2017年9月12日火曜日

ダイコンにカブ発芽 すぐに防虫ネット

9月に入ってすぐに蒔いたダイコン(吉兆)は発芽しなかったが、9日に蒔いたミニダイコンは3日目に揃って出た。

ダイコン 発芽

何の野菜でもほぼ揃って芽をだした時って感動的だ。

ダイコンの発芽

近くにあるピンクの粒は、根切り虫用の粒剤。
土の中の虫対策は、種を蒔く時にオルトラン粒剤を蒔き穴に混ぜた。

この畝からはコガネムシの幼虫がいっぱい出てきたので、それ用の殺虫剤(ダイアジノン)も畝全体に鋤きこんでいる。

他から飛んでくる蛾の類は防虫ネットで対策。
今年はベタ掛けにしてみた。

ダイコン発芽 防虫ネット

蒔いた箇所をちょうど被うサイズのがあったので、ベタ掛けにし、端はステンレスのピン(手製)で止めた。
苗が少し大きくなって立ち上がってきたらトンネルに変える。


ダイコンは、蒔きっ放しだと双葉のうちからシンクイクシ(ハイマダラノメイガ)、コナガに必ず食害される。
ここまでやってもだめになることもある。

同じ日に蒔いたカブも揃って出た。
これは中カブを点蒔きしたもの。

カブの発芽

こちらはコカブの条蒔き。

カブの発芽

おっと、この写真をみて気づいた・・ネキリエースを撒くのを忘れていた。
すぐにやらねば。
土中の虫対策はミニダイコンと同じ。

この後は防虫ネットを、こちらはトンネルで設置。

防虫ネット カブ

大根の方はベタ掛けで、カブはトンネル掛けにしたのは単に手持ち資材の都合。
とにかく幼苗を害虫から守らねば。

夏野菜の残骸が取り払われて、様子は秋口となる。
小さな苗がいっぱいに見えて・・じゃなくて、畑中がネットだらけ。

鳥避け、虫除けネット

奥の大掛かりなネットの中はラッカセイで、カラス対策。


2017年9月2日土曜日

干しねぎで苗作り 干し過ぎ

九条(太)ねぎは、畑にあるネギを抜いてきて干しておけば次の苗が出来上がる。
そうなんだ、とやってみた。

これが7月中頃に畑から抜いてきて、約1ヶ月日陰で干したもの。

完成した干し苗 九条ネギ

こういう状態のネギ苗がホームセンターで売られているのを見たときは驚いた。
買って来て植えたら、ちゃんと普通のネギになった。

今年は自分でやってみたという訳。
写真の状態の時にすぐに植えればよかったものを、どうしてグズグズと引きずってしまったのか、植えようと腰を上げたのが9月になってしまった。

枯葉を取ってみたら、ほとんどがスカ!
ようやく何とか5~6本が生きていたのが、これ。

枯葉を取った干し苗

乾燥の期限があるんだ!
20本近くあったのが、これだけになってしまった。

これを予定地に植えてみた。

干し苗の植付

寂しい風景。
まぁ、これだけでも活着してくれれば増やしていくことは可能。

左端に見えているのは、今回の干し苗の元ネギ。
今はまだ硬くて利用できないが、気温が下がってくれば柔らかくなり、株ごと抜いたり葉だけ刈り取ったりして使う。

刈り取るとそこからまた伸びてくるので、繰り返して使える。
硬くなってきたら収穫をやめて干し苗用にとっておき、7月ごろ抜いて干す。

こうして繰り返していくことで、種を蒔いたり苗を買ったりしなくても九条ネギは永遠に栽培できるらしい不思議なネギなり。



サツマイモに花

さつま芋に花が咲いた。
さつま芋の栽培は毎年のようにするけれど、花は初めて見る。


伸びた蔓の整理をしていて見つかったもの。
茂った葉の陰になるようにして咲いている。


近くにツボミもあり、形はアサガオそっくり。
花の数は少ない。

芋の株全体で25本くらいの中で、花の数は蕾を含めて10輪あるかどうか。
このあと次々に咲けば別だけれど。

第1印象は、「ヒルガオ」の花。
色、形はアサガオというよりヒルガオ。

ちょっと調べると、花が咲くのは珍しいことのようだ。
今まで見たことがなかったのは、私がぼーっとしていただけでもなかった。

やはり暑かったからかも知れない。
貴重なものをこの目で見たことになるが、気象のせいだとしたら他にもこんな記事がそこら辺に落ちているかもね。


サツマイモはサトイモ科だから、里芋も花が見られるとしたらこんな感じかな。
でも、やはり見たことはない。


暑かったこの夏だけど、さすがに9月ともなれば早朝の日が差してくる前は涼しく感じる。
それはほんの1時で、日中はまだ焼け付くような暑さが続いている。

秋物の種蒔きをどうしたらいいものか迷う毎日だ。

2017年8月27日日曜日

ナスのアバタ 原因は風だった

ナスの葉が風に揺れて実に触っていた。

ナス 実に葉が触れている

これは、もしかして・・・
触っている葉を除けてみたら。

なす 葉が擦れてできたアバタ

位置がぴったり合っている。

もう1箇所。
同じように葉が触っている。

ナス 実と葉が触っている

葉を除けると・・

ナス 葉の接触でできたアバタ

やはりその位置にカサブタのようなアバタのようなものができて、皮が茶色に変色している。

あぁこれだったのか、とようやく原因がわかった。

信頼できそうなサイトには記載がなく、Q&Aのサイトで「風では?」というのを見ていたが、葉が擦れて傷になったとは思い難く今まで確認まではしなかった。

今日は体に余裕ができたのと湿度が下がり風があって外が気持が良かったのとで、きちんと確かめてみる気になった。こんな日和見は感心しできない(笑)

そうだったのか。
ならば、これからの収穫品だけでも改良できるはずだ。

実の近くにある葉は取ってしまえば・・それじゃ工場機能を低下させることになるから、あまり良くはないか。

じゃぁ、これでどうだろ。


キッチン用のポリ袋を被せた。
酸素不足にならないように、袋の口は緩く止めて。

時々目にする畑で、こういう情景を見たことを思い出した。
その時は何を目的にこんなことをしているのかと思ったが、そこの畑の管理人は判っていたんだ、葉づれの被害を。

そうだ、なすの葉って大人の男の顔みたいにチクチクと痛い。
たかが葉が触れただけだけど、このヤスリのような葉はナスの実を傷めていたのか。

ふと思ったことだけど、家庭菜園程度の量ならこんなママゴトみたいな方法で被害を避けられるかもしれないけど、農家ではどうしているのだろうか。

皆がみんなハウス栽培とは限らないし・・


2017年8月26日土曜日

徒長したキュウリ苗 苗の異常その2

今年3回目の分の種蒔きを7月下旬にし、2回目のと同じように管理していた。

と、どうしたことか発芽後10日余り。
ぐ、ぐ、ぐ~っと茎が伸び始めた。

きゅうり苗 徒長

何、これ?
駐車場のポリカの屋根の下で育てていたのだけれど、直射日光が必要だったのか?

この時期に直射はまずいと思って、光は十分の場所にしたのだけど。
同じ条件でキャベツやブロッコリーも育っている。

本葉は2枚あるかないかで、まだ定植できる状態じゃないけどこのままにはして置けないよね、とすぐに植付をした。

キュウリ徒長苗 植え付け

普通に支柱を立てても支えようがないので、多分4~5日くらいでしっかりするだろうからと、ポットから外したままで頼りないけど割り箸利用でこんなふうにしてみた。

大風もなかったので、10日後にはここまで成長した。

キュウリ 植付から10日

まだ足は長いけど、葉も大きく数も増えてしっかりと自分で立っている。
あー、よかった。

ここでツルがネットに絡みつけるよう誘導し、植え付けから2週間後の今日はこんな風に。

キュウリ 定植から2週間

バックの雑草共々、順調に成長中。
まだ花は付かないが、葉が綺麗に大きくなっている。

キュウリの3回目の植付をしたのは、今年が初めて。

最初は4月末に苗を購入し、2回目は5月末に種蒔き、3回目を7月下旬に蒔いた。
1回目の収穫終了から2回目の収穫開始に上手く繋がった。

今は2度目のキュウリから収穫中。
2回目と3回目のバトンタッチは、さてどうなるか。

ここまで育てばもういいのだけれど、あの苗のときの徒長は何だったのだろうか?

老化苗を植えた-どう育つ?

老化苗という言葉を1年ほど前に知って、苗も老化するのかと思った。

苗は、枯れずにいれば徐々に大きく育つのが普通で、苗が老化することがあるのかと不思議だった。

これは外見特に異常が見えないブロッコリーの苗。


種を蒔いてから凡そ60日経っているのに、本葉は3~4枚。
こんなもんだったかなぁ?

成長が見えないのでついつい惰性で水遣りだけでここまできちゃったけど、播種日を確認したら6月下旬。
これは変だ。

寒い季節でもないのに2ヶ月経ってもこの大きさは異常ではないか。
種まき用の土で育てたのだから、途中で肥料の心配は普通しない。
でもこんなに長い間なら液肥くらいやらなくちゃいけなかったのか・・

ともかく植えよう。
慌てて畝の用意。

砂地なので、バーク堆肥をたくさんと鶏糞、石灰を全部一緒に鋤きこんで3日後。
ポットから外して根を見ると、こんな感じ。


白い根がそれなりに出ていて、茶色っぽく変色してはいない。
「老化」を思わせることはない。

栄養不足というほど貧弱でもない。
何だったのだろう。

それぞれ植え穴にオルトラン粒剤(殺虫剤)を混ぜて、6本植えた。
比べるものがなければそれなりに見える。


実際の大きさは、地上部で7cmほど。

株間を40センチ取ってトンネル上に防虫ネットを張った。


ホームセンターで調達したネットは短い物で5m。
これを半分に切って覆ったら、こんなことに。



無理やりネット内に収めてみたけれど、既に葉がネットに触っている。
これじゃぁ中に入らなくても、蛾は葉の表面に産卵できてしまう。

植える前に、ネットを張ってみるべきだった。
その範囲で、株間を決めていけば少々窮屈でもそれなりに収まったものを・・

植え直そうか。

面倒でも始めから計算して行動した方が結果は効率が良かったな。


2017年8月25日金曜日

キャベツ結球前に撤収 ハイマダラノメイガの害

キャベツに縁枯れを発見し、同時に芯の被害も出た。
すぐに、見えるムシ(ハイマダラノメイガ)を手で取って、その後殺虫剤で処理をした。

が、もう中の葉が大きくならずに、巻き込む力が無いように見える。

キャベツ シンクイムシ被害

これは、芯が無くなって脇芽が3つできていた。

シンクイムシの被害

間に合わなかった。

もっと早くに見つけて殺虫剤を2~3回掛けていれば助かったかもしれない。
こんなにひどい状態では復活はできない。

今回のキャベツは植えた7株全部が同様。
もう諦めよう。

反省して経験を次に生かすことにして、ここはさっさと撤収だ。
ハイ、次!

ハイマダラノメイガは
5ミリほどの小さい薄茶色の虫で、アブラナ科の苗がやられやすい。

主に幼苗の芯がやられる。
がキャベツはこんなに大きくなってからも被害にあった。

芯の形が変だと思って、見るとべたっとしたフンが付いている。
ピンセットの先でそっと探すと近くにフンまみれで蠢いている。

葉が丸まって細いクモの糸のようなもので綴り合わされていたら、その中には必ずいる。
蚕の繭のようなものを作り、ここで蛹になり、やがて羽化するのだ。

被害が極小さい時に、虫を見つけて手で除去してしまえば間に合うこともあるが、なにしろ狙われるのは「芯=成長点」なのだからたまらない。

今回の事態同様に、まずマトモには育たない。
キャベツやハクサイは巻かない(必要な葉ができない)、大根は生育が止まる。

小さいのに、恐ろしい。

ところでハイマダラノメイガはどうやってネット内に入ったか?

ネットの設置がいい加減なので、隙間から入り込んだ?ネットを張る前に既にキャベツに卵が産み付けられていた?土の中にあった卵が孵化した?

ハイマダラノメイガの生態を調べてみた。
こんなふうにやられるのには・・・

いつかどこかから飛んできた成虫(蛾)がキャベツの葉、茎、または土の表面に卵を産みつけた。
それが幼虫になって食害を始めた。

卵は3~5日で孵化し食害を始める。
孵化して蛹になるまでは2~3週間。
蛹は1~2週間で羽化し成虫になる。
その後は2~3日で産卵を始める。

この繰り返しとなる。
(以上は愛知県のホームページによる

この計算でいけば、2~3週間前にネット内に入り込まれたことになる。
土中に潜んでいた訳じゃなくいい加減に張ったネットの隙間から入られたということ。

やっぱり、甘かったのだ。

これがわかったからは、家庭菜園の管理者としては幼苗の頃から常に目を光らせ卵を見つけたら、虫を見たらすぐに手を打たなくてはならない。

虫を寄せ付けないためのネットは隙間を作らないこと。
それでも被害を見つけたらすぐに薬剤を(週に2~3回の割合で)使うようにしないと今回のようになってしまうようだ。

大量発生しやすい気象条件は、高温少雨の時だと。
なんとまぁ、この地方の今年の夏そのまま!

じっくり観察していたら自分が熱中症で倒れそうなので、防虫ネットを過信し見回りも怠った。自分の体力も考えなきゃいけないからねぇ。

今回のキャベツはスパッと見捨てたけれど、これから蒔くダイコンはちゃんと育てたい。
ダイコンシンクイムシという別名があるくらいだからね。危ない、危ない。

とても大変な労力のように思うが、このシンクイムシ被害は、植物(野菜)がある程度成長してしまえば発生しないのだ。

だからその間を頑張ればクリアできる。
収穫までず~と手をかけ続ける必要はない。


もう8月も終ろうとしてるのに、気温はまだ上がりっ放しで、朝でも30℃、最高は37~39℃もある。

ダイコンの蒔き時は袋の説明では8月末~とあるが、まだ止めておこう。
去年の例でも、発芽はしても虫害がひどく順調には育たなかった。

まして、この暑さだ。