2016年3月21日月曜日

ネギボウズ現る

やっぱり、というより「当たり前に」ネギボウズができてしまった。



畑で年越しをしたネギは、春が来て暖かくなればボウヤが生まれる・・これが生理です。

ネギ、タマネギ、ダイコン、キャベツ、ブロッコリー、セロリ、ニンジンなど多くの野菜は生育中に冬になり、そのまま春がくれば花が咲きます。
これらの花はもう何回も見ているのに、今更何を・・です。

植え替えたので、もしかしたらと淡い期待をしたのですが甘かったようです。

近くの畑では収穫されなかった野菜たちが次々と開花してます。今は主に黄色い菜の花が風に吹かれ春が来た、春が来たって歌っているみたいに周囲を明るくしてます。

「ある程度の大きさのときに低温を経験し、その後気温上昇すると抽苔(トウ立ち)が起こる」という野菜が多いのですが、トウ立ちにはこれだけじゃなくて複雑な条件の組合せがあり、種類によって時期がいろいろになるようです。

解りやすいページです↓
http://www.takii.co.jp/tsk/y_garden/spring/point05/index.html


タマネギは冬の間に大きく育ててはいけないと言われるのはこれが根拠なんですね。


さて、うちの九条ネギです。

前回(3月18日)のネギのところで書いたように「できた種を使う」方法を教わったんだから、実行のチャンスですよね。
たくさんはいらないから2~3本はこのまま成長させよう。後はボウズが大きくならないうちに摘み取って本体を使いましょう。硬くしないうちに。

2016年3月20日日曜日

また安物買いで銭を失ったかナ・・・難ありの種生姜・・・

「半額」の表示に釣られて買ってしまったショウガの種。


もう?
生姜の植付けはナスやトマトを植えつけた後じゃなかったかな。
ショウガってかなり温度が必要だから明らかに早いと感じながらも、この地はいままでの所と比べ何でも早いという印象が強いのと、「50%off」の表示に釣られ買ってしまった。



50%offの理由は、1箇所のカビ。
ほんのちょっとだけだった。



帰宅して記録を見ると植え付けは早くて4月末。発芽は早くて6月1日。
時間がかかっても芽がでればほぼ成功、なかなか出てくれないんです、これが。

それなのにこんな種を買ってしまって、まずかったかな?
「安い」という言葉に弱いんだなぁ。


ショウガは掘り上げてすぐの新ショウガを甘酢漬けにしたのを1年中ストックしたい。
それには市販品を使ったんじゃ高上がりで、手を出しそびれます。
だからなんとしても結果を出したい。



カビが出ている箇所はざっくりと切り取り、他にもちょっとあやしいと思う部分も削り取って、一まとめにして畑の隅の土の中でお休みいただきました。

専用のベッドができるまで。

結果は吉とでるか凶とでるか?

2016年3月19日土曜日

根深ねぎ 発芽間で2週間かかる

根深一本ねぎが発芽しました。
育苗用の土に種を蒔いて2週間、待ちました。



10日後には白い絹糸のような芽が2~3本見えたのですが、そこからここまで4日掛かりました。




3月初めから播種可能で、なるべく早く蒔くようにとの説明があります。
発芽までに時間がかかるので、なるべく早く蒔くようにということでしょうか。


このままここで育てて、畑に移すのはゴールデンウィークの頃がいいようです。
堆肥、石灰、リン酸肥料をやや多めにと。


8-8-8の化成肥料ではPのリン酸が足りない、と。


リン酸肥料とは・・さしあたり思いつくのは単肥では骨粉だけど、溶リンなんていうのもある。
単肥ではないけど鶏糞はPの含有率が高い。



手持ちの参考書で見ると
「リン酸肥料は全量元肥が基本」とゴジックで書かれている。

理由は・・・
作物は、リン酸を生育初期に必要とする。根が十分に伸びる前に吸わせて体内の細胞に蓄えておくと、その後の生育がよくなる。



追肥で使うものじゃなく堆肥などと一緒に植付け前に土に入れておかなくてはいけない。
忘れないようにしよう。


2016年3月18日金曜日

ネギの種まきはズボラがいい

午前中は晴れていたものの夕方からは雨。頻繁に降るようになりました。
それでも寒くはないです。


少々の行ったり来たりはあるけれど、ぐんぐん暖かくなり人々の動きも活発になってきたようです。
私もその一人?で、運動を兼ね近隣を見て回るための散歩の回数が増えてます。

昨日もより沢山の畑が見られるコースを選びながら出かけました。何か無理やりといった感じで銀行への用も伴って。

過去に会釈をした程度で会話まではしていなかったオジサンにまた会いました。
畑に入ろうとしていたところです。
明らかに家庭用と思える菜園。

一旦はまた会釈のみで数歩行きすぎたのですが、バックし思い切って声をかけました。


キヌサヤは紫色の花が咲いている。
ダイコンは葉をつけたまま数本立っている。
ネギが何種類か植えられている。
一番通り沿いには私が知らない野菜が植えられている。


声かけのきっかけとして、見たことのない野菜を指して「これは何ですか?」と尋ねました。
「かつお菜って言ってるけどナ」とやや自信が無さそうでしたが、続いて食べ方や成長の仕方などを説明してくれました。

これは、あとでネット検索しようと名前をしっかり頭に入れておき、次々と他の野菜についても質問。いやな顔をせずに10分ほど時間を割いてくれました。



かつお菜を持っていかないかと言われたのですが、入れ物がなく菜っ葉を掴んで銀行に入る分けにいかずお断り。これはちょっと残念でしたが、オジサンの話にはとっても収穫がありました。

その中のひとつが、ネギの種蒔きです。
太く白く育てるネギです。

もうじきネギボウズが出来てきます。
ネギボウズというのはネギの花、タネになる部分ですよね。

袋に入って売られているのは、ここから採取された種です。
採取し、乾燥し、保存したものを買って蒔いているんです、普通。


このオジサンは言いました。
「.タネのできたネギボウズは『家(うち)に持って帰っちゃだめだと言う』んだよ」と。
種が自然にこぼれるままにし、そこで芽を出させるのが一番だと。

でもそれでは収集がつかなくなるので、実際は事前に畑を(畝を)用意しておくのだそうです。

そうなんだ~。

そうやって地場の野菜を育てていくのか・・


採取した種を乾燥して、保存してという手間の掛かることをしなくてもいい。
タネができた時にはもう播種の時期が来ている、と。

これは都合がいい。


私は先日1本ネギの種を蒔いて、今ちらほらと発芽中。
これがうまく育ったら、言われたようにやってみよう。





さて今うちの畑にあるネギはというと
去年の夏植えた(ホームセンターで売られていた「乾燥九条ねぎ」)ネギが分岐を重ねて数は増えているのに硬く、食味が悪くなり、外葉の枯れも目立ってきたので植替えを思いつき、2月に1本ずつ別の畝に植え替えました。

2月中頃 こんな様子でした↓


葉を切り縮めて1本ずつ植え↓




一月弱でここまでになりました↓



植替え時期が適当だったかどうか全く調べることもしなかったのですが、果たしてどうか。
もしかしたらこの後すぐにネギボウズ誕生!になるかも。

1ヶ月の間に2度の追肥(化成肥料)と土寄せをしたのですが、成長が早い。
もう収穫を始めてみてもいいかなという大きさ。

九条ネギは植えるときは数本ずつまとめて植えるものだと、後で言われましたが
こんなに太く育つなら1本植えでもいいのではと、とりあえずこのまま様子を見ることにします。
なるべく白い部分を長くしたいから、頻繁に土寄せもして。


植替えの時に残ってしまったネギは、別畝の隅に移動させただけで放ったらかしにしていたら、成長が止まったままです。
もちろん順に食べてはいましたが。



肥料の効果がよくわかります。





そうそう、「かつお菜」。
ググってみました。

九州地方の特産で、高菜の仲間とか。
葉っぱ一枚が1メートル近くにもなって、高菜のような辛味はなく柔らかく美味しいと。

食べ方は主に炒めたり、煮たり。


煮た葉菜はあまり喜ばれないうちじゃ、消費できそうにないのでこれは知識のみに留めることにします。




2016年3月16日水曜日

タマネギに追肥をすべきかどうか?

今この辺りで耕作をしている畑では、どこも一面にタマネギ、タマネギ、タマネギ・・・
店頭では白い新タマが2月の頭から並んでいましたよ。

生育中、収穫中(抜かれたタマネギが畑にそのまま置かれている)、既に収穫を終ったもの(残骸や掘り返した土の色が変わっている)といろんな段階でとにかくタマネギだらけといっても言い過ぎではない。

一枚の畑が大きく、たぶん元は田んぼだったのかな?
プロの農家が多いのかな。
ふ~ん、ここはタマネギの産地なんだ。



産地であるかどうかには関係なく、わが家でも昨年11月に新しい土に植えました。
今までも毎年作っていました。


一昨年までは苗を買っていましたが、今回は種からの挑戦です。
蒔き時と定植時期が極短期だと教科書などでは書いているので、時期選びは緊張ものでした。



その時期を外すことなく無事に?育ちましたが、今肥料を追加しようかこのままで行こうかと迷っています。
苗から育てても同じなので、経験はあるからと気楽に構えていましたが、オットドッコイ!経過状況が違うじゃない。

植えつけたのは凡そ150本で、途中抜けたのもあるから120~130本かな。
それが全体でこんな様子です。

タマネギ 生育




近寄ってよく見ると
こんなに立派なところもあれば

タマネギ 追肥


こんな貧弱なところも

たまねぎ 追肥



追肥は年明けに2~3回だけというのが一般的なセオリーです。

これには訳があって
1、タマネギは栽培期間が長く、かつ肥料食いなので肥料を絶やしてはいけない
のですが
2、球が太ってくる春先には肥料を止めて水を絞らなくてはいけない
のです。

大食いだからと肥料を与え続けると、球は大きくなりますが水っぽくて保存が出来なくなるのです。
つまりこれは保存を前提とした晩生種の作り方。


うちのは明らかな晩生種(泉州中高黄)ですが、初期の育ちが思わしくなかったので12月のうちに少しずつ3回も施肥をしました。他の畝同様に元肥としての肥料が明らかに不足していたとの見方で。

その後も1月と2月に各1回ずつ。
これで回数だけは超過なのですが、成長不良の苗はこのままじゃたぶん一人前の球にはならないのでは、と思案中です。



こうして書いているうちに頭が整理できてきました。
成長不良の苗にだけ追加で施肥しよう。

もうすでに間に合わなくて水っぽいボカボカの小玉タマネギなるものも出来るかもしれない。
そうなったらそれから順に食べればいいのでは?



なんだ、簡単なコトじゃない。






2016年3月15日火曜日

葉物野菜の直播開始 コマツナ・ブロッコリー・ラディッシュ

昨日の雨で地面はしっかり水を含み、今日は晴れ。
3月も15日まで季節は進んで、ぼつぼつ直蒔きもできそうです。

手持ちの種ではコマツナ、チンゲンサイ、ラディッシュが播種適期になっています。
では、この3種を蒔くとします。


場所は---
あれー、無い。

あーでもない、これでもうまくいかないと作付け計画をグダグダ決めかねていて、結局用意してなかった。
ホウレンソウやダイコン用に準備の畝はできているけど、それらを蒔くのはまだちょっと早そうだ。

早いと解っているものを蒔いて失敗するより時期が合っているものを蒔くべきだよね、と一人合点し
急遽予定変更でホウレンソウやダイコン用の畝にコマツナ、チンゲンサイを蒔くことに。

こういうのを「現場合わせ」といいます。自慢すべきことじゃないけど私の得意ワザです。



これらはどれも難しいことはなく、既に元肥や石灰を敷きこんである畝に1cm程の深さの溝を作りそこにパラパラと小さな種を落とし、掘った土を戻し上から軽く押えて終い。

パラパラと蒔く種の量は「出来るだけ薄く」です。
沢山蒔くと後で間引くのが大変です。

間引いた菜も食べられるので、一食になるくらいの間引きができればそれもテではあるのですが、これらの葉物は一度に沢山収穫しても困るので、少しずつ何回かに分けて蒔きます。そうすると1回の間引き菜の量は知れたもの。味噌汁の実にはなってもおひたしや和え物は無理ですね。

今回の私の場合は、コマツナもチンゲンサイも1.5メートル程。
どっちも青菜なのでたぶんこんな量でいいのでは。


収穫予定は4月中~下旬頃かな。
うまく発芽したら4月中に2回目を蒔く予定です。




ところでこの種は去年の秋に百円ショップで購入したものです。
2袋で108円。

イタリア産で内容量10mg。
モノによっては量が少ない場合もありますが、そのほうが嬉しいんです。
1年、2年じゃ使い切れなくて捨てることになることを思うと、安いのは嬉しいです。

品質に差は感じられないし、野菜の種ってどっちみち輸入品ですからね。
ただ説明が荒っぽいので慣れていないものは要注意なのと、新品種は売られていないのが欠点です。

種 100円ショップ




作業ついでに、今育苗中のキャベツやブロッコリー用の畝に石灰を入れました。

先日芽を出したキャベツが畑にデビュー出来るのは3~4週間後でしょう。
だからまだ急ぐことはないのですが、石灰は早くても問題ないようです。

土のペーハーをアルカリに傾けるのが目的ですが、一旦PHを上げてしまえばその後ある程度はそのままの状態を保てるようなのです。

それと石灰にはいろんな種類があって、それによっては水を含むと(土に混ざると)発熱するものがあり、種まきや植え付けの直前だと害が出てしまうのです。

発熱するのはたぶん生石灰で、普通素人が家庭菜園で使うのは苦土石灰が一般的のようですからあまり神経質になるには及びませんが、直前ではちょっと不安になります(論拠はありません)。

今回私が使ったのはカキガラ石灰です。
カキガラ石灰は自然農法や無農薬栽培の場合によく使われます。土を固くしたくない為のようです。

その辺にこだわらなければ安い石灰で構わないんです。
私は自然農法や無農薬のつもりじゃないのですが、昨年秋にハズミで買ってしまい残っていたので使いました。


本当は散布量も計算して(土を硬くしないためにも)すべきなのですが、経験上こんなもんかな、でこんな感じに撒きました。
手前の畝3列がそれです。

石灰を撒く

ここには2月末に牛糞や米ぬかを入れてあります。
これを軽くうない込んで、再度形を直して終了。

どうせ入れる化成肥料も一緒に混ぜ込んでしまえば、鍬を振るう作業が1回で済むのですが、化成はあまり早くに入れると雨で流れてしまい効果が薄れます。

じゃぁ石灰は2月に堆肥と一緒に入れておけば、今回わざわざ鍬を使わずに済んだのに・・・
その辺は私の支離滅裂さであり、理屈ではないのです。
反省し、次回に生かします。


化成肥料は後で苗を植えつけるときに入れる予定です。

2016年3月14日月曜日

キャベツ、ブロッコリーが発芽・・土地柄か全国的な暖かさか

今日は一日雨。
朝目覚めたら降っていて、強弱のばらつきなく一日中静かにしっかりと降ったので、水の量としてはかなりになりそうです。

成長中の植物にとっては嬉しい雨でしょうが
裏の空き地は田植え前の水田状態。
うちの畑の中に埋めてある水中ポンプからも、頻繁にピューッ、ピューッと水を吐き出しています。



今年の冬は暖かい、とは言われているけれど。
試しに蒔いてみた種が芽を出しました。

四季どりキャベツ(味星)とブロッコリー(スティックセニョール)、玉レタス(メルボルン)の3種類。

3月5日に種をそれぞれポットに蒔いて、10日にはレタスが出、12日にはキャベツとブロッコリーもモコモコと顔をだしました。


レタス 発芽

ブロッコリー 発芽

キャベツ 発芽



特別保温らしいことは何もしてなく、ポットをバットに並べて新聞紙で覆い家の北側の軒下に置いただけです。
これはいつ蒔いても同じ手順。



3月にはいるとそれまでよりぐっと暖かくなり、この日から数日は最高気温が19℃~23℃と特に高かったということもあります。ベストなタイミングだったのでしょうか。


種の袋にはどれも2月から蒔けると書かれてはいますが、(保温すれば)とうい条件付と解釈していました。
プロじゃないのでさすがに2月に保温してまでやろうとは思いませんが、3月上旬で保温なしで発芽した経験はないのでちょっとびっくり。

やってみるもんですねぇ。