2016年9月22日木曜日

白菜の植え付け

雨の止み間を縫ってようやく白菜の植え付けができた。
本葉の数はもう6~7枚にもなっている。

気温が高すぎるのではと、下がるのを待っているうちに長雨、台風となりチャンスを逃す。
これ以上先延ばししたら結果に大きく響きそうだと、僅かな隙をねらった植え付けだった。

品種は「郷秋80」で、去年と同じ種。
今回の定植は4株。


海砂がたっぷり入って、牛糞をメインにした元肥もたっぷりの土。
夏にこの場所に植えたキャベツは、猛烈に虫にやられて収穫無しだった。

手前の草藪が気になるところ。
雑草は虫の餌場なので却っていいなんていう説もあり、自然栽培法の場合は除草せずに育てるという。

私にはその勇気はない。
いつものように適度に薬も使いながら結果を出したい。

葉の数はあるけれど、その大きさは4cm前後で全体にはまだ掌にも満たない。




今年の新しい技術は、農薬の「灌注」だ。
この効果に期待している。

その技術とは、4日前にオルトラン(殺虫剤)とダコニール(殺菌剤)をポッとの土に撒いていること。
それだけのこと。

技術というほどのことじゃないのだけれど、「灌注」の具体的な方法とその効果がわかり、絶対にやるべきだと気がついただけのことなのだけど。

殺虫剤の灌注により、植え付け前に薬の成分が土と苗の体内に浸透し、それにより一月間は殺虫剤を施す必要がないのだと言う。
薬の散布回数が減り、減農薬にもなる。

これまでは、定植時に植え穴に粒剤または粉剤を混入していた。
それだと効いてくるまでに時間がかかり、その間にやられてしまうことが多かった、ということだろうか。
植え付け後の苗にも頻繁に水溶剤をスプレーしていた。

葉菜は特に始めにぐんぐん成長しないと美味しいものが出来ない。
初期成長が大事だから、初めに虫害をクリアできれば結果に期待できると言える。


「灌注」という言葉は薬のラベルにもあるけれど、気に留めなかった。
知らないことや意味が解らない言葉って頭の中を素通りしてしまうものだ。

だから常に情報にアンテナを張っていることが大事。



これで実際に効果がでれば、私にとっては画期的。



2016年9月21日水曜日

台風は無事通過 被害は極小

台風一過。
やれやれ。

勢力を落としながら、スピードを上げて浜名湖の北を通過。
結局雨も風も強くなったのは午後4時前後の1時間くらいだったか。

今朝見回って、傷められていたのはあの長い枝を出したナスだけ。
地際からグニャッと曲がっしまったり




地面に頭をつけて、立ち上がれないもの


今年中にまた台風が来ないとも限らないし、どうやって支えたらいいかな。


ダイコンはどちらも異常なし。




あわてて設置した寒冷紗のトンネルは、支柱が抜けて役に立っていなかったけど吹っ飛んではいなかったのでホッ。


今回の台風が勢力の強い状態でこのコースで通ったなら、エライコトになっていたと思える。
解っていることの備えは、暮れぐれも「早め」にしなくては。


それにしても、市による災害情報というのか避難の呼びかけなどが、主にはどこにあるのかわからない拡声器(同報無線)だけのようだけど、これがほとんど聞こえない。

うちだけじゃないようだ。
周囲に反響してしまって、言葉が聞き取れないのだ。

本当に必要な情報が伝わらないのでは?

2016年9月20日火曜日

台風しのぎ

16号の台風がいよいよこのすぐ近くを通りそうだ。
もしかしたら通路に当るかも。

雨に飢えて入る時には台風でさえ期待したけど、今は要らない。
前線が停滞している時に台風まで来なくても間に合っているもの。

バカ言っている場合じゃない。
発芽したばかりのダイコンを被害から守らなくては。


午前中のまだ降ったり止んだりのときに、止み間にさっと2箇所のネット掛けを済ませた。
台風の進路はおよそわかっていたのだから、昨日のうちにやっておけばバタバタしなくても済んだものを・・どうしてこうも気が回らないのか。

こちらは初回に蒔いた青首ダイコンで、何回も虫にやられ様々な大きさの苗が植えられ、畝幅も50cmくらいはある。
よって寒冷紗のトンネル掛けにした。


当座の凌ぎなので、折ったり繋いだりの急ごしらえ。
でもこれで強い雨風は防げる。


こちらは後から蒔いた第2弾で、まだ本葉は1~2枚のダイコン。
畝幅が30cmでトンネル工法は難しいので、前回同様に片側開き。


予報では風は南西からだったので、東側が開いているけどいいだろうとチャチャっと設置してしまったけれど、いまは南東からの強い風が吹いている。
ちょっと心配。

先ほど和歌山県に上陸し紀伊半島を横断中。
う~ん、危ない。ここを通りそうだなぁ。

風向きは変わってくるんだろうけど、通り過ぎた後の雨がどうなるのか。
市の広報が「土砂災害危険区域にお住まいの方は、早めに避難して下さい」と呼びかけている。

この近辺には大きく崩れて建物を壊すような場所はないけれど、無事とおり過ぎて欲しい。



2016年9月17日土曜日

ハクサイ苗に殺虫剤の灌注

白菜のポット苗に殺虫剤と殺菌剤を灌注した。

灌注は初めての試み。
希釈した薬剤液を、噴霧じゃなくてそのままポットの土に掛けた。


如雨露で灌水するように。
今回はたったこれだけの苗なので、500cc用の簡易噴霧器に希釈液を入れ噴霧口を外して注ぎ込むように掛けた。

使用量は300ccくらいだったかな。
多すぎたら流れ出てしまうし、少なければ効果がでないだろう。
基準がわからないので、適当にカンでの施用になる。

この苗を2~3日後に畑に移植すれば、苗が薬剤を吸収し、且つ薬剤を含んだ土ごと植えられるので、薬の効果が1月くらいある、ということだ。


薬液の量はこれで良かったかどうかが、まだ分らない。
それに明日からは出口が見えていない雨の日の連続、それも台風に伴う雨なので予報はあてにならない。
上手く定植できるかどうかが心配。

播種から数えて今日で20日、本葉の数も5枚になってるので、雨上がりを待っていたら遅れてしまう。雨の対策をしてでも強行した方が良さそうだと判断。

白菜は適期を逃すと形にならないから、オチオチしていられない。

2016年9月15日木曜日

ナスが復活、1枝1果法の成果

秋ナスっていうのはこのことなのか。

お盆前にはこのまま枯れるのではと思えるほど元気が無かったのが、この1週間くらいで勢いを盛り返し、また毎日収穫ができるようになった。


葉の色も良くなって、花もずいぶん着いている。
たぶん雨のお陰だろうな。



ナスは乾燥ぎみの方がいいといわれるけれど、その度を超して水に飢えていたのがこのところの雨で息を吹き返したといったところでしょう。

また食べきれなくなりそうで、困ることになりそう。
喜ぶべきか、はたまた。。。


今年のナスは作付けの量も多かったのだけれど、「1枝1果法」という育て方というのか剪定の仕方というのか、その方法で収穫したのも良かった。

主枝を3本伸ばし、そこから出た側枝に生った実は1つだけ育てる。
側枝の一番下についた実を収穫することにして、それより上に着いた実や花は落とす。

そして収穫の時には、実だけを獲るのでなく実が付いている側枝全体を切り取ってしまう。
これはもう、収穫というより剪定になる。

そうすることによって、新たに出てくる側枝が育つ。
どんどん出てくる。

これを繰り返して、主枝は実の収穫はしながら放任する。
なので、主枝はどんどん成長し今や2メートル以上にもなっている。

この方法だと、株の「切り戻し」をしないので気候が良ければ初なすから秋なすまでずっと生り続ける。
切り戻しをすると、新しい枝に着果するまで一月くらい収穫が無いという。


だからこの1枝1果法は大正解なんだけれど、この長い枝が通行を妨げるのだ。
これはどうすべきか?

どこか途中で主枝の役目を他の短い側枝と交代したらどうなのだろうかとも思う。
来年はそこのところの工夫を考えなければ。





2016年9月14日水曜日

ダイコンの被害 次から次へと・・

夏に降らないままで秋の長雨になってしまった。
今朝のずいぶん降った。


小さな苗は撥ねた土で泥だらけ。
病気や虫の原因になりそうなので、洗い落としてやりたいけどあまりいじると傷を付けそうで止める。


雨ばかりだから蛾は飛んでこないかと思いきや、とんでもない。
発芽したらすぐにネットで覆うか、薬剤を使うかしなかったことが悔やまれる。

シンクイムシの害が日々進行中。
ほぼ毎朝ピンセットを手に、見つけては殺し、見つけては殺しをしているのに、毎朝新しく出現している。



こんな哀れな姿に・・・

芯に近い小さな柔らかい葉がくるっと巻かれている時は、それをそーと広げていくと居る。
土色のちいさなシンクイムシ(ハイマガラノメイガ)が。

もう素手でつぶせるほど親しく?なってしまった。

一方、後で蒔いて数日間寒冷紗を掛けてあったダイコン(吉兆)は今のところ無事に本葉が出始めた。
こちらは上記の反省もあり、始めから薬剤散布をしている。
まだ気は許せないけど。


農薬は、1種類を使い続けると効かなくなるという。
同じ効果のある他の薬を買おうと店の棚を見るが、高い。
高価なんだ。

それに量が多い。
1回に量れないほどの少量しか使わないから、1瓶を使い切るのに何年かかるか?

なんて考えると、手を出しにくい。
家庭菜園に農家用の薬は使いにくい。

2016年9月11日日曜日

白菜の播種 第2回

9月7日、白菜第2回目の種まき。
品種は、「京都三号」と前回と同じ「郷秋80」。

9日には発芽した。
これで順調なら月内に定植が出来るだろう。

ここまでの過程をメモしておこう。

先ず種まき。
夫々に7株分のポットを用意し、底に小さく切った古布(木綿)を敷く。


ポットは上側の径6cmの小さなもの。
今までは苗を買った時の空きポットをリユースしていたけれど必要以上に土が入ってしまうので、ポットを新しく買ってもその方が経済的では、と思い店頭にあった一番小さいポットを1セット=100個を購入。

これに7~8分目の種まき用土を入れたらたっぷりと水を撒き、水が全体に行き渡ったら種を入れる穴を開ける。
ボールペンとか割り箸などを使い深さ8~10mmくらいで3つずつ穴を開けていく。


その穴に種を落としたら、周りの土を寄せて指でしっかりと押さえておく。
これは忘れてはならない大事な作業。

同じポットに2種類の種を蒔いたので、わからなくならないよう整然と並べて名札を付けておこう。



最後は乾燥防止のため新聞紙を被せておく。


これで雨が直接かからない場所に置けば完了。

蒔いてから出るまでの間は台風の影響で不安定な天候。
強い雨が来たり、日が差したりで最高気温は30度前後だったと思う。

この白菜の発芽温度は「郷秋ー」が25度、「京都ー」が20~25度となっている。
じゃぁこの気温は限界だろうなぁ。

気温が下がるのを待っていると、生育が間に合わなくなりそうだ。
秋の野菜って気を揉ませるね。


この手順で無事芽が出たので、さらに順調なら、郷秋80は11月中には、京都三号は12月初旬には収穫になるというスケジュールなんだけど、予定通りの生育になるかどうかは育て方次第だね。

主には害虫対策だけど、農薬のことを調べていたらとてもいい情報がみつかった。
農薬の使い方で「灌注」という方法があり、これは良さそうだ。

水で薄めた水溶液を、定植の2~3日前の育苗ポット(トレイ)に如雨露で1回だけ掛けてやる、というもの。
ポットの土に薬を浸み込ませてから畑に植えるのだ。そうすれば薬の効き目が4週間にも亘るという。

植付けの後で苗に噴霧しただけだと、効果はせいぜい2週間なんだそうな。
(2週間も効いていたのか)

そうなのか、そんなテがあったなら今後はそれで行ってみよう。
白菜はアオムシ、コナガ、ヨトウムシなどの恰好の餌場だから、防虫、殺虫には大変な労力が必要だ。

それが植えつけてからほぼ一月は手が省けるとなると、これは嬉しい。