去年はのんびりし過ぎて質をおとしてしまったので、去年より半月以上早く収穫した。
それでも早過ぎることはなかった。
が、莢がシミができたように黒くなっている。
指先でこすってみて、土なら落ちて白くなるはずが変わらない。
病気だ・・・
さっと土を落としてカゴに広げると、半数以上が黒くなっている。
黒くなった莢を割ってみると
こんなふうに莢の内側も黒くなり、豆の皮は全体に黒ずんでいる。
食べられないだろうか?
「ラッカセイ 莢に黒いシミ」で調べてみたら、「ラッカセイ莢褐斑病」らしい。
べと病やうどん粉病などのような野菜そのものの病気というより、土が病原菌に侵されその菌が落花生に伝染したという病気とのこと。
地表にある葉には異常が見えなかった。収穫直前の葉の様子はこんな風で
とても病気を持ったようには見えないので、掘り上げるタイミングだけの心配をしていた。
捨ててしまったので上の写真には写っていないが、虫害莢もかなりあった。
掘っているとコガネムシかカナブンか判らないが、甲虫類の幼虫がいっぱいでてきたので多分彼らの餌になったのだろう。
保存すべきかどうかと迷ったので、収穫後に莢の黒い豆を茹でて食べて見た。
美味しいとは言えないが、食べられる。黒い莢を見てしまうと手を出し難いが、豆だけを出されたらちょっと色が変かな、と思う程度。
残念ながら売り物にはならないけどね。
今日掘り上げたのは1箇所だけの分で、あちこちに散らして植えていたので、全部がこうなっているかどうかはまだわからない。
場所が違えば結果は違ってくる筈だから、他は大丈夫であってほしい。
夏にメロンが青枯れ病らしきものにやられ次々と枯れていったが、又も土の病気。
山の土や海砂を入れて畑にして丸3年。たった3年でこんな病気になるものだろうか。
そう言えば、良く目にするプロと思える畑は、毎年夏には前作があったところの全面に透明なビニールを張っている。秋物の植付をするまでの間の2~3ヶ月を。
たぶん病気を出さないためだろうな、生業である作物は出てしまってからじゃ遅いものね。
ということは、畑が何年たったからというものじゃないのだろう、多分。
来年夏はこの場所は休作して、治療しようかな。
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