2018年6月4日月曜日

巻かない?レタス 施肥量を変えてみた その2

変だと思ってからほぼ2週間。
結果の姿がこれ。

巻かないレタス

これは何じゃ?の姿なり。
何とか巻こうとしたけど、どうにも・・という感じだ。

播種から50日経っても巻いてくる様子が無く、こりゃダメかと思いつつ2週間待ってやっぱりダメ。
大体2ヶ月くらいで出来上がっているものなのに。

頑張ってここまで巻きました、が右端の1つだけ。

レタス 巻かない 巨大な葉

その隣の葉を見ると、ずいぶん大きい。
こんなのが殆どだ。

これはチッソ過多だろうねぇ。
基準量と思われる量の3倍を施してみたのだ。

レタスやキャベツの葉が巻いてくるのはそれが持つホルモンが関係するという。
チッソは多すぎたらホルモンの作用を邪魔するだろうか?

一般的に生り物(果菜類)は葉や茎を必要以上に育ててしまうと、花が咲かない、実が着かないということになる。

レタスは葉ものだから肥料(特にチッソ系)は多めでいいのでは、と単純に思うけどこのお化けのような姿を見ると、葉が成長しすぎるとホルモンに影響してくるのかな?
う~ん、やや専門的になってきたね。

前に考えた温度過多(気温が高すぎた)はどうだろう?
気温(地温)と植物の生育とは密接な関係だから、これは有りそうだ。

また、また後手ながら調べた。
「生育適正温度」は20℃前後だと。

「25℃以上では玉肥大が抑制され、30℃以上では生育が阻害され正常な結球ができません・・」とあった。
詳細はこのサイトで

路地栽培なので30℃にまではなっていなかった筈だけど、生育に適する気温ではなかったようだ。

結論。
チッソ肥料が多かったことで葉は大きく育ったが、正常に生育できる気温範囲から外れてしまい、結球ができなかったいうことになりそうだ。

もう少し早い時期にこの方法で栽培していたら、きっと巨大レタスができていたのだろう。

上手く育てば、短期間で虫害も極少ないレタスはとてもいいと思っていたけど、最近は思うようには育っていない。

たまたま最初の2回が上手くできたからって、ちょっと高をくくって見くびったかな。
まだまだ勉強も経験も大いに不足。

さて、ここまで育てたレタスは捨てられない。
さらだ菜やサニーレタスだと思えば食べられそうだ。
外の大きな葉は炒めるなど加熱して、内部は比較的柔らかそうなのでそのまま生で・・

美味しく食べられました(^^




2018年6月1日金曜日

九条ネギの分げつの仕方

次々と根元から新しい葉を出しながら分かれて(分げつ)増えていくネギ。
まるで無尽蔵。

この仕組みがわかったときにも記事にしたけど、今日は増えたネギを分解?してどうなっているのかを写真にしてみた。

先ず、前回の写真では鬱蒼となっていたネギを次々収穫していき、ずいぶんすっきりした今の様子。


モデルとなる1株は右から3番目のこれ。

分げつで増える九条ネギ

近づいてみる。


1箇所からグシャグシャといっぱい出ているうちの手前の1本を抜いたのがこれ。
根深ねぎと違って、白い部分は本の少しですぐに根が出ている。


根元から2本でているように見えるのを根元から分ける。
全体を包んでいる古い葉を取ると簡単に2つに別れる。


そして、枯れた葉と一番手前の途中で切れている葉(これがネギボウズが付いていたトウで、触ると枝かと思うようにカチカチ)を取り去る。
と、柔らかそうなねぎが2本現れた。


更にもっと、外側の色が変わっている葉を1枚採ると、また分かれている。


それを根元から切り離すと3本なった。


ここまで。
ほっそりとした葉ネギになった。

どんどん葉を剥いていくので何だかもったいないような気がするけれど、その結果柔らかな細い美人が現れると、元の何倍もの価値を感じ嬉しくなる。

これで白い部分の太さは1センチくらい。
全身が美味しく食べられる。

どんどん増えるので二人暮らしではとても消費しきれず、10本くらいを1束にして50円にて販売中。他の品に比べればよく売れる。
とても「稼ぎ」にはならないが、使って下さる方があることがとても励みになっている。


2018年5月31日木曜日

ソラマメうら生りを収穫

アブラムシ被害が小さく、木がまだ元気


今年のソラマメは例年に比べて結果が良かったということのようだ。
それらしくできた(うちではA級)豆の収穫が一旦終った後、そのままにしていた株から又収穫出来たのだ。

末生り(うらなり)というのだろうか。
形はとても悪いけれど実は入っているようなので、もいできた。

ソラマメ2度目の収穫

莢から出した豆はこんな風。

末生りそらまめだけど美味しく収穫

手の親指の爪ほどのも混じるけど、大きい豆もまだオハグロにはなっていなかった。

さっと茹でて食べてみると、美味しい。
これは儲けものだ。

種取り用にとそのままにしていて、種として残すには形が悪いのと数が多すぎることもあり、選んで小莢を収穫。

A級の収穫開始から1月近くになる。
まだ緑色の葉がいっぱい付いている。健康に育つとこんなにも長生きするんだねぇ。

昨年まではここまでの収穫はなかった。
なぜかな?

今年はアブラムシの害がとても少なかった。
それで木がいつまでも元気で、小さいながらも上の方まで実が入ったのだ。

例年ではA級の莢を収穫するとその後すぐに木が枯れてきた。
アブラムシは成長点の付近に集中的に寄るので、木の寿命がそこで尽きてしまったということかな。

アブラムシの忌避、退治がソラマメ収穫のポイントだと良くわかった。

小さな莢が多かったのは摘花(果)作業をしなったからだろう。
家庭菜園でそこまでしなくても・・と軽く考えていたけどそれじゃ良品はできなかった。

2018年5月30日水曜日

ブロッコリーの葉に大穴

犯人はコガネムシ


防虫ネットの外から1センチ程の穴が1個だけ見えた時には、あまり気に留めてはいなかったが、突然あっちにもこっちにも・・

これはならじとネットを剥がしてみれば、そこにはテラテラと光るかなり大きな虫がいるではないか!

ここに2匹。

ブロッコリーの葉をコガネムシが食害

こっちに1匹。


まだこっちにも・・

ブロッコリーの葉をコガネムシが食害


これはフン。


株全部を細かくチェックして、とりあえず見つかったのは5匹。

1匹ずつ葉の上から引き剥がして踏み潰した。
こういう大きな虫は潰す時には抵抗が大きい、物理的にも精神適にも。

3月に植えたブロッコリーで、定植直後からネットを張って外からの虫は入れないようにしていたので、つい2~3日前までは惚れ惚れするほど綺麗だった。


どこかから飛んできたんじゃない。
土の中に居たんだ。まだ。

去年はコガネムシの幼虫が大発生して、じゃがいも大根も根に大穴が開き大変な被害だった。

それだから今年の春は土に殺虫剤を徹底的に鋤きこんで、やっつけたつもりだったけどま完全退治はできなかったようだ。

根や茎(地際)をやられなかったのは幸いだったが、成虫がこの後もまだ外に出てくるかもしれない。頻繁なパトロールを心がけねば。

元肥にバーク堆肥を使っているから、多分その中に卵があるのではと思う。
バークの代わりに牛糞や豚糞を使っても、虫の種類が違うだけでやはり害虫の卵はいるだろう。




2018年5月27日日曜日

ニンニクの収穫

なんとほぼ100%の収穫率!


5月25日、今年のニンニを収穫。
種146個に対して収穫球は143個、97.8%の収穫!

そしてできた球が全体に大きい。
生育が揃って、途中リタイアが数本だけだったことが結果に繋がったようだ。


これじゃわからないかな。
ノギスを当ててみた。
使い方が合っていなくて、写真では正確じゃないけど想像力で判断してね(^^;

最大球のグループ(実際は直径7センチぐらい)は、数で4割くらい。


最小球の(実際の直径は4.5センチ位)グループは1割弱。


真ん中サイズ(実際の直径は6センチ弱)のグループが5割くらいかな。


黒い土が付いた皮を剥ぎ取ってみれば


傍に置いたボールはゴルフボールより1回り大きなウレタン製のもの。
何に使うものか不明だがうちでは孫が投げては追いかけるオモチャ。

左のニンニクは頭のところがちょっと空間があり、やや気になるところ。
収穫がちょっと遅れた影響で、もしかしたら乾燥中に鱗片が開くのではとの不安もある。

どんなタイミングで収穫したかというところを、来年以降のために記録しておきたい。

1月前(4月中~下旬)に全部に立派なトウが立った。


ここで先ず不安だった(こんな大きなトウを作ってしまって、球はどうなっているか?)が、できてしまったものは戻れないのでトウは美味しくいただいた。

これはもう「収穫近し」のサインだったのだが、気づかず1ヶ月も経ってから気づいて慌てた。トウが立って10日~2週間が収穫適期と言われる。

結局収穫した時は葉がこんなに枯れていた。


これを全部掘り上げ、根だけ切って畑の縁に並べ丸2日。
葉の水分を抜いた。


球が重ならないように、且つなるべく小ぢんまりと並べる。


砂地なので楽に抜けるかと思いきや、なんの、スコップの出番。
狭い株間なのでスコップの先でだいぶキズをつけてしまった。

3日目。
球の表面に付いている土を軽く払って、茎を切って5球ずつ束ねて振り分けにし軒下にぶら下げる。


1セット10個なので14セット作って終了。
140個というとすごい数と思ったが、こうしてみればこれだけ。

去年は吊るした環境が悪くてずいぶんカビさせてしまったので、今年は上手くやりたい。
それから、芽が出る前に冷凍保存に切り替えること。

冷凍室に余裕があれば、冷凍したニンニクは使い勝手がいい。


今それからいつもは罹りやすいサビ病からも上手く逃れられた。
全く罹患しなかったわけじゃなく、収穫直前に少しやられた。


3月に1回だけ予防に殺菌剤を使ったが、この1回が奏功したとはちょっと思えず、菌の来襲が少なかったことと本体がしっかりしていたので防げたというのが正解かな。






2018年5月26日土曜日

植付後1月半でトウ立ちしたセロリ苗

店は注意喚起すべきでは?


3月半ばにあるタネ屋さんでセロリの苗を買った。

セロリは今まで何回も挑戦したけど、いつも収穫時がいま一つわからずに硬くしてしまった。

なんとかちゃんと育てて美味しいセロリを食べたいと思っていたので、98円の苗を見て値段に惹かれてつい手を出した。

下の写真は、植えつけてから半月くらい経ったもの。


こんなカードが付いていた。


このまま育てたら秋に食べられる、と読める。
ぐんぐん大きくなってきたと喜んでいたら、あら、トウ立ち!


エッ、エッ、エ?とびっくりだけど、考えてみたら3月にあそこまでになっていた苗は、種蒔きは冬。
そうなると、セリ科のセロリは5月頃には花が付く、当たり前に。

うちで栽培?中の野芹だって今は全部トウが立って硬く、食べられたもんじゃない。

花が咲いたら種ができて、この苗は終了。
じゃぁ、私は何のためにこれを買ってきたの?

種になるのを待ってその種で1からまた・・とも考えたけど、ちょっと腹が立ってきた。
苗を購入するということは、そのまま収穫にもっていくことが目的だよね、普通。
知っているプロなら、こんな買い方はしないだろう。

「これはすぐにトウ立ちして食べられるセロリにはならないですが、よろしいですか?」の一言が欲しかった。
大勢の客がワイワイし立て込んでいる大型店じゃない、お客は他に1人しかいなかった。

種なら手持ちがいっぱいあるので、わざわざこんなものを買うことはなかった。

名前も店構えもちょっと小じゃれた店で、1度行ってみたくて行ったのがこんなことに。
これを植えればタネが取れるから全くダメな品を売ったわけじゃない、のか。

でもタネ採り用の苗が売られているなんて聞いたことがない。
種を採る場合は育てた野菜の収穫が済んだものを使うものが普通だ。

もうあの店には行くまい。
店は客を1人失ったのだ、一時の98円のためにね。
私は98円も惜しくないとは言わないが(^^; 店側の姿勢が許せない。

僅かでも売る立場でもある私も肝に銘じなくては。

2018年5月25日金曜日

小かぶの虫害

犯行は複数、カブは虫にとっても魅力的な対象のようだ



地表面からは殆どわからないカブの穴だけど、スッと抜いてみるとあ~ぁ。


傷ついた被害者(物)を取り敢えず救出後犯行現場を当ってみれば、わずか40cm×20cm程の狭い範囲にヨトウムシ(茶色っぽいグレーのイモムシ)3匹、たぶん小さいコナガ(緑色でごく細長く小さいイモムシ)10匹ぐらい、ダンゴムシ多数。

割れたようになっているのは虫のせいじゃなく、採り遅れ。

実を食害したのはヨトウムシ、葉に穴を空けたのは主にコナガ、ダンゴムシは地表近くの葉も実もかじる。カブは人にも美味しいけど虫たちにとっても、とっても魅力的なようだ。

こういう虫を発見すると即座に潰してしまう癖があるので、このときも写真に収めていない。

記録をみれば、カブなのに1度も殺虫剤を使っていなかった。
ふわっと簡単にネットで対処していただけなので、当然の結果なり。

今季のカブは抜いて収穫してみるまでは、珍しくある程度の形になったことを喜んでいた。
これって根拠がないか。

カブは農薬も虫の穴も無しで収穫するのはできない相談。
葉に穴が開き出してから薬を使うと、日々の収穫に差し支えるから害が出る前に、つまり予防的使用になる。

これがなかなかね(^^;
人間、いや私には被害が見えないと腰が上がらないというルーズなところがある。


穴の掃除が面倒で、皮むきも大変だと昼食担当者がブツブツトと。
この虫穴がなければ、美味しく食べられたものを、残念(><)