苗の成長が遅い
初夏のように日ごとに暖かくなる時期には、種から育てる苗はぐんぐん大きくなるけれど、涼しくなっていく季節の苗はなかなか成長してくれず失敗かと焦る。今回のキャベツもそうだった。
播種から30日を超えても本葉は2枚までしかなく、のんびり待っていたら順調な生育は望めそうにないのではと、苗を買った。
これで1株70円(税込)。
小さかった。
売られていた品はこれだけだったので、持ち帰って暫くこのまま育ててから植えようと腹積もりをして購入。
翌日雨が降った。
じゃチャンスかと、購入の2日後に植えることにした。
(ちょっと条件が変わればすぐに気持も変化してしまう弱さ)
2日でずいぶん大きくなっていた、ように感じた。↓
わかり難いけど、一見して「あ、大きくなっている」と思ったのだ。
出荷前に肥料をやってあったのだ、きっと。
土はフワフワだった。
私が育てた苗は10月初めに種を蒔いて42日経過したものがこれ。
けっこう大きいではないか。
葉は4枚出ている。
なんだか魔法にかかったような、騙されたような・・
品種の違いが葉の形にはっきりでている。
成長して大きな葉になってしまえばどれも同じに見えてしまうけどねぇ。
収穫期が同時になりそうだけど、どれも植えよう。多すぎたら売るというテもあるし。
自作苗の右端のはまだ小さく弱弱しいので予備にまわし、その左のポットには同じ大きさで2本出ているからそれを両方使おう。
根洗いで絡んだ根をほぐし、1本ずつにする
間引きのタイミングをのがし2本にしてしまった苗はどっちも優劣つけ難いので、ポットから外した根鉢を土ごとバケツの水に浸けて土を洗い落として、絡まりあった根を切らないようにそっと離し苗を1本ずつ独立させた。間引きし損なって複数が同じように育ってしまったら、こういう風にして1本ずつにすれば両方が使えるようになる。
言葉は知っていたがいままで実行したことがなく、先日白菜を植える時に定植苗の数合わせでやってみたら上手くいき、これで2度目。
根洗いしたらグズグズせずにすぐに本畑に植えること。
根を裸にしてしまったのだから、間発を入れずに土に埋めてやらなければせっかくの苗がダメになってしまう。
急げ、急げ。
風除け優先でアンドン
定植時の定型作業で、植え穴に粒状殺虫剤(今回もオルトラン)を混ぜてたっぷり水を入れてポットから外した苗を埋め込み、土を寄せて押さえる。
その時に根鉢の周りをちょっと低くしておくと、仕上げに撒いた水が流れずに暫くそこに滞留し浸み込みやすい。こんなこともちょっとしたコツだ。
そうやって植えて、すぐに防虫ネットをと予定していたけれど、この日は(11月12日)は冷たい風が強く吹いていた。
冬の季節風だ。いつもより早いように思うので、この後吹き続くとも思えなかったけれど、移植したばかりの苗は風から守ってやらなければならない。
アンドンだ。
更にこの上にネットで覆ったら万全だけど、支柱が邪魔で出来ない。
先ずはしっかり根付くことだ。
風邪が落ちたら予防としての薬剤散布をすることにしよう、忘れずに。
この時期からのアンドンは初めてだ。
天気予報によれば北の方はもう雪マーク。
そうなればここでは晴れて季節風がビュービューになるのが定番。
秋はあっという間だった。
市販の苗が「小さい!」と感じたが、キャベツ(たぶんハクサイも)って小さくても本葉が出てさえいれば根付くもののようだ。
先日プロの畑にみた光景だけど、3cmくらいの苗だった。
このような苗が畑全体に植えられていた。
こんな小さくて大丈夫なんだねぇ。
風は大丈夫なんだろうか?
今は背が低いから風当たりは弱く、大きくなった頃には根がしっかりするから大丈夫なんだろうか。