2019年5月16日木曜日

ソラマメが枯れたのは水枯れか病気か?

ソラマメの葉が黄色くなってきた、と思ったら翌日には縁が茶色く枯れてきた。


この姿はこれと同じだ。


鉢植えのナシが枯れた。
共通するのは水不足。

ナシの方はコンクリートブロックの上に置かれた鉢物だから、水遣りを忘れたらたちまち枯れる。10日も放っておかれたら当たり前に枯れる、反省。

ところが土に根を張っているはずのソラマメが、たった10日の日照りで枯れた。
他の野菜は皆元気なのだ。

この晴天が続く前までは平均1日置き位に雨だった、それもその都度それなりの量で。
だから首を傾げたくなる。

でも枯れたのは事実。

下の方にもまだいっぱい付いている莢は、外見は熟しているように見えても触ると手応えがなくフカフカ。


割ってみると、案の定実は異状。




皮が赤っぽくなっていたり、ほとんどは小さくてシワシワ。
これはきっと栄養や水が届かなくなって死にかけているからだろう。
ワタの部分が黒くなっているのも、組織が死んでいるからだろう。

やっぱり水枯れが原因?
それとも「青枯れ病」か何かかな?

この色形が変になった豆を茹でて食べてみた。
決して美味しいとは言えないけど、妙な味はせず食べられないことはなかった。

う~ん・・・

残念だけど、片付けてしまおう。
葉菜などと比べて株が大きいので、抜くのも大変だろうと構えて取りかかったが、以外と簡単に根が抜けた。

写真を忘れてしまったが、ボリュームが無く寂しい根だった。
やはり健全ではなかったか。

それに簡単に抜けたということは、根張りが浅いということ。
それなら、水不足も考えられる。
今更だけどソラマメって根が浅いんだ。

病名はわからないけど病気もあって、水も切れてしまって・・the endだったのか。

病気の原因はタネにあったかもしれない。
前回栽培したものから採った自家採取品だったから、保菌者だったのかも。
(昨年産はアブラムシの被害が多きかった)

完全な良品質でもなかったものからの種を使うのは危ない。
「安物買いの銭失い」と言われるじゃないか。

2019年5月14日火曜日

里芋から新芽 親芋・子芋・傷芋を植える

やっぱり植え付け時に出ていた芽とは別に新しく芽が出るんだ。
これが新しく顔を出した芽。


反対側から見ると


くるくると巻いてまだ葉の形はわからない。

これが発芽する前、つまり保存中に発芽した様子は、こんな風だった。


この時の葉はもうハート型に開いていた。
この状態を埋め直してどうなったかというのが、上の写真。

既に出て埋められた新芽は死に、新たに巻いてツンと尖った芽が出たのだ。
サトイモの植え付けはこれで良かったようだ。


暫くすると種芋を掘り取った場所からまた芽が出ていた。
掘り上げてみると、


堀り残した芋があって、なんとスコップでバッサリと半分(1/3か1/4かもしれない)に切られた芋から出ていた。

腐ってさえいなければ、どんな芋でも種として利用できるということか。
それが大きいほど種としての力があるだろうけど、里芋って強いものなんだ。

だから捨てた辺りと思われるところのあちこちから芽が出ているのをよく目にする。
その株から収穫できた経験はないので、この芋もどうなるのかは判らない。
結果をみたいので、他の芋の端に植えておいた。

親芋を種にした場合と子芋の場合と、おまけで半切りの種とで、結果にどんな差が出るか出るのか楽しみ。


《親芋から切り離した子、孫のその後》
土中の保存は株ごとしたので、目的の親芋の周りにくっついていた子芋、孫芋の行方。

3株分なので大量にあったわけで、一度に全部は食べられない。
形のいいもので傷みがない芋は茹でて冷凍する。
冷凍保存は経験があり、そのまま煮汁に入れれば生と遜色なく食べられることが判っていた。

どうかなぁ?程度のものは紙袋で当座の保存後少しずつ消費した。
当座用に保存した芋は・・

小ぶりの芋は問題なかったのに、大きめで形がイビツな子芋は煮ても硬く美味しくはなかった。歪な芋は親芋(先代の芋)との接着面が大きく、先代や次世代から切り離した時の傷から変質が起きるのだろうと想像する。

だから種芋でなくても、収穫後いつまでも常温で保存していると同様に変質してくる。
サトイモは収穫後の保存がキーかも。

言えることは、一度に沢山収穫しないこと&1株分の芋は使用するもの以外はなるべく株から離さないことだね。

2019年5月13日月曜日

カラス対策 15センチの法則

インゲンの2回目の芽が出きった。
今までだったら、双葉から本葉になったら一安心だったが、今年は安心できない。

全体がほぼ5cmくらいに出揃ったトウモロコシをカラスに全部荒らされてしまったので、また同じことをさせるわけにいくものかと、手を打った。

それまで被せてあったべた掛けのシートを外してすぐに、今度は細い釣り糸(テグス)を張ることにした。


張った一番下の糸の位置は土の表面からおよそ15cmの高さにする。
上の写真ではよく見えない、↓これなら下の糸も見えるかな。


15センチの法則とか言うそうだ。
カラスに困った農家が、よく観察して考案にしたとのこと。

カラスの場合、上から舞い降りて目標物のすぐ近くに着地することはなく、やや離れたところに一旦着地し、そこから目標物まで肩を振り振り歩いて行く。

羽は体側にぴたっとくっつけて、2本の足だけで歩くバランス感覚は、たいしたものだなんて思ってしまう。

その時のカラスの頭から足までの高さが15cmくらいなので、その高さに細い糸を張っておけば「ワッ、怖っ!」となる。

カラスは大抵の脅しには、慣れれば平気になるのだそうだ。
ところが細い糸や網には弱い。

逃げる際羽が糸に絡んでさっと飛び立てないのでは?と考えるようだ。
頭がいいから、悪戯のアイディアもいろいろ豊富にあるが、人に危害を加えられたときのことも先に考えられるようだ。

目が利くので、釣り糸のような極細いものでないと遠くからでも見えてしまう。
中には視力の弱い個もいて、気付かずに寄ってきてひっかかり、慌てふためくなんていう場面に遭遇してみたいなぁ。



2019年5月8日水曜日

500g級の早生タマネギを収穫

何とまぁ、巨大なタマネギができた。


並サイズ以下はほんの数えるくらいで、後は皆350g~500gの大物タマネギ。
球の直径は12.5cm。
スーパーなどで普通に販売されているタマネギは200gくらいに揃えられている。

40cm幅の畝に10cm間隔で3列植えは、普通の大きさなら特に狭くは無いはず。
それが今回は目いっぱいで隣同士で押し競まんじゅう。


うちのはなんでこんなに大きくなったのだろう。
やっぱり多肥?

当初の植え付けは早生の2種類で230本。
途中リタイアは10本あるかないかで既に食べてしまった数が10個まではないので、200個くらいはある。

早生なので吊るしで干してもたぶん8月いっぱいが貯蔵期限らしい。
3ヶ月くらいで腐ってしまうようだ。

無人売店ではなぜか人気が無い(泣)
タマネギって結構食べる機会が多いのだけど、とにかく大きいから食べデがあるし、
後1月以内には晩生も200個以上収穫予定。

テッテイテキに安売りしたら持って行ってもらえるかな。
息子宅に送りつけるにしても、限度があるし・・

早生は水っぽいから、炒めて冷凍というのもあまり向きじゃ無さそう。
う~ん、悩ましい。

とにかく全部掘り上げて、庭に並べた。
なんだかガーデニングの庭のようだ(笑


2019年5月7日火曜日

トマト畝にポリマルチ

なかなかうまくできないトマト栽培。
主な原因がたぶん「雨」だろうと考えている。

そこで今年は重い腰を上げ、畝に黒いポリマルチを敷いてみることにした。
雨避けの屋根をつけるのは費用がかかるので、せめて根から吸い上げる水を減らしてみたらどうかと。

先ず、ポリフィルムの4辺をうまく土で押さえることができるだろうか。
ここのところが自信が無く、今まで踏ん切りがつかなかったのだ。

いくつかのプロの畑を見様見真似で、きれいには張れなかったが何とか形にはなったようだ。
風で動いてしまうので、あちこちを仮に石などで押さえては進み、押さえを取り除いては土掛けをし、と足腰を使い時間もかかった。

70cmくらいの畝幅に、手持ちの90cm幅のポリフィルムがぴったり納まった。
何年も前に買って持ってはいたものの、具体的な使用方法がピンとこなくて物置で埃を被っていた(本当に、真っ白に)。


4辺のラインが凸凹で美しくないけど、初めてのことなのでまぁ良しとして。
言い訳をすれば、4方に邪魔があって思うような位置に体を持っていかれなかったこともあるし・・

フィルムが張れたら植え穴を開ける。


四角な穴。
普通丸く切り抜くようだけど適当な道具が無く、カッターでXに切って穴を作り、そこの土を取り出した。
その脇に主となる支柱を建てたが、これは簡単にブスッとささり助かった。

この穴にオルトラン粒剤を混ぜ、水をたっぷり入れて、浸みこんだら植え付ける。

大玉の桃太郎を2箇所。
こんな風で。


穴を作った土が余ってしまうので、穴の中にきれいに納まらない。



何とかまとめて、その上から水遣りをすれば


これまたフィルムの上に流れてしまい何とも・・・
こういうことまでは想像していなかった。
プロの畑では畝の下に散水管が敷設されているとのこと、そうだろうねぇ。

プロと言えば、フィルムを張るときも機械なんだ。当たり前か。

耕運機のような形の機械をゆっくりバックさせていくと、脇の土掛けまで自動でされてきれいにぴったりと出来上がった。

畝が結構なカーブになっていても皺や緩みは見えず、ヘェ~と立ち止まって見入ってしまった。


それから、2~3本のことなのでどうでもいいのだけれど、一応花房の向きを手前(収穫し易い位置)に向けた。

成長点のすぐ下に蕾の房が1つついているんだけど、わかるかな。




同様にして桃太郎をもう1本と中玉を1本植えた。


最後にトマトの茎と支柱とをタコ糸で8の字型に結んで植え付け終了。


今まで風対策はアンドンでやってきたけど、畝にポリマルチを張ったのでアンドン囲いはできない。いえ、出来ないことはないだろうけど、フィルムが穴だらけになってしまいよくないのでは。

風が強い場所なので、ちょっと心配。
それに、水遣り。

マルチで雨水の浸入を防ぐのはいいけど、水遣りが不便になった。
痛し痒しだねぇ。

トマトは根付きさえすれば水にはそんなに神経を使わなくてもいいらしいから、しっかり根付かせるまでが大事ということか。

わが家はどうしても「大玉」に拘る。
ミニ系にすればもう少し楽だと思うけど、ミニのただ甘いだけの味はいただけない。

あれじゃ野菜じゃなくてフルーツだ、それも深みの無い味の。
一昔、いや二昔前になるかな、そんな頃はトマトが嫌いな子が多かった。

独特の香り(嫌いな人からしたら、ニオイだろうか)とテクスチュアがダメだったようだ。そういうところに媚びた商業主義が今の甘いだけのトマトを作り出したんだろう。

それが一年中同じ値段で売られているから、トマトの旬がいつなのかわからなくなる。
かつて町中に「八百屋」がいくつもあった頃は、地物のとまとやきゅうりが出盛りになると店先には一盛りで100円なんていうものが並んだものだ。

今は八百屋さんそのものが姿を消してしまい、そんなことでも野菜の旬がいつなのかがわからなくなっている。子どもに限らず大の大人でも旬を知らない、気にしない人は少なくない。

そんな風潮に抗するかのように、トマトの大玉栽培を目指すけれど、なかなか成功しない。たまに雨が少なく晴天が続いた熱い夏などはいいものができたこともあった。

今年はどんな夏になるだろうか。










2019年5月5日日曜日

カラスの暇つぶし活動は進化している?

あれー、ウッソウ~!

トウモロコシが無い!

近くに千切られたり抜き取られたりして散らばっている。
そんなぁ・・

大きな苗は15cmになっていた。
発芽し始めたのもあってちょっと不安もあった。
でも10cmくらいのが殆どだった。

これくらいになっていればもういいだろうと、畝を覆っていたベタ掛けの不織布を昨日外したのだった。頭が閊えていたものが多かった。

シートを外してみたら全部の箇所で発芽していることがわかり、モヤモヤしていた頭もスッキリし、さぁ今年はいいものを・・と気合を入れていた。

今朝、見回りに行くとこんなことに・・・何ということか(泣)

食べるためにしたのじゃなく、ただ遊んだだけ。
余計に腹立たしいではないか。

その前にも、ダイコンの種を蒔いたらこれも次の日に掘り返されていた。
これは私が蒔いたのを見ていた、としか思えない行動。

ゴンベェが種蒔きゃカラスが穿る・・ってね。

インゲンやエダマメを蒔いて発芽しかけたころ、ずるずるっと抜き取ることは彼らの遊びの常套手段。それが10cmにもなったものを抜いたり、1ミリにも満たない種を掘り出したり・・どんどん高じているみたいだ。

毎日澄ました顔をして庭をフラフラと散歩しているカラスが1羽いる。
たぶんアレだろう。
黒光りするボディを見せて、我が物顔に歩き回るのをボーっと見ていた私は甘かった。

こんなことをして人に迷惑をかけることでヒマツブシするしかないのか。
良いと言われている頭をもっと別の方向に使ったらどうなのか(怒)

すぐに新たな種を購入し、全部蒔き直した。
パラパラと数本残っていたのは抜いてしまった。

成長が違うものを残しておいても、開花時がずれてしまうので使えないだろう。
全く、迷惑な話だ。

想定外の様子にあわてて残骸を片付けてしまい、写真はなにも無い。

2019年4月29日月曜日

ジャガイモの徒長 肥料か日当たりか

今年のじゃが芋はキタアカリとメイクィン。
3月12日に植えつけて凡そ1月半。

近所の人に、他所と比べて木が大きいねぇと言われ、褒められたと思っていた。
そうじゃない、徒長しているんだと後から気付く。
恥かしい勘違い!

奥の畝のジャガイモが徒長している

この写真で奥の畝の高さが手前と違っているのがわかる、かな?
茎の長さが奥50cmと手前30cmで、20cmもの差が付いている。
ツルボケになっている。

長くなった方(キタアカリ)は強い風が吹くと、将棋倒し状態になる。
なんでこんなことに?

いつもと同様に肥料を入れて植えた筈・・・
確かに、今年の肥料は通常の計算で施した。

このような計算をした、あくまでもきほんのキの考えかたとは思うけど。
標準的なじゃが芋栽培に必要な元肥量は
1㎡あたりN(チッソ)=8g、P(リン)=11g、K(カリ)=11g。(タキイ種苗)

この数字も教科書や参考にするサイトによっていろいろなんだけど、何かを拠所にしなくちゃ前に進めない。

当該の畝の面積は2.4㎡なので、上記をそれぞれ2.4倍すればN=19.2g P=26.4g K=26.4g

これを手持ちの発酵鶏糞(N=4、P=3.1、K=2.5)に換算して必要量を出すと
Nを19g含む鶏糞の重量は480gとなり、480gの鶏糞を施肥したように記録されている。

この鶏糞だけではP,Kが不足しているがそれは別に考える。P,Kの不足で徒長するとは考え難い。

植え付け前の「必要施肥量」の計算は合っている。
こんな状態を見て、多分去年の肥料がかなり残っていたのではないか?と気付く。

ジャガイモを植えつける前、ここにはハクサイがあった。
そのハクサイには元肥として鶏糞を標準量の2倍入れている。
そしてそのハクサイの殆どが病気になり、葉の数も少なく巻くこともせずに終った。

そういうことだったので、ハクサイに入れた肥料はあまり使われていなかったと思える。
そこに又標準量の鶏糞を入れたのだから肥料分が多すぎて徒長してしまった、多分。

そう考えて、過去の記録を再検討。
去年のジャガイモは、比較のため鶏糞を基準量施したじゃがいも(A)と、10倍近い鶏糞を入れたもの(B)とを作ってみた。

その結果は10倍近いBの収量が1割くらい少なかったが、徒長はしなかった。
その程度の違いだった。

そうなると、今年のツルボケの原因は別?
他にもちょっと気になっている条件の違いがある。

日当りが悪くなっている。
西側に家が建ち、春のこの時期は半日陰になるようになってしまった。
これも原因の一つでは?
両方の複合かも。

どうしたの?とじゃが芋に聞いてみたい。

残肥を量る道具もあるらしいが、高価でもあるしたかが家庭菜園でそこまでは・・
それなら尚のこと土や苗の関しての諸々の条件を考えた上で栽培する必要がある。
肌理細かな気配りが要る。

私の極粗い脳の肌理で、今更埋めることができるかな?
間に合わない可能性は高いが、埋めるべく努力は放棄してはならないよね。
人生いくつになってもボーっとしてはいられない、アー疲れる。

取りあえず、この畝からの収穫は少ないだろうと覚悟しなければ。