2022年9月19日月曜日

ブロッコリー苗の徒長 プロも防止できない?

プロを見下げたように聞こえますが、そうではなくプロですら!かと感じたのです。

何度やり直してもヒョロヒョロと伸びてしまうブロッコリー。
そして伸びきった茎を支えきれずに倒れ、果ては枯れてしまう。

気の長い私でも耐えられず諦めて今回はホームセンターの苗を買ってしまいました。

買って帰ってから落ち着いてみれば、これもひどく徒長しているではないですか。
安かったのは徒長苗だから、か。


6連ポットが328円。
1本が55円じゃ損得計算だけなら買わないテはない。

これは出荷時に付けたと思える値札なので、店での値下げ品ではないのです。
PBで大量に作った苗で、安くしてでも徒長苗を売らざるを得なかった、と読み取れます。

ブロッコリーの苗の徒長は防げないということだろうか。
他にもキャベツやカリフラワーも徒長するけれど、ブロッコリーの徒長はが際立っている。
(カリフラワーの状態は定かな記憶がない)

これまでの経験から、ブロッコリーは小さい時は茎をくねくねと曲げながら育つ。
ならばこのまま植えよう。

でも本当にこのままだと地べたに寝てしまい、立ち上がるのに大変なエネルギーが必要になるのだから、ちゃんと根を張って立てるようになるまでは支柱を添えて助けてやろう。


たぶんこれでいい。

今回は「種から育てる」という私の基本を外してしまったけど、徒長を防げないならこれも一つの手段。
1本の苗から1つ以上の花蕾が収穫できればモトは取れるのだから。

苗の徒長を防ぐやり方が分かったのじゃないが、これはこれで受け入れようというケジメのようなものができたような気がする。




2022年7月23日土曜日

オタマジャクシのようなインゲン 原因はこれだ

 オタマジャクシと言われれば、すくって遊んだ記憶はあるものの言われてなるほど。


今年はモロッコインゲンを植えてみたので収穫を期待していたら、出来上がるインゲンはこんな形のばかりでがっかり。
こういう形がモロッコインゲンという訳じゃなく、平たい莢で10センチくらいの長さになるものなんです、普通。

たまにこんなのが混じることはよくあるけど、全部がこれ。
何で?どうしたんだろう?

たかがインゲン、食べられないわけじゃないのでしばらくは諦めて家庭で食べていました。
でも、これじゃ売れないし、ちょっと悔しい。

受粉の失敗

育て方のどこがいけなかったのだろうかと腰をすえて調べたら、あ、これだ。
受粉の失敗、これはつまり「不稔果」になったということの様。

開花(受粉)の時期に雨になってしまい、うまく受粉できなくて1莢に1個の種が入っただけ(この場合)で、結果こんな形ばかりになった。

記録をみれば、5月1日に種まきをして、開花時期(播種から35~40日)と思える頃に連日の雨だった。全く当てはまるではないですか!

ぶら下がっている莢が皆こんな形なので、この説明は納得です。それに最近でいきてきた莢はいい形になってきた。授粉期の違うものができあがってきたと思える。

インゲンは美味しい

納得すれば気が晴れるもので、そのせいかより美味しくも感じる💛
実際一粒の種(豆)がちょっとおおきくなっただけで莢は大きくなり過ぎてはいなので、柔らかくておいしいのです。

モロッコインゲンに限らず普通の丸さやのインゲンも、美味しいものです。
さっと茹でてのサラダやあえ物は定番ですが、だしを効かせて薄味で煮た田舎煮風や天ぷらは私の大好物です。

根元は2本なのにどうしても
鬱蒼と茂ってしまうインゲン







2022年6月28日火曜日

サツマイモ苗は根付くまでは水を切らさない

芋苗は生き生きした状態で植え付ける

市販の苗はほとんどがぐったりと萎れている。
それでもサツマイモは強いのでほとんどは根付くが、一旦萎れてしまうとそれが復活するのにはそれなりのエネルギーが必要となるはず。その中には復活できずに枯れてしまうものもある。

だからできることなら生き生きした苗を差したい。
流通を通ってきた苗はどうしても萎れてしまうが、自分で芋から芽出しができればそれが叶う。

発根するまで

それにはコールドチェーンならぬウォーターチェーンとでも言おうか、畑に植え付けるまで切り口が常に水を吸い上げている状態に保管していくことで フレッシュな苗ができる。

具体的に説明すると
 温床に伏せこんだ種芋から出た芽が本葉が5~6枚まで成長したらそれを切りとって、切り口が水につかるように平らな容器に並べる。バケツでは浮いてしまい水から出てしまうものが出る。私はプラスティックのバットと古いフェイスタオルを利用した。

バットに深さ1~2センチほど水を張りタオルを敷き、苗の切り口が水中になるよう並べ


並べ終わったら茎を覆うように上からもう1枚のタオルで覆う。水を含んだタオルが重石代わりにもなる。


このまま2~3日するとこんな風に ↓ 葉の付け根から白い根が出てくるので、根の長さが5mmくらいのときに土に差すように段取りする。長すぎる根は差したときに折れやすいので、あまり長くならないように注意。


植え付け

植え方は斜めでも垂直でも好きなように。
私は30cm間隔で斜めに差し、たっぷりと水やりをし乾燥防止用に不織布(寒冷紗でもいい)をかぶせて活着を待った。

萎れのない苗ではあったが、やはり活着するまでは不安で、数日間は毎日の水やりは欠かさなかった。

もう大丈夫と思えたのが植え付け後1週間くらいだろうか。
その2週間後、このように元気に生育中。


種芋から発芽までがうまくいけば、その後の失敗はまず無いのがサツマイモ。
でもコガネムシやヨトウムシの被害の可能性はあるので、できればその対策も考えられればもっといいね😚

2022年5月9日月曜日

アリの被害はホウ酸で防ごう

いつもGW頃になると熟してくるイチゴ。
そしてイチゴが色づくとやってくるのは孫だけじゃなくアリの大群。

この迷惑者(アリのこと)を何とかしたいとググって、見つけたのがこのサイト
わかりやすく説明されていてやり方も簡単で、効果のほどが画像でよくわかる。

イチゴよりもっと甘くて魅力的な蜜をイチゴの近くに置いてそこにアリをおびき寄せて、密に混ざっている毒(ホウ酸)で絶命させるという算段。

なるほどと、やってみました。

その通りに作ってイチゴのそばに置いて、半日。


見事に餌に集まっていました。


すぐそばにイチゴがあっても集っているのは毒入り密餌のほうです。
イチゴは無事で、アリはホウ酸を一緒に食べているのでやがて絶命の筈。
アリが来なくなったら餌を足してやればド、ド、ドっと集まってきます。

ゴキブリ用ホウ酸だんごのアリバージョンですね。
簡単なので、アリに困っていたらやってみましょう。
※作り方は上に紹介したページが詳しいのでそちらをご覧ください。

GWに訪れた孫42匹、じゃなかった2人は嬉々としてミニいちご狩りができてゴキゲンでした。

孫をおびき寄せる(?)小道具という訳じゃないけれど、普段買ってまでは口にしない新鮮な苺を孫が帰ってからはうちで毎日少しずつ食べています。

その「ホウ酸」とは何か、アリに効果があるのはどうして?を調べて
ホウ酸に関する記事はこれがよく分かったよ。

2022年4月10日日曜日

レタスのテント育ちとアンドン育ちの違い

12月に畑に定植し、1月になってからビニールテントで囲ったレタスとポリアンドンだけのレタスの生育の仕方を観察する目的で4株を育て、4月にその結果が出た。


品種は「ノーブルSP」(完全結球種)
結果は出たが、そこからはっきりとした何かが得られたとは残念ながら今は言えない。
テント囲いがある程度先を行くのではと読んでいたのだが、ほぼ同時の収穫となり、播種から5か月以上の日数を経ての栽培となった。

収穫時のレタスは、これがテント育ち↓


葉が暴れてしまって玉は小さ目。
もう1つは形はまともだったがやはり小さかった。

一方のアンドン育ちは↓


やはり小型(280g)だけれど2個とも形に問題はなかった。
この球を切ってみると


外から押してみたときに芯が固く感じたので、採り時をはずしたか?と思ったが切ってみたらこんなで、まだ早かったくらい。

どちらも2つずつなので、これだけでどっちがどうと言える実験結果ではなかったように思うが、あえてこの結果だけから言えばこの程度では大差なし、ということに。

欲目だろうか、2月頃の状態ではテントの方が葉の数が多くなってるように思えたが、その後の自然環境の下で差が縮まったのだろうか。

肥大するに連れてテント内で外葉が暴れたのは、何だったのか?
テントが窮屈で圧迫された末かな。

10月の半ばを過ぎるとキャベツは収穫は4月になるのが通常なので、この日数は特に長いわけじゃないかもしれない。
食べた結果は柔らかく、ほろ苦さと甘さのバランスが良く、文句なく美味しかった。
(あばれレタスは茎部分は苦みが強かった)

直径6センチの小さなビニールポット1個で苗を作り、そこでできた苗4本を全部育てて、大きさや形は十分ではなかったけれど、食べられるものが出来上がった。

種蒔きがあと1週間早ければ、結果もかなり違っていたのでは。
冬を跨いだレタスは病気や虫害の心配がなく味もいいのだが、温度管理が難しい。
それだけに面白い、なんてナマイキか。

2022年4月7日木曜日

白いサクラのような梨の花

 ピンク系が讃えられる季節だけど、純白のドレスのような梨の花もいい。




1本の木に和梨と洋梨が咲く
花を見てもその違いは素人には解らないが、枝ぶりは違う

今年は2種があまりずれずに開花。
着果が期待できそう。






2022年4月4日月曜日

ショウガの種はタイから来た

 今年のショウガは中国からのバトンタッチでタイからの輸入品。

昨年同様に中国産を買おうと出かけた店に並べられていたのは「タイ産」だった。
500gで税込み598円。去年の中国産と変わらない。
中国産は高くなってしまい、仕入れが難しかったのだろう、きっと。


 今まではタイ産の生姜は見かけなかったが、これからは日々食卓に上る食品としても中国産にかわって出回ることになるだろう。地図上の知識だけだけれどタイは気温の高い国だからいいものができるのかな。

ショウガも里芋と同様の方法で種用としての冬越し保存をやってみた。ダメモトで。
やはりだめだった。

これが掘りだした種ショウガ↓


掘り出したときにはちょっと見は問題なし。
が、ムムッ・・?
白い、ゴマ粒大のてんてんがいっぱい。

何、これ?
もしたしたらカビ・・

カビなら乾燥させたら死ぬのでは、と干してみたら・・・
ミイラになった。

やはり無理だった。
もっともっと深い穴で外気温に影響されない環境じゃなくちゃ保存はとてもできそうにない。

家庭で日常の食用にするショウガは秋に全部掘り上げて冷凍して一年間使っている。冷凍室から出してすぐに使えるのでこれで困らない。

今年もポリマルチで地温効を狙ったが・・

自家製種はさっさと諦めてタイ産の種生姜を入手し(値段は国産の約1/2)、さっそく植えた。
去年は里芋の株間に植えて半日蔭で育てたら、とても良質の生姜ができたので今年もそうすることにした。

芽が出る場所はよくわからなかったので大きめの塊で埋め、ポリフィルムで畝全体を覆って保温した。


今更ながらだけれど、このマルチングは無駄手間だったかも。

過去数年の記録によれば、4月上旬に植えたショウガはフィルムでの保温対策をしてもしなくても最初の発芽までは凡そ1月半、4月半ばの植付なら対策なしで1月前後、更に5月になってからでは無蓋で1月弱。

部分的に土を覆った程度では地温を上げることはできない、ということの結果でしょう。
私の記録からの判断では、早めに植えて覆いをしても、発芽は5月末から6月になっているではないか。

おぉ、記録が役に立った。
来年からは自己満足だけの無駄な作業はやめよう。

上記のように常温でとり置くと腐るか干物になるかなので、種は5月になったら購入しようとすると、店の棚でほぼ腐っていたり、売り切れていたり。

遅霜はもちろん凍る心配のない当地なら、早くても質の良い種を買ってすぐに植えて、そのままじっと発芽を待つのがより良いやり方か。