2018年4月18日水曜日

イチゴをアリと土から守る工夫

10株ものイチゴ苗を買って、去年秋に植えた。
今は小さな青い実をつけて元気に育っている。

この後どんどん実が育ち、赤く色づき新鮮ないちごが食べられる・・はずが結果泥だらけになったり、蟻の餌になってしまったりというのが過去の常。

ああじゃない、こうでもないと思案の末こうしてみた。


わかるかな?


これでどうかな。


材料はこれ。


割り箸と結束バンドだ。

割り箸の繋がっている部分に小さな穴を開けて、そこに結束バンドを通し、イチゴの茎(実がぶら下がる細い茎)を抱え込んで留める。

バンドには強い張りがあるので、実の重さでぐぐっと垂れ下がってしまうことはない。
房の大きさや箸との距離でバンドを2本繋げる場合もある。

これで実が土に直接着いていないので、アリに食べられたり跳ねた泥が付いたりはしない筈。アリは地際から茎を伝わって取り付くこともままあるから、完全じゃないけど今年はこれでいってみよう。

綺麗な実をつけさせるには、ポリマルチを敷いて植えるのがいいことは承知だった。
でもポリマルチは追肥など都度の作業がとても面倒だと思うのと、あのボリュームの石油製品の後始末を考えるととても抵抗があって実行できない。

ポリマルチじゃなくて何とかしたい。

枯草マルチが私としては理想なんだけど、風に飛んでしまう。
枯草の向きや押さえる方法を考えてみたけれど、これだという方法が思いつかない。

手元にいっぱい保存している肥料袋を開いて敷き詰めたらどうか?

これも押さえる手段がすっきりとせず、ぴったりと敷き詰めることは今更不可能となり断念。

ハウス内での高く持ち上げた栽培施設とか、石垣イチゴが考えられた過程がわかるような気がする。
苦労して実らせても、さぁという時に商品価値が落ちてしまったのでは元も子もないものねぇ。お金に替えられる作物を作るって大変なことなんだ。

そうだ、ついでに今年やった春の作業をメモっておこう。
・ランナーの除去
2月ごろからもうランナーが延びてくる。これは結実のためには邪魔なので取る。
ランナーを育てるのは実の収穫が済んでから。
・株元の小さな葉、枯葉を取り除く。

こうしてこんな風に、株元がすっきりした。


2018年4月17日火曜日

カラスが商品を持ち出して・・

昨日の夕方、外に出てみると


通路の真ん中に売り物の落花生がはん乱。
棚を見ると


トレーの位置がずれている。

明らかに「カラス」。
コノヤロー~!

持ち出して、袋を破って、いくつ食べたのだ。

車が入ってきたのであわてて飛び去ったのだろうか。
残った粒をかき集めるとそうは減っていなかったけど、ここまでやる?

1年近くこうして販売していたけれど、こんな被害は初めて。
人が出て来ないと判断すると軒のかなり奥まで入ってくることもあるようだ。

小鳥というのはたいてい朝早くに庭に寄ってくる。
カラスはいつでも、家の明かりが届くところなら夜だって来ているようだ。

カラスは「小鳥」じゃないのか。

油断していた。
カラスにまで負けてしまったか。

2018年4月14日土曜日

キャベツが急成長、モザイク病の嫌疑は?

三寒四温で一足飛びに暖かくはならない4月だけど、キャベツの生育には適しているのかこのところぐんぐん成長している。

見てみよう。





あと6個も同様だ。

これはつい10日前にはモゼイク病を疑った苗なのだ。
その時の状態はこんな。



およそ半数がこうなっていた。
だめかと思いながらも、罹患した葉を取り除いて様子を見ていた。

それが今は上の画像のように元気はつらつ。
モゼイク病ではなかったのか、とりあえず症状は出ていないのか、はたまた治ったのか?

最後まで到達できるかどうかの不安はあるものの、現状がこのようならば敢えて今何か手を打つ必要はなさそうだ。よかった。

このキャベツの1回前で、10月に種を蒔いて育てているものもギョッとするほど大きな外葉を作っている。


どれも揃って大きく成長し、窮屈そうに見える。
株間40cmで植えたのが押しくら饅頭状態だ。

秋蒔ききゃべつの急成長


一番外の葉の横幅は36cm。

これは既に6ヶ月になるから、これで仕上がりまでは一気だろうね。
キャベツの球は葉と同じ大きさになるといわれるが、そこまで大きくなるにはまだ時間がかかるかな。

獲らぬタヌキかな😄


2018年4月11日水曜日

ウィルスを疑ったタマネギは順調に生育中

タマネギの葉が波打ったようになって、ウィルスかと心配していた。
3月の中頃のこと。その時のブログはこちら

それからほぼ3週間が経つが、枯れたり萎れたりといった様子は無く、他の健全な仲間と一緒に生育している。

遠くから全体を見て、特に異質なものは無く


近寄って見ても目立った枯れや萎れも無い。


かといって例の波打ったような状態そのものがなくなっている訳でもなく
それはそのまま大きくなっている



株元はしっかりとし、少し膨らみができてきている。
あとひと月くらい・・いい状態だ。


良かった・・
でもなんでこうなったのだろう。

病気じゃないとしたら、生理的なもの?
タマネギの中のホルモンに異常がおきた、のか。

正常なタマネギの葉は、筒状で完全な円筒ではなく内側が平らになっている。
波打っているのはその内側部分。


白菜やキャベツが球体になるのは、時期が来るとホルモンの働きで葉の内側と外側の成長がずれるためだという。
このことから類推して、変形したタマネギの葉はホルモンのバランスの崩れによるのではないか、と考えた。

なんだか学者さんが聞いたら「何をテキトーなことを」と鼻で笑われそう。
単に肥料が多すぎたんじゃないの、との声もあるけど。

2018年4月7日土曜日

キャベツはモザイク病のよう、その原因は?

畑に定植してから凡そ10日経過のキャベツ。
一番外の古い葉に異変が・・

例えばこれ


これも


健全なのはこういう状態


大きさも色も全然違っているよね。

どうもモザイク病みたいだ。
それはウィルス。

罹ってしまったら諦めるしかない、というアレ。
10本植えたうちの5本はこうなっている。
厳密に見れば他にまだ1~2本は怪しい。

すぐにピンチヒッターを作らなくては・・・

定植前はなんともなかったように見えたのだけど、観察不足だったかな。
それとも植えた後急に発症したのか・・

そうだ、風除けにアンドン囲みはしてあるけれどもうそれじゃ足りないんだ。
4月だもの、防虫ネットを張らなくてはいけない。

防虫ネットでウィルスを媒介するアブラムシは防げないだろうけど、他にもキャベツを狙って虎視眈々のムシはいっぱいいるよ。

今日は風が強くて一人でのネット張りはできなかった。
明日はいくらか風力が下がりそうだから、頑張るか。


2018年4月5日木曜日

防虫ネットの保温効果

網目1mmの防虫ネットにも保温効果があることが明確に見えた。

コマツナの発芽後に全体を防虫を目的にネットで被った。


いえ、全体を覆うことが出来ずに10センチほどがネットからはみだしてしまった。
2m50センチのネットで2mの長さの畝を覆うとこういうことになるのに、計算が雑なため起きた現象で、公開するにはちと恥かしい状況。

しかしその結果コマツナの生育に違いが表れ、いい勉強になった。
虫害ではなく、成長の差が出たのだ。

ネットの中と外の成長の違い

今年の3月は例年に比べてかなり暖かい日が多く、保温の心配はいらないと思っていたのだけれど、ネット内と外とでは明らかに大きさが違う。

こんな差が出たのにはちょっとびっくり。

このネットは風除けとしての利用もしていたけれど、保温効果もあったのだ。
温度の違いは1度あるかどうかの違いかもしれないけれど、累積されるとこうなるということか。

野菜栽培上の言葉で「積算温度」云々と言われるのはこのことなのかな。
今のところ虫の被害も無いし、成長はいいし・・Wの成績だ。

収穫が楽しみ。

2018年4月2日月曜日

エンドウにエカキムシ発見 侵入の痕跡くっきり

発見!
今年最初のエカキムシ被害だ。

キヌサヤに出たエカキムシの被害跡

葉の裏をひっくり返すと、いた、いた。

葉の裏にいたナモグリバエ

へぇ~、こんなにはっきりと居ることがわかるなんて・・ちょっと感動!
感動している場合じゃないけど 笑 

被害が進んで絵がぐちゃぐちゃになってからでは始点がどこなのかはわからなくなってしまうけど、早期発見で葉の縁から入って中のほうに進んだ跡が良く分かる。

エカキムシの被害の図解

昨日勉強したばかりなので発見が新鮮で、被害の発見なのになんだか嬉しくなった。
エカキムシというほうがわかり易いけど、本名はナモグリバエらしい。これも実態そのままの名だけど。

今のところ被害はこれだけみたいだ。
被害が少ない場合は、虫のいるところをギュッと押さえて潰してしまえばいいが、蔓延してからではとてもやっていられない。そうなると薬もあまり効果がない。

うどんこと共にこれからが繁殖の季節だから、よく見ていなくちゃね。