2018年7月14日土曜日

ブロッコリーは腐敗病に・・またも多肥障害

これがブロッコリーかと思えるような容姿。


葉の虫害も然ることながら^^;蕾の状態に注目。
この茶色いのは?

こちらは少しマシだけど、やはり茶色くなりかけている。この後広がってくるかもしれない。


どうしたのだろうと、調べたら「花蕾腐敗病」という病気だった。

こちらのサイトにお邪魔しての回答によると・・
専門用語が混じったページでその中から解る部分だけを読み取っての結論はこれ。

被害

花蕾に発生する。はじめ花蕾の一部に濃緑色の水浸状の病斑が形成され、後に、淡褐色~黒褐色に腐敗する。激しく発病すると、花蕾全体が腐敗する。

発生

発蕾期に曇天や降雨が続いた場合に発生が多くなる。病原細菌は、罹病残渣中に残存し、降雨によって運ばれ感染する。窒素過多は発病を助長する。

この花蕾を加熱して食べてみたら、特に変な味はしなかったがやはり美味しくはなかった。病気とわかるとちょっと気持のいいものじゃないので、止めた。

また、肥料過多による障害だった。
「また・・」というのは、既に春のブロッコリーで多肥による生理障害の状態(差し葉)を経験したので、これもかと。

表れ方が前回と違うのは、時期の違いと思える。
今回花蕾ができたのは梅雨真っ盛りの頃。条件にぴたっとはまってしまったのだ。

10個作ったブロッコリーが、菌の伝染により全部花蕾腐敗病となってしまった。
肥料を増やしたらどうなるかを試すために、あえて多肥状態で栽培したのだから、結果が出たということなのだ。

ブロッコリーには肥料の与え過ぎはご法度の結論。
これまでも施肥量が原因と思える異常はなかったのだから、肥料メーカーや種屋さんの教えに従っていこう。

今回のブロッコリーは3月末に播種し、育てたもの。
3ヶ月余りで収穫だから特に時間がかかっていたわけでもない。

が、梅雨時を経ての真夏の収穫はこのように病気、虫害、色が薄いなどの見た目の悪さなどで、無理やりになるのだろう。

あらためて今回使用した種の袋の説明を見れば、3月以降が蒔き時になっている。


つまり、やっぱり、肥料過多が主原因だったのか。







2018年7月4日水曜日

トマトとオオタバコガ

予防をサボるからミニトマトがこんな状態にしてしまった。


こんな大被害になるまで放っておいたのは誰だ!?


この実も、大きくならない、変だなと思いながらも周囲の観察を怠っていた。

こっちは葉の影になっていて、葉を避けてみたら・・・↓


フンまみれでモソモソ動いていた。
ピンセットでつまみ出そうとしたら中に潜り込まれてしまった。
これは茶色。

こちらもかなりのドン臭いけど、向こうの力はかなり強く、潰れない程度の抑え方ではまず逃げられてしまう。

そのつもりで探せば簡単にみつかるのに、あ~あ、後悔先に立たず・・

逃げられた1匹以外に、今日は3匹も殺してしまった。
「虫も殺せぬような・・」というけれど、この程度の虫を殺すのもかなりの抵抗があるものだ。

だからって虫に哀れをかけていたわけじゃない。
こんなのを3匹捕まえて処刑した。


穴をあけて潜り込もうとしているオオタバコガ。
今度は逃がしてなるかと、しっかり掴んで引きずり出し下に置いたらくるんと丸くなってジッと動かず。


次のは、間もなく伸びてソ、ソ、ソと逃げ出した。
いくらドンな私でも、これを追うくらいはできたので動いているオオタバコガを捕らえることができた。


拡大してネット上にあるサンプルと見比べるとオオタバコガに間違いなし。
成長に従って体色が変化して、緑色のは最も若い幼虫で、大きくなってくると茶色になるのだと。

蛾になった成虫は茶色い羽をもっている、なるほど。

このページの3枚目のが茶色のオオタバコガで、ちょっと先輩らしい。
それで力が強かったのかな。

オオタバコガは卵を1個ずつ産むのだそうだ。
塊になっていないから葉に産みつけられた卵を見つけるのは至難の業、とのこと。
まして、葉の上じゃなく葉の裏側。

たとえ1個見つかっても、その時には既にあちこちに・・
卵のときに始末をしないと、潜って中に入られたら農薬も殆ど効果が無いらしい。

仕方がないので、穴を開けられた実はとって捨て、茎はそこから切り捨てた。
そうしたら芯のない茎になり、この先は変な恰好になっていくのだろう。


2018年7月3日火曜日

トウモロコシの人工授粉は今日だ!

トウモロコシに雄穂が出始めると後の生育は超特急で進む。

穂の出現と幾日も置かずして虫害も出、その対策に追われている中でとっとと雄穂に花が咲き、雌しべが見えて・・と日々状況が進化している。




雄穂の花粉がチラチラと風に揺れるのを見ると、あ、授粉の適期になった。
絹糸のような雌しべもほぼ出揃ったし。


授粉は天気が良い時でないとうまく行かないという。
天気予報は?

明日から暫くは雨、曇りの連続。
晴れは今日だけ!

今日が多分唯一の授粉チャンス。
花粉、絹糸(けんし)、晴れ・・の3拍子が揃わなくてはならないから。
風は今日はとても弱いから、風に任せたら自然の授粉はおぼつかない。

花粉がいっぱい着いている穂を首の辺りで折り取って、うす緑色のひげ(絹糸)の上でハタキをかけるように軽くはらはらと振って花粉を落としていく。

ヒゲの上で留まる花粉より地面に落ちてしまう花粉の方が多く見える。
でもこれが人工授粉のやり方だから、何本も穂を取っては花粉落しを繰り返して念入りに授粉作業をした。

授粉がちゃんとできていないと、実がきれいに揃わないのだ。

まだこれから出てくる雌しべもありそうなので、その分の雄穂を数本残し、不要な穂は全部切った。

オオタバコガやアワノメイガのような害虫がこの穂に産卵していることが多いので、授粉を終ったらすぐ切り取ってしまえば以後の虫害比較的防ぎ易いという理由で。

こんな形の穂の中から卵を見つけ出すのは、かなり困難だよね。


ここはまだ梅雨が明けない。
そんな時期の授粉作業は一瞬のチャンスしかない。

素人が作りやすい時期に種蒔きをすると、授粉の時期は大体梅雨期にかかってしまう。

他所の畑を見ると、丈の違うトウモロコシが植えられているが、それは収穫をずらすというより天候による受粉の成否を考えての植え付けかと思えるようになった。

人工授粉なんて悠長なことをするのは家庭菜園の特権で、出荷目的で多量に作付けすると、風による授粉に頼らざるを得ないからでは。


2018年6月29日金曜日

トウモロコシは害虫に入られてしまったか?!

メイガかヨトウか


穂に異変が出ている!
穂の途中がポチッと茶色く変色していたり、断続的に変色箇所があったり・・
これは何?




泡の塊のようなフンもあった。
糞を掻き落としてみると


齧った跡だけで穴にはなっていなかったので、入ってはいないようだ。
助かったかな。

アワノメイガかアワヨトウのようだ。
葉には被害らしき様子は確認できない。

少し前に何匹かの幼虫を捕殺した。今思い出せばそれはメイガじゃなくヨトウムシに似ていた。

犯人の特定ができてもできなくても、どちらにしても薬でやっつけるしか策は無い。
幼虫を見てからスミチオンやオルトランをたびたび噴霧していたが、撒ききれていなかったのだろうか?

やはり予防が肝心


去年はスミチオンとダイアジノンを予防的に散布や噴霧し、ほぼ完璧に忌避できた。
ダイアジノンは予防的使用らしいので、今からではたぶん効果はないだろう。

トレボン乳剤が良さそうなので、今回はこれで、穂や茎の傷口を中心に葉の茎に接している辺りなども目掛けてしっかり噴霧した。
もうこれ以上の被害が出ないように。


日々目覚しく成育し、昨日は穂が顔を出したところだったのが今日はすっかり広がった穂に花が着いてきた。


下の方には実ができ始めている。中にヒゲが見えるものもある。


収穫までもうすぐだ。

ヒゲ(雌穂)がでたら人工授粉を開始する。
これがうまくいけば約3週間後(7月末頃か)には収穫になるようだ。

実が膨らんできても、イザ収穫となるまでは気が抜けないのがトウモロコシ。

収穫時の結果はこちらで

2018年6月25日月曜日

マクワやメロンのテントの裾上げ

昨日の午後から晴れ上がって、今日は30度になる予報。
梅雨の晴れ間という時期なのかこの後暫くは傘マークは見えない。

狭いビニールテントの中で育っているマクワウリ、スイカ、メロン類はかなり窮屈な状態になってもいるので、この辺で外に出してやるタイミングかなとテントの裾を上げた。

    これがマクワウリ↓



どちらも子弦が4本出て、親弦の芯は止めてある。
マクワやメロン類は孫弦に実をつけるので、早めに親の芯を止めて子、孫の成長を促すのだ。

上の写真は実際より大きく見えるので、ちょっと離れて見れば実際の大きさに近くなる。
こんな感じだ。


この頃は株元に花が1つ、2つ着くけどそれは意味が無いので摘んでおく。

次にニューメロン。


見た目はマクワと変わらない形で、ニューメロンの方が小さ目。
やはり子弦は4本でまだマクワほど成長していないが、とても元気。

そして小玉スイカ。


親弦は長く伸びているけれど、子弦の数は1.3本。
あ、摘心してなかった(^^;

マクワの摘心作業をした時はまだ小さかったので、後でと思ってそのまま忘れていた。
摘心し子弦を3~4本出させて子ズルに着果させる。

このスイカの弦は奥の草地に這わせたいが、水掃けが悪いので止めて手前のコンクリートの上を這わせるように弦を誘引した。

弦が風に揺すられてブロックの縁でキズをつけないよう、ポリ袋でブロックをカバーし、弦のケアをする。


これで子ズルや孫ズルに花が着き出したら、人工授粉だ。
放任でも虫によって授粉はするが、授粉日がわからなくなり収穫の日も分からなくなって困る。

品種は違ったけど、去年はそれで大失敗した
整枝をサボったら着果数が多すぎてウリのような味のメロンができた。

今年は株間をしっかり取ったので、放任さえしなければ管理はできる筈。
多くの数は望まずに、しっかり美味しいスイカやメロンをつくるぞ~。

この後はうどん粉病対策とウリハムシ対策が必要だ。
早朝の作業を頑張らねば。




2018年6月21日木曜日

ナスはもうテントウムシダマシの被害に 

まだ1つも収穫にならないのに、いきなりこんな姿に・・
この時には丸い穴がいっぱいで


2~3日経つと、こんなふうにハシゴ状のカサブタになっていた。


実だけじゃない、葉はもっとひどいことになっている。


ナスはそう繊細なものじゃないし、ここまで育てばとか、ちょっと油断していてふと気が付くとこんなに穴だらけ。

雨後の曇天の朝、傍にしゃがみこんで観察すると小さいテントウムシダマシが葉のあちこちに数匹、ノソノソ動いていた。
捕まえようとするとポロッとおちるのだが、今日はおとなしく捕まった。

スイカの種よりもっと小さい丸い虫、いつも見かけるものより2回りくらい小型だ。
種が違うのか年齢がまだ若いのか、いずれにしても現場にいたのだから彼らのシワザには違いない。

この虫はナス科に寄ってくるらしい。
そうだ、ジャガイモにもいつもいる、特に地下の芋が出来上がった頃になると葉に穴が開きはじめて、収穫期の目安になっている。

そんな時期の被害だからジャガイモに関しては無視できるムシなんだけど(^^;
ナスはこれからだからまずい。

調べたら米ぬかを薄く振り掛けると寄り付かないとか。
もう寄り付かれてしまったから、先ずは農薬で退治しておいてから米ぬかを撒いてみようかな。

ちょっと調べていたら、テントウムシダマシというのはニジュウヤホシテントウと同一なんだって。

テントウムシ益虫でテントウムシダマシ(=ニジュウヤホシテントウ)は害虫なんだけど、先日は星が2つのも見たけどこれは益虫か害虫か?


ナスの受難、もう一話。

3本仕立てで1枝1果法というやり方で行こうとして、剪定をまちがえて、伸ばさなくてはならない枝の先端をいくつも切ってしまった。

他の側枝が伸びるのを待って、始めからやり直しだ。
初なりを既に収穫できた株だったのに、残念。

今年のなすは多難な船出になった(><;

2018年6月20日水曜日

晩生タマネギ(ノンクーラー)の収穫 

苗を植えつけてから6ヶ月余り、種蒔きから数えれば8ヶ月あまり。根付いてからの管理手間は殆ど掛からないけれど、時間が掛かる作物の代表選手。

今年の収穫日は6月9日。
全体がこんな状態になった時期に、空模様を見ながら収穫決行。


もうちょっと倒れてからでいいかと思ったけれど、3日前に梅雨入りしたのでいつまでものんびりはできず、天気予報とにらめっこしながらだった。

大きさにバラつきがでる


砂地なので楽に抜けるかと思ったが、現実は移植ゴテの助けも借りての作業となった。
こんな細い根なのにしっかりと地面を掴んでいるのは驚きだ。
種蒔きから始めた晩生種のノンクーラーが出来上がりで200個余り。


抜いてみると、大玉と小玉の差が大きく小玉の数も多く意外な結果に。
そして縦長の形も多く、これはこれから太るものだったのかも。

が、長くて大きくなっていたものの中にはトウ立ちしているものもあったので、よくわからない。

球が地上に持ち上がって来るまでは、とてもいい出来具合に見えていた。
一時ウィルスにやられたかと不安を抱いたが、症状は広がらずその株も萎れたり枯れたりもせずにゴールイン。

できた球の形や大きさはいろいろになった原因は、苗の出来具合が良くなかったことが大きいのでは・・


育たないかも知れないと思えるような極小さい苗は、2本を纏めて植えてみた。
その結果がこれ。


できなかったものもあったが、それなりの大きさに出来上がっていた。そうするとかなり小さな苗でも育つということだねぇ。

でも不安を取り除くという意味でも、時期は植付までにもっとしっかりした苗に育て上げることだ。

育てた苗が使えないかと緊急に買った苗も、仮植えに失敗し生き残った僅かな苗を栽培した結果はこれ。


手を尽くしてみたけど次々に消滅し、これだけしか残らず隙間だらけになったからか最後まで行ったものは大きく育った。
植え付け時の様子はこちらで


翌日も雨はなかったので、そのまま外で丸1日乾燥させて


その後は軒下に吊るして、初夏の大仕事はこれで1件落着。