2018年6月21日木曜日

ナスはもうテントウムシダマシの被害に 

まだ1つも収穫にならないのに、いきなりこんな姿に・・
この時には丸い穴がいっぱいで


2~3日経つと、こんなふうにハシゴ状のカサブタになっていた。


実だけじゃない、葉はもっとひどいことになっている。


ナスはそう繊細なものじゃないし、ここまで育てばとか、ちょっと油断していてふと気が付くとこんなに穴だらけ。

雨後の曇天の朝、傍にしゃがみこんで観察すると小さいテントウムシダマシが葉のあちこちに数匹、ノソノソ動いていた。
捕まえようとするとポロッとおちるのだが、今日はおとなしく捕まった。

スイカの種よりもっと小さい丸い虫、いつも見かけるものより2回りくらい小型だ。
種が違うのか年齢がまだ若いのか、いずれにしても現場にいたのだから彼らのシワザには違いない。

この虫はナス科に寄ってくるらしい。
そうだ、ジャガイモにもいつもいる、特に地下の芋が出来上がった頃になると葉に穴が開きはじめて、収穫期の目安になっている。

そんな時期の被害だからジャガイモに関しては無視できるムシなんだけど(^^;
ナスはこれからだからまずい。

調べたら米ぬかを薄く振り掛けると寄り付かないとか。
もう寄り付かれてしまったから、先ずは農薬で退治しておいてから米ぬかを撒いてみようかな。

ちょっと調べていたら、テントウムシダマシというのはニジュウヤホシテントウと同一なんだって。

テントウムシ益虫でテントウムシダマシ(=ニジュウヤホシテントウ)は害虫なんだけど、先日は星が2つのも見たけどこれは益虫か害虫か?


ナスの受難、もう一話。

3本仕立てで1枝1果法というやり方で行こうとして、剪定をまちがえて、伸ばさなくてはならない枝の先端をいくつも切ってしまった。

他の側枝が伸びるのを待って、始めからやり直しだ。
初なりを既に収穫できた株だったのに、残念。

今年のなすは多難な船出になった(><;

2018年6月20日水曜日

晩生タマネギ(ノンクーラー)の収穫 

苗を植えつけてから6ヶ月余り、種蒔きから数えれば8ヶ月あまり。根付いてからの管理手間は殆ど掛からないけれど、時間が掛かる作物の代表選手。

今年の収穫日は6月9日。
全体がこんな状態になった時期に、空模様を見ながら収穫決行。


もうちょっと倒れてからでいいかと思ったけれど、3日前に梅雨入りしたのでいつまでものんびりはできず、天気予報とにらめっこしながらだった。

大きさにバラつきがでる


砂地なので楽に抜けるかと思ったが、現実は移植ゴテの助けも借りての作業となった。
こんな細い根なのにしっかりと地面を掴んでいるのは驚きだ。
種蒔きから始めた晩生種のノンクーラーが出来上がりで200個余り。


抜いてみると、大玉と小玉の差が大きく小玉の数も多く意外な結果に。
そして縦長の形も多く、これはこれから太るものだったのかも。

が、長くて大きくなっていたものの中にはトウ立ちしているものもあったので、よくわからない。

球が地上に持ち上がって来るまでは、とてもいい出来具合に見えていた。
一時ウィルスにやられたかと不安を抱いたが、症状は広がらずその株も萎れたり枯れたりもせずにゴールイン。

できた球の形や大きさはいろいろになった原因は、苗の出来具合が良くなかったことが大きいのでは・・


育たないかも知れないと思えるような極小さい苗は、2本を纏めて植えてみた。
その結果がこれ。


できなかったものもあったが、それなりの大きさに出来上がっていた。そうするとかなり小さな苗でも育つということだねぇ。

でも不安を取り除くという意味でも、時期は植付までにもっとしっかりした苗に育て上げることだ。

育てた苗が使えないかと緊急に買った苗も、仮植えに失敗し生き残った僅かな苗を栽培した結果はこれ。


手を尽くしてみたけど次々に消滅し、これだけしか残らず隙間だらけになったからか最後まで行ったものは大きく育った。
植え付け時の様子はこちらで


翌日も雨はなかったので、そのまま外で丸1日乾燥させて


その後は軒下に吊るして、初夏の大仕事はこれで1件落着。

2018年6月19日火曜日

大玉トマトにビニール傘

いよいよ梅雨本番かな、明日は豪雨との予報。
その後もずっと傘マークが続く。

順調に育っているトマトが危ない。

今はきれいに育っている「桃太郎」


こちらは色づき始めた「米寿」


いつもやっている方法で、でも結果は裂けてしまうのだけれど、せめてもの対策でヘタの窪みに水が貯まるのだけでも防ごうとポリ袋で傘を作った。



経験上から、大玉とまとは水に弱いからハウスがないときれいにはできない。
原産地がアンデスの山地だから、強い光と乾燥した土地がいいのだと。

日本の、しかも梅雨期を過ごしての栽培は路地では無理がありそうだ。
上からだけの雨を避けても、地面に浸み込んだ雨水を根が吸い上げてしまうから結局実が裂けて、そこから腐敗してしまう。

根の周りにフィルムを張って雨をはじいたら、どうだろうか・・
トマトの根ってとても旺盛に伸びているから、水を吸い上げる根の先端は遥か遠くなので、僅かな面積でカバーしてみても役に立たないだろう。

だからこんなふうにしても悪あがきでしかないけれど、何もせずに手を拱いているよりはという訳。
もしかしたら、今色付いている1つは完璧な姿で収穫できるかも、なんて理屈が通っていない(^^;



2018年6月18日月曜日

九条ねぎ 刈り取り収穫で新葉を更新

九条ネギを根元から抜き取って、残った株が分げつして新しい葉に更新されることがこの間わかった。

そうやってどんどん消費していたら、分げつが間に合わず残りが心もとなくなってきた。
なので今度は葉を刈り取ることにした。

この方法でも新葉を更新できるのだ。
鉛筆ぐらいの細いコネギなどは、そうやって収穫するのが普通のようだ。

刈り取り後の成長はめざましい


刈り取って3日後のネギの伸びがわかるのがこの写真。

ネギの生命力

左端のが刈ってすぐ、右側の株は3日前に刈り取ったもの。
3日でこんなにも伸びたのだ。

伸びながらも更に分げつした新芽も覗いているのがわかる。


とても柔らかそうなネギ。
白く甘い部分は無いけれど、こうすれば夏に柔らかいネギを食べることができるのだ。

今スーパーで売られているネギは北の地方で作られたものだろうか、それでも硬そうな葉をつけた根深ネギ。
近隣で最も安い店でそれが1本100円。

店頭で鉛筆サイズのコネギはたまに見ても、なぜかこのような九条ネギは見ない。
私が利用する店にはないけれど、他の店では置いているのかな?
理解に苦しむ現象だ。

うちの無人販売ではお役に立っているようだ。

 


2018年6月17日日曜日

日川白鳳(もも)を初めて収穫

3年目の桃、初収穫


アンズに続いて桃(白桃)もできた。

日川白鳳 完熟での収穫


早生種の「日川白鳳」。
美味しそうに赤く色づいているけれど、この皮の下は真っ白な身。

落ちる寸前まで木に付けて置いての収穫。
硬くなく、柔らかくなり過ぎず最高の味になった。

病気や虫害に気を配って、担当者が本と首っ引きで数回の農薬散布やら袋掛けをしてここまで漕ぎつけた。

病気で怖いのはウィルスによる縮葉病なので、これの対策には冬場にイオウ合剤。
実が着いてからはとっかえひっかえの殺虫剤を噴霧。専用の袋を購入して袋掛けも。

この品種は早生なので実は小さ目。
桃というのは管理が難しく、素人には虫害が出る前に収穫できるこの種類が向いているとプロから教わって植えたもの。

それでもいくつかには虫が入り込み、穴があいたり落下したり。
そんなものも含めて凡そ40個生らせた。


春の花の時期にはそれはみごとな姿を見せてくれた。
満開時の画像が見当たらず、とりあえずこれ。


その実を摘果するのも、結構な手間だけど楽しそうだった。
それから凡そ80日。

楽しみに待って今日の収穫。
口にした時は感慨ひとしお。

完熟状態にまで木で管理しての収穫なので、ぐずぐずしていられない。
2~3日で収穫を終られなかればならない。

40個のうち既に10個くらいは(虫害で落ちたので)二人のお腹におさまった。
今日は16個を息子のところに送り届けた。
明日は孫の笑顔がネットで届くことだろう。

後は特定の行き先はない。
「無人販売所」にも出してみたけど、果たして?

来年までにもっと繁盛する店にしないと、この美味しい桃が消費しきれなくなりそうだ。


2018年6月10日日曜日

あんず3個収穫

番外編で果樹。

苗を植えてから確か3年目。
初めて収穫できた3個。

アンズ 初めての収穫

この色!
私の記憶にあるアンズはもっと黄色っぽくてもっと小さくて・・・

品種が違うようだ、改良されてより食欲をそそるアンズになったのだろう。
生の杏を口にするのって子供の頃以来。

市販されているのを見たこともない。
生で流通しているのは全部でたった80トンだそうだ。

かつて実家の庭に植えられていて、その木に登ってもいではおやつに食べたものだった。
今も花の見所として千曲市が有名だけど、他に産地は無いのだろうか。

3つの杏が樹上で熟し、ポトッと落ちた実を食べた。
記憶にあるものより味も風味も薄かった。

はっきりした味や風味は避けられるらしい今風の趣向に合わせて変えられたのだろうか。
ちょっと寂しいけど、ほのかに甘酸っぱい香りは懐かしい。

春には、それはみごとな花を見せてくれた。
しかしまだ木が小さいので、実ったのは3つ。

来年はいくつ生るかな。

初めて実った杏

2018年6月9日土曜日

ジャガイモの収量はいかに 施肥量を変えてみた その3

この結果はどう判断したらいいか。。



今まで私が栽培してきたものはどれも肥料が足りないのではないか、という話になって、それじゃぁ今年はどれもうんと増やしてみようことに。

その手始めで3月に植えたジャガイモは、肥料を通常の量とその9倍にしたものとを栽培し結果を見ることに。
ジャガイモは肥料が多すぎるとツルボケになり収量は減るのは常識と思っていたので、無駄な試しと思ったが、全てに試すということにしたのでまぁやってみることに。


施肥量の境目を中心にして左右の状況を写真に撮った。
何か目印を置くとなお良かったが、これでも差はわかる。


中央から左半分を標準量区域、右半分を多肥区域にし、それぞれの外側がメークィン、内側はキタアカリを植えた。

キタアカリは花が着かなかった。着花があったか無かったかは収穫には関係ないらしいので気にせず。

内側のキタアカリが先に収穫期を迎えた。キタアカリは早生系なので予定通りの順番。
これを5月29日に掘りあげた。
量はさて置き、虫害は数個で病気なしのきれいな芋。


日を置くこと10日・・メークィンも8割方の枯れが出て、梅雨にも入ってしまったので
晴れ間をみて収穫。


こちらもキタアカリ同様に虫害は数個で病気もなし。肥料の量に係らず芋の形も良く大きいものが多いように感じた。

う~ん、どう比較したらいいのかなぁ。

では具体的に肥料の量にどれくらいの差をつけたのかというと
タキ○のホームページ上の栽培マニュアルから、(施肥量)10㎡当たりの成分量はN=200~250、P,K=200~300となっているのを基本とし、これを栽培面積で割戻したものを私なり「標準量」とした。
もう一方のをその9倍にしてみた。

使った肥料は主に鶏糞で、その中のN量を10㎡当たり200gくらいになるようにし、その場合のP,Kの過不足はこの場合無視した。

いくら何でも9倍は、全くモノにならないだろうと踏んでいた。

種芋は種用として売られていたものを、どちらも2kgずつ使用し、肥料の量ごとに1kgずつ植えた。

その収穫結果がこう出た。
A 標準量の肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  5.44kg
  メークィン  9.72

B 9倍の肥料肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  10.0kg
  メークィン  8.16kg
  
家庭菜園でもよくできれば収穫時の収量は種の目方の10倍だと言われる。それを基に考えると
キタアカリは肥料は多いほうがいい。
メークィンの肥料は標準量でいい。肥料が多いと収量は落ちる。

ということになる。
でもこれが全てじゃないだろう。

30センチ間隔で植えた筈が、収穫時にはいくつか抜け落ちている箇所もあった。
種芋の切り方に偏りがあって発芽しなかったことも考えられるし、途中で消滅していたのかもしれない。

本当にキッチリした結果がでたわけじゃない。
今年の結果から、施肥量の違いは収量にはそれほど響かないと結論付けるのは違うだろうか?