レタスの種って小さいので、ポット1つに種を3粒蒔くことって細やかな神経が見当たらない私にはとても難しい。
ダイコンの種と比較してみるとよくわかる。
左がレタス、ニンジンの種とよく似ている。同じキク科なんだ。
右の赤っぽいのは比較対象でダイコンの種。
播種の手順としてはいきなり土に埋めるのでなく、先ず水に1日浸ける。
ホウレンソウと同様に発芽し難い種なので、この措置は外側の発芽抑制物質を除去するためと思われる。
その後は布か紙で余分な水気をふき取って
ポリ袋などに入れて冷蔵庫へ。
今はまだ気温が高いのでこうして種を冷やしてから蒔くと芽が出やすいのだと。
レタスは発芽(生育も)適温範囲が狭いのでのんびりと涼しくなるのを待っていたら、チャンスを逃してしまうので、種屋さんに教えられてやってみた。
温度が適温まで下がる前に蒔きたいときには、種を冷やす・・これは私にとって初めてのやり方。
春早くに蒔く種は、お風呂に入れたり腹巻の中に入れたり、蒔いたポットやトレーを暖房したり・・と温めて発芽を促進させることをする。
こういうことで首尾よくできれば、少々面倒だけど面白いものだ。
さて3日目にしてようやく種蒔き。
レタスの種は小さいだけじゃなくとても軽いことも有って、蒔きずらいのだ。
ポリポットに播種用の土を入れてたっぷりと水を含ませて、土全体に浸み渡ったら表面に種を置く。
指先で1つずつはつまみずらいので、ピンセットをつかうといいが、これも先を土に付けると濡れてしまって種が離れなくなるので、必ず土の上に「落す」ようにする。
落し終わったら新しい播種用土でごくう薄く覆う。
この時は指先で土を摘まんで振り掛けるようにするのがいい。
レタスの種は発芽に光が欲しいので、厚い土で覆うと芽が出ない。
「種が見え隠れする程度」がいい、という。
掛け終わったらいつものように軽く上から押さえておく。
土と密着させるというのも発芽の大事な要件だ。
でも湿気は必要なので、蒔いたポットはトレーのようなものに受けて新聞紙で覆い、発芽まで乾燥しないように管理する。
毎日様子を見て、土が乾いたら新聞紙の上からジョウロで水をかけるか、または下から水を吸わせる。
これで4日前後で芽が出てくる筈。
そうしたら新聞紙は取って、明るいところで育苗開始。
植えつけられるようになるまで結構時間がかかるのだけど、今回はどうかな。