2017年5月19日金曜日

農薬を予防的に使うー病気にさせない野菜づくり

目からウロコです。
そういうことなのか・・

ジャガイモ 疫病

結論から言うと
 「殺菌剤には『予防剤』と『治療剤』があり、病気に罹ってから予防剤を使ってもまず効果はない」
ことがわかったこと。

こんなことも知らずに使っていたことがハズカシイ・・


農薬を使わない農法では、病気にならないよう健康な苗を作ることだと言われます。
ヒトの健康についても同じように言われますから、もっともなことだとも思います。

でもずぼらな私は行き当たりばったりで、病状が出てからアタフタしている。
状態を見ても何の病気かも判らない。

解らないままに、表面の説明だけを読んで殺菌剤を数種類買い集め、適当に使って「対処した」こととしていた。
結果は、推して知るべし。

野菜の病気に対処するには殺菌剤を使います。
種類はいっぱいあって、おおいに迷います。

家庭菜園での農薬使用は結構高価に感じます。
従って選定基準の一つに比較的安価なものを入れていたのですが、治療剤に比べれば予防剤のほうが安いのだそうです。

だから結果として私の手持ち品は、殆どが予防剤でした。

病気になって発熱しているのに予防注射をしたって、治りませんよね。
薬代、診察料、エネルギーの無駄使いです。

例えば、これ。
ジャガイモに疫病らしき症状が出て、この薬を指示通りの希釈で散布。
ダコニール1000
やはりこれは予防薬でした。

このダコニールを、もっと早くに(病気になる前に)使っていれば疫病には罹らなかった。そうだったのか!

でも、予防の時と治療の時とを使い分けすべきなら、薬品の使用説明書になぜ書かれていないのでしょう?

病気に罹ってしまったらその治療はできない、又はとても難しい。
「ウィルスに感染したら直らない」ということは聞いてはいたけど、こういうことでしたか。

幸いなことに病気の経験はいっぱい。
病名は推定でしかないけれど、過去の記録を見ながら虫害か病気かぐらいの区別はできそうだから、今後はこの予防剤を使えばいい。

結果次第ではあるけれど、無駄使いではなく、宝の持ち腐れであった、と。

知らないことがいっぱいで、次から次へと「あぁ、そうなんだ!」が出てくる。
これが出てくると俄然やる気も起きる。

楽しくなります。


インターネット上で見つけたページは、とても興味深いものでした。
殺菌剤の使い方が解りやすく書かれていました。

ふと見つけたこのサイトですが、家庭菜園で農薬を使用中の方には一読をお勧めです。
参考記事

読めばわかりますが、プロ向けの解説ページなのですが私のような素人でも理解できるよう解説され、具体性もあります。


残念なことにサイトの運営者が表示されないのですが、内容を見る限りいい加減なものではないでしょう。




2017年5月17日水曜日

生姜を植えた

生姜のタネを買ってきてからチェックしたら、植時は5月上旬までとなっていた。
遅かったかな。


上旬が中旬になったからって、これくらいの差は芽が出ないとか育たないとかは無いだろう。今ここの地温は20~25度ある。
早過ぎて目が出ずに腐っちゃったことはあったが。

1袋/450gで638円。これで値下げ品。
正価は700~800円というところかな。
生姜って高いね。

高知県の太平洋側の地方や宮崎県が産地であるように、ごく限られた一年中暖かい場所を必要とするので、この辺だって限界かも知れない。

植え方は、1片を50gくらいに割って芽がでているところを上側にして植えるようにと書かれている。


こんな風に芽が出始めていたら、芽が下になたならないように寝かせて置く。

芽がまったく見えない塊もあって(あ、値下げの訳はこれ?)、それはどこで割ったらいいかわからないのでその大きな塊のまま、たぶんこの辺から出そうと思うとことを上にして植える。


結果6株分にして埋めることになった。

450gを6個にしたのだから、1個当たりが大きい。
種が大きいのだから大きな株になるかな?


生姜は「直射日光が苦手」と書かれたサイトもあれば、種に添えられた説明書には「日当たりのいい場所に植える」とある。
「乾燥させない」というのはあちこちにある。

土の中じゃないけれど、冷蔵庫に入れた生姜はちょっと忘れているとカビたり腐ったりしているか、はたまたミイラになっているか・・・

「取り扱い要注意」の神経質な品ナリ。

で私的な総合判断?では、土から上にある部分は工場なので日当たりが欲しいが、ショウガとなる根は乾燥させてはいけない、ということではないだろうか。

ということでこんな風でどうだろうか。




2017年5月15日月曜日

じゃがいも モザイク病か

ジャガイモの葉に茶褐色や黒っぽい斑点ができている。
あっちにも、こっちにも。

こんなふうに。

じゃがいも 疫病か

こんなふうに。

ジャガイモ 疫病か

どうも疫病(モザイク病)のようだ。

他所の畑にも同様のジャガイモはよく見るし、今までの経験でもほぼ毎年のようにある。
でもそれは大概収穫直前だったので、そのままにし見過ごした。

今回は収穫までまだ一月くらいありそうに思う。
実にも影響するらしい。

1株や2株じゃない。
傷のない株のほうが少ないくらいだ。

疫病だとすると、今更治らないと聞いている。
薬で止められるとする説も散見する。

手をこまねいていても仕方がないから、殺菌剤(ダコニール)を散布した。
しばらく続けてみよう。

疫病は、アブラムシか種にした芋が元々菌を持っていたかだという。

アブラムシは気が付かなかった。
種芋は殺菌してから植えた。

生育中に湿気が多すぎても出る、とも。
異常と思えるほどの雨は降らなかったように記憶する。

何だったのかなぁ。


収穫までどのくらいになりそうかと、ちょっと土をどけて芋の具合を見てみたけれど、まだ卵大。
でも今のところつるんとして白くきれいだった。

収穫は、持って来月の半ばくらいになりそうだ。
殺菌剤で進行が止まってくれるといいんだけど・・・。



2017年5月14日日曜日

トウモロコシの定植

昨日はほぼ一日中雨、一時はかなり強く降った。
そして今日は晴れで風も弱い。

植付けには抜群のタイミング。
4月16日に種を蒔いたトウモロコシを定植した。

1箇所基本2本植えで、22箇所。
予定通りなら44本できる筈。

トウモロコシ 定植

品種はスィートコーンの「おおもの」といって、「甘さもサイズもヘビー級」なんだって。
元肥は事前に牛糞、鶏糞、ヌカをしっかりほどこしてある。もちろん石灰も。

吸肥力が強いということは、つまり肥料を沢山必要とすること。
今年はこのところを今までとグンと変えてみた。

定植時の株間は30cm。
列間は70cmくらいという説明だけど、そんな畝幅は無いのでいつもやっているようにやはり30cmで植えた。

仲間同士で花粉を飛ばす、あるいは自家受粉するのだ。
方法は風媒。

そのためには最低2列はないとできないと言われる。
3列以上でやったことはないけど、2列あれば何とかなる。

何で2本植えかというと、危なくて、不安でとても1本にはできなかったから。
育苗中に強い風に吹かれて、根が持ち上がって切れてグラブラしているものがいっぱいあるのだ。

こんな状態になっていた。

トウモロコシ 風害

この白い細い部分は「根」だった。
風に持ち上げられてしまったみたいだ。

半数近くがこんな状態で、泣きたいようだ。
種を買い直して初めからやり直そうかと考えたけど、まだみんな生きて成長はしているので、ひとまず植えて様子をみようとなった。

新しい根が出てくるように、上まで土を掛けて深植えにし、しっかり押さえた。
もちろん植え穴にはオルトラン粒剤を混ぜ、土からの殺虫対策もしっかり。

これでしっかり成長してきたら1本に減らそう。
そうできることを願う。

植え付け終わったらネキリエースという、これまた殺鼠剤みたいな殺虫剤を下部の周りに撒いて幼苗が切り倒されないように予防。
せっかく根付いたと思ったら、ある日突然倒れている・・なんてことにはしたくない。

根切り予防薬

暑かった去年は7月前半には収穫になってしまったが、今年はどうかな。


2017年5月13日土曜日

カブの肌がでこぼこ 多分キスジノミハムシの害

抜いてみると、白くツルンとしている筈のカブの表面が凸凹している。

カブがでこぼこ キスジノミハムシ

ナメクジでは?と調べたけれど、それらしきページは出でこない。
いろいろ検索し、これだと思ったのは「キスジノミハムシ」。

実が大きくなってくる前に、葉に針の穴のような小さな穴がポチポチ空いていた
その時に犯人不特定のままマラソン乳剤とモスピランを散布したら、すぐに止まった。

それで安心していたが、抜いてみたらボコボコ。
葉だけじゃなく、土の中でも活動していたんだ。

株がまだ小さいときに食害するので、実が大きくなるに従って傷口も大きくなる。
地上部分だけに薬をかけてもだめで、土中の虫をやっつけなくてはいけなかったということのようだ。

キスジノミハムシは大根の葉などにもよく見かける1~2mmの小さい黒い虫。
捕まえようとすると、ぴょんと飛ぶ。

そうだ、大根を抜いたときにも似たような傷跡を見ることがある。
そうだったんだ。

このカブはこの次は秋口まで蒔けないので、今回は諦める。
そのときには上手くやろう。

幸い皮を剥けばその下は異常なし。
家庭で食べるには問題ない。

2017年5月12日金曜日

ソラマネがそろそろ収穫適期-試しどり

お豆の季節だねぇ。

キヌサヤ、スナップエンドウ、グリンピースそしてしんがりはソラマメ。
できるべきものはできたのか、莢が全体に垂れてきた。

収穫が近いソラマメ

こんな具合に。

サヤが垂れ下がったソラマメ

スジがはっきりとできている莢で、触ってみて硬めのを2本取ってみた。

完成していそうなソラマメ


サヤを割ってみると

そら豆の試しどり

おぉ、いいねぇ。
一寸というほど大きくはないけど、そろってできあがっている。

たった4粒だったけど、塩茹でで試食。
う~ん、ケッコウ、結構。

外見は完成しているように見えても、外から押してみるとまだフニャフニャしている莢が多いので、まだ本格的な収穫にはならない。

少しずつ食べ進むにはちょうどいいかな。
焼きソラマメがとても美味しいそうだ。
この次は試してみよう。


2017年5月11日木曜日

トマト定植のタイミング-花が付いた

植え付けのタイミングを待っていたトマトに花芽が付き、開花した。

こちらはホームセンターで買った大玉「ホーム桃たろう」が2本。

購入したトマト苗

大玉トマトの花芽


こちらは種から育てた中玉トマト2本で
これと

種から育てた中玉トマト 着花

これ。

育苗した中玉トマトに花芽

風のせいか茎があばれてくねくねと曲がってしまったが
もう開花している。

これら中玉は3月4日に蒔いて、保温して、発芽したのが11日。

中玉トマトの発芽

こんなか細い頼りない芽だった。
蒔いた種は全部出て、その内の2本を選抜し今日に至ったもの。

味的にはそれほどのものじゃない(好みに合わない)が、種から育苗したことに達成感があり愛おしい。

購入した大玉に花芽が付くのを待って、ようやく定植となった。
植え付けの前日に殺菌剤(ダコニール)と殺虫剤(プレオ)とで灌注処理をした。

トマトはうどん粉病が出やすいのと、去年はオオタバコガにやられて収穫ができなかった経験がある。

予定の畝に植えつけた。
今年はネットは止めて有り合わせで便利な鉄筋支柱に沿わせることにした。

これが桃たろうの方で、赤い←に花芽がある。

トマトの植え付け


花芽を手前にして植えるトマト

こちらが中玉。黄色い花が見える。

トマト 花芽の向きを揃える

花芽、花房はどれも同じ向きにし作業しやすい側に向けて植えてある。
それで花が付くのを待ったのだ。

トマトは第1花が付くと後の花房は全部同じ側に付く性質があるので、作業位置のしやすいように植えつけるのが一つのコツ。
知ってみると面白いもんだ。

上穴に粒剤の殺虫剤を入れて植えつけたら、支柱に固定する。
それから、せっかく付いた花芽だけど第1花は摘除、つまり取ってしまう。

勉強不足でその理由はここに披露するほどには解っていないが、キュウリもナスも同様にするそうだ。

ついでに中玉の方はボサボサとわき芽も伸びていたのでそれも取って、すっきりとなった。

トマト第1花 摘み取り

下を向いたようになっているけれど、そのうちちゃんと上に向いてくれる。

これで植え付け終了。
根が活着するまで水枯れに注意し、第2花が付いたらホルモン剤の付着になる。

ということで、はい4本整列。


今日は暑い一日だった。
午後2時にうちの温度計で27度、静岡(のどこか?)は30度だったとのこと。

予報でも気温が上がる、と出ていたので植え付け作業は夕方にした。
トマトは高温が大好きだけど、新居に移るときには気を配ってやらなきゃね。