2017年8月23日水曜日

ジャガイモを掘り上げた後に見つかった幼虫

そろそろ秋物の準備をしなくては、とジャガイモが植えられていた畝に堆肥を鋤きこんでもらった。

いいものがいたよ、と見せてくれたのがこれ。


コガネムシかカナブンかカブトムシか・・・
見たことはある。
いずれ甲虫類の幼虫だ。

これがジャガイモを食べていたのか。

これはおよそ2.4㎡の畝から出たもの。
ここにいるのは20匹で、見つかったのは7割くらいではと。

そうすると1畝に30匹近くが住んでいたことになる。
畝数は3本なので、え?100匹近く!。

まぁ、そこまではいなかったかもしれないけどあの被害だと相当な数だ。
どこから来たのだろう。

周りは住宅地で大きな木はない。
考えられるのは「堆肥」。

2年間で牛糞堆肥をずいぶん入れた。たぶんこれ。
牛糞堆肥の原料は、牛糞のほかに敷き藁や木の枝を細かくしたものからできているという。

牛糞をバークに変えてみても、多分同じだろう。
自分で作れなければ、これは仕方がない。

今年は薬による処理しかないが、来年からはビニールシートを使った熱での殺虫を考えたい。





根深ねぎの土寄せ

種から育てて植えたネギ(根深)が元気になった。

ここに植えつけたのが7月13日で、およそ1ヶ月半の8月中旬、ようやくここまで成長した。

根深ねぎ 定職後1月半

ここまでの途中経過を追ってみる。
先ず3月初旬にセルトレーに種を蒔いて、そのおよそ10日後に発芽開始。


折れ釘状態のネギの発芽。
ヒョロヒョロ。

その後約1月で

根深ねぎ 生育中

芽ネギ状態にまで生育。
そして、ちょっと遅れ気味ながらようやく畑に植付られるようになり、7月13日に定植。
植付前の苗がこれ。

ネギ苗 根深ネギ

本格的に作るつもりで深く植付け用の溝を掘り、セルトレーから抜いたネギを1本ずつ置いて、根元に枯草を被せる。
なかなかちゃんと立ってくれない。

根深ねぎ 定植 敷き藁

ネギの根は空気が欲しいのだという。
だから植える時に敷き藁を置くのがセオリーだと。
藁は無いので、周りに生えている雑草を刈り取って乾燥させて代用してみた。

このままでは落ち着かないので、この上から軽く土をのせて、苗をお行儀良く並べる。


湿らせる程度に水をやり、終了。

その後で葉を刈り込んだけれど、本当は植える前に20センチほどに切り揃えておいた方が作業能率がいい。今回はそれを忘れ最後になったけど。

で、現在が一番最初の画像になる。
この日はまた葉を刈って、根元に化成肥料をパラパラと追肥して、土寄せもした。
まだ余り伸びていないので、掛けた土は僅かだった。

これから11月頃の収穫までの間、月に1回のペースで追肥と土寄せを繰り返していく。
収穫を楽しみに、短期を起こさずにじっくり育て上げるのが根深ネギという訳。


わが家の畑には九条ネギが今の時期も植えられているが、それも硬いので日常用にはスーパーで買ってくる。

特売でもないのに枯れたようなねぎで、白い部分も硬くひどい品だ。
産地は栃木県。
この季節に関東?

耳に入った情報では、北海道のネギが不作だと。長雨のせいだ、きっと。
ネギは暑い時期には硬くなってしまうから、ふつう関東地方以西では地物は売っていない。

でも現代の食卓では夏でも冬でも、一年中ネギは使われる。
というより、流通が発達して一年中売られているから、ネギの旬がいつかなんて気にもされない、らしい。

そういうわが家だって、夏でも薬味用のネギは切らせない。
で、葉ねぎはいつも畑にあるけれど、今はやはり硬い。

ネギってそういうもんなんだって言うことを知ったのも、恥かしながらここ数年前だ。

時代小説を読むと、その頃の生活はある時にある物を食べていた。
人の健康にとってそれがベターではないはずだけれど、食品の知識や保存の知恵が豊富で1品1品が大切にされたようだ

いつでも何でも手に入る便利な生活に甘んじていると、人間が粗雑で馬鹿になるねぇ。


2017年8月19日土曜日

キャベツの葉の縁が茶色く・・チップバーンかも

あ、また。


葉の縁が茶色く枯れてきた。


これは困った現象なんだ。

一応硬く巻いて出来上がるけれど、こうなったキャベツって、ザクッと切ってみると中の葉の多くがこのようになっている。

だから調理の際は一枚一枚剥がして枯れた葉の縁を切り離しながら包丁を入れていかなくてはならない。
何等分かにカットして千切りする方法は使えず、とっても効率が悪い。

プロの農家の場合は出荷はできなくなる。

カルシュウム不足が原因らしい。
それも極度の水不足や逆に過度の多雨でカルシュウムの均衡が崩れるのだと。

この状態が現れてしまったら直す方法は無いといわれる。
こうなったらどうしようもないということだ。

気休めに石灰水を作り葉に散布してみた。


6~7月は全く雨らしい雨は無く、最近になっては毎日のように短時間だが結構な雨量がある。正に極度の乾燥と、過剰な雨という状態だ。

生育がいやにゆっくり(これも雨が無かったからと思われる)で、ようやく巻いてきたと思ったらこんなことに・・。

そして更に、虫害も。


こっちは芯がない。


しっかりとメガネをかけピンセットを手に探索開始。
まだお日様が沈みきらない午後5時半過ぎ。

いた、いた。
ナンダッタッケ、コレ?

え~と、そうだハイマダラノメイガ。
細い糸のような物で葉を巻きこんでいる。

暑さに負けて、害虫防除は防虫ネットにお願いしたけど、完全な信頼は置けなかったか。
残念。

遅ればせながら明日の早朝に薬剤噴霧だ。

今年の夏はことごとくうまく行かないなぁ。

2017年8月11日金曜日

ニンジンはそのまま畑でいつまで保存できるか

秋に蒔いたニンジンは春になるとトウが立つので、収穫はそれまでに済ませないと使えない。

じゃぁ春に蒔いて夏に収穫期を迎えたものは、いつまでそのまま畑に置いておけるか?
トウ立ちはするのだろうか?

必要が生じるまで、じっと放っておいてみた。
播種から158日だった。

五寸ニンジンなので、採り時から1月~1月半経過。
掘り上げた時はこんな姿。

ニンジン 収穫遅れ

どれも肩のところが大きく傷になっていたが、根は太って長さもあり大きさという点ではいい感じ。
葉は枯れ始めて、いかにもという風に硬くなっている。

葉を外し、土を洗い流して良く見る。

ニンジン 虫害

肩の傷は、ドロドロした状態ではなかったので害虫にやられたようだ。
2ミリくらいの白っぽい虫が1匹いた。

この写真ではよくわからないが、表面には黄色っぽい横スジ(側根というらしい)がくっきりと現れ、ニンジンが木の根のように見えていた。

包丁を入れる前から「硬そう!」。

虫食いの肩の部分を切り落し中の状態を見たが、スは入っていない。
輪切りにしたときも、皮を剥いた時のも当たり前に柔らかではなかった。

キンピラで食べてみた。
食べられない硬さではなく、それなりに美味しく食べられた。

これ以上置いたらどうなるかは解らないけれど、春に蒔いたニンジンは出来あがってからも長期に畑で保存?できることがわかった。

いつかトウ立ちはするのだろうけれど、春に比べればゆっくりと利用できるようだ。
但し、虫対策は必要。


2017年8月7日月曜日

小玉スイカの収穫 形で判断し大当たり

収穫しても大丈夫かどうか、かな~り悩んで蔓から切り離した西瓜。

包丁の刃を当てた瞬間パリッという音がし、「おおっ!」。

小玉スイカ 収穫判断 

真っ赤に熟し種もしっかりと黒くなっていた。

実の中心がほんの少し崩れかけていたので若干、多分2~3日遅かったようだ。
でもとってもジューシーで甘く、満足!

第1回目の収穫で重さは1960g、2kgにほんの少しだけ足りなかったが、十分な大きさ。
種袋の説明では2キロ前後とあったので、ちょうど標準の大きさになったのだ。

種を蒔いて畑に植え付けるまでは注意して管理したけれど、成長が始まったら近くに植えたサンライズメロンの蔓に混じってしまい、開花がわからなくなり管理放棄。

実がゴルフボールや野球のボールほどになってから気づいたという始末で、収穫期の計算ができなくなってしまった。

キュウリのように純粋に野菜として食べるものは別として、ウリ科の収穫タイミングは難しくて、何度栽培してもポイントを外すと採り時がわからなくなる。

授粉後の日数で計算すると判るといわれるが、高級メロンなら丁寧に一花ごとに人工授粉作業をするようだけど自然交配だとそれもわからない。

たたいてみて、カンカンという高い響きがしたらOKという説も一般的だけどこれだって明らかに未熟果と比べてみても、やはりよくは判らない。

今回種メーカーのサイトにあった情報によると、「こんなことも目安です」的な書き方だったけれど
・実のすぐそばにあるツルが枯れたら
・お尻(花落ち)部分が凹み黄色っぽくなってきたら
・お尻部分が凹み押すと柔らかく、弾力がある
・実の肩が張って光沢が出てくる
などがあるようだ。

今回判断の材料にしたのは、実のお尻部分の形。
収穫したスイカは、凹みまではなかったが尖っていないでほぼ平らに見えた。

スイカ 尻の形 収穫期

明らかに未熟なスイカの形はこれ。

未熟スイカ 尻の形

思い込み程度の違いでしかないようにも見えるけど、結果は適期でむしろやや遅かったくらいだから、これでオーライとなる。

熟すと緑色の縞模様が濃くはっきりとしてくるのが写真からは判る。
そこで「そろそろ」くらいの判断はできそうだ。

収穫した実の直近にあったツルはとうの昔に枯れていたので、この尺度は使えない。
花落ち部を押しても弾力も感じなかったので、これも当てにはできない。

小玉西瓜程度なら今は家庭菜園で栽培している人は多いだろうけれど、大玉西瓜や温室メロンなんかはプロだけのものだから、厳しい管理をして間違いの無い結果を出しているのだろう。

今回収穫したスイカの場合、種蒔きから110日。採り遅れ分を差引けば107日。
この数え方は当てはまらないだろうか?

甘く出来上がったのは、メロンの繁茂で日陰になり着果数が少なかったこともあるかと思う。来年はもっと工夫が必要だ。

ナスやキュウリの収穫は実利目的が主だけど、果菜は楽しみがおおきい。
いつものナスやキュウリを減らしてでも、次回からはフルーツ感覚の果菜をしっかり作りたいものだ。



2017年8月5日土曜日

8月に梨の花・・を咲かせてしまった

今、梨の花が咲いている。

梨の花 8月

数日前から突然開花。
暑さで狂った?

・・訳じゃない。
いわば熱中症のひとつ、か、な。

これは鉢植えの梨。

鉢植えの梨 花 8月

根が外に出ないようにと、コンクリートブロックの上に置いていた。
訳ありで大きくなってもらっては困るので。

初めの頃は忘れずに水遣りをしていたが、ふと緊張が途切れ1週間か10日か、いやもっと短期間だったのかもしれないが水遣りを忘れた。
すぐそばに水栓があるのにも係らず。

1ヶ月以上も雨に逃げられている真夏だから、あっという間だったかも。

この真夏の暑さに鉢植えのに水を忘れたら、どうなるか。
葉が一斉に枯れて黒くなり、落ちた。

そしてあわてて水をやったら新芽が出たので、一旦は「助かった」かと思った。
それがある日、なんと花が咲いているではないか!

死にかけて、急いで子孫を残す作業を始めた。
という訳。

新芽は葉ではなく花芽だった。
春には咲かなかった木だ。

狂い咲きなんかじゃなく、植物として当たりまえの活動をしただけのこと。

梨の花 真夏

今は救命できたように見えているけれど、果たしてどうか。
なんとツミなことをしてしまったことか。


最近炎天下の車の中に動けない人を置いて忘れてしまったという、悲惨なニュースをこともあろうに1件ならず耳にしたけど、私、同じことをしてしまったような・・





2017年7月26日水曜日

ナスのテントウムシダマシの被害甚大

ナスがひどいことになってしまった。
植えた6本全部がテントウムシダマシにやられた。


葉全体がレースになっている。


こんなひどいのは初めてだ。


この時期にはいつも生育の勢いが落ちてくる。
そこが彼らの狙い目なんだと、結果が出てから気づく。

ここまで成長すれば少々ムシにやられても収穫にはそれほど影響しないと、高をくくっていた。
ところがどっこい、今年はとんでもないことになった。

近所でグチったら、今年はみんなそうだよと返ってきた。
雨が無い、猛暑という気候がテントウムシダマシを呼んだのかな。

今頃になって殺虫剤を撒いて見たけど、効果がでるだろうか。
こうなる前は採れ過ぎてちょっと困っていたから、復活するのであればちょうどいいとも言えるけど。

この様子では再起が難しいかもね。
実にも害は出ている。

穴があくのは虫の食害だろうけれど、こういうのは何だろう?


毎年見る現象だけど、ナスの実の皮にアザのようなものができる。
それがいつもに増して多い。

裂けたようになって表にタネが見えているのは、気候が原因らしいけどこれは?