2017年4月25日火曜日

部分マルチで地温を上げる

トウモロコシと同一のセルトレーに西瓜とマクワウリを蒔いて、トウモロコシはとっとと芽を出したので外に出したいけれど、スイカにマクワはまだ熟睡中。

トウモロコシは外で陽に当てたいけれど、スイカとマクワはまだ温めたい。
トレーをカット?う~ん、型が崩れるだろうな。

困って、考えてこうしてみた。


これが良かったかどうか凡そ9日で発芽開始。


カメラ角度が90度違っちゃったけど、上の画像のトレーと同一のもの。
スイカとマクワウリが小さな芽を出している。

が、出ただけで喜んでいてもだめで、植付け後の地温もそれなりに必要。
そこで一般的には畝全体にポリシートを張ることになるる訳だけど、1畝、2畝そっくりマルチするほどのスペースが取れないので、このようにしてみた。


30cm角くらいに切った透明のビニールシートをパッチワークのように畝間の端に置いた。植えるのはここ。
植えつけるスペースの土だけを温めようという訳。

植付けまで3~4週間。
それまでこうしておけば土が温まるだろう。

実はこれ近所の畑で似たことをやっていたのでヒントにして真似たのだ。

そこでは肥料の袋をいっぱい並べて畝の天だけを覆っていた。
去年もその風景をみたが、ピンとこなかった。

色とりどりの肥料袋を何枚も並べて小石で押さえていた。
どう見ても美しい絵ではなく(ごめんなさい)、何をしているのだろうぐらいに思っていた。

その人は少しずつ多品種を栽培していて、お金を掛けずに工夫しているのが見てわかる。
ハタと保温だと、気づいた。

畝をそっくり覆わなくても、これでいいのか!
そこから今回の「部分マルチ」を思いついた。

我ながらいい案だと、今は悦に入っている。
どこかで何かが抜けていたりするんだけど・・・。

上の画像のようにメッシュの箱の天井にだけフィルムを張っただけでも、中は40度にもなってるので、たぶんこのやり方でも地温を上げることはできそうだ。


2017年4月24日月曜日

落花生の種蒔き

発芽適温(地温)は20℃前後、4月下旬あたりからというのが去年買った種の説明。
その種でできたマメを種として使うのだから、もうズバリ適期だ。

去年の収穫時に、よくできた豆を選んで陰干し乾燥して保存していた。
品種は「千葉半立」。

自家採取の落花生の種 千葉半立

去年は畝が空かなかったので5月下旬まで待っていたので、ついのんびり構えていたが今年は前作も数日前に終り、もういつでもいい。

これの殻を割って取り出して、種として十分なものが46粒だった。
去年買った1袋は45粒入りだった。その中には割れていたものもあった。

落花生の種

この中から30粒を選び、セルトレーに入れた土をよく湿らせたら1セル1粒ずつ置く。
種が大きいから作業は簡単。

落花生の種蒔き

土の量が少ないかなぁ、と感じるけれどポット30個は扱いが大変なのでこれで行くことにした。なるべく早めに植えつけよう。

タネを軽く押し込んだら上からも土を被せて、もう一度軽く押さえて完了。
土は種蒔き用土に海砂を少し混ぜて水の浸み込みを良くし、且つ増量も兼ねて。

最後に乾燥防止と遮光を兼ねて新聞紙を被せる。

蒔いた種の乾燥防止に新聞紙

これで発芽を待つ。
去年は1週間だった。この時期だから似たようなものじゃないだろうか。

去年収穫した後に土中に忘れられていた落花生が、自然に芽を出していた。

自然に芽を出した落花生

元々生命力が強い種なんだねぇ。
この場所でいいなら、収穫時にそのまま埋めておけば翌年もそれでOK、とは行かないかな。


2017年4月23日日曜日

ソラマメのアブラムシにも牛乳 効果なし

ソラマメに集まるアブラムシって避けようがないのだろうか・・・

アブラムシ発生のソラマメ

セロリに発生したアブラムシが、牛乳を散布することで簡単に駆除できたので味を占めてソラマメの緑色のアブラムシにもシュッシュッとやった。

アブラムシに牛乳を吹き付ける

すぐに動かなくなった。
牛乳のタンパク質が作った幕で、その日は死んだように見えた。

1~2日後も変わりなく、いや増えている・・みたい。
ちょっと揺らしてみた・・あ、動く。

仮死状態になっただけ?
それとも死骸とは別の固体が更に集まったのか?

とにかくソラマメについた緑色のアブラムシには牛乳は効果がなかった。

牛乳が掛かった虫は窒息死したとしても、乾いて固まっただけのところに次から次に飛来(?)したら、牛乳はずっと掛け続けていなくてはならない。

指先で払い落とす程度じゃ間に合わないような状況になったら、牛乳なんて生優しいことをしていてもだめなんだ。

アブラムシは病気を持ってくるから放って置けない。
薬の出番かな。











2017年4月22日土曜日

トウモロコシが発芽

トウモロコシが一斉に芽を出した。

トウモロコシの発芽

種蒔きは4月16日。
品種はスウィートコーンで1代交配の「おおもの」。


本当にこんなに大きなトウモロコシができるのかナぁ。
事の行きがかり上、選んでしまったけれど結果はいかに・・

各セルに2粒ずつ蒔いて、44セル。
発芽適温(地温)は25~30℃と、わざわざ断り書きを貼り付けてある。

裏に小さく書いてある注意書きだけだと、「出ない」と文句を言われるのかしら。
まぁ、私も書かれている説明をちゃんと読まずに突っ走るので、他人事ではないけど。

昼は25度を超えることが多くなったが夜の温度が適温までないので、セルトレイは終日屋内(21度)に置いた。

細かいことを言うと、この種も埋める時に向きがあるように書かれていたのを何かで見た記憶があるけど、どっち向きなのかは忘れたのでランダムに埋めた。

どうやらその説は関係なかったみたいだ。
畑一面に栽培する場合はそんなことしていられないものね。

芽が出たのでそろそろ肥料(鶏糞)の鋤きこみをお願いしなくては。



このところネギ類の成長が旺盛だ。
貧弱でどうなることかとハラハラさせたタマネギが、今まで経験がないほど立派な葉になっている。

茂っているタマネギ

今度は上の成長が良すぎてこれまた心配になった。
でも、まだ球にはならないが、膨らみ始めている。

地際がしっかりと太ってきたタマネギ



ニンニクもかつてなくしっかり伸びている。
少々混んでいるが。


育苗中の一本ねぎもピンと上を向いて元気だ。


九条ネギは、ぼうずができて芯は硬くなっているが葉はやはり元気に成長中。
葉だけなら今も食べられる。







2017年4月21日金曜日

ブロッコリーを灌注処理をしてから定植

ずっと待っていたブロッコリーの定植がようやくできた。
ポットに種を撒いて育てていたブロッコリーを畑に定植。2mほどの場所に5本。
少々窮屈かな。

ブロッコリーの定植


予定していた畝が空かなくて、播種から64日にもなってしまった。
間に合わないと考えて、途中で苗ポットを1周り大きなものに移植。

そして今日ポットから外してみると


やはりずいぶんな根の量だ。
ポットを大きくして正解だったようだ。

このところ何ヶ月か育苗した苗を畑に植え付けるという作業からご無沙汰だった。
去年覚えた「灌注処理」のことをすっかり忘れかけていて、危なくスルーするところだった。

畑に植えつける前のまだポット苗の時に、適正に薄めた農薬を水遣りをする要領で本体と土にかけてやること。

そうすることで薬が苗に浸透し、定植後の2~3週間は何もせずに病気や害虫を防ぐことができるというもの。

今回のブロッコリーにはプレオという殺虫剤を灌注した。
殺菌剤は、経験上ブロッコリーには致命的な病気は出たことがないので入れなかった。

植えつけるときには更に土にオルトラン粒剤を混ぜ、土の中にいるかもしれない害虫の害から守るための処置も。
せっかくここまで育てた苗だから、念には念をと。


ブロッコリーはアブラナ科。キャベツと同じでウワバ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシたちの大好物なんだ。

モンシロチョウもモンキチョウも見かけるようになったから、今日使った農薬の効果がなくなる頃には防虫ネットも張らなくてはいけない。

風に振られて弱るのを防ぐためと、やたらと茎がグニャグニャ曲がるので割り箸で支えもした。

ブロッコリーの定植

これでまず1つの懸念が解消。

2017年4月20日木曜日

エンドウにはうどん粉病の予防薬

今朝はキヌサヤエンドウとグリンピースに、うどん粉病の予防薬を散布。
使ったのはこれ。

うどん粉病予防に使ったサンヨール

まだ出現していないうどん粉病だけど、必ず出る。
はびこってしまってからではどうしようもないので、カビが見えていないうちに手を打たなくては。

実はこれも昨年その実績を作って、納得した。
「予防だよ、予防が大事だよ」と言われていても、白くなった葉を見るまではなかなか動けず、発生してから「しまった!」というのが今までだった。

虫の害と違って、牛乳でというわけにはいかないんだよね。


今朝も目が覚めたときには既に風が出ていたけれど、止む瞬間もあったので思い切って実行。突然吹かれて逆流した液体が腕にかかってしまうこともあったけど、とりあえず一通り終了。

野菜の病虫害の予防は、人間の予防接種のように1回やればいいというわけにはいかず、危険のある期間は繰り返し手をかけなくてはならない。

そういう手間暇をかけて作る野菜だと考えると、店に並んでいる野菜の値段は高くはないんだね。

そうそう、薬剤散布前に必ずしなければならない大事なことは、収穫中の野菜は少々未熟でも散布前に収穫しておくこと。

農薬が掛かった野菜は3~4日は食べられないからね。
このサンヨールは撒いたその日だけ避ければ、翌日から収穫できる。


かって私も農薬を忌み嫌っていて無農薬を旨としていた頃はロクな野菜ができなかった。
師匠に使い方を教わり、正確に希釈して撒かれた薬は数日(薬によって違う)で分解し人に影響は出ないとわかり、最低限で使うようになった。

自然農法では、病害虫に強い野菜を作って無農薬でというけれど、並大抵の努力じゃできない。
家庭菜園程度の備えである程度の形にまでしようとしたら、農薬も止むを得ないと思う。

2017年4月19日水曜日

セロリにアブラムシ 牛乳で退治

ギョッ !
ごまを振ったような騒ぎ。


茎を軟白化するために地際から30センチくらいを、肥料のポリ袋で覆っていた。
昨日、収穫するために袋を取り除くと、この通り。

メガネとムシメガネを持ってきてよ~く見ると、6本の足が見える。
やはり!アブラムシだ。
ケシツブ以下の黒い小さなアブラムシ。

根元には大豆大のナメクジも、1匹や2匹じゃない。
(写真をとる前に考えずに全部捕殺してしまった)

このところの雨続きが呼んだのかな。
日除け用のポリ袋も良くなかったかな?

どうしよう・・
もう収穫しているから、殺虫剤は使えない。

ナメクジには塩でいけるかも。
アブラムシはどうする?

ネットで探すと色々出てくる。
牛乳、酢、木酢液、石灰、石鹸水など。

主に生で口に入れる野菜だから、違和感がないのは牛乳か酢。
牛乳を濃くして散布すればいいと。

ん?濃くした牛乳?
薄くすることはできるけど、どうやって濃くするの?

ハハ、きっと未経験者が書き並べたサイトだろうな。
牛乳が乾くと幕ができるからそれで窒息させるという理屈だそうな。

解らないことはないので、すぐにやれることなのでやってみた。
晴天ではなかったけれど、風速6mという風が吹いていた。

今朝見るとまだ黒い点々がいっぱい。
あ、でも障っても動かない。

なるほど~。
シャワーの水をかけて死骸を落そうとしたけど、これがまたしっかり張り付いていて落ちない。

水を掛けながらブラシでセロリの溝に沿ってこすり落してようやく粗方きれいになった。


いやぁ~、牛乳の粘着力って凄いんだ。
それにラクチンだし。

今日も風速7mだって。
洗濯物はハンガーごと飛んでしまうような暴風。

北海道ではすごい吹雪だったそうだ。
もう4月半ばを過ぎようというのに。

明日はこの風もいくらか弱まるらしいから、今度はソラマメのアブラムシに牛乳で攻めてみよう。