2016年6月30日木曜日

アワノメイガ その2

昨日はダメ押しで、被害にあったトウモロコシに殺虫剤を撒いて、撒き終ったとたんに激しい雨。

もう踏まれたり蹴られたりで凹んでいたんだけど、一夜明けて気を取り直し、もう一度仔細に被害のチェック。


茎の侵入部分から上を徹底的に除去したら、雄穂をつけたまま残ったのは数本になってしまった。
受粉が完了しているかどうかわからないけど、未了だとしても虫に入られたらやはり実入りはないのだから、どちらにしても結果は同じと気づきバッサリと。

実に直接入ることはないのではと、淡い期待をしたのだけれど、甘い、アマイ。
しっかりと脱糞の跡と小さな穴がありました。


葉やネットの糸が邪魔して上手く撮れていないけど、穴が開いています。

穴をほじくって、虫をつまみだした。
まだ実までは行き着いていなかったように見えたけど、さてどうか。


雌穂が付いているすぐ上で切ってしまったので、これでこの先の生育がどうなるのか疑問だけど仕方がない。

アワノメイガという蛾がどこかから飛んできて、てっぺんの穂に卵を産みつけ、卵が幼虫になって穂の付け根や茎から入り込むという。

雄穂から実となる雌穂までは相当な距離(今回の場合で1メートルくらい)があるけれど、そこを5ミリ位の幼虫がトットットと移動していくらしい。

今回のチェックの作業中にも1匹がポロッと落ちたけど、その時の逃げ足の速いこと・・
その点でアオムシやコナガなどとは行動力が全く違う。
驚異的破壊力があると言えるのかな。



今年のトウモロコシの失敗は「いい教訓」という事にしよう。
キャベツや白菜が農薬なしでは作れないのと同様に、トウモロコシも薬無しでは作れない。

雄穂には蛾を呼び寄せる甘い?匂いのようなものでもあるのだろう、きっと。
としたら、穂が出かかったらすぐに第1回の散布をすることが大事ということかと気づく。

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