種から育てて植えたネギ(根深)が元気になった。
ここに植えつけたのが7月13日で、およそ1ヶ月半の8月中旬、ようやくここまで成長した。
ここまでの途中経過を追ってみる。
先ず3月初旬にセルトレーに種を蒔いて、そのおよそ10日後に発芽開始。
折れ釘状態のネギの発芽。
ヒョロヒョロ。
その後約1月で
芽ネギ状態にまで生育。
そして、ちょっと遅れ気味ながらようやく畑に植付られるようになり、7月13日に定植。
植付前の苗がこれ。
本格的に作るつもりで深く植付け用の溝を掘り、セルトレーから抜いたネギを1本ずつ置いて、根元に枯草を被せる。
なかなかちゃんと立ってくれない。
ネギの根は空気が欲しいのだという。
だから植える時に敷き藁を置くのがセオリーだと。
藁は無いので、周りに生えている雑草を刈り取って乾燥させて代用してみた。
このままでは落ち着かないので、この上から軽く土をのせて、苗をお行儀良く並べる。
湿らせる程度に水をやり、終了。
その後で葉を刈り込んだけれど、本当は植える前に20センチほどに切り揃えておいた方が作業能率がいい。今回はそれを忘れ最後になったけど。
で、現在が一番最初の画像になる。
この日はまた葉を刈って、根元に化成肥料をパラパラと追肥して、土寄せもした。
まだ余り伸びていないので、掛けた土は僅かだった。
これから11月頃の収穫までの間、月に1回のペースで追肥と土寄せを繰り返していく。
収穫を楽しみに、短期を起こさずにじっくり育て上げるのが根深ネギという訳。
わが家の畑には九条ネギが今の時期も植えられているが、それも硬いので日常用にはスーパーで買ってくる。
特売でもないのに枯れたようなねぎで、白い部分も硬くひどい品だ。
産地は栃木県。
この季節に関東?
耳に入った情報では、北海道のネギが不作だと。長雨のせいだ、きっと。
ネギは暑い時期には硬くなってしまうから、ふつう関東地方以西では地物は売っていない。
でも現代の食卓では夏でも冬でも、一年中ネギは使われる。
というより、流通が発達して一年中売られているから、ネギの旬がいつかなんて気にもされない、らしい。
そういうわが家だって、夏でも薬味用のネギは切らせない。
で、葉ねぎはいつも畑にあるけれど、今はやはり硬い。
ネギってそういうもんなんだって言うことを知ったのも、恥かしながらここ数年前だ。
時代小説を読むと、その頃の生活はある時にある物を食べていた。
人の健康にとってそれがベターではないはずだけれど、食品の知識や保存の知恵が豊富で1品1品が大切にされたようだ
いつでも何でも手に入る便利な生活に甘んじていると、人間が粗雑で馬鹿になるねぇ。
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