2018年9月22日土曜日

ミニ白菜を蒔く

ミニ白菜の種を19日に種を蒔いて、二日目にはポツ、ポツと出始め3日目の今日は全ポットで発芽。


まだ出るべきものが全部でてはいないが、適期に蒔くと揃ってスッと出る。
こういうのは気持ちがいいものだ。

蒔いたのはこれ。


使いきりサイズなので、販売用にいいのではと思い昨年も作ってみた、ミニタイプ。
ちゃんとできれば1kg位の重さになるらしいが、去年はそこまで達しなかった。

10月半ばに台風にあって、思い切り塩を被ったのでそれが主な原因かも。
しかし、普通サイズの白菜は全滅(播種時期の読み間違い)だったので、これは貴重な収穫だった。

今年は場所が決まらなくて種蒔きが遅くなってしまったが、袋の説明で見る限りは播種適期の範囲内なので事故(災害、病気、ひどい虫害)がなければ育ってくれるのではと希望的予測をしている。

無事に育って、今年の収穫は12月になるのかな。
追跡記事はこちら

既に生育中の先輩白菜たちの様子は・・・
1番走者の「郷秋」は、畑に植え付けられてから2週間。


防虫ネットに守られてすくすくと大きくなっている。
既に隣との間隔はいっぱい、結果はかなり窮屈になりそうだ。

2番手は「京都3号」で、今日にでも植え付けようかと思っている。


蒔いてから25日、日数も状態もちょどいい。
雨が続いていて、今日と明日は晴れ間になっているので植え付けのチャンス。
地面はしっかり水を含んでいて、明後日にはまた雨になる。

「日和見」というとあまり褒められた場面には使われない言葉だけれど、農作業にはこれが必要になる。
晴れた日には、雨がふったら、雨があがったら、風がふいたら・・そんな条件を頭に入れて動かなくてはならない。



2018年9月19日水曜日

ラッキョウの株分け・植付け

収穫を終ったラッキョウは、真夏の間は葉が枯れてほとんど何も見えなかったが9月になると葉が出てこんなふうなった。


勢い良く伸びて蕾がいっぱい付いている。
このままにしておくと、こんな花が咲く。


きれいで可愛い。
でも、植替えが目的なので今年は花はお休み。

ラッキョウ指定地の現在はこんな風なので、空いたところに混んでいるところから引越しさせて、来年のラッキョウを生産させねば。



右端に集中しているのは、去年秋に新しく植えた「小玉らっきょう」で今年は収穫せずに増殖させておいた。

これを掘り上げて2~3粒ずつに分けて、空いているところに移した。


根付く際の負担を軽くするために、葉は切り詰めた。
ネギの植付と同じだ。
そしてぞろっと長い根も植えやすいように3センチ位に切りそろえて、こんな間隔で植えた。

ちなみにここは砂地なので、砂丘ラッキョウだね。
鳥取の砂丘ラッキョウが有名だけど、水はけのいい土が合うということだろう。

肥料らしいものもやっていない。
根付きさえすれば管理が楽で具合がいい。

結果として少々窮屈かなと思ったが、これで畝がちょうどいっぱい。
小玉らっきょうというものがどこまでの大きさになるものかわからないが、今の球の大きさは1センチあるかないかだ。

買った種に付いていた説明書 ↓

この大きさなら、増えてもそれほど混み合わないのではと勝手に解釈して・・
他の野菜と違って込み合ったからといって出来具合には大して影響はないので、都合でOK。

夏を越して新しい葉を出した今は、この説明書のような形ではなく完全な球形。
この写真のような形は春に分裂をし始めた頃だと思う。

この形の時に生で食べると(それがエシャロットでは?)美味しいのだ。
来年はそれが期待できそうだ。

漬け物用に収穫して使うという角度でみれば、こんな小さな粒では洗う時の作業がえらく大変そうだ。
今年使った大ラッキョウは、その点で手間が楽だった。

初夏に店頭に出るラッキョウは、近頃はどこもこの大粒ばかり。
きっと消費者の要望がそういうことなんだろうなぁ。

味という面からいえば、ラッキョウは小粒ほど美味しいと言われる。それを思って敢えて「小玉」を選んだように思う。

瓶詰めで店の棚に並んでいる”花らっきょう”はとても小さくてとても高価。
自分で栽培して自分で調理すれば、手間の計算はしないから安く美味しく食べられると思うのは自己都合の計算?




2018年9月18日火曜日

病名不明のイチゴ苗に石灰をかけてみる

秋植えつけるための苗(春のランナーから取ったもの)が、私には原因がわからない病気でどんどん無くなっていくイチゴ苗。
7月半ばにポットに苗を20鉢くらい採取したのが、今は10鉢強までになってしまった。

下の写真が特徴的な症状で輪紋病か炭そ病ではないか?
イチゴの病虫害は他の野菜とは系統が違うようで、対応できる農薬が手元になかった(この言い訳は無責任のそしりを免れない)。


病名がわからないので薬を選べずに手をこまねいていた。
手持ちの参考書の背表紙をぼんやり眺めていて、「石灰で防ぐ病気と害虫」を目に留め見てみようかと開いた。


使う石灰は消石灰、生石灰、炭カル(苦土石灰)とさまざまで、使い方もそのまま散布、水に溶いて上澄み液を散布・かん注、土から根に吸わせるなど、対象植物は主にイネだが、キュウリ、ハクサイ、トマトなど人によって様々。イチゴの例もあった。

要するに工夫でどのようにでも、と読めたので、自分の条件を当てはめてカキガラ石灰を葉の上に振りかけてみた。
有機なので大きく間違うことはないだろうが、効果が弱いかな。

イチゴの病気 石灰

昨日そうしたばかりなので、結果はまだ先のことだけど、石灰は土に混ぜ込むだけでなく野菜に直接使うことで病害虫の予防防除の力があることを知り試してみる。


この本は、全国各地の農業者や研究者の、これをこうしたらこうなったという経験や工夫を寄せ集めたものだから、これが絶対という教えではない。

でも石灰は菌に侵された土を殺菌する方法として昔から使われていたようなので、殺菌力は確かで、それをどう使うかの例として参考になる。

最近は何でもネットで調べてしまうが、ちょっと系統的に調べたい、深めてみたい時には本はいい。ネットと併用して調べればもっと深まり、役立つのだろう。



メロン類のツル上げ 収穫終了

まだ気温が高いからもう少し頑張ってくれるかなと期待もしたが、もう限界。

メロン・マルセイユは病気の場所とは別の場所で1本育っていたが雨で次々裂果。それでも糖度はあったので5個ほど自家用で収穫。最後の1個を先日収穫しすぐに冷蔵庫へ。
今朝切ったが、美味しかった。



ニューメロンはかろうじて生きているが、もう大きくならないので昨日の収穫を以って終らせることに。
小メロンがいくつか付いていたが、これは苦いのでどうしようもない。

マクワウリも最後の数個がやっと色付いたが、表面は虫の穴だらけ。


なんとも痛々しい姿。
これは未熟かもしれないけど、待っていると腐ってくるので終わりにしよう。

まだ青く小さい実がいくつか付いているけど、もう木が枯れている。
欲張るのはよそう。
いや違う、私ががんばっても木が死んでるのだからメロンは頑張りようがない。

植えた日が1月くらい違うが、去年は8月20日頃で蔓上げだった。
日数的にも気候的にも限界のようだ。

収穫日の読みがちょっとずれてしまい、お盆の孫たちには十分ではなかったが、私たちの糧にはなり売上げにも貢献してくれた。
来年はもっと考えて家族によろこんでもらえるようにしたいものだ。


無人販売に出してみて思ったこと。

・「マクワウリ」を知らない人が多いこと。
私が幼少期(50年以上前)にはおいしいおやつだったが、今はもっと美味しくて店でいつでも手に入るものがあるからか、大人でも 50歳代以下は知らないようだった。

知らないといえば、「水なす」も知られていないのだ。
たまたま顔を合わせたお客さんと話すと、炒めて食べた、と。

それでもいいけど、浅漬けの美味しさを知って欲しい。

マクワウリ、プリンスメロン、水なす・・どれもスーパーの店頭では見ない。
農産品直売所があれば知られるのだろうが、うちの近隣には無い。

この街には大きな工場はいくつもあり、外国人も沢山住んでいるけれど魚、野菜などの品揃えは画一的で誰でもが必要とする物だけしか並んでいない。
それでコトは足りるのだけど、とてもつまらない。





2018年9月15日土曜日

レタスは2日で発芽

「水に浸けて、冷蔵庫へ」が効いたのか、温度が適当だったのか2日目に芽を出した。


今までは殆どが3日目、時によっては5~6日も掛かることもあった。
これでスッスッと育てばいいのだけれど、レタスは途中で枯れてしまうこともよくあるので、先の期待はできない。

蒔いた種が全部発芽したのも1ポットだけで、あとの3つは1~2本だけ。
その後の様子はこちら

直接外に蒔いたのじゃないから影響はないけれど、ほとんど連日の雨。
雨量はそう多くはないものの、日照不足でナスもキュウリも成長しない。

地面を這っている残り物のメロン、スイカが腐ってきた。

2018年9月13日木曜日

ダイコンを間引いて1本に、追肥も

8月末に蒔いたダイコンは、今のところ落ちは無く全部元気に育っている。
葉の数がだいたい5枚になったので、今日は1本立ちにした。


根元をいじったので、ちょっとグラグラ・・

一見きれいに育っているけれど、良く見ると


きれいな!?穴が。
ここにも↓


糸くずほどの緑色のムシを1匹みつけたが、名前がわからない。
これまでに2回、コナガを予想して薬を撒いてきたけど違ったかな?

別のに替えて散布したいけど、雨だったり、風だったり、寝坊したりで遅れている。
困ったものだ。

レタスの種を蒔く


レタスの種って小さいので、ポット1つに種を3粒蒔くことって細やかな神経が見当たらない私にはとても難しい。

ダイコンの種と比較してみるとよくわかる。
左がレタス、ニンジンの種とよく似ている。同じキク科なんだ。
右の赤っぽいのは比較対象でダイコンの種。


播種の手順としてはいきなり土に埋めるのでなく、先ず水に1日浸ける。
ホウレンソウと同様に発芽し難い種なので、この措置は外側の発芽抑制物質を除去するためと思われる。


その後は布か紙で余分な水気をふき取って


ポリ袋などに入れて冷蔵庫へ。
今はまだ気温が高いのでこうして種を冷やしてから蒔くと芽が出やすいのだと。

レタスは発芽(生育も)適温範囲が狭いのでのんびりと涼しくなるのを待っていたら、チャンスを逃してしまうので、種屋さんに教えられてやってみた。

温度が適温まで下がる前に蒔きたいときには、種を冷やす・・これは私にとって初めてのやり方。
春早くに蒔く種は、お風呂に入れたり腹巻の中に入れたり、蒔いたポットやトレーを暖房したり・・と温めて発芽を促進させることをする。

こういうことで首尾よくできれば、少々面倒だけど面白いものだ。

さて3日目にしてようやく種蒔き。
レタスの種は小さいだけじゃなくとても軽いことも有って、蒔きずらいのだ。

ポリポットに播種用の土を入れてたっぷりと水を含ませて、土全体に浸み渡ったら表面に種を置く。
指先で1つずつはつまみずらいので、ピンセットをつかうといいが、これも先を土に付けると濡れてしまって種が離れなくなるので、必ず土の上に「落す」ようにする。

落し終わったら新しい播種用土でごくう薄く覆う。
この時は指先で土を摘まんで振り掛けるようにするのがいい。

レタスの種は発芽に光が欲しいので、厚い土で覆うと芽が出ない。
「種が見え隠れする程度」がいい、という。

掛け終わったらいつものように軽く上から押さえておく。
土と密着させるというのも発芽の大事な要件だ。

でも湿気は必要なので、蒔いたポットはトレーのようなものに受けて新聞紙で覆い、発芽まで乾燥しないように管理する。


毎日様子を見て、土が乾いたら新聞紙の上からジョウロで水をかけるか、または下から水を吸わせる。

これで4日前後で芽が出てくる筈。
そうしたら新聞紙は取って、明るいところで育苗開始。

植えつけられるようになるまで結構時間がかかるのだけど、今回はどうかな。