2018年6月18日月曜日

九条ねぎ 刈り取り収穫で新葉を更新

九条ネギを根元から抜き取って、残った株が分げつして新しい葉に更新されることがこの間わかった。

そうやってどんどん消費していたら、分げつが間に合わず残りが心もとなくなってきた。
なので今度は葉を刈り取ることにした。

この方法でも新葉を更新できるのだ。
鉛筆ぐらいの細いコネギなどは、そうやって収穫するのが普通のようだ。

刈り取り後の成長はめざましい


刈り取って3日後のネギの伸びがわかるのがこの写真。

ネギの生命力

左端のが刈ってすぐ、右側の株は3日前に刈り取ったもの。
3日でこんなにも伸びたのだ。

伸びながらも更に分げつした新芽も覗いているのがわかる。


とても柔らかそうなネギ。
白く甘い部分は無いけれど、こうすれば夏に柔らかいネギを食べることができるのだ。

今スーパーで売られているネギは北の地方で作られたものだろうか、それでも硬そうな葉をつけた根深ネギ。
近隣で最も安い店でそれが1本100円。

店頭で鉛筆サイズのコネギはたまに見ても、なぜかこのような九条ネギは見ない。
私が利用する店にはないけれど、他の店では置いているのかな?
理解に苦しむ現象だ。

うちの無人販売ではお役に立っているようだ。

 


2018年6月17日日曜日

日川白鳳(もも)を初めて収穫

3年目の桃、初収穫


アンズに続いて桃(白桃)もできた。

日川白鳳 完熟での収穫


早生種の「日川白鳳」。
美味しそうに赤く色づいているけれど、この皮の下は真っ白な身。

落ちる寸前まで木に付けて置いての収穫。
硬くなく、柔らかくなり過ぎず最高の味になった。

病気や虫害に気を配って、担当者が本と首っ引きで数回の農薬散布やら袋掛けをしてここまで漕ぎつけた。

病気で怖いのはウィルスによる縮葉病なので、これの対策には冬場にイオウ合剤。
実が着いてからはとっかえひっかえの殺虫剤を噴霧。専用の袋を購入して袋掛けも。

この品種は早生なので実は小さ目。
桃というのは管理が難しく、素人には虫害が出る前に収穫できるこの種類が向いているとプロから教わって植えたもの。

それでもいくつかには虫が入り込み、穴があいたり落下したり。
そんなものも含めて凡そ40個生らせた。


春の花の時期にはそれはみごとな姿を見せてくれた。
満開時の画像が見当たらず、とりあえずこれ。


その実を摘果するのも、結構な手間だけど楽しそうだった。
それから凡そ80日。

楽しみに待って今日の収穫。
口にした時は感慨ひとしお。

完熟状態にまで木で管理しての収穫なので、ぐずぐずしていられない。
2~3日で収穫を終られなかればならない。

40個のうち既に10個くらいは(虫害で落ちたので)二人のお腹におさまった。
今日は16個を息子のところに送り届けた。
明日は孫の笑顔がネットで届くことだろう。

後は特定の行き先はない。
「無人販売所」にも出してみたけど、果たして?

来年までにもっと繁盛する店にしないと、この美味しい桃が消費しきれなくなりそうだ。


2018年6月10日日曜日

あんず3個収穫

番外編で果樹。

苗を植えてから確か3年目。
初めて収穫できた3個。

アンズ 初めての収穫

この色!
私の記憶にあるアンズはもっと黄色っぽくてもっと小さくて・・・

品種が違うようだ、改良されてより食欲をそそるアンズになったのだろう。
生の杏を口にするのって子供の頃以来。

市販されているのを見たこともない。
生で流通しているのは全部でたった80トンだそうだ。

かつて実家の庭に植えられていて、その木に登ってもいではおやつに食べたものだった。
今も花の見所として千曲市が有名だけど、他に産地は無いのだろうか。

3つの杏が樹上で熟し、ポトッと落ちた実を食べた。
記憶にあるものより味も風味も薄かった。

はっきりした味や風味は避けられるらしい今風の趣向に合わせて変えられたのだろうか。
ちょっと寂しいけど、ほのかに甘酸っぱい香りは懐かしい。

春には、それはみごとな花を見せてくれた。
しかしまだ木が小さいので、実ったのは3つ。

来年はいくつ生るかな。

初めて実った杏

2018年6月9日土曜日

ジャガイモの収量はいかに 施肥量を変えてみた その3

この結果はどう判断したらいいか。。



今まで私が栽培してきたものはどれも肥料が足りないのではないか、という話になって、それじゃぁ今年はどれもうんと増やしてみようことに。

その手始めで3月に植えたジャガイモは、肥料を通常の量とその9倍にしたものとを栽培し結果を見ることに。
ジャガイモは肥料が多すぎるとツルボケになり収量は減るのは常識と思っていたので、無駄な試しと思ったが、全てに試すということにしたのでまぁやってみることに。


施肥量の境目を中心にして左右の状況を写真に撮った。
何か目印を置くとなお良かったが、これでも差はわかる。


中央から左半分を標準量区域、右半分を多肥区域にし、それぞれの外側がメークィン、内側はキタアカリを植えた。

キタアカリは花が着かなかった。着花があったか無かったかは収穫には関係ないらしいので気にせず。

内側のキタアカリが先に収穫期を迎えた。キタアカリは早生系なので予定通りの順番。
これを5月29日に掘りあげた。
量はさて置き、虫害は数個で病気なしのきれいな芋。


日を置くこと10日・・メークィンも8割方の枯れが出て、梅雨にも入ってしまったので
晴れ間をみて収穫。


こちらもキタアカリ同様に虫害は数個で病気もなし。肥料の量に係らず芋の形も良く大きいものが多いように感じた。

う~ん、どう比較したらいいのかなぁ。

では具体的に肥料の量にどれくらいの差をつけたのかというと
タキ○のホームページ上の栽培マニュアルから、(施肥量)10㎡当たりの成分量はN=200~250、P,K=200~300となっているのを基本とし、これを栽培面積で割戻したものを私なり「標準量」とした。
もう一方のをその9倍にしてみた。

使った肥料は主に鶏糞で、その中のN量を10㎡当たり200gくらいになるようにし、その場合のP,Kの過不足はこの場合無視した。

いくら何でも9倍は、全くモノにならないだろうと踏んでいた。

種芋は種用として売られていたものを、どちらも2kgずつ使用し、肥料の量ごとに1kgずつ植えた。

その収穫結果がこう出た。
A 標準量の肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  5.44kg
  メークィン  9.72

B 9倍の肥料肥料で栽培したジャガイモの収量
  キタアカリ  10.0kg
  メークィン  8.16kg
  
家庭菜園でもよくできれば収穫時の収量は種の目方の10倍だと言われる。それを基に考えると
キタアカリは肥料は多いほうがいい。
メークィンの肥料は標準量でいい。肥料が多いと収量は落ちる。

ということになる。
でもこれが全てじゃないだろう。

30センチ間隔で植えた筈が、収穫時にはいくつか抜け落ちている箇所もあった。
種芋の切り方に偏りがあって発芽しなかったことも考えられるし、途中で消滅していたのかもしれない。

本当にキッチリした結果がでたわけじゃない。
今年の結果から、施肥量の違いは収量にはそれほど響かないと結論付けるのは違うだろうか?


2018年6月4日月曜日

巻かない?レタス 施肥量を変えてみた その2

変だと思ってからほぼ2週間。
結果の姿がこれ。

巻かないレタス

これは何じゃ?の姿なり。
何とか巻こうとしたけど、どうにも・・という感じだ。

播種から50日経っても巻いてくる様子が無く、こりゃダメかと思いつつ2週間待ってやっぱりダメ。
大体2ヶ月くらいで出来上がっているものなのに。

頑張ってここまで巻きました、が右端の1つだけ。

レタス 巻かない 巨大な葉

その隣の葉を見ると、ずいぶん大きい。
こんなのが殆どだ。

これはチッソ過多だろうねぇ。
基準量と思われる量の3倍を施してみたのだ。

レタスやキャベツの葉が巻いてくるのはそれが持つホルモンが関係するという。
チッソは多すぎたらホルモンの作用を邪魔するだろうか?

一般的に生り物(果菜類)は葉や茎を必要以上に育ててしまうと、花が咲かない、実が着かないということになる。

レタスは葉ものだから肥料(特にチッソ系)は多めでいいのでは、と単純に思うけどこのお化けのような姿を見ると、葉が成長しすぎるとホルモンに影響してくるのかな?
う~ん、やや専門的になってきたね。

前に考えた温度過多(気温が高すぎた)はどうだろう?
気温(地温)と植物の生育とは密接な関係だから、これは有りそうだ。

また、また後手ながら調べた。
「生育適正温度」は20℃前後だと。

「25℃以上では玉肥大が抑制され、30℃以上では生育が阻害され正常な結球ができません・・」とあった。
詳細はこのサイトで

路地栽培なので30℃にまではなっていなかった筈だけど、生育に適する気温ではなかったようだ。

結論。
チッソ肥料が多かったことで葉は大きく育ったが、正常に生育できる気温範囲から外れてしまい、結球ができなかったいうことになりそうだ。

もう少し早い時期にこの方法で栽培していたら、きっと巨大レタスができていたのだろう。

上手く育てば、短期間で虫害も極少ないレタスはとてもいいと思っていたけど、最近は思うようには育っていない。

たまたま最初の2回が上手くできたからって、ちょっと高をくくって見くびったかな。
まだまだ勉強も経験も大いに不足。

さて、ここまで育てたレタスは捨てられない。
さらだ菜やサニーレタスだと思えば食べられそうだ。
外の大きな葉は炒めるなど加熱して、内部は比較的柔らかそうなのでそのまま生で・・

美味しく食べられました(^^




2018年6月1日金曜日

九条ネギの分げつの仕方

次々と根元から新しい葉を出しながら分かれて(分げつ)増えていくネギ。
まるで無尽蔵。

この仕組みがわかったときにも記事にしたけど、今日は増えたネギを分解?してどうなっているのかを写真にしてみた。

先ず、前回の写真では鬱蒼となっていたネギを次々収穫していき、ずいぶんすっきりした今の様子。


モデルとなる1株は右から3番目のこれ。

分げつで増える九条ネギ

近づいてみる。


1箇所からグシャグシャといっぱい出ているうちの手前の1本を抜いたのがこれ。
根深ねぎと違って、白い部分は本の少しですぐに根が出ている。


根元から2本でているように見えるのを根元から分ける。
全体を包んでいる古い葉を取ると簡単に2つに別れる。


そして、枯れた葉と一番手前の途中で切れている葉(これがネギボウズが付いていたトウで、触ると枝かと思うようにカチカチ)を取り去る。
と、柔らかそうなねぎが2本現れた。


更にもっと、外側の色が変わっている葉を1枚採ると、また分かれている。


それを根元から切り離すと3本なった。


ここまで。
ほっそりとした葉ネギになった。

どんどん葉を剥いていくので何だかもったいないような気がするけれど、その結果柔らかな細い美人が現れると、元の何倍もの価値を感じ嬉しくなる。

これで白い部分の太さは1センチくらい。
全身が美味しく食べられる。

どんどん増えるので二人暮らしではとても消費しきれず、10本くらいを1束にして50円にて販売中。他の品に比べればよく売れる。
とても「稼ぎ」にはならないが、使って下さる方があることがとても励みになっている。


2018年5月31日木曜日

ソラマメうら生りを収穫

アブラムシ被害が小さく、木がまだ元気


今年のソラマメは例年に比べて結果が良かったということのようだ。
それらしくできた(うちではA級)豆の収穫が一旦終った後、そのままにしていた株から又収穫出来たのだ。

末生り(うらなり)というのだろうか。
形はとても悪いけれど実は入っているようなので、もいできた。

ソラマメ2度目の収穫

莢から出した豆はこんな風。

末生りそらまめだけど美味しく収穫

手の親指の爪ほどのも混じるけど、大きい豆もまだオハグロにはなっていなかった。

さっと茹でて食べてみると、美味しい。
これは儲けものだ。

種取り用にとそのままにしていて、種として残すには形が悪いのと数が多すぎることもあり、選んで小莢を収穫。

A級の収穫開始から1月近くになる。
まだ緑色の葉がいっぱい付いている。健康に育つとこんなにも長生きするんだねぇ。

昨年まではここまでの収穫はなかった。
なぜかな?

今年はアブラムシの害がとても少なかった。
それで木がいつまでも元気で、小さいながらも上の方まで実が入ったのだ。

例年ではA級の莢を収穫するとその後すぐに木が枯れてきた。
アブラムシは成長点の付近に集中的に寄るので、木の寿命がそこで尽きてしまったということかな。

アブラムシの忌避、退治がソラマメ収穫のポイントだと良くわかった。

小さな莢が多かったのは摘花(果)作業をしなったからだろう。
家庭菜園でそこまでしなくても・・と軽く考えていたけどそれじゃ良品はできなかった。