2017年6月1日木曜日

春蒔きダイコンのトウ立ち

こんなはずでは・・

えっ、トウ立ち。

春大根 トウ立ち

この時期に?という私の感覚。
なんで?

3月19日に12本分の種蒔きをし、ここまで順調だった。
外から見て、まだちょっと太り足りないけど日数的にはそろそろ採り時と、3日前に1本収穫してみた。

硬い。
変だなぁ、まだ出来上がらないからかな。

そして昨日、まだだめかなと見に行ってトウ立ちを発見しびっくり。
当たり前にほとんど全部が抽苔。


ダイコンの抽苔(ちゅうだいートウ立ち)というのは、秋に蒔いた大根が春に菜の花が咲く頃にのみ起きる現象だと思っていた。

その菜の花が咲く頃に蒔いたのだから、病気や虫害がなければ上手く育つものと思っていた。
そうは問屋が卸さなかった。

あらためてまた調べてみた。
春になってから蒔いたものでも、その後の温度次第では花芽分化は起きるとのこと。

これはタキイ種苗の説明 

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やはり種やさんのトーホク

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私が蒔いた時期はジンチョウゲの頃で、保温材はベタ掛けシートだけ。
この頃はまだそれでは不十分で、ビニールトンネルが必要だった。

種袋の説明で「発芽適温 15℃~」とあったので、ベタ掛けでいいだろうと判断した。
発芽にはそれで良かった。

発芽後の気温が災いしてータキイによると12度(地温)くらいで感応ー花芽分化が起きていたようだ。
3月はまだ12℃はあり得る。

トウ立ちは植物の生理現象だから、時々の環境を正直に反映してしまう。
良い勉強になった。


トウ立ちとはたぶん関係は無いだろうけど、抜いたダイコンはこんなだった。
これ1本じゃなく花芽が見えていたほとんど全部が、二股や3本足に。

ダイコン 3本足

この畝にそんなに小石がごろごろしてはいないのだけど・・
これもまた課題、尽きないなぁ。





2017年5月30日火曜日

ニンニクの醤油漬け 今年は上手く作ろう

3度目の正直、というけどそんなものじゃない。
4回目か、5回目か。

今度は行けるのでは、の気持でまたしても懲りずに試すニンニクの醤油漬け。

ニンニク 醤油漬け

生じゃないのにちょっとコリコリした歯応え。
市販のニンニクの漬物のような漬物を作りたい。

何回挑戦しても望むような作品?にならなかった。
加熱するとグニャグニャになり、生のままだといつまで経っても漬からないのがこれまでだった。

青森のニンニク製造販売店のブログで、「収穫してすぐの」にんにくで、というのを見て「これでは?」と気づく。

これまでは乾燥させたニンニクを使っていたように思う。
確かな記憶ではないが「収穫直後」を意識した記憶はない。

収穫直後の乾燥させる前のニンニクはジューシーだ。
これで漬け物にすれば、あのテクスチャーになりそうだ。

先日掘り上げて、特に小さい球だけを別にしてあったので、それを使うことにした。
ピンポン玉くらいの小さな球の厚い皮を何枚も剥いて、最後の薄皮も剥がして粒を一つずつに離す。

ニンニク 皮むき

しんどい作業だ。

ニンニクの汁がつくと強烈な刺激になるから指先にちょっとでも傷があると出来ない。
包丁で指の皮まで剥かないよう注意しながら、一粒一粒。

指先がベタベタしてくるので何度も蛇口まで行く。
この小さな1瓶分を作るのに1時間じゃ終らなかった。

大きな粒の球を使えば早かったんだよ。
そこのところは「欲」。

今年こそは喜ばれるニンニク漬けを作りたい、という執念(笑)でやり終えた。
つるつるになったニンニクの粒をビンに入れたら、醤油を注ぎ込んで蓋をし、半年間お休みいただく。

こんなに苦労しても半年も経たないと結果が出ないのだ。
それでも、美味しくできればそれでいいのだけれど・・どうでるかな。

1時間辛気臭い皮むきに取り組みながら思ったこと。
「自分で育てたニンニクだからこんなことを毎年繰り返すけど、1個100円のものを買ったのではやれないなぁ。」






タマネギが倒れてきた-収穫日が近い

タマネギの畝が空かないのでイモヅルを買うタイミングに迷っていた、と昨日のブログに書いた。

それが急に倒れ出した。
この畝は南向き。

たまねぎ 倒れ初め

今まで2~3本は倒れたが、昨日はドドッと半分近くが倒れた。

葉が地面にくっついているのが倒れているタマネギ。
倒れた方向が様々なので、この写真ではよくわからないが。

こちらは、西向きの畝。↓

タマネギ 収穫サイン

立っている数のほうが少ない。
1週間くらい前から倒れ始めて、昨日はこんなふうになっていた。

種を蒔いた苗がほとんど育たず、あわてて買った苗が都合3種類。数も予定を大幅に超え無理やり植え付けたので何がどこに植えられたのか分からなくなった。

だから品種がグチャグチャになってしまった。
いつのどの苗がどう育ったのかまるで分からない・・情けない。

倒伏の始まりが何日もズレたのは品種なのか、日当たり(畝の向き)なのか?
でも結局は収穫作業は1回で済みそうだ。

タマネギは種蒔きと植え付けのタイミングはピンポイントだと言われるが、その植え付けが今回は農場主の都合で3週間も早かった。

買った苗も質が悪く、とても期待はできなかったのだけれど、家庭菜園ならこんなものかという程度にはなった。

地上に出た球を見れば、10センチ以上もある巨大なものからピンポン玉ほどのものまで、まぁ様々だけど、病気が出なかったことが幸いだった。

2日の金曜日は雨の予報なので、その後1~2日した頃には掘り上げられそうだ。


2017年5月29日月曜日

さつま芋 根出しをしてみる

植える前に先ず根を出させる。
そんなことはやったこと無いけど、検索すればいっぱい出てくる。

やり方は微妙に違うけど、要は萎れた苗に湿り気を与えて根を出させる。
何を使ってどうやろうかと考えた結果、こうしてみた。


左側は金時30本で右は紅あずまが20本。
バットには1cmほどの水が入っている。

それぞれ頭をバットの縁に乗せるように置いて茎部分を水の中に。
どの苗も水につかるように広げて並べ、その上に濡れた古タオルを被せる。

葉の付け根それぞれから発根するはずなので、そのところを乾燥させないように。
新しいタオルでも、新聞紙でもいいけど全体に水分がまわるように茎を包むような感じで。


これで徐々に発根してくるというのだが、日数は結果待ち。
3ミリ程既に出ているのもあったから、そうはかからないのではないだろうか。

この写真で見る限りは、それなりにピンとして見えるけど店で見た時は買うべきかどうか迷った。
しんなりした苗でいいのは承知していたけど、しんなりを通り越して枯葉がいっぱい。

4種類あったけど、程度はどれも一緒。
機を逸したのは店のせいじゃないので、仕方ない。

植付け時にちょうどよく根が出ている状態にしたいのだけれど(足りないと根付きが遅く長く育ちすぎたら植える時に傷む)、そのための買い時が難しい。

植え付けの場所が「いつでもどうぞ」状態なら問題ないけど、まだ空いていないのだ。
タマネギがあり、まだ収穫のサインがでていなかった。

今朝から大量に倒れ出したので、急いで買いに走ったという訳。

今まで根出しはせずに買った苗を直接植えていた。

これだと植え付け後に一旦は枯れたようになり、再起するのに時間とエネルギーがかなり必要になる。

水に入れて根を出させるということは極自然なので苗に負担がかからず、植えればすぐに成長を始めるのでこのやり方のほうがいい、と思った。

タマネギの収穫(畝が空く)はあと1週間後くらいになりそうだ。
空いた畝のケアは特に必要無さそうなので、さっと入れ替えができる・・かな?

折々の状態を追ってupしておきたい。

2017年5月27日土曜日

中玉トマトにホルモン剤

丸二日間の雨、よく降った。
室内は蒸して不快だったけど、野菜たちはみんな生き生きしている。

根が上がってしまって倒れかけたトウモロコシも、原因不明で萎れかけてたナスも生き返った。
多すぎてもだめだけど、水は大事だねぇ。

今朝はちょっと肌寒かったけど、ギンギラギの快晴。
そうだ、トマトにホルモン剤のチャンス。

中玉トマトの花の具合はこんなふうに1房に3~4つの花が咲いている。



背の低い湯飲み茶碗のような容器に、50倍に希釈したトマトトーンの液を作り、そこに花の部分をポチャッと浸してやるだけのこと。

生育全体を通じてこの時期に1回だけの作業だけど、これをすることで実着きがよくなるのだ。実に簡単なことだけど、プロの(プロから教えてもらった)ワザ。


この花は実は2段目の花。
第1花は取ってしまった。

この順序がいまひとつわかっていない。
第1花の摘除は、開花したときなのか実着きを確認してからなのか・・

どちらかによって、ホルモン処理の効果が違ってくるかもしれない。


トマトトーンはホルモン剤で、いわゆる農薬ではないし価格も安い。
ホームセンターで買えるので、使うといい。

今日はこの中玉種2本だけの処理。うちの大玉(2段目)はまだ開花しない。



2017年5月26日金曜日

カラスに遊ばれて

あ、ラッカセイの苗が。
・・カラスだ。

完全に土から出ている。


これも。


これなんか移動している。


これも。


ここまで大きくなったものを、やるか。
顔を出し始めたマメ類の芽はやられ易いのだけれど。

犯人は、彼らだ。
直前に、やはり悪戯されたというブログを見ていたのでピンときた。
(他人事で笑いながら見ていた)

ちょっと用足しをして外から戻った時に、私の姿を見て飛び立った2羽。
ツヤツヤと黒光りした大物だった。

雨の止み間に遊びに来たんだ。
何時間か降り込められて退屈して、止んだのを機にちょっと体を動かしてこようとイタズラをしに来たんだろう。

こんなものは食べられないことは承知で。


被害にあってすぐ気づき、しかも雨上がりだったこともありすぐに植え直してとりあえず事なきを得たように思うけど、全く困ったものだ。

以上は昨日の事件。
今朝も目覚めると雨。

ほぼ一日中シトシト振っていた。
もうすぐ本格的な雨の季節。

このところは晴れて高温の日が続いたので、植物にとっては嬉しい雨。
畑管理人としても、久しぶりに家の中でおとなしく体を休めることができた。


2017年5月25日木曜日

ソラマメ不作 栄養不足かアブラムシか

今年のソラマメは、丈はやっと1メートルで下半分くらいまでしか実が着かなかった。
上には未熟な莢すら着いていない。


花はいっぱい付いた。
それが実にならなかったということは、栄養不足だったんでしょうかねぇ。

豆類は自分の根でチッソを作るから、肥料は少なめでというのだ基本だけれど、少なすぎたのか。
ここのところが難しい。

もう一つ心当たりは、アブラムシ。
今年は尋常じゃなかった。

去年は手で払い落としただけで除去できたのに、今年と来たら牛乳で窒息はその時だけ。
3日後には収穫できる程度の農薬でも効き目なし。

仕方なくマラソン乳剤(かなり強い)を散布してようやくいなくなった。
その後、気のせいかなんだか木に勢いがなくなったように見えた。

実際に弱っていたようだ。
そして弱ってくると弱り目に祟り目で害虫や有害菌や虫のエサになるようで、こうなる。

ソラマメ 虫害

生き物の世界は厳しい。


そして・・・テーマが変わるけど
好みの違いと思えばそれまでなんだけど、とり時をいつにするかで舌触りが変わる。

甘味と柔らかさ(ねっとり感)を好むなら早めの収穫、ホクホクとした歯応えを好むなら
ちょっと遅め。

家族の好みに合えば、少々の失敗も笑いとばせるもの。
収穫時期は大事だ。

でもいずれにしても収穫末期にはどうしても硬くなるので、食欲が涌かない。
それならいっそのこと「乾燥まめ」にしてはどうか。

と思いついて木はまだそのままにしてある。
木の命がある間は生らせたままミイラにし、木が終った後はもぎ取って更に乾燥させることにしようかと。

ソラマメ 熟成中

カチカチの茶色いソラマメを炒ってもらって食べたのは、遠い昔。
今も乾燥ソラマメって、小売されているのだろうか。