2017年6月8日木曜日

タマネギの収穫 苦心の乾燥・保存

タマネギが本格的に倒れたのは5月の末。


さぁ、もういつ抜いてもいい状態。
6月1日の朝は雨だったからこのままもう少し置きたい。

天気予報では6日くらいまでは雨が無い。
抜いた後3日位そのまま天日干しするとしたら抜くのは3日か4日。

と計算し、毎日天気予報を睨んで4日の朝に「今日だ」と決定。
何せタマネギは生育よりも収穫後の乾燥が難しいから。

ということで、全部抜き取って根を切って庭に並べながら天日開始。
根は切らずに干す場合が多いようだけど、万一雨にあうと根が水を吸い上げるので切ったほうがいい。




出来損ないの特小サイズを別にして242個。
50kgくらいはあるのかな。

ここまでの作業はそれ程どうってことはない。
問題はこの先なのだ。

わが家には天日干しに向く場所はあるのだけれど、風乾(陰干し)できる場所がない。
作男の頭と手を煩わせ、何とかそれらしい場所に苦心の細工をしてもらってこうなった。



一応軒下のような場所で家の北側なのだけれど、位置が低いこともあって朝日と夕日が当ってしまう。
その対策で朝と夕方はこんな風になる。


忘れずに朝夕ごとにこの遮光ネットを降ろしたりめくり上げたりする必要がある。
ボケ防止に大いに役立ちそうだよ。

これで最後まで腐らずに保ってくれたら万々歳。
ここでまた気になるのが大きさ。

上の吊るし乾燥写真の最上段は、どれも400g~500gある。
なんでこんなに大きくなっちゃったのか?

砂地に植えたせいかもしれない。
原因は不明だけど、大きいからと手放しで喜べないのがタマネギ。

乾き難いから。
いつまでも水分を含んだままぐずぐずしていると、腐ってしまう。

そうなると沢山作った意味がない。
対策としては、大きい球から食べる、早く販売してしまうこと、だ。


7日には入梅した。
収穫のタイミングとしては、セーフ!

農作業は日和見と計算なんだね。


2017年6月6日火曜日

乾豆そら豆を作ろう

あまり多くの莢はできなかったものの、熟しだすと一斉なので食べるのが間に合わず、美味しい瞬間はあっという間に通り過ぎて、ぱさついた味になる。

このままじゃしょうがないので乾燥させることにした。
乾燥させて、来年のタネに。

種でもこんなにはいらない。
長野県の伊那地方に「お多福豆」という、惣菜なのかお菓子なのか、いや今時ならスィーツでしょうという豆の加工品がある。

これはたしかそら豆が原料だった。
これ作ってみよう。

こんな風に莢が黒くなるまで木に生らせたままに。

乾燥ソラマメ


ここまでになったら取り入れ、更に日にあててカラカラになるまで干す。

ソラマメ サヤごと乾燥

幸い好天続きだったので、3日くらいでカラカラの真っ黒になった。
そこで種用と豆で食べるものとを選別し、乾燥豆は殻から取り出す。

乾燥ソラマメ そら豆の種

種になる方は良質にしたいので、なるべく大きな種になるよう1つの莢の中に1個か2個入っているものを主に選んだ。

完全に乾いたらあとは湿気ないよう風通しのいい場所で保存すればいい。
お多福豆風の煮物は暇になったら、じっくりと戻してゆっくり煮ることにしよう。

ところでここまでの乾燥の仕方なんだけど、この方法で良かったかどうか?
乾くことは乾いたけれど、これで種として大丈夫かどうか自信はない。

ググッてみても信頼して良さそうな情報に巡り会えず、結局テキトーになってしまった。
サヤのまま乾燥させたのだから、死んでしまってはいないと思うけど。

2017年6月5日月曜日

じゃが芋の害虫はジャガイモガ

株間をごく狭くして植えたら、言われているように大きな芋は少なく全体に小さかった。
「男爵」はまだ枯れてこないので、今回は「はるか」だけを収穫。

掘り始める前の姿はこんな感じ。

ジャガイモ収穫のタイミング

とても汚い感じだけど、ジャガイモって芋ができあがるとこんな姿になるのが普通。
上が青々して立派な時はまだ生産中なので収穫はできず、こうなってようやくOKのサイン。

葉が青い時に掘っても芋の形はできているんだよ。
でもデンプンの蓄積が十分ではないから、美味しくないのだ。

ささやかなウンチクはここまでで、作男(笑)にスコップを入れてもらって私が拾うという流れ作業で収穫したのがこちら。

ジャガイモ はるか

左端がよくできた大きい芋で、右に順に小さくなって右端はムシクイになった芋。
これ全体で22キロ超。

種の目方を記録し忘れたので正確には計算できないけど、写真やらブログの記録から推して目方ではいつもと同じく10倍になっていた。

立派な大きさがごく少なく小ぶりが多い。
タネ芋が余ってしまい、無理やりギュウギュウ詰めで植えたのが原因のようだ。

1種類だけだけど収穫をしてみて、目だったのは虫害。
全体の1/5に被害が出た。

ジャガイモの虫害


土の中からは灰色の2cmほどのイモムシ(ヨトウかな?)とこんなサナギが幾つか出た。

ジャガイモガ さなぎ

珍しい虫じゃなく、時々お目にかかってはいる。
今回の被害が大きいので、調べると「ジャガイモガ」のようだ。

ナス科の植物だけを食害するそうだ、特定の科だけにというのは珍しいように思う。
他にはナスにトマトが危ない。

このサナギが穴を開けたわけじゃなく、ジャガイモガの幼虫が食害したのだ。
ついでに見た幼虫の写真、あ、これも居た。

食害されると地上の葉にも変化が出るらしいが、モザイク病のような症状に目を奪われて気づかなかったが、今度から気をつけてみよう。
それがわかれば、その株を早めに抜いてしまうことで被害の拡散を防げる。


ジャガイモガ・・この名はいままで聞いた(見た)記憶がない。
被害にあう前に防除する方法はないか。また課題ができた。





2017年6月1日木曜日

春蒔きダイコンのトウ立ち

こんなはずでは・・

えっ、トウ立ち。

春大根 トウ立ち

この時期に?という私の感覚。
なんで?

3月19日に12本分の種蒔きをし、ここまで順調だった。
外から見て、まだちょっと太り足りないけど日数的にはそろそろ採り時と、3日前に1本収穫してみた。

硬い。
変だなぁ、まだ出来上がらないからかな。

そして昨日、まだだめかなと見に行ってトウ立ちを発見しびっくり。
当たり前にほとんど全部が抽苔。


ダイコンの抽苔(ちゅうだいートウ立ち)というのは、秋に蒔いた大根が春に菜の花が咲く頃にのみ起きる現象だと思っていた。

その菜の花が咲く頃に蒔いたのだから、病気や虫害がなければ上手く育つものと思っていた。
そうは問屋が卸さなかった。

あらためてまた調べてみた。
春になってから蒔いたものでも、その後の温度次第では花芽分化は起きるとのこと。

これはタキイ種苗の説明 

クリックで書く拡大↓

やはり種やさんのトーホク

クリックで書く拡大↓

私が蒔いた時期はジンチョウゲの頃で、保温材はベタ掛けシートだけ。
この頃はまだそれでは不十分で、ビニールトンネルが必要だった。

種袋の説明で「発芽適温 15℃~」とあったので、ベタ掛けでいいだろうと判断した。
発芽にはそれで良かった。

発芽後の気温が災いしてータキイによると12度(地温)くらいで感応ー花芽分化が起きていたようだ。
3月はまだ12℃はあり得る。

トウ立ちは植物の生理現象だから、時々の環境を正直に反映してしまう。
良い勉強になった。


トウ立ちとはたぶん関係は無いだろうけど、抜いたダイコンはこんなだった。
これ1本じゃなく花芽が見えていたほとんど全部が、二股や3本足に。

ダイコン 3本足

この畝にそんなに小石がごろごろしてはいないのだけど・・
これもまた課題、尽きないなぁ。





2017年5月30日火曜日

ニンニクの醤油漬け 今年は上手く作ろう

3度目の正直、というけどそんなものじゃない。
4回目か、5回目か。

今度は行けるのでは、の気持でまたしても懲りずに試すニンニクの醤油漬け。

ニンニク 醤油漬け

生じゃないのにちょっとコリコリした歯応え。
市販のニンニクの漬物のような漬物を作りたい。

何回挑戦しても望むような作品?にならなかった。
加熱するとグニャグニャになり、生のままだといつまで経っても漬からないのがこれまでだった。

青森のニンニク製造販売店のブログで、「収穫してすぐの」にんにくで、というのを見て「これでは?」と気づく。

これまでは乾燥させたニンニクを使っていたように思う。
確かな記憶ではないが「収穫直後」を意識した記憶はない。

収穫直後の乾燥させる前のニンニクはジューシーだ。
これで漬け物にすれば、あのテクスチャーになりそうだ。

先日掘り上げて、特に小さい球だけを別にしてあったので、それを使うことにした。
ピンポン玉くらいの小さな球の厚い皮を何枚も剥いて、最後の薄皮も剥がして粒を一つずつに離す。

ニンニク 皮むき

しんどい作業だ。

ニンニクの汁がつくと強烈な刺激になるから指先にちょっとでも傷があると出来ない。
包丁で指の皮まで剥かないよう注意しながら、一粒一粒。

指先がベタベタしてくるので何度も蛇口まで行く。
この小さな1瓶分を作るのに1時間じゃ終らなかった。

大きな粒の球を使えば早かったんだよ。
そこのところは「欲」。

今年こそは喜ばれるニンニク漬けを作りたい、という執念(笑)でやり終えた。
つるつるになったニンニクの粒をビンに入れたら、醤油を注ぎ込んで蓋をし、半年間お休みいただく。

こんなに苦労しても半年も経たないと結果が出ないのだ。
それでも、美味しくできればそれでいいのだけれど・・どうでるかな。

1時間辛気臭い皮むきに取り組みながら思ったこと。
「自分で育てたニンニクだからこんなことを毎年繰り返すけど、1個100円のものを買ったのではやれないなぁ。」






タマネギが倒れてきた-収穫日が近い

タマネギの畝が空かないのでイモヅルを買うタイミングに迷っていた、と昨日のブログに書いた。

それが急に倒れ出した。
この畝は南向き。

たまねぎ 倒れ初め

今まで2~3本は倒れたが、昨日はドドッと半分近くが倒れた。

葉が地面にくっついているのが倒れているタマネギ。
倒れた方向が様々なので、この写真ではよくわからないが。

こちらは、西向きの畝。↓

タマネギ 収穫サイン

立っている数のほうが少ない。
1週間くらい前から倒れ始めて、昨日はこんなふうになっていた。

種を蒔いた苗がほとんど育たず、あわてて買った苗が都合3種類。数も予定を大幅に超え無理やり植え付けたので何がどこに植えられたのか分からなくなった。

だから品種がグチャグチャになってしまった。
いつのどの苗がどう育ったのかまるで分からない・・情けない。

倒伏の始まりが何日もズレたのは品種なのか、日当たり(畝の向き)なのか?
でも結局は収穫作業は1回で済みそうだ。

タマネギは種蒔きと植え付けのタイミングはピンポイントだと言われるが、その植え付けが今回は農場主の都合で3週間も早かった。

買った苗も質が悪く、とても期待はできなかったのだけれど、家庭菜園ならこんなものかという程度にはなった。

地上に出た球を見れば、10センチ以上もある巨大なものからピンポン玉ほどのものまで、まぁ様々だけど、病気が出なかったことが幸いだった。

2日の金曜日は雨の予報なので、その後1~2日した頃には掘り上げられそうだ。


2017年5月29日月曜日

さつま芋 根出しをしてみる

植える前に先ず根を出させる。
そんなことはやったこと無いけど、検索すればいっぱい出てくる。

やり方は微妙に違うけど、要は萎れた苗に湿り気を与えて根を出させる。
何を使ってどうやろうかと考えた結果、こうしてみた。


左側は金時30本で右は紅あずまが20本。
バットには1cmほどの水が入っている。

それぞれ頭をバットの縁に乗せるように置いて茎部分を水の中に。
どの苗も水につかるように広げて並べ、その上に濡れた古タオルを被せる。

葉の付け根それぞれから発根するはずなので、そのところを乾燥させないように。
新しいタオルでも、新聞紙でもいいけど全体に水分がまわるように茎を包むような感じで。


これで徐々に発根してくるというのだが、日数は結果待ち。
3ミリ程既に出ているのもあったから、そうはかからないのではないだろうか。

この写真で見る限りは、それなりにピンとして見えるけど店で見た時は買うべきかどうか迷った。
しんなりした苗でいいのは承知していたけど、しんなりを通り越して枯葉がいっぱい。

4種類あったけど、程度はどれも一緒。
機を逸したのは店のせいじゃないので、仕方ない。

植付け時にちょうどよく根が出ている状態にしたいのだけれど(足りないと根付きが遅く長く育ちすぎたら植える時に傷む)、そのための買い時が難しい。

植え付けの場所が「いつでもどうぞ」状態なら問題ないけど、まだ空いていないのだ。
タマネギがあり、まだ収穫のサインがでていなかった。

今朝から大量に倒れ出したので、急いで買いに走ったという訳。

今まで根出しはせずに買った苗を直接植えていた。

これだと植え付け後に一旦は枯れたようになり、再起するのに時間とエネルギーがかなり必要になる。

水に入れて根を出させるということは極自然なので苗に負担がかからず、植えればすぐに成長を始めるのでこのやり方のほうがいい、と思った。

タマネギの収穫(畝が空く)はあと1週間後くらいになりそうだ。
空いた畝のケアは特に必要無さそうなので、さっと入れ替えができる・・かな?

折々の状態を追ってupしておきたい。