2017年4月28日金曜日

細長い春キャベツ

10月に蒔いて半年、ようやく収穫期を迎えたキャベツだけど何だか変な形になった。

縦に長いキャベツ

いきなりトウ立ちだろうか。
「ある程度の大きさで寒さに遭遇すると花芽が分化する」のがトウ立ちの原理なのだ。

花芽の分化とは、こういったものの場合つまりトウ立ちのこと。
ある程度の大きさってどの程度かわからないのだけれど、このキャベツは秋に蒔いて今収穫だから小苗から葉の数10枚そこそこで冬越している。

アブラナ科の野菜は春暖かくなってくると花が咲くものが多いし。
もっと早くに収穫しなきゃいけなかったのかな。

ドキドキしながら包丁を入れる。

トウ立ちはなかったキャベツ

大丈夫だ。
芯の先が少々怪しいけどね。

外葉の数枚が頂上で立ちあがってしまっているんだ。
伸びようとする成長が旺盛で、巻き込みが間に合わなかったみたいに見える。

出来上がるまでに時間がかかるけど、待つだけで、防虫など他に手がかからないこの時期のキャベツはトウ立ちさえなければ、安心して畑で待つことができる。

柔らかくて瑞々しく、千切りも楽にできて、生でたっぷりいただきました。

2017年4月26日水曜日

ジャガイモの芽かきと土寄せ

ジャガイモの生育は速い、もう蕾ができている。
去年の記録を見ると、やはり同じ頃だった。


今年が特に早いわけじゃないようだ。
背丈は20センチを越えて、ちょうど間引きサイズだ。


枝がいっぱい出ている株は2~3本にして芋の数を減らし、1個を大きくするため。
抜きたい枝の地際を片手で押さえながら、別の手で引き抜く。

こちらが間引き前


間引いた後はこうなって、散髪後みたいにスッキリ。


ズルッと抜けたり、ボキッと切れたりするけどどちらでもいい。
おお、もう大豆大のジャガイモができている。

今年はどうしたことか枝の数が少なく、抜くべきものは僅かで簡単に終ってしまった。
どっちみち抜いてしまうのだから、少ないからって困ることじゃない。

芽欠きが済んだら根の周りに土を寄せる土寄せ作業。
せっかくできた芋が土の上に顔を出さないようにする作業だ。

土から顔を出すと、芋は緑色になって食べられなくなるからね。
あの緑色の部分は、芽と同様に天然毒素(ソラニン)を持っていてその部分は食用にはならない。

光に当るとできる毒素でその部分を除去すれば大丈夫だけど、毒は作らない方がいいよね。
人の肌が陽光に当るとできるのはメラニン。
これも女性から見ると毒素で作らない方がいいよね。

ということで、鍬で根元にその外側にある土を寄せる。
(忘れなければ)そのときに化成肥料で追肥するといい。

後は収穫を待つだけなんだけど、花がやけに多いような・・・
いつもなら1~2割りの感じだけど、ほとんど全部にできている。

収穫に影響するだろうか。

2017年4月25日火曜日

部分マルチで地温を上げる

トウモロコシと同一のセルトレーに西瓜とマクワウリを蒔いて、トウモロコシはとっとと芽を出したので外に出したいけれど、スイカにマクワはまだ熟睡中。

トウモロコシは外で陽に当てたいけれど、スイカとマクワはまだ温めたい。
トレーをカット?う~ん、型が崩れるだろうな。

困って、考えてこうしてみた。


これが良かったかどうか凡そ9日で発芽開始。


カメラ角度が90度違っちゃったけど、上の画像のトレーと同一のもの。
スイカとマクワウリが小さな芽を出している。

が、出ただけで喜んでいてもだめで、植付け後の地温もそれなりに必要。
そこで一般的には畝全体にポリシートを張ることになるる訳だけど、1畝、2畝そっくりマルチするほどのスペースが取れないので、このようにしてみた。


30cm角くらいに切った透明のビニールシートをパッチワークのように畝間の端に置いた。植えるのはここ。
植えつけるスペースの土だけを温めようという訳。

植付けまで3~4週間。
それまでこうしておけば土が温まるだろう。

実はこれ近所の畑で似たことをやっていたのでヒントにして真似たのだ。

そこでは肥料の袋をいっぱい並べて畝の天だけを覆っていた。
去年もその風景をみたが、ピンとこなかった。

色とりどりの肥料袋を何枚も並べて小石で押さえていた。
どう見ても美しい絵ではなく(ごめんなさい)、何をしているのだろうぐらいに思っていた。

その人は少しずつ多品種を栽培していて、お金を掛けずに工夫しているのが見てわかる。
ハタと保温だと、気づいた。

畝をそっくり覆わなくても、これでいいのか!
そこから今回の「部分マルチ」を思いついた。

我ながらいい案だと、今は悦に入っている。
どこかで何かが抜けていたりするんだけど・・・。

上の画像のようにメッシュの箱の天井にだけフィルムを張っただけでも、中は40度にもなってるので、たぶんこのやり方でも地温を上げることはできそうだ。


2017年4月24日月曜日

落花生の種蒔き

発芽適温(地温)は20℃前後、4月下旬あたりからというのが去年買った種の説明。
その種でできたマメを種として使うのだから、もうズバリ適期だ。

去年の収穫時に、よくできた豆を選んで陰干し乾燥して保存していた。
品種は「千葉半立」。

自家採取の落花生の種 千葉半立

去年は畝が空かなかったので5月下旬まで待っていたので、ついのんびり構えていたが今年は前作も数日前に終り、もういつでもいい。

これの殻を割って取り出して、種として十分なものが46粒だった。
去年買った1袋は45粒入りだった。その中には割れていたものもあった。

落花生の種

この中から30粒を選び、セルトレーに入れた土をよく湿らせたら1セル1粒ずつ置く。
種が大きいから作業は簡単。

落花生の種蒔き

土の量が少ないかなぁ、と感じるけれどポット30個は扱いが大変なのでこれで行くことにした。なるべく早めに植えつけよう。

タネを軽く押し込んだら上からも土を被せて、もう一度軽く押さえて完了。
土は種蒔き用土に海砂を少し混ぜて水の浸み込みを良くし、且つ増量も兼ねて。

最後に乾燥防止と遮光を兼ねて新聞紙を被せる。

蒔いた種の乾燥防止に新聞紙

これで発芽を待つ。
去年は1週間だった。この時期だから似たようなものじゃないだろうか。

去年収穫した後に土中に忘れられていた落花生が、自然に芽を出していた。

自然に芽を出した落花生

元々生命力が強い種なんだねぇ。
この場所でいいなら、収穫時にそのまま埋めておけば翌年もそれでOK、とは行かないかな。


2017年4月23日日曜日

ソラマメのアブラムシにも牛乳 効果なし

ソラマメに集まるアブラムシって避けようがないのだろうか・・・

アブラムシ発生のソラマメ

セロリに発生したアブラムシが、牛乳を散布することで簡単に駆除できたので味を占めてソラマメの緑色のアブラムシにもシュッシュッとやった。

アブラムシに牛乳を吹き付ける

すぐに動かなくなった。
牛乳のタンパク質が作った幕で、その日は死んだように見えた。

1~2日後も変わりなく、いや増えている・・みたい。
ちょっと揺らしてみた・・あ、動く。

仮死状態になっただけ?
それとも死骸とは別の固体が更に集まったのか?

とにかくソラマメについた緑色のアブラムシには牛乳は効果がなかった。

牛乳が掛かった虫は窒息死したとしても、乾いて固まっただけのところに次から次に飛来(?)したら、牛乳はずっと掛け続けていなくてはならない。

指先で払い落とす程度じゃ間に合わないような状況になったら、牛乳なんて生優しいことをしていてもだめなんだ。

アブラムシは病気を持ってくるから放って置けない。
薬の出番かな。











2017年4月22日土曜日

トウモロコシが発芽

トウモロコシが一斉に芽を出した。

トウモロコシの発芽

種蒔きは4月16日。
品種はスウィートコーンで1代交配の「おおもの」。


本当にこんなに大きなトウモロコシができるのかナぁ。
事の行きがかり上、選んでしまったけれど結果はいかに・・

各セルに2粒ずつ蒔いて、44セル。
発芽適温(地温)は25~30℃と、わざわざ断り書きを貼り付けてある。

裏に小さく書いてある注意書きだけだと、「出ない」と文句を言われるのかしら。
まぁ、私も書かれている説明をちゃんと読まずに突っ走るので、他人事ではないけど。

昼は25度を超えることが多くなったが夜の温度が適温までないので、セルトレイは終日屋内(21度)に置いた。

細かいことを言うと、この種も埋める時に向きがあるように書かれていたのを何かで見た記憶があるけど、どっち向きなのかは忘れたのでランダムに埋めた。

どうやらその説は関係なかったみたいだ。
畑一面に栽培する場合はそんなことしていられないものね。

芽が出たのでそろそろ肥料(鶏糞)の鋤きこみをお願いしなくては。



このところネギ類の成長が旺盛だ。
貧弱でどうなることかとハラハラさせたタマネギが、今まで経験がないほど立派な葉になっている。

茂っているタマネギ

今度は上の成長が良すぎてこれまた心配になった。
でも、まだ球にはならないが、膨らみ始めている。

地際がしっかりと太ってきたタマネギ



ニンニクもかつてなくしっかり伸びている。
少々混んでいるが。


育苗中の一本ねぎもピンと上を向いて元気だ。


九条ネギは、ぼうずができて芯は硬くなっているが葉はやはり元気に成長中。
葉だけなら今も食べられる。







2017年4月21日金曜日

ブロッコリーを灌注処理をしてから定植

ずっと待っていたブロッコリーの定植がようやくできた。
ポットに種を撒いて育てていたブロッコリーを畑に定植。2mほどの場所に5本。
少々窮屈かな。

ブロッコリーの定植


予定していた畝が空かなくて、播種から64日にもなってしまった。
間に合わないと考えて、途中で苗ポットを1周り大きなものに移植。

そして今日ポットから外してみると


やはりずいぶんな根の量だ。
ポットを大きくして正解だったようだ。

このところ何ヶ月か育苗した苗を畑に植え付けるという作業からご無沙汰だった。
去年覚えた「灌注処理」のことをすっかり忘れかけていて、危なくスルーするところだった。

畑に植えつける前のまだポット苗の時に、適正に薄めた農薬を水遣りをする要領で本体と土にかけてやること。

そうすることで薬が苗に浸透し、定植後の2~3週間は何もせずに病気や害虫を防ぐことができるというもの。

今回のブロッコリーにはプレオという殺虫剤を灌注した。
殺菌剤は、経験上ブロッコリーには致命的な病気は出たことがないので入れなかった。

植えつけるときには更に土にオルトラン粒剤を混ぜ、土の中にいるかもしれない害虫の害から守るための処置も。
せっかくここまで育てた苗だから、念には念をと。


ブロッコリーはアブラナ科。キャベツと同じでウワバ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシたちの大好物なんだ。

モンシロチョウもモンキチョウも見かけるようになったから、今日使った農薬の効果がなくなる頃には防虫ネットも張らなくてはいけない。

風に振られて弱るのを防ぐためと、やたらと茎がグニャグニャ曲がるので割り箸で支えもした。

ブロッコリーの定植

これでまず1つの懸念が解消。