股根なんて生やさしい状態じゃない。
まるで箒(ほうき)のよう。新種の野菜かと思われそう。
まっすぐにできているゴボウを求めて次々に掘りあげてみて、結局全部抜いてしまった。
ゴボウの種の袋には種を蒔いてから90~100日で収穫だと書かれ、現在86日なんだけれど、これ以上置いてもこの状態が改良されるとは思い難い。
まさかこんな結果になろうとは・・・
この畝にゴボウは合わなかったのだ。
石は抜いたつもりだったけど、とてもゴボウさんにすくすくと育ってもらえるようにはなっていなかった。
確かに、掘ってみると多くのゴボウが根と根の間に石を抱いて現れた。
それに土がとっても固く、その意味でも根は伸びられなかったのではないだろうか。
2センチも掘っただけでもうこんなふうになっていた。
ここの土を「欲目」で見ていたのだねぇ。
昨年秋にはここでとっても太いダイコンが沢山できたんだけどねぇ・・
次回は砂地でやってみようか。
砂地なら素直に伸びるのではと思うけど、直播きの種を砂地でどうやって発根させるのかが問題だ。
葉はこんなに立派なので、つい下に期待したけれど
地上の様子からは根の状態は全くわからないものだ。
マイッタ、マイッタ。
ちょっと(いや、だいぶ)がっかりのゴボウだった。
それにしてもゴボウって細根というのか枝根というのか、途中からの根の数がすごい。
これだもの簡単には抜けないんだねぇ。
どれも途中で切れてしまった、というか抜けないので諦めて切ってしまった。
勿論手で力任せに引っ張ったのじゃなく、スコップを逆向きにして掘り進めた。
そうなるともうス入りだろうね。
と不安を抱きながら太い方の1本を切ってみた。
ジャ~~ン!
おお、思ったほどじゃない、良かったぁ。
これはもちろん食べるけど、箒のようなゴボウもちゃんと食べるのだ♪
大根と違って根の先も他と同じ味の筈で、割ったり削いだりしなくてもいい分楽だし。