2018年11月5日月曜日

早生タマネギ苗を購入、植える

「早生」と表示されているタマネギ苗100本を買ってきた。


50本1束で358円。
1本あたり約7円。10年近く前と変わらない値だ。
ツマヨウジほどの太さで、生き生きした緑色で状態はいい。

ちょっと水気を絞ってしんなりさせた方が植えた後の水揚げがスムースだと聞くので、このまま一晩放置した。買って時間をおかずに植える場合はこの程度の管理でいいようだが、植えるまでの待ち時間が長いときの管理は難しい。去年はそれで大失敗した。

売り場の説明ラベルによれば、収穫時期は5月上旬。
早生といっても収穫期は晩生より1月ほど早いだけ。どうせ早生なら3~4月に出来上がる位のが欲しかった。
それを言うなら極早生が適当なのだが、もう売られていない。

早速植え付けにかかった。
元肥は2日前にすき込んで、畝を整備しておいたのですぐに着手。
ケイフンも苦土石灰も、”畑にすき込んですぐに植えられる”と説明されている。助かる。

幸い昨日は午後半日静かに雨が降っていたので、土はたっぷりと水を含んでいる(この畝は砂が主だが、それでもしっとり)。事前の土への散水の手間が省けた。

植え付け時のいくつかのコツ


先ず位置決め。
畝幅は40cm弱なので列は3列としよう。株間は10cm。


細い竹棒を10センチ間隔に軽く押しつけて浅い溝をつける。
手前と向こう端の位置を長い竹竿で決めておく。3列なので中央列は凡そで植えればいい


次に、苗の散髪だ。
オカッパ髪を切るように、根元から10センチくらいのところでばっさりとやる。


この作業はどうしても必要な作業じゃないが、長いままだと立ち上がるのにエネルギーを使うのと、植えるときにも邪魔な分がないから能率がいい。根付きさえすれば葉はすぐに伸びてくるからこの方がいい。ネギを植えつけるときにもこうする。

タマネギを植えるときは「浅く」が基本。

白い部分が見えるくらいに、と説明にあるがそれじゃ支えが少なすぎて立っていられないので、葉の分岐部が土の中に入らないように浅くして、そう1センチくらいが妥当ではないかな。
そうして根元をぎゅっと押さえるのだが、ここは砂地なのでいくらでも下がってしまうので、まぁ適当なところで止めておく。


こうして全部植えつけて植え付け終了。


植えてみたら117本あった。この中で絹針の太さもない苗は数本だけだった。
タマネギ苗は大き過ぎないというのが基本だが、かなり小さな苗でも育つのがタマネギの不思議。
それにしても針ほどもないというのは危なっかしいので、左端に別にして植えた。

最後にネキリムシ対策のネキリエースなる薬を根元にパラパラと散らして作業終了。
上からの水はどうしようかと迷っていたらヒヤヒヤと当ってきたので完全に終了となった。

種からの育苗が難しい

なぜ早生苗を買うことになったか・・
種を蒔いた晩生種が、”やはり”うまく育たず、400~500本の予定が100本ちょっとしか育っていない。

大きさは別にして、自作苗(晩生)の育ち具合はこんな具合。


去年も同様で、原因がわからずにまた同じことをした。
紙ポットの納まりを直してみたのだけど、関係がなかったか。

原因として思い当たることは、水が多すぎたか。
土の量がすくないので、どうしても不安があり水遣りが頻繁すぎたのでは。

でも、状況を見れば中央ほど育ち外回りが無くなっている。
発芽時には全体的にあったのに、徐々に消滅していった。

水遣りって、中に行くほど水量が多くなり外側ほど薄くなるのが普通。
それなら水過多で、というのは当らない。
何が問題なんだろう?

今回買った種は1袋(5mℓ)で送料込みで350円なので、これで300本も育てば1本あたり2円にもならない。
400本も500本も作ろうと思うと、全部を苗から作るのは止めたほうがいい。







だいこんの収穫開始

日ごとに太ってくる大根。
10センチ以上が地上に出て、「できたよ」という雰囲気のを1本抜いてみた。


やっぱり曲がっちゃったなぁ。
予想はしていたけど・・台風の風で30度くらい倒されて、無理になおして折れるとまずいのでそのままだった。

時間的には順調といえる出来なので、曲がりはお愛嬌としてもらおう。
葉はまだ青々としているから、まだこれからも成長していきそう。

この大根の身体測定の結果は、身長33センチ、腹囲6.5センチ。


種袋の説明によれば、種蒔き後60日で長さ37~38センチで太さは7.5センチになると。
縦横のバランスは悪くないけどダイコン属の中では小さめ、かな。
60日はちょっと過ぎているのだけど、もう少し肉をつけるとより多くから愛されでしょう・・あと数日に期待しよう。

実は2日前にもう一回り小さい大根を収穫して食べてみた。
味が一番わかりやすいフロフキ大根にしたら、柔らかく、甘味もあって結構でした。

このときに下茹ではせずに直接昆布だしの中で加熱でも苦味は感じなかった。
品種(青首、吉兆)の特質か。

あ、アブラムシ。
欲張って株間を狭くしたから風通しが悪いためか、びっしりと群がっている。




2018年11月1日木曜日

カリフラワーの完成 美味しい!

3株のカリフラワーの内の1株だけが抜きん出で、とっとと成長し、播種から92日で完成。


早すぎて味が出ないのはまずいので、直径13センチになるのを待って収穫。
不思議に思うほどスーッと大きくなったので、日焼けして変色する時間がなく日除けせずに真っ白。
白い花だ。シベがないから花には見えないが花の蕾なのだ。

これは株全体の大きさから見てどうかといえば、これでわかるかな。


写真のために花蕾の周りの葉を取ったものだが、取った葉はまだ付いている外葉と同じ大きさで、除去した葉の数は今付いている葉と同じくらい。この花蕾1つのためにどんなに多くの葉が必要かがわかる。

収穫直前の株はこんな感じ。この中の真ん中のが今回収穫の株だ。


外葉は虫喰い穴がいっぱいだけど、可食部は無傷だった。
小さな緑色のイモムシが2匹丸まって見つかったが、もう食餌の元気も無さそうだった。

左右両脇の株はどちらも花蕾はまだ野球ボール大にもならない。確か花蕾ができ始めたのは3つともほぼ同時だったように記憶するが・・
残る2株もこれからぐんぐん急成長するのだろうか。

同じように管理していたのになんでこう結果が違うのか?理解に苦しむ。

それはさて置き、早速調理。
手抜きもあるのだけど、これはさっと茹でてドレッシングで食べるのが一番美味しいように思うので、そのように。

硬めに茹でて、とりあえずマヨネーズ。
美味しい!

元はブロッコリーの変種だというが、比じゃない。
買えば高価な野菜だけど、この味は財布をはたいてもの価値がありそうだ。
ちょっとオーバーかな。

2018年10月30日火曜日

防虫ネット使用のメリットとデメリット

キャベツが巻いてきた。あと半月くらいで収穫になりそう。

それが防虫ネットが掛かった上から見てかなりの穴が見える。


5株のうち2株はこんな状態で、そう~っと葉をめくれば茶色のイモムシが1匹、2匹。
まだ小さいがたぶんヨトウ。
見つけたのは捕殺したから、これで被害は止まるのではないだろうか。

あとの3株は今のところいい調子で、きれい。



葉に穴があっても虫がいないこともある。既に他に移動したかもしれないけれど、いないのではなくたぶん見つけられないのだろう。

防虫ネット使用のメリット



防虫ネットは使用すると使用しないのとではかなりの違いが出る。初めて防虫ネットを使ったときの結果は驚きだった。
それまではキャベツ、コマツナなどはいつも葉がネットのようになっていた。

それがネットを使うことでちゃんとそれらしい形になったのだから。
言われてはいたけれど、家庭菜園程度でネットまでは・・と尻込みしていたが、結果が出てこその遣り甲斐だと思い直した。

以降虫が付きやすい5月~10月くらいのアブラナ科類には必ず使用している、特に生育途中の小苗の時には欠かせない。そして防虫ネット使用でキャベツ、白菜、ブロッコリー等では虫害で全滅ということはこの数年経験していない。

防虫ネット使用のデメリット

しかしネットを掛けたからと過信してはならない、ということもわかった。
種蒔きの前、定植の前やその時には土の殺虫処理もして、すぐにネットを張っているにも係らず害虫はやってくる。

そうなるとネットの上からでは小さな穴や葉に隠れた虫は見つけにくく、本腰を入れて見つけようとするならネットを外さざるを得ない。
これが面倒でついつい被害を広げてしまうことになる。これじゃ見て見ない振りと同じで怠惰以外のなにものでもないじゃない。

素人に農薬は荷が重い

ネットを使用せずにで虫を避けるには「薬」を使わなくてはならない。
何種類かの殺虫剤を使うことでネットを外したいと考えたこともあるが、プロのような使い方は技術的にも気持的にも私にはできない。

今時の農薬は、使い方を間違えなければ人に対しての害はまずないということだ。
「今の農薬じゃ自殺はできない」なんていう人もいるくらい。
だから気にすることはないと言うが、それくらい危険がないということは裏を返せば「殺虫」効果も薄いともいえる。

今の私の使い方では、適当な薬を見極めて、身支度をし、計量して希釈し、早朝に噴霧するという一連の作業を何回も繰り返すのは、栽培を完成させるという点での魅力に欠ける。それで完璧に妨害できればいいが、それがなかなか・・・

防虫ネットはベターな選択

となると素人が家庭菜園でそれなりの野菜を作るには「防虫ネット」をうまく利用するのがベターかなと思う。費用(用具は繰り返し使える)、日々の手間を考えても。

主に葉を食用とする野菜は、できるだけ害虫は忌避したい。ハムシやハダニ、アブラムシなどの小さくて集団で発生する害虫は殺虫剤に頼るのが正攻法?のような気がするが、ヨトウムシ、アオムシなどの見つけやすいイモムシ類は植えたらすぐに防虫ネットを掛けて、コマメにチェックしてテデトール(手で捕る)が、家庭菜園としては妥当なところでは。

2018年10月29日月曜日

サヤ褐斑病のラッカセイを食べる

先日収穫した落花生はみごとにサヤ褐斑病に侵されており、別畝の収穫に期待した。
https://syukakusaien.blogspot.com/2018/10/blog-post_12.html

が、別畝の落花生も同じようにサヤ褐斑病に侵されていたという結果が出てしまった。
従って今年の落花生は全部が褐斑病となり、健全に出来上がったものは全くないといまたくひどい結果となった。

カビ、空さや、極小粒となるサヤ褐斑病


実際にウチの収穫物の莢を割って中のッピーナツを確認した結果はこのとおり。


左側のようになっていた莢がほとんどだった。
中に何も入っていない空莢、真っ黒になった豆と莢の内側、大きくならない粒、干からびて縮んだような粒・・
右のトレーの中のは、その中から食べられそうなものを選び出したもの。

収穫した莢の全体量は少なくはなかった。病気にならなければ豊作だったのでは。
硬くて指先が痛くなるほどの莢を割って、食べられそうな豆粒を選び出したら全体の1/3か1/4程度だった。ガッカリ。

比較的良質の豆をオーブンで加熱して食べると、味に問題なし。「見た目だけの中国産に比べたら雲泥の差」との家庭内評価。
少々のカビは見えなくなっていた(見えないだけで消滅したわけじゃないと思う)。
どうにも口惜しくて、つい病粒まで手を出してしまうが、これはできるだけ除けた方がいいか。

この状態は間違いなくサヤ褐斑病のようだが、この病原菌は土の中にいるとのこと。
これは困る。放置したら今後何もできない恐れがある。
種や苗を殺菌剤で処理すれば対処できるものじゃなく、土を有害菌から救わなくてはならない。


自家製落花生を炒って食べる



収穫した落花生を天日で乾燥後、家庭で炒るにはオーブンを使うと早くて便利です。
1、莢を外して中の豆を出す(殻はかなり固いので道具を使ったほうが良い)
2、オーブンに天板をセットし、温度は150度で上下の熱をonにして余熱
3、天板に豆を並べたまにかき混ぜながら7分ほど焼く
4、オーブンから出してすぐにはぐにゃぐにゃしているが、数時間室内で放置すればカリカリ、ポリポリと美味しくできあがる。

2018年10月26日金曜日

トカゲは野菜の益虫か害虫か

トカゲが白菜の葉の上で日を浴びている。
これは、葉を食べるのだろうか?
カワイイ!とこのまま見ていていいのかな?


トカゲの生態を調べてみたら、餌はクモや昆虫、イモムシなどで植物は食べないと。
クモまで食べてしまうのは賛成できないが、イモムシや害虫の昆虫を食べてくれるなら飼っておこう。

なお調べていくと・・・
これ(写真)は?

トカゲじゃなくてニホンカナヘビだと。

トカゲの尻尾はきれいなブルーで、こんなに長くは無いと。
そう思って見ると目の形も違う。
トカゲはもっと可愛い目をしている。

ヒェ!ヘビ・・

が、トカゲとニホンカナヘビの生態はほぼ同じらしい。

敵から身を守るために、尻尾を切って逃げその尾は再生するというのは共通。
蛇にはこんな生態はない。それに地面をニョロニョロ這う蛇にはない足が4本あるのはどちらかといえばトカゲ。

日光が好きで天気のいい昼間は日光浴をし、夜は葉や草の陰で眠るのだそうだ。普通のヘビは陽のあたるところはあまり好まない。

このカナヘビもまだ日が弱い早朝には白菜の葉の間でトグロを巻いていた。近くの葉を触っても動かず、寝ぼけまなこでこちらを見ただけ。

そうか、似たような体形だけどこの黄土色一色のはカナヘビで、メタルブルーの尾を持っているのがトカゲなのか。
どちらもどちらかといえば益虫(虫じゃない?)なので、せいぜい仲間を呼んでもらいたいものだ。

2~3日はハクサイの葉にいたけれど、いつの間にかお引越ししてしまった。
私があまり頻繁に見にいくのでうっとうしくなったか、気温が下がって餌になるような虫が乏しくなったからか。



2018年10月12日金曜日

落花生に病気 サヤカッパン病か

去年はのんびりし過ぎて質をおとしてしまったので、去年より半月以上早く収穫した。
それでも早過ぎることはなかった。

が、莢がシミができたように黒くなっている。
指先でこすってみて、土なら落ちて白くなるはずが変わらない。
病気だ・・・

さっと土を落としてカゴに広げると、半数以上が黒くなっている。



黒くなった莢を割ってみると


こんなふうに莢の内側も黒くなり、豆の皮は全体に黒ずんでいる。
食べられないだろうか?

「ラッカセイ 莢に黒いシミ」で調べてみたら、「ラッカセイ莢褐斑病」らしい。
べと病やうどん粉病などのような野菜そのものの病気というより、土が病原菌に侵されその菌が落花生に伝染したという病気とのこと。

地表にある葉には異常が見えなかった。収穫直前の葉の様子はこんな風で



とても病気を持ったようには見えないので、掘り上げるタイミングだけの心配をしていた。
捨ててしまったので上の写真には写っていないが、虫害莢もかなりあった。
掘っているとコガネムシかカナブンか判らないが、甲虫類の幼虫がいっぱいでてきたので多分彼らの餌になったのだろう。

保存すべきかどうかと迷ったので、収穫後に莢の黒い豆を茹でて食べて見た。
美味しいとは言えないが、食べられる。黒い莢を見てしまうと手を出し難いが、豆だけを出されたらちょっと色が変かな、と思う程度。

残念ながら売り物にはならないけどね。

今日掘り上げたのは1箇所だけの分で、あちこちに散らして植えていたので、全部がこうなっているかどうかはまだわからない。
場所が違えば結果は違ってくる筈だから、他は大丈夫であってほしい。


夏にメロンが青枯れ病らしきものにやられ次々と枯れていったが、又も土の病気。
山の土や海砂を入れて畑にして丸3年。たった3年でこんな病気になるものだろうか。


そう言えば、良く目にするプロと思える畑は、毎年夏には前作があったところの全面に透明なビニールを張っている。秋物の植付をするまでの間の2~3ヶ月を。
たぶん病気を出さないためだろうな、生業である作物は出てしまってからじゃ遅いものね。

ということは、畑が何年たったからというものじゃないのだろう、多分。
来年夏はこの場所は休作して、治療しようかな。