助けてやろう。


たぶんこれでいい。

今回は「種から育てる」という私の基本を外してしまったけど、徒長を防げないならこれも一つの手段。
1本の苗から1つ以上の花蕾が収穫できればモトは取れるのだから。

苗の徒長を防ぐやり方が分かったのじゃないが、これはこれで受け入れようというケジメのようなものができたような気がする。




2022年7月23日土曜日

オタマジャクシのようなインゲン 原因はこれだ

 オタマジャクシと言われれば、すくって遊んだ記憶はあるものの言われてなるほど。


今年はモロッコインゲンを植えてみたので収穫を期待していたら、出来上がるインゲンはこんな形のばかりでがっかり。
こういう形がモロッコインゲンという訳じゃなく、平たい莢で10センチくらいの長さになるものなんです、普通。

たまにこんなのが混じることはよくあるけど、全部がこれ。
何で?どうしたんだろう?

たかがインゲン、食べられないわけじゃないのでしばらくは諦めて家庭で食べていました。
でも、これじゃ売れないし、ちょっと悔しい。

受粉の失敗

育て方のどこがいけなかったのだろうかと腰をすえて調べたら、あ、これだ。
受粉の失敗、これはつまり「不稔果」になったということの様。

開花(受粉)の時期に雨になってしまい、うまく受粉できなくて1莢に1個の種が入っただけ(この場合)で、結果こんな形ばかりになった。

記録をみれば、5月1日に種まきをして、開花時期(播種から35~40日)と思える頃に連日の雨だった。全く当てはまるではないですか!

ぶら下がっている莢が皆こんな形なので、この説明は納得です。それに最近でいきてきた莢はいい形になってきた。授粉期の違うものができあがってきたと思える。

インゲンは美味しい

納得すれば気が晴れるもので、そのせいかより美味しくも感じる💛
実際一粒の種(豆)がちょっとおおきくなっただけで莢は大きくなり過ぎてはいなので、柔らかくておいしいのです。

モロッコインゲンに限らず普通の丸さやのインゲンも、美味しいものです。
さっと茹でてのサラダやあえ物は定番ですが、だしを効かせて薄味で煮た田舎煮風や天ぷらは私の大好物です。

根元は2本なのにどうしても
鬱蒼と茂ってしまうインゲン







2022年6月28日火曜日

サツマイモ苗は根付くまでは水を切らさない

芋苗は生き生きした状態で植え付ける

市販の苗はほとんどがぐったりと萎れている。
それでもサツマイモは強いのでほとんどは根付くが、一旦萎れてしまうとそれが復活するのにはそれなりのエネルギーが必要となるはず。その中には復活できずに枯れてしまうものもある。

だからできることなら生き生きした苗を差したい。
流通を通ってきた苗はどうしても萎れてしまうが、自分で芋から芽出しができればそれが叶う。

発根するまで

それにはコールドチェーンならぬウォーターチェーンとでも言おうか、畑に植え付けるまで切り口が常に水を吸い上げている状態に保管していくことで フレッシュな苗ができる。

具体的に説明すると
 温床に伏せこんだ種芋から出た芽が本葉が5~6枚まで成長したらそれを切りとって、切り口が水につかるように平らな容器に並べる。バケツでは浮いてしまい水から出てしまうものが出る。私はプラスティックのバットと古いフェイスタオルを利用した。

バットに深さ1~2センチほど水を張りタオルを敷き、苗の切り口が水中になるよう並べ


並べ終わったら茎を覆うように上からもう1枚のタオルで覆う。水を含んだタオルが重石代わりにもなる。


このまま2~3日するとこんな風に ↓ 葉の付け根から白い根が出てくるので、根の長さが5mmくらいのときに土に差すように段取りする。長すぎる根は差したときに折れやすいので、あまり長くならないように注意。


植え付け

植え方は斜めでも垂直でも好きなように。
私は30cm間隔で斜めに差し、たっぷりと水やりをし乾燥防止用に不織布(寒冷紗でもいい)をかぶせて活着を待った。

萎れのない苗ではあったが、やはり活着するまでは不安で、数日間は毎日の水やりは欠かさなかった。

もう大丈夫と思えたのが植え付け後1週間くらいだろうか。
その2週間後、このように元気に生育中。


種芋から発芽までがうまくいけば、その後の失敗はまず無いのがサツマイモ。
でもコガネムシやヨトウムシの被害の可能性はあるので、できればその対策も考えられればもっといいね😚

2022年5月9日月曜日

アリの被害はホウ酸で防ごう

いつもGW頃になると熟してくるイチゴ。
そしてイチゴが色づくとやってくるのは孫だけじゃなくアリの大群。

この迷惑者(アリのこと)を何とかしたいとググって、見つけたのがこのサイト
わかりやすく説明されていてやり方も簡単で、効果のほどが画像でよくわかる。

イチゴよりもっと甘くて魅力的な蜜をイチゴの近くに置いてそこにアリをおびき寄せて、密に混ざっている毒(ホウ酸)で絶命させるという算段。

なるほどと、やってみました。

その通りに作ってイチゴのそばに置いて、半日。


見事に餌に集まっていました。


すぐそばにイチゴがあっても集っているのは毒入り密餌のほうです。
イチゴは無事で、アリはホウ酸を一緒に食べているのでやがて絶命の筈。
アリが来なくなったら餌を足してやればド、ド、ドっと集まってきます。

ゴキブリ用ホウ酸だんごのアリバージョンですね。
簡単なので、アリに困っていたらやってみましょう。
※作り方は上に紹介したページが詳しいのでそちらをご覧ください。

GWに訪れた孫42匹、じゃなかった2人は嬉々としてミニいちご狩りができてゴキゲンでした。

孫をおびき寄せる(?)小道具という訳じゃないけれど、普段買ってまでは口にしない新鮮な苺を孫が帰ってからはうちで毎日少しずつ食べています。

その「ホウ酸」とは何か、アリに効果があるのはどうして?を調べて
ホウ酸に関する記事はこれがよく分かったよ。