収穫を終ったラッキョウは、真夏の間は葉が枯れてほとんど何も見えなかったが9月になると葉が出てこんなふうなった。
勢い良く伸びて蕾がいっぱい付いている。
このままにしておくと、こんな花が咲く。
きれいで可愛い。
でも、植替えが目的なので今年は花はお休み。
ラッキョウ指定地の現在はこんな風なので、空いたところに混んでいるところから引越しさせて、来年のラッキョウを生産させねば。
右端に集中しているのは、去年秋に新しく植えた「小玉らっきょう」で今年は収穫せずに増殖させておいた。
これを掘り上げて2~3粒ずつに分けて、空いているところに移した。
根付く際の負担を軽くするために、葉は切り詰めた。
ネギの植付と同じだ。
そしてぞろっと長い根も植えやすいように3センチ位に切りそろえて、こんな間隔で植えた。
ちなみにここは砂地なので、砂丘ラッキョウだね。
鳥取の砂丘ラッキョウが有名だけど、水はけのいい土が合うということだろう。
肥料らしいものもやっていない。
根付きさえすれば管理が楽で具合がいい。
結果として少々窮屈かなと思ったが、これで畝がちょうどいっぱい。
小玉らっきょうというものがどこまでの大きさになるものかわからないが、今の球の大きさは1センチあるかないかだ。
買った種に付いていた説明書 ↓
この大きさなら、増えてもそれほど混み合わないのではと勝手に解釈して・・
他の野菜と違って込み合ったからといって出来具合には大して影響はないので、都合でOK。
夏を越して新しい葉を出した今は、この説明書のような形ではなく完全な球形。
この写真のような形は春に分裂をし始めた頃だと思う。
この形の時に生で食べると(それがエシャロットでは?)美味しいのだ。
来年はそれが期待できそうだ。
漬け物用に収穫して使うという角度でみれば、こんな小さな粒では洗う時の作業がえらく大変そうだ。
今年使った大ラッキョウは、その点で手間が楽だった。
初夏に店頭に出るラッキョウは、近頃はどこもこの大粒ばかり。
きっと消費者の要望がそういうことなんだろうなぁ。
味という面からいえば、ラッキョウは小粒ほど美味しいと言われる。それを思って敢えて「小玉」を選んだように思う。
瓶詰めで店の棚に並んでいる”花らっきょう”はとても小さくてとても高価。
自分で栽培して自分で調理すれば、手間の計算はしないから安く美味しく食べられると思うのは自己都合の計算?