「時なし五寸人参」の種袋を見ると、7月下旬までが蒔き時との説明があるので蒔いてみた。
播種日は6月25日。
前日に元肥や石灰を混ぜ込む。
2週間くらい前に混和するのが理想的だけど、ニンジンは計画に無く思いつきで始めたのでバタバタになった。
蒔く場所のPHを計ると6.2。このままじゃまずいと、石灰を入れる。
元肥は、いつものように鶏糞。ニンジンは生育期間(90日前後)が長いので鶏糞が適当。そして根菜なので熔リンも入れた。
この3種を一度に全部畝に混ぜ込む。
さてこの場所は砂地。
細かい種を砂地に直接蒔いたら、潜ったり流れたりしてしまうのではという心配があり、畝の中央に溝を掘ってそこに種蒔き用土を置いてから蒔くことにした。
これが種蒔き用土を客土した溝
ここに殺虫剤(オルトラン)をぱらぱらと蒔いてよく混ぜたら水を浸み込ませる。
幅2cmくらいの細い板を使って、床を平らに均す。これはどんな種を蒔く時でも共通の作業で、発芽を揃えるため。
ここまでしたらいよいよ種を蒔く。
ニンジンの種って細かい。蒔きやすく整形したものもあると思うけど、今回は緑色に着色だけして形はそのままの種。
およそ1cm間隔で置いていく。バラバラと蒔いてもいいけれど後で間引く時に大変なので、今少しだけ苦労しておくほうが効率的。
なぜかニンジンは密に蒔かないとうまく育たないのだそうだ。
全部蒔いたらごく薄く土を掛けて、指先でそっと押さえておく。
この時期には不要かとも思ったけれど、この後不織布を掛けておいた。
不織布は本来保湿が目的なので、その意味では毎日雨が降っている頃は必要がない。
掛けてある土の量がほんの僅かなので、強い風が吹いたら飛ばされるのではと思い、念のため。
こうして待つこと5日。
出ました、ややまだらながら。発芽までの日数が予想より早かったが、時期のせいかな。
被写体の位置がどこかわかりにくく、ややピンボケ・・
改めて袋の説明を見ると、発芽率は55%以上と。
ニンジンは発芽率がこんなもんなんだねぇ。
「発芽したらもうできたようなものだ」なんて言う人もいるくらい。
この種袋には生育適温の表示はなかった。
説明どおりに芽は出た。が、暑さに向かって順調に育つのだろうか?
生育の経過は順次記事にする予定。
。。。砂地のこと。。。
先日市内で海岸にごく近い農地を見る機会があった。
一面の砂地の農業地帯。
この時期なので葉物は見えなかったけれど、サツマイモ、エダマメ、ネギ、サトイモなどが栽培されていた。
こんな広い畑で、私がやったように客土して種を蒔くなんてことはしないだろう。ということは砂地でもたぶん何でもできるのだろう。
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