2017年6月18日日曜日

トウモロコシの人工授粉 1回目

雄花から遅れること2週間、雌花が出始める。
今のところ1日に1本か2本。

トウモロコシ 雄花と雌花

目標どおりのいい実ができることを願って、順に人工授粉してみよう。
そんなことしなくてもたぶん実は付くだろうけど、20本の2列程度の畑ならした方が確率が高くなる筈。

難しいことじゃない。
先ず花粉がいっぱい付いている雄花を選び


舞妓さんの簪みたいに、小さい短冊のようにゆらゆらしているのが花粉。
これが付いている穂が雄花なので、この穂を先ず1本折り取って


取った穂を手に持って、開いている白い雌花の頭(白い毛のような部分)を撫でるようにしながら花粉を付けて行く。


この雌穂についている糸のような物1本1本が、授粉することで「実」に生るのだ。
ふ~ん、という世界だね。

今回は開いた雌穂は4つだけだったので、折り取った雄穂は1本だけ。
チャンスを逃さないように、何度かこの作業をする予定でいる。

全部授粉し終わったら雄の役割は終了なので、使わなかった穂も全部取ってしまうといいという。
そのままにしておいてもいいが、トウモロコシにとって大敵のアワノメイガが入りやすいので無いほうがいい。

アワノメイガにやられたらせっかくここまで育てた甲斐なく、哀れなことになってしまう。

でも、確実に授粉できたかどうかの不安があって全部切って取ってしまうのは勇気が要る。
虫害の心配もあるけど、少しは残しておいた方がいいのではとも思う。

どうしたものか・・・



2017年6月17日土曜日

ごぼうの収穫 股根なんてもんじゃない

これは何という野菜ですか?と問われそうな姿。


股根なんて生やさしい状態じゃない。
まるで箒(ほうき)のよう。新種の野菜かと思われそう。

まっすぐにできているゴボウを求めて次々に掘りあげてみて、結局全部抜いてしまった。

ゴボウの種の袋には種を蒔いてから90~100日で収穫だと書かれ、現在86日なんだけれど、これ以上置いてもこの状態が改良されるとは思い難い。

まさかこんな結果になろうとは・・・

この畝にゴボウは合わなかったのだ。
石は抜いたつもりだったけど、とてもゴボウさんにすくすくと育ってもらえるようにはなっていなかった。

確かに、掘ってみると多くのゴボウが根と根の間に石を抱いて現れた。
それに土がとっても固く、その意味でも根は伸びられなかったのではないだろうか。

2センチも掘っただけでもうこんなふうになっていた。


ここの土を「欲目」で見ていたのだねぇ。
昨年秋にはここでとっても太いダイコンが沢山できたんだけどねぇ・・

次回は砂地でやってみようか。

砂地なら素直に伸びるのではと思うけど、直播きの種を砂地でどうやって発根させるのかが問題だ。

葉はこんなに立派なので、つい下に期待したけれど


地上の様子からは根の状態は全くわからないものだ。
マイッタ、マイッタ。


ちょっと(いや、だいぶ)がっかりのゴボウだった。
それにしてもゴボウって細根というのか枝根というのか、途中からの根の数がすごい。


これだもの簡単には抜けないんだねぇ。
どれも途中で切れてしまった、というか抜けないので諦めて切ってしまった。
勿論手で力任せに引っ張ったのじゃなく、スコップを逆向きにして掘り進めた。

ほんの数本のまっすぐに出来ていたゴボウは、太いところで2センチにもなっている。
そうなるともうス入りだろうね。

と不安を抱きながら太い方の1本を切ってみた。
ジャ~~ン!

ゴボウ 播種後85日 ス入り始め

おお、思ったほどじゃない、良かったぁ。

これはもちろん食べるけど、箒のようなゴボウもちゃんと食べるのだ♪
大根と違って根の先も他と同じ味の筈で、割ったり削いだりしなくてもいい分楽だし。

2017年6月16日金曜日

砂地のさつま芋苗は枯れた

さつまいもを見くびっていた。
どんな土でも、誰が育てても芋ができると。

苗は萎れていてもそのうちに活着して、ぐんぐん蔓を伸ばして11月ごろにはそれなりの収穫ができると思っていた。

培養土と堆肥が混じった砂地30cmの下は石混じりの痩せた普通の土。
ここで去年はさつま芋がとれた。

同じ場所に今年も苗を植えつけた。
購入した苗は青い葉は4~5本で枯葉が数本くっついていた。

それだけしか無かったので仕方なく買ってきた。
根出しは購入後におよそ10日湿った状態にしておき、1センチほどの根がいくつか出た。

入梅の報を聞き、小雨の中を植えた。これなら間違いなし、と。
その日の夜は雨。

以降一滴も降らずに今日に至り・・枯れた。


植えつけて3日後、しんなりしたままの苗に不安になり水遣り。
以後毎日水遣り。

その甲斐なく脱落者続出し、とうとう・・・

根が付いてしまえば砂地でも育ち収穫まで行くけれど、そうでなければこんな結果になる。

苗質も良くなかったけれど、「砂地」ならば事前の根出しで根をもっと長くしておけばよかったのかも知れない。

一般的には事前の根は長すぎると折れるので良くない、とのことだったのでこれでいいと判断したが、間違ったようだ。

2種類買って、もう1種類の苗はやはり砂地で別の畝に植えた。植付前の苗の状態はどちらもほぼ同じ。
こちらはぎりぎり7割くらい活着したようだ。

そうなると根の長さじゃない。


よくわからないけれど、解ったことはサツマイモはどこででも誰にでもできるわけじゃない、こと。





2017年6月14日水曜日

トマトは寸詰まり、葉が巻き込んで・・肥料過多かウィルスか

大玉トマトの木の姿が気になる。
去年と同じくウィルス病に罹っているのだろうか?

大玉トマト 肥料過多か

葉が鬱蒼として全体にずんぐりして、上部の葉は葉脈がぐるんと巻いている。
茎は頂部で急に細くなっている。

大玉とまと 葉の巻き込み

トマト 茎先端が細い

ウィルスだとしたら一大事。

トマトの「黄化葉巻き病」の特徴は 
(発病初期)
・新葉が葉縁から退緑しながら表側に葉巻症状となる。
・後に葉脈間 が黄化して縮葉症状となる。
(症状が進むと)
・生長点付近で節間が短縮し、株全体が 萎縮する。
・開花しても結実しないことが多い
情報元はここ
・ウィルスを持ち込んだとされるコナジラミ(白い小さな蛾)の姿は見ていない。


それに対して現状は
・新葉の色は少々薄い緑色で、新芽ならまぁこんなもの、という程度。巻いてはいない。
巻いているのはその下の葉。
隣り合って2本植えてあるうちの1本が、支柱に葉がくるりと巻きついているのだ。

・葉脈間の異常も見えない。
・生長点付近で節間が短縮している→これが気になる。
・実は1房だけ着いている。これも時期的にはこんなもの。

こうして見ていくと、黄化葉巻き病である可能性は低いようだ。

では、肥料過多だろうか?
茎は先端以外は太く、葉の量多く、色は濃い目これらは肥料過多の形状。
では茎の先端が急に細く成っているのはどう見るのか。

元肥に牛糞、米ぬか、カキガラ石灰を施し、その後1度だけ化成肥料を追肥している。
元肥の量はどうかわからないけど、追肥の化成肥料は余計だったかな。

どうもこちらの方がクサイように思えてきた。
が、念のため今日にでも殺虫剤を撒いてもう少し様子を見よう。

なぜ殺虫剤?
この病気を媒介する虫(タバココナジラミ)を退治することで病気の拡大を防げるという理屈のようだ。



2017年6月10日土曜日

レタスに集るコガネムシ どこから来たか

防虫ネットの内側に1匹張り付いて、「出たいよ~」と言っていたので出してやった。
その時にネットを上げてよく見ると、お仲間が2匹、3匹・・


ふ~ん、レタスってコガネムシの好物なんだ。
今まで虫害の経験が無かったけど、それはたまたまだったのかな。

植付から今までずっとこんな風にネットの中で育てたから安心していた。


コガネムシ(カナブンかも知れないけど)どこから来たの?

ブ~ンと飛んできて入ったのじゃないね、多分。
植え付け前から土の中に居たんだ、きっと。

「レタス コガネムシ」で検索すればいっぱい上がってくる。
そのほとんどは幼虫による地際の切断。

うちの場合も1株だけ幼苗が地際で切られた。
成虫がこんなに見つかるのに、その1株だけで済んだのは不思議。

それにしてもわが家の近くにはコガネムシが住むといわれるスギ、ヒノキは無いので元々土に居ついていたとは思い難い。
堆肥では?

牛糞を作付けが変わる度に入れていたから、これが原因じゃないかな。
バークならどうだろう?

コガネムシのみならずカブトムシも大発生なんてことに・・・

牛糞堆肥が原因の虫害だとしたら、植付時の殺虫剤を考え直さなくてはいけないか。

2017年6月8日木曜日

タマネギの収穫 苦心の乾燥・保存

タマネギが本格的に倒れたのは5月の末。


さぁ、もういつ抜いてもいい状態。
6月1日の朝は雨だったからこのままもう少し置きたい。

天気予報では6日くらいまでは雨が無い。
抜いた後3日位そのまま天日干しするとしたら抜くのは3日か4日。

と計算し、毎日天気予報を睨んで4日の朝に「今日だ」と決定。
何せタマネギは生育よりも収穫後の乾燥が難しいから。

ということで、全部抜き取って根を切って庭に並べながら天日開始。
根は切らずに干す場合が多いようだけど、万一雨にあうと根が水を吸い上げるので切ったほうがいい。




出来損ないの特小サイズを別にして242個。
50kgくらいはあるのかな。

ここまでの作業はそれ程どうってことはない。
問題はこの先なのだ。

わが家には天日干しに向く場所はあるのだけれど、風乾(陰干し)できる場所がない。
作男の頭と手を煩わせ、何とかそれらしい場所に苦心の細工をしてもらってこうなった。



一応軒下のような場所で家の北側なのだけれど、位置が低いこともあって朝日と夕日が当ってしまう。
その対策で朝と夕方はこんな風になる。


忘れずに朝夕ごとにこの遮光ネットを降ろしたりめくり上げたりする必要がある。
ボケ防止に大いに役立ちそうだよ。

これで最後まで腐らずに保ってくれたら万々歳。
ここでまた気になるのが大きさ。

上の吊るし乾燥写真の最上段は、どれも400g~500gある。
なんでこんなに大きくなっちゃったのか?

砂地に植えたせいかもしれない。
原因は不明だけど、大きいからと手放しで喜べないのがタマネギ。

乾き難いから。
いつまでも水分を含んだままぐずぐずしていると、腐ってしまう。

そうなると沢山作った意味がない。
対策としては、大きい球から食べる、早く販売してしまうこと、だ。


7日には入梅した。
収穫のタイミングとしては、セーフ!

農作業は日和見と計算なんだね。


2017年6月6日火曜日

乾豆そら豆を作ろう

あまり多くの莢はできなかったものの、熟しだすと一斉なので食べるのが間に合わず、美味しい瞬間はあっという間に通り過ぎて、ぱさついた味になる。

このままじゃしょうがないので乾燥させることにした。
乾燥させて、来年のタネに。

種でもこんなにはいらない。
長野県の伊那地方に「お多福豆」という、惣菜なのかお菓子なのか、いや今時ならスィーツでしょうという豆の加工品がある。

これはたしかそら豆が原料だった。
これ作ってみよう。

こんな風に莢が黒くなるまで木に生らせたままに。

乾燥ソラマメ


ここまでになったら取り入れ、更に日にあててカラカラになるまで干す。

ソラマメ サヤごと乾燥

幸い好天続きだったので、3日くらいでカラカラの真っ黒になった。
そこで種用と豆で食べるものとを選別し、乾燥豆は殻から取り出す。

乾燥ソラマメ そら豆の種

種になる方は良質にしたいので、なるべく大きな種になるよう1つの莢の中に1個か2個入っているものを主に選んだ。

完全に乾いたらあとは湿気ないよう風通しのいい場所で保存すればいい。
お多福豆風の煮物は暇になったら、じっくりと戻してゆっくり煮ることにしよう。

ところでここまでの乾燥の仕方なんだけど、この方法で良かったかどうか?
乾くことは乾いたけれど、これで種として大丈夫かどうか自信はない。

ググッてみても信頼して良さそうな情報に巡り会えず、結局テキトーになってしまった。
サヤのまま乾燥させたのだから、死んでしまってはいないと思うけど。