2016年3月25日金曜日

冬ダイコンの保存方法 工夫でいろいろ

お彼岸が過ぎ3月もあと1週間弱で終わり。
そろそろ畑からダイコンの姿は消える頃で、ちょっと季節ボケの話題。

先日近所のオジサンから教わった知恵のもう一つは、ダイコンを畑で保存する方法です。


a)葉を根の付け根から切り離し、そのまま置く
この方法は去年知り、今年も僅かな本数ですが実行し、つい最近まで腐らせずに美味しく食べることができました。

こちらに来たらどこの畑にも丸裸のダイコンがニョキニョキ。
これがダイコンの保存方法であることを知らない人がみたら異様な光景。

他所の畑ですが、こんな具合です。



それがこのオジサンのダイコンは青々とした葉がそのままになっているのです。
トウ立ちしませんか?と聞くと、「芯を摘んであるから大丈夫だよ」と。

b)葉の芯を摘み取る
なるほど~。確かに芯を摘まれたらダイコンも花を咲かせることはできないなぁ。
トウが立たなきゃスも入らない・・・かなぁ?
芯を取っても葉がダイコンの水分を絞ってしまわないだろうか?
う~~ん、この方法はちょっと疑問あり。

c)葉を取り除いて土に埋める
土に穴を掘って埋めておいてもいいんだよなぁ、とも。

あぁ、そういえば私が育った地方では(長野)そうしていたっけ。
出来上がったダイコンの葉を取り除き畑に穴を掘って埋める。
その穴にダイコン、ハクサイ、ゴボーなどの冬野菜をまとめて入れ上に藁の帽子を被せてあった。

これは寒い地方だけのやり方かと思っていたけど、どこでも大丈夫なんだね。
数年前に一度ごく浅い穴に埋めてみたことがあるけど、腐ってしまった。
穴の深さが不足していたかな。


また機会があればオジサンにもっと詳しく聞いてみたいけど、今年の経験で「葉を切り取ってそのまま保存」で問題がないので、次回からもこのまま実行でいい。
  

いろいろなやり方があり、みんなそれぞれ工夫しているよ、とオジサン。

要は「工夫」なんだ。  こうでなくては、という場合もあろうが植物の生理や性質などを知り、自分の環境や都合や事情に合わせ工夫することが成功のカギか?
人の真似ばかりじゃ、条件が変わったらオロオロだものね。


畑に置くよりももっと長期に保存するには、「干す」ことです。
真冬に、出来あがったダイコンを葉ごと吊るして乾燥させます。

やり方は、ダイコンの葉の部分を縛って、軒下などの雨がかからない風通しのよいところに吊るしておきます。
待つこと凡そ3ヶ月。水が抜けてカチカチになりツィストした干しダイコンが出来上がります。




暮れ頃に干すと畑に大根がなくなった頃これができあがります。

どうやって食べるかというと・・
このままでは包丁の刃がたちませんから、先ずは全体を水の中に入れて柔らかくなるまでおきます。
柔らかくなったら煮るなり炒めるなりして調理してください。

調理方法に応じた大きさに切ってね。


日なた臭いとも思いますけど、味が濃縮されていて美味しいですよ。










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