私の菜園ではトップランナーであるレタスが発芽。
3月2日にポットに蒔いて、3日後の今朝(5日)グレーの華奢な芽が各ポットに4~5本。
今回の品種はチマ・サンチュ。「ほぼ90%の」発芽率。
数日前に買ってきたばかりの種だから、条件がそろえば当たり前の発芽率ですね。
結球しないレタスで、外側の葉から順に収穫していくもの。
主に焼き肉などを巻いて食べるという用途で、生で食べるという意味ではいつもの結球レタスと同じだが、結球させるには播種のタイミングを合わせなくてはならないいつものレタスと比べてその分が楽なのではないかと、今回はちょっと横着を決めこんだのだ。
先ず種まき用土を2号ポット(直径6cm)にいれて水を加えて湿らせ、小さな種をピンセットで4~5粒ずつ置き、種がやっと隠れるくらいの土を被せて、その上からさらに霧吹きを使って湿らせる。
このポットをスチロールの食品トレーに置き、乾燥防止に不織布を掛けて玄関の三和土へ。
ここの温度は23℃。
袋の説明によれば発芽適温は15℃~20℃なので、ちょっと暖かすぎるようだけどまぁこれくらいは大丈夫でしょう。
以前は
種を一晩水に浸けてから蒔いたこともあったけれど、今回はそのままで。
結果は1日の違いがあったけれど、その時期の気温など他の条件もあるので何とも言えないけれど、何もせずに3日で発芽するならそれでいい。
それで今回は3日目に発芽、予想(予定)どおりだけれどこうすっと出てくれるとやはり感動もの。まずは発芽成功。
さぁ、これからが問題なんです、レタスは。この後の育て方で失敗していることが多いので。
モヤシにならないようにお日様に当てなければいけない。
外はピーカンの晴れだけど、空気温度は10度そこそこ。
手製の育苗箱にそのまま入れると、構造上の問題でこの小さな苗には十分な光が当たらず、やはりモヤシになってしまう。
ドーム部分を支える基礎みたいな下部の素材が色付きのポリカーボネイトで、これが遮光してしまうのが原因のよう。今までもポットを置く位置を少し上げてみたことがあったけれど、効果が顕著にはでなかった。
そこで今回は思い切り嵩上げを試みた。
大き目のコンテナをひっくり返して台とし、その上に発芽したポットを置くとこんな具合になり、ポット全体に光が当たるようになった。
こんな簡単なこと、今まで思いつかなかったんだ・・ハハッ、バカですねぇ。
この中に温度計を入れてドーム内の温度を測ってみた。
よく晴れて風の強い正午頃、40度になった。
生育適温は15~20度。いやぁー上がり過ぎ~。
ここまではコンクリートの上だったので、ちょっとずらして砂利の上で様子を見たが・・変わらず。
じゃぁ、育苗箱を少しだけ持ち上げて下から風を通したら中の温度が下るのではと、角材をかませてまた温度を測ってみたが、変わらず。
ドーム部に熱い空気が溜まってしまうのだと、夫のアドバイス。
なるほど、理屈で考えればそういうことか。
私も珍しく理屈を並べてみたつもりだったけど、及ばなかった、ということのよう。
と、ここまでは1日目のトライ。
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ここからは2日目(翌日)
これでだめなら、ビニールに穴をあけてみようか。
4mmほどの穴を天井中心に十数個空けたけれど、う~ん35度。
プロのビニールハウスでは、気温が高くなると裾をまくって調整をするようなので、じゃぁ底に置いた角材をコンクリートブロックに換えて通風量を多くしたら・・
ああでもだめ、こうでもダメ・・と装置をいじっている間脇の縁側に放置していた温度計を見たら、なんと20度を指している!
な~んだ、何もせずに十分な環境になっているじゃない。
もう晴れた日の日中は20度まで上がるんだ。
でもこの温度はお日様が高い時間帯だけ、傾斜したら保温が必要になる。
その時には、このドームが生きてきそうだ。
暫くは頻繁に様子を見て、場所選びすることになるでしょう。
日が出て外が暖かくなったら日当たりの良い戸外に出し、日が傾いたらドームの中で保温、日没後は屋内でと頻繁に移動しながら15~20度を確保しよう。
この15~20度というのは本来地温のことだと思うけれど、こんな少量の土なのでたぶん周りの気温で判断しても構わないのでは、と思うのは乱暴?
えぇ?というような結果が出たけれど、それでこの時期の育苗のコツが解ってくるかも。
ちょっとワクワクしてきた。成功するかな。
こんな風に右往左往している間にも苗は育っていました。
↑発芽して2日目