2024年11月15日金曜日

ダイコン虫害は芯があれば復活できる

 ダイコンは害虫が付きやすい野菜のひとつ。
小さい苗の頃は針のような穴が空き始めたと思う間もなくあっという間にレースになる。

この地では普通は9月頃に種を蒔くので、アブラムシ、ハムシ、カブラハバチ、アオムシ、ヨトウムシ・・・実に賑やかだ。

実はこれらはあまり神経質に退治しなくても大丈夫。
必ず除去しなければいけないのは、俗称シンクイムシと言われるハイマダラノメイガ。
気付かずにいるとこうなってしまう。

ハイマダラノメイガ害のダイコン

ブロッコリーの葉にいたハイマダラノメイガ

芯をやられたダイコンはその大きさにかかわらず諦めます。
さっさと諦めて、まだ蒔くことができる時期なら蒔き直します。

芯の被害はなく、葉が食われてボロボロになったダイコンはそもままじっと見守ります。
不安になりますから、とりあえず忘れましょう。

今年の経験から
10月18日 発芽から4日後のダイコン、犯人は不明ですがもう葉がぼろぼろ。


16か所中の3か所がこんな具合でした。
蒔き直そうと種の袋を見て適期を確認し、11月4日に脇に蒔き直し、そのまま忘れていました。

1週間後全部発芽していることに気づきました。
そしてその脇にはすっかり健康を回復した元気な苗がいました。



さすがに大きさは間に合わなかったようです


7月頃の畑でしたが、近所の無農薬栽培の大根が虫害でひどい状態でした。
これはダメだろうと思いつつ忘れました。

時期は忘れましたが、気づいたら立ち直っていたのでびっくり。
後日(最近)栽培者の91才さんに伺ったところ、「芯がやられなければ大丈夫だよ」とのこと。

来年からは大根にネットを掛けるのは止めよう。







2024年11月6日水曜日

白菜栽培は虫との闘い

2024.11.06

白菜は防虫ネットを使って育てている。
毎年同様にしている。

土の中に殺虫剤をすき込んでから種を蒔いたり、苗を植えると同時に防虫ネットで保護しているにもかかわらず発芽後わずか3日で葉に穴が空き始める


土の中の防除がうまくいかないのか、ネットに問題があるのか?
わかる範囲の、できる限りの防虫手段は取っていても次々とイモムシの仲間が現れる。

順調な株は芯が立ちあがってきた今、イモムシににらまれた株は痛々しい姿に。


こんな株には複数のイモムシ(ヨトウムシ、アオムシ、メイガなど)が潜んでいる。
いる場所は小さな葉が重なりあっている芯のまわり。

黒いウンチと透明な黄色い固形物・・黄色い方は卵?・・のあるところには間違いなく大小幾匹ものムシがいる。

みつけたらピンンセットでつまみ出して水を入れた容器に入れる。
1匹ずつ踏みつぶすよりこの方が効率がいいです。

これを2~3日置きに繰り返す。

見逃したまま葉が巻いてしまうと、中でいいように食い荒らされ、完成したように見える白菜を切ってみてびっくり。

だから今は手が抜けない。
頻繁にネットをはぐっては手で虫取りを繰り返す。
大変な作業になる。

ようやく朝の気温は下がってきて、秋空がみえてきた。
さて、今年はどんな白菜になるのだろう。

昨日の夕方、百羽の上と思われる大きな隊列を組んだ鳥の群れが西の空に向かって移動していった。
実にきれいな形を描きながら、みんなでどこを目指していたのだろう。








2024年11月3日日曜日

ダイコンの防虫ネット効果

2024.11.03


今年のダイコンは4か所の内の1か所だけはネット無しでやってみようか。

というのは
ハクサイの育苗ですったもんだの結果、手持ちの防虫ネットが足りなくなってしまったから。つまり直接的には「農園主の都合」なんですね。

設備を増やしてやるか、このままでやってみるかと宙ぶらりんの気持ちのままに、何もせずに発芽後2週間程経ったのがこれら。




全部がこんなじゃないのですが、やはりすごい。

引き換え播種後すぐに防虫ネットで覆って育て40日程経ったのがこちら。



ここまで差が付くと無防備での栽培はあまりに乱暴、人でなし!と言われそう。

でも近隣での現実は、防虫ネットを使って大根を育てている畑はほとんど見ない。
もちろん!農薬の使用なんてトンデモナイらしい。

幼葉の頃は穴だらけのボロボロだったダイコンが結果としてそれなりのものが収穫できているようでちょっと驚いている(収穫時の大根を見たことはないが、毎年同様な様子はみているので)。

葉の虫害はダイコン自体には響かない、ということなのか?

ネットを使ってまで手をかけなくても家庭で食べる程度の質のものはできるんだ・・
あまりネホリハホリ尋ねられないから想像だけど、予め「ある程度落ちる」のは計算済み、かもしれない。

素人が作る作物だもの・・

家庭菜園だけど、作り続けるなら「より良く」と欲張るのは凝りすぎ?

深くも尋ねられずに納得いかないままで曖昧なまま進むのは、無駄な時間を費やすことになる。
ならばどんな結果になろうと、今年はネットなしでその結果を見てみよう。

ネットを掛けなければ管理(病虫害のチェックなど)が楽。
そこに魅力を感じるから、これはこのまま進めてみようか。

農薬は予防的な使い方としての、播種時のオルトラン(既に地中にいる虫を死滅させる)と発芽後のデナポン(ネキリムシ対策)は使います。


昨年はいつまでもネットを外さないでいたら、アブラムシの大群に襲われて結果は大失敗。
ネット内で旺盛に繁茂した結果風通しが悪くなり、アブラムシを呼んだようだ。

               これはその時の画像 ↓


ネットがあることにより中の様子が見えにくくなったことは デメリットとなる。

それに懲りて今年は10月中頃にはネットを外している。
既にかなり成長していたのでムシに対する抵抗力も付いているのか、今は大きな虫害はない。







2024年11月2日土曜日

インゲンのハモグリバエ被害 葉の除去で対処

 2024.11.02

インゲンの葉に穴が空きその部分から枯れてきた。

下部の葉が枯れてきて

虫が這いまわった後がわかる

ハモグリバエの仕業だ。

秋のいんげん栽培は初めて。
種を蒔いてほぼ2か月で、細いけれど完成し少しずつ収穫ができている。

今のところ細めのエンピツ(そんなものある?)ほどの太さで、秋作はこんなものかと。

サヤ生育中

日々の食生活の中では、必需品ではないがあれば料理の見栄えが良く、ちょっと欲しい野菜だ。
買えば高いのであると嬉しい。
収穫は短期間だけれど、冷凍保存ができるので尚便利。

この害虫はハモグリと言われるように葉の中に潜り込んで活動し、彼らが這いまわった跡は葉の表面は幼児がお絵描きしたように見える。

直接実(サヤ)には影響しないようだが、潜って移動しながら産卵を繰り返すと。

被害が小さいうちは通り道の先端部を指で潰すことで殺虫できる場合もある。
やってみたけれどこんなにいっぱいの痕跡を潰したら葉はボロボロになること間違いなし。

葉を食べるネギに入られたら市場には出せなくなるので厄介だが、とりあえず食用外の葉だけ。

で、考えた。
もう葉にはかなり被害が出ているけれど、主に下の方の葉。
ならば被害の葉を除去してしまったらどうか?と。

ツルが出て上に伸びているので、下の古い葉は取ってしまっても上部の葉が頑張ってくれるのでは。キュウリなどはその手で生き延びて生産してくれる。

葉の多くが被害にあえば収穫の成績に響いてくるでしょう。
取り敢えず下の方のお絵描きされた葉っぱはもぎ取ってみた。

今後はよく観察してまだ広がるようなら薬という手段も仕方ないか。