2023年3月24日金曜日

サバイバルを想定し野草を食べてみた 

3月23日

 いざ!サバイバル
となれば糧の一つになろうか?

勝手に生えてうっそうとなってくるカラスノエンドウ。

これが食べられるとの情報を目にし、ほう知らなかった試してみようと、正に我が世とばかりに勝手にはびこっているカラスノエンドウを、摘んできて食べてみた。

味見なので単に熱湯で茹でただけの料理の「お浸し」。


先ずは結論・・
本当になにも食べるものが無いサバイバル状況ならば食べるでしょう。


紫っぽいピンクの可愛い花をつけたカラスノエンドウ。


莢はまだ数が少なく、そして極小さかったのでとりあえず無視。

まだ花が見えない若そうな株から、その葉枝だけを摘んで調理してみました。
こんな感じのところを。


一口噛んだ時に瞬間にふわっと野のセリのような香りが立ち、おおっ!
が、生の時はぺらぺらの葉なのに加熱した葉を噛むと、なかなか嚙み切れないではないですか。むしろ葉柄の方が柔らかいくらい。

結局味と言えるものは何もなし。苦みすらも。
ひたすら筋っぽく、歯の隙間に入ってしまう。

それにごく薄い葉ものだから、加熱すればボリュウムがぐんと減って大勢で食料にできるものじゃなさそう。

今の我が家の菜園にはほとんど何もない状態だから、少しでも美味しく食べられたら使いたいところでしたが、残念。

ペンペングサ(ナズナ)は美味しいということだけど、これも量を採取するのは大変です。
こんなことを言えば、実際サバイバルのような暮らしを強いられている国の人々から袋叩きにされるかな。

天井知らずのような物価の高騰と実質減額の年金生活では、すべて最低価格のものを買っての生活をしながら本当に雑草に頼ることになりかねない不安。

戦後数年の貧しい生活の経験があることを自慢してちゃいけない。
どこにいくのかこのグローバル社会。

気温が上がってきてソメイヨシノの開花と共に根元の雑草も日毎に繁茂しはじめた3月中旬の経験でした。




2023年3月3日金曜日

徒長したソラマメ苗 定植後-その1

 異様に徒長したソラマメの苗をそのまま外に植えて、その後どうなった?

2月初旬に、ポットから降ろして畑に植付け
凡そ1月後の様子は・・

はい、これです。
植付け当初に副えた支柱をぐんぐん超えて、支えきれずに深々とお辞儀してしまいました。


当初頂部にだけしか見えなかった葉が、根元にも付き枝にまで成長してます。


今のところこれなら今後太る方にも成長するのではないだろうか。
もっと長い支柱に替えてしっかりと支えをして、もっと葉を増やそう。


根元の枝葉がもう少し増えたら、このズル長い芯は切り詰めればいい。
それでたぶん、遅ればせながらも正常の苗と同じように生育していくんじゃないだろうか。



今年もシルクスィートを温床に伏せこみ

温床作り 2月17日

昨年作ったシルクスィート(さつま芋)がとーっても美味しかった。
11月末から12月初旬にかけて収穫した芋から種用の芋を残しておいて、それを今年の収穫用に温床に伏せこんだ。昨年の温床作りはこちらからご覧ください


種芋の殺菌・伏せこみ 2月27日

昨年は3月3日に温床を用意し、種芋の伏せこみ(32度まで地温が上がった日)は12日後の3月15日。
今年はもう少し早めに苗取りをしたいと思い、2月17日に温床を準備し30℃を超えたのが2月27日。

夫が掘ってくれた穴が昨年よりやや深めだったけれど、ほぼ同様の日数で地温があがった。
よし、これで床の準備はできた、と。

いよいよ種芋の伏せこみ。
保存していた芋はこれ。

大き目の芋からはもう芽がのびてきています。


これだけで行こうと思っていたのですが、小さい芋ももう食用にはならないから一緒に埋めて苗をどっさり作ったほうがいいとの声もあり、それもそうかと。

晩生たまねぎを掘り上げた後(5月末~6月初め)に植える予定なので、タマネギの出来上がり状況によっては芋の植え付けが一斉になるか、ダラダラになるか決められないのでその方がいいかも。

伏せこみは簡単で、温床にあまり深くない穴を掘って芋を伏せ込んでいけばいいのです。
今年は芋を殺菌してからそれをするつもりでいたのに、大き目の種の方はすっかり忘れてそのまま。

また掘り出して云々、というと良くないかとそれはそのままで小さい芋だけを殺菌。
殺菌に使ったのはトップジンm。手持ちの数種類のなかから「黒斑病」に登録があるとされるものを選ぶ。

バケツに種芋を全部入れ、そこにひたひた位の水を張って一旦芋を取りだしたら水の量を量り、その400分の1の薬剤を溶かし込む。薬は別の容器でバケツの中の小量の水でドロドロにしてから全体にまぜるといいです。


20~30分浸したら取り出して温床の中に埋めます。
基本的にこれで作業は終了ですが、念のため透明のフィルムでトンネルにし、発芽までは床の保温を続けることにします。

去年はこの後1月余りで発芽が確認できましたが、発芽を待つ1月は長い。



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2023年2月2日木曜日

そら豆が発芽しない 発芽の3条件 わかっているようで難しい 

昨年秋に蒔いたソラマメが発芽しなかった。
恥ずかしながらその前年のも発芽させられなかったのです😓

なぜ?・・今更ながら基本のキに立ち戻って原因追究し、今からでも可能なら再挑戦しようと思います。
ちょっと大げさかナ。
でもわかる限りは答えを出さないと、この先ずっとミジメなことになるでしょうから。

 植物の種が芽を出すのに必要な最低条件は
・温度
・水
・空気
これは小学校でならったことで、空気や水のように当たり前に知識として知っているつもりでした。

その条件をクリアするための目安は種袋に書いてあります。


当地は「暖地」だと思うのですが、「温暖地」であっても播種適期は10月半ば~11月いっぱい。
従って10月26日に1回目を畑に直蒔きしました。

1か月経っても芽は出ませんでした。
そら豆は7~8日程で発芽することもあるのですが、2週間以上かかることもあるので待ちました。

全く出なかったのでやり直しで11月末に2回目を播種。
パカッと種が割れるのですが、そこまで。

もう今年は諦めるつもりでしたが今までに何回も作ってきて、原因もわからずに諦めるのは悔しい。

発芽の適温は20度。
もう畑で直播きは無理。
でも家の中なら20℃を確保できると思い、ポットに蒔いて玄関で様子を見ました。

播種は正月明けでした。
1週間後には1つ目が出、その8日目にはこんな風になりました。


温度と水と空気が揃ったということです。

水遣りは指先で土表面の様子をみながら、蒔いた時の土にもたっぷり水を入れたので発芽までの間に1回だったカナ。
多すぎたら腐ってしまうので緊張します。

去年の秋は雨がほとんどなかったのだろうか?
自己記録によればそれほど少なくもなかったよですが・・

そら豆は特に空気が大量に必要で、土の外に種の一部を出しておくのもソラマメ特有のやり方で、直播きでもポット蒔きでもそのように埋めました。こんな風に蒔きました

この結果から言えるのは、11月の地温はそのままでは20度は無いと思えるのでなんらか保温対策が必要だったのでしょう。
不織布でも新聞紙でもかけておけば保温ができ、保湿にもなったのでしょう。

播種時に保温が必要という説明は種袋にはないけれど、「適温」との乖離があり危険だと思うならするべきでした。あの小さな袋にこと細かな説明は入りませんから、自分でよく考え考えるべきでなんですね。

発芽後はどうしたら・・
今外に出したらこのヒョロ苗は根も十分出ていないだろうから独り立ちは無理だろう、さらに「徒長」になることを承知でしばらくそのまま生育(間に数回の水やり)してみよう。

数日間日中は小さなビニールハウスの中でお日様に当てて慣らし運転、その後寒さのピークを越えたところで畑に定植しました。
定植直前の苗がこれです↓


すごい徒長!
正常な成長はできないかもしれないけど、ここまで来たので植えます。

根張りもこれなら↓


はい、5株定植完了。


左3本が20cm、右2本は小苗。いずれも葉が出ています。

こんなことならもっと気温が上がってから蒔いた方がよかったかナ。寒冷地では3月蒔きで夏の収穫なのでそのパターンではどうだろう、って今更なにを。。。



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2023年1月30日月曜日

サツマイモも環境を選ぶ

 サツマイモなんてどこでだってできる・・
そう言う人が多いけど、本当にそう?

これは敢えてちょっと悪条件で栽培してみた結果のサツマイモです。


株の数で5~6株でこの量。
確かに形はなるのでできないとは言えないですが、揃ってかわいい型でした。

植付が7月13日で収穫日は10月24日。
定植からの栽培日数は103日(収穫がちょっと早かった)。
場所は家屋の真北で、建物からの距離は2m弱で海の砂をいれた畑。

日照不足の結果でした。

真夏には真上からの陽が差し北側は広い空き地であり、光はある場所です。
収穫をあとひと月ほど遅らせても大きさに変化はなかったでしょう。

どんな場所でもできると言われるサツマイモでも、十分な日光が無いと本来の大きさまでにはならないようです。

でも小さいながらの良い形で味もほぼ満足でした。
あとひと月ほど土の中で熟成させたらより美味しくなったのでしょう。

どうにも困ったときの幾ばくかの糊口の凌ぎにはなるかも。

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2022年9月19日月曜日

ブロッコリー苗の徒長 プロも防止できない?

プロを見下げたように聞こえますが、そうではなくプロですら!かと感じたのです。

何度やり直してもヒョロヒョロと伸びてしまうブロッコリー。
そして伸びきった茎を支えきれずに倒れ、果ては枯れてしまう。

気の長い私でも耐えられず諦めて今回はホームセンターの苗を買ってしまいました。

買って帰ってから落ち着いてみれば、これもひどく徒長しているではないですか。
安かったのは徒長苗だから、か。


6連ポットが328円。
1本が55円じゃ損得計算だけなら買わないテはない。

これは出荷時に付けたと思える値札なので、店での値下げ品ではないのです。
PBで大量に作った苗で、安くしてでも徒長苗を売らざるを得なかった、と読み取れます。

ブロッコリーの苗の徒長は防げないということだろうか。
他にもキャベツやカリフラワーも徒長するけれど、ブロッコリーの徒長はが際立っている。
(カリフラワーの状態は定かな記憶がない)

これまでの経験から、ブロッコリーは小さい時は茎をくねくねと曲げながら育つ。
ならばこのまま植えよう。

でも本当にこのままだと地べたに寝てしまい、立ち上がるのに大変なエネルギーが必要になるのだから、ちゃんと根を張って立てるようになるまでは支柱を添えて助けてやろう。


たぶんこれでいい。

今回は「種から育てる」という私の基本を外してしまったけど、徒長を防げないならこれも一つの手段。
1本の苗から1つ以上の花蕾が収穫できればモトは取れるのだから。

苗の徒長を防ぐやり方が分かったのじゃないが、これはこれで受け入れようというケジメのようなものができたような気がする。




2022年7月23日土曜日

オタマジャクシのようなインゲン 原因はこれだ

 オタマジャクシと言われれば、すくって遊んだ記憶はあるものの言われてなるほど。


今年はモロッコインゲンを植えてみたので収穫を期待していたら、出来上がるインゲンはこんな形のばかりでがっかり。
こういう形がモロッコインゲンという訳じゃなく、平たい莢で10センチくらいの長さになるものなんです、普通。

たまにこんなのが混じることはよくあるけど、全部がこれ。
何で?どうしたんだろう?

たかがインゲン、食べられないわけじゃないのでしばらくは諦めて家庭で食べていました。
でも、これじゃ売れないし、ちょっと悔しい。

受粉の失敗

育て方のどこがいけなかったのだろうかと腰をすえて調べたら、あ、これだ。
受粉の失敗、これはつまり「不稔果」になったということの様。

開花(受粉)の時期に雨になってしまい、うまく受粉できなくて1莢に1個の種が入っただけ(この場合)で、結果こんな形ばかりになった。

記録をみれば、5月1日に種まきをして、開花時期(播種から35~40日)と思える頃に連日の雨だった。全く当てはまるではないですか!

ぶら下がっている莢が皆こんな形なので、この説明は納得です。それに最近でいきてきた莢はいい形になってきた。授粉期の違うものができあがってきたと思える。

インゲンは美味しい

納得すれば気が晴れるもので、そのせいかより美味しくも感じる💛
実際一粒の種(豆)がちょっとおおきくなっただけで莢は大きくなり過ぎてはいなので、柔らかくておいしいのです。

モロッコインゲンに限らず普通の丸さやのインゲンも、美味しいものです。
さっと茹でてのサラダやあえ物は定番ですが、だしを効かせて薄味で煮た田舎煮風や天ぷらは私の大好物です。

根元は2本なのにどうしても
鬱蒼と茂ってしまうインゲン