2016年9月17日土曜日

ハクサイ苗に殺虫剤の灌注

白菜のポット苗に殺虫剤と殺菌剤を灌注した。

灌注は初めての試み。
希釈した薬剤液を、噴霧じゃなくてそのままポットの土に掛けた。


如雨露で灌水するように。
今回はたったこれだけの苗なので、500cc用の簡易噴霧器に希釈液を入れ噴霧口を外して注ぎ込むように掛けた。

使用量は300ccくらいだったかな。
多すぎたら流れ出てしまうし、少なければ効果がでないだろう。
基準がわからないので、適当にカンでの施用になる。

この苗を2~3日後に畑に移植すれば、苗が薬剤を吸収し、且つ薬剤を含んだ土ごと植えられるので、薬の効果が1月くらいある、ということだ。


薬液の量はこれで良かったかどうかが、まだ分らない。
それに明日からは出口が見えていない雨の日の連続、それも台風に伴う雨なので予報はあてにならない。
上手く定植できるかどうかが心配。

播種から数えて今日で20日、本葉の数も5枚になってるので、雨上がりを待っていたら遅れてしまう。雨の対策をしてでも強行した方が良さそうだと判断。

白菜は適期を逃すと形にならないから、オチオチしていられない。

2016年9月15日木曜日

ナスが復活、1枝1果法の成果

秋ナスっていうのはこのことなのか。

お盆前にはこのまま枯れるのではと思えるほど元気が無かったのが、この1週間くらいで勢いを盛り返し、また毎日収穫ができるようになった。


葉の色も良くなって、花もずいぶん着いている。
たぶん雨のお陰だろうな。



ナスは乾燥ぎみの方がいいといわれるけれど、その度を超して水に飢えていたのがこのところの雨で息を吹き返したといったところでしょう。

また食べきれなくなりそうで、困ることになりそう。
喜ぶべきか、はたまた。。。


今年のナスは作付けの量も多かったのだけれど、「1枝1果法」という育て方というのか剪定の仕方というのか、その方法で収穫したのも良かった。

主枝を3本伸ばし、そこから出た側枝に生った実は1つだけ育てる。
側枝の一番下についた実を収穫することにして、それより上に着いた実や花は落とす。

そして収穫の時には、実だけを獲るのでなく実が付いている側枝全体を切り取ってしまう。
これはもう、収穫というより剪定になる。

そうすることによって、新たに出てくる側枝が育つ。
どんどん出てくる。

これを繰り返して、主枝は実の収穫はしながら放任する。
なので、主枝はどんどん成長し今や2メートル以上にもなっている。

この方法だと、株の「切り戻し」をしないので気候が良ければ初なすから秋なすまでずっと生り続ける。
切り戻しをすると、新しい枝に着果するまで一月くらい収穫が無いという。


だからこの1枝1果法は大正解なんだけれど、この長い枝が通行を妨げるのだ。
これはどうすべきか?

どこか途中で主枝の役目を他の短い側枝と交代したらどうなのだろうかとも思う。
来年はそこのところの工夫を考えなければ。





2016年9月14日水曜日

ダイコンの被害 次から次へと・・

夏に降らないままで秋の長雨になってしまった。
今朝のずいぶん降った。


小さな苗は撥ねた土で泥だらけ。
病気や虫の原因になりそうなので、洗い落としてやりたいけどあまりいじると傷を付けそうで止める。


雨ばかりだから蛾は飛んでこないかと思いきや、とんでもない。
発芽したらすぐにネットで覆うか、薬剤を使うかしなかったことが悔やまれる。

シンクイムシの害が日々進行中。
ほぼ毎朝ピンセットを手に、見つけては殺し、見つけては殺しをしているのに、毎朝新しく出現している。



こんな哀れな姿に・・・

芯に近い小さな柔らかい葉がくるっと巻かれている時は、それをそーと広げていくと居る。
土色のちいさなシンクイムシ(ハイマガラノメイガ)が。

もう素手でつぶせるほど親しく?なってしまった。

一方、後で蒔いて数日間寒冷紗を掛けてあったダイコン(吉兆)は今のところ無事に本葉が出始めた。
こちらは上記の反省もあり、始めから薬剤散布をしている。
まだ気は許せないけど。


農薬は、1種類を使い続けると効かなくなるという。
同じ効果のある他の薬を買おうと店の棚を見るが、高い。
高価なんだ。

それに量が多い。
1回に量れないほどの少量しか使わないから、1瓶を使い切るのに何年かかるか?

なんて考えると、手を出しにくい。
家庭菜園に農家用の薬は使いにくい。

2016年9月11日日曜日

白菜の播種 第2回

9月7日、白菜第2回目の種まき。
品種は、「京都三号」と前回と同じ「郷秋80」。

9日には発芽した。
これで順調なら月内に定植が出来るだろう。

ここまでの過程をメモしておこう。

先ず種まき。
夫々に7株分のポットを用意し、底に小さく切った古布(木綿)を敷く。


ポットは上側の径6cmの小さなもの。
今までは苗を買った時の空きポットをリユースしていたけれど必要以上に土が入ってしまうので、ポットを新しく買ってもその方が経済的では、と思い店頭にあった一番小さいポットを1セット=100個を購入。

これに7~8分目の種まき用土を入れたらたっぷりと水を撒き、水が全体に行き渡ったら種を入れる穴を開ける。
ボールペンとか割り箸などを使い深さ8~10mmくらいで3つずつ穴を開けていく。


その穴に種を落としたら、周りの土を寄せて指でしっかりと押さえておく。
これは忘れてはならない大事な作業。

同じポットに2種類の種を蒔いたので、わからなくならないよう整然と並べて名札を付けておこう。



最後は乾燥防止のため新聞紙を被せておく。


これで雨が直接かからない場所に置けば完了。

蒔いてから出るまでの間は台風の影響で不安定な天候。
強い雨が来たり、日が差したりで最高気温は30度前後だったと思う。

この白菜の発芽温度は「郷秋ー」が25度、「京都ー」が20~25度となっている。
じゃぁこの気温は限界だろうなぁ。

気温が下がるのを待っていると、生育が間に合わなくなりそうだ。
秋の野菜って気を揉ませるね。


この手順で無事芽が出たので、さらに順調なら、郷秋80は11月中には、京都三号は12月初旬には収穫になるというスケジュールなんだけど、予定通りの生育になるかどうかは育て方次第だね。

主には害虫対策だけど、農薬のことを調べていたらとてもいい情報がみつかった。
農薬の使い方で「灌注」という方法があり、これは良さそうだ。

水で薄めた水溶液を、定植の2~3日前の育苗ポット(トレイ)に如雨露で1回だけ掛けてやる、というもの。
ポットの土に薬を浸み込ませてから畑に植えるのだ。そうすれば薬の効き目が4週間にも亘るという。

植付けの後で苗に噴霧しただけだと、効果はせいぜい2週間なんだそうな。
(2週間も効いていたのか)

そうなのか、そんなテがあったなら今後はそれで行ってみよう。
白菜はアオムシ、コナガ、ヨトウムシなどの恰好の餌場だから、防虫、殺虫には大変な労力が必要だ。

それが植えつけてからほぼ一月は手が省けるとなると、これは嬉しい。


強い雨ニモマケズ・・みごとに発芽


種を蒔いて3日後に、みごとに揃って発芽。
これは2回目のダイコン。

条件が整えば、こんなものなんだねぇ。

台風と低気圧が天候をかく乱し、予報にはなかった強い雨が降りダメかなと不安だったが、今朝いくつも発芽しているのを確認。
やったね!

寒冷紗を張って守ってやったのが良かったようだ。
この寒冷紗は目が細かいから、雨もある程度避けることができる。
手をかけた甲斐があった。

でも大根はこれからの目かけ、手かけが肝心なんだ。
暫くはシンクイムシとの戦いが続く。

頑張らなくては!

2016年9月6日火曜日

ダイコンの種まき後に寒冷紗

5日に2回目のダイコンの種を蒔いた。
ずらし蒔きとしての第2回目、品種は吉兆と大丸聖護院。

気温が高いからどうかなぁ、と思案していたら前日から雨で地面はしっかりと水を吸ったので、雨上がりの隙を縫って蒔いた。台風12号の雨だ。

気温はスーッと下がって、昨日は30度、今日は27度。

天気予報を見ると、暫くは高温にならない。
ところが雨が続く。

「弱い雨」という表示にはなっているけど、今朝など一時はかなり強かった。
まずいなぁ。

先日の種まきで失敗したので、遮光用にと黒い寒冷紗(遮光率51%)を買ってきた。
これなら上手く日除けになりそうだと、ワクワク。

ところが急に温度が下がり、お日様も隠れてしまった。

それじゃぁ、この寒冷紗を雨避けに張ってみよう、と。
まだ2日間は雨マークが続いている。

今強い雨に打たれたら、また出ないことになりそう。
結果本当に弱い雨かもしれないけれど、害にはならないだろうと。

細長い畝なので、幅1.8m×5mのネットをいきなり3枚にカット。
よーく考えたつもりだけど、ちょっと勇気が必要だった。


この雨が治まるのを待っていたら、蒔きどきを外してしまうのではないかという不安があり、雨の合い間に蒔いたけど、こういう天気は困りもの。
結果はどう出るだろうか・・

・・・と、ここまでは5日の作業。
降ったり止んだりの後、7日にはまた晴れて気温も上昇した。
で、気がついたらこの状態では通風が無い!
おお、35度。

ネットの片側は開けておかなくてはいけない。
急いでやり直して、このように変更となった。




昨日のホームセンターのチラシに、「秋野菜の種 入荷!」となっていた。
その中にはダイコンも。

えっ、これからが本番?



2016年9月4日日曜日

真夏の種まき 

第1回目の大根が出揃わないので、蒔きなおしてみたけどやはり出ないものは出ない。
今度は水が足りなかったのか?

大きくなり本葉が出てよくわかるようになると、1回目と2回目とあわせて2/3くらいは出ている。
これくらいなら、とちょっとホッとする。


出ない、出ないと下向きのことばかりを綴るのもいやだけど、事実を書いておかなくちゃ後でまた同じ失敗をする。


ゴボウも全く出ない。これはビクともしない。
日除けのつもりで寒冷紗をフワッと、裾もトンネルの出入り口も開けて掛けてある。
大きな日傘を広げたように畝を覆った。


それで温度はどうかと測ると、40度。
寒冷紗の中も寒冷紗がないところの地温も同じ。

地温といっても地表から3~4センチ(種はこれより浅い)の深さなので、遮光率22%のネットでは、こうカンカン照りだと全く効果なし。
あらためて栽培マニュアルを覗くと「発芽温度 20~25℃」とある。

あ~、こりゃ出る訳がない。

ダイコンの発芽温度は最高35℃と。
これは40度の地温でも強い種は発芽可能ということか。
でも適温を5度も超えているから、揃うのは無理なんだろう。


白の寒冷紗(遮光率22%)では真夏の地温は下がらなかった。
遮光ネットならどうだろう?

黒い遮光ネットで、狭い範囲だけど試してみた。

1枚掛けだとほとんど変化なし。
畳んで2重にしてみると5度ほど下がった。
更に畳んで4重にしたら10度下がって30度になった。

これは測っている間にも太陽の位置が動くので正確ではないが、ここまで差が出れば違いはわかる。

この遮光ネットの遮光率は確か55%くらい。
それを4重にしたから、55×4で100%を超える、つまりネットの下は真っ暗。
発芽だけならこれでいいけど、発芽後はこれじゃ困る。

ゴボウの生育温度は発芽時と同じだ。
と言うことはネットは外せないのだから、芽はだせてもゴボウのモヤシになってしまう。

つまり、最低でも地温30℃くらいになるまではゴボウの種まきは出来ないとい結論。
まぁ、これはあわてることはない。


ここまで手間がかかったけど、良い勉強になった。

・種袋には暑い時期でも蒔けると書いてあるが、発芽適温になるよう遮光してのこと。
・遮光に使う材料はいろいろあるが、遮光率、季節等に合わせて適当な素材を選ぶ必要がある。

この強い日差しのある地に住むまでは遮光について真剣に考えたことがなかった。
遮光だけじゃなく、農薬を出来るだけ減らして元気で美味しい野菜を作るためにも、資材を上手に使いこなす必要があるんだ。

今回少し解ってきたけど、奥が深そう。


芽が出ないことに気を奪われていたら、ダイコンの若芽にもうシンクイムシが食餌を始めていた。
双葉にもう穴があきだしたので、あっと思って近づくと芯葉が巻いている。


葉を巻いているクモの糸のようなものの中にカブラヤガ(タマナヤガかな?)が居る。

遠視鏡をし、ピンセットを持って虫取り開始。
夏休みはもう終ったのに。

炎天下で数匹捕殺。
朝ならもっと居たかも。

暫くはシンクイムシとネキリムシの害を最小限にするよう注意をしなくてはならない。